授業の渚 hu-12-2


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 フジ 12・2

Hi! Billです。

 もうすぐクリスマスだね。この時期は駅前の広場に美しいイルミネーションが点灯されて、とっても明るいんだ。

ぼくの近所のおうちでは、庭から二階の窓にむけて、流れるような電飾が! 毎日通るのが楽しみさ。


 さて、クリスマス気分にひたる前に、僕らは作文を書いてしまおう。今週は、どんな課題かな?

「人は生まれながらに」の感想文だね。これは作者から僕たち若者へのエールと言ってもいい長文だ。読んでいると、なんだか元気が出てきて、やる気まんまんになっちゃうよ。

 では、第1段落からいってみよう!

 要約は、むずかしかったら全体を3つにわけ、それぞれから一文ずつ抜き出す三文ぬきがきの手法を使ってもいいよ。



 第2、第3段落には、体験実例を入れていこう。ひとつめは、君自身の体験。君の好きなことや夢中になれることを紹介してね。

実は僕、ジグソーパズルが大好き。どんどんはめこんで、一枚の絵にする満足感、こたえられないよ! 

「誕生日に買ってもらった2000ピースのジグソーパズルを作り始めた。大海原にいるかが泳いでいる図柄だ。朝起きるとまず10ピースほどやる。最初はどこがどこだか全然わからないので、手探り状態だ。学校へ行く前にも少しやる。友だちが呼びにく

るぎりぎりまでやっている。学校でもふと気づくとパズルのことを考えている。授業が終わると、いつもはだらだらと話しながら帰るのに、パズルのためにとんでかえる。おやつなんかわすれている。夕ごはんになって呼ばれても、なかなか立ち上がれない。

床においてやっていたので半分くらいできたところで、妹が足をひっかけてほとんどが崩れてしまった。でも、僕はおこらずに今度は机の上に広げてやり始めた。土曜日などは、夜中までやっていた…」こんな感じでできあがるまで続きそう?!

 ふたつめの話は、できれば誰か他の人の話がいいね。または自分のうーんと昔のこと。

お父さんやお母さんは、こどものころ、どんなことに夢中だったんだろうね? 親や先生に勉強、勉強と言われていたけれど、実際に熱中したのは別のことで、それが今も役に立っている、なんて話があれば最高だね! もちろんともだちの話でもOK! プロ

なみに何かがじょうずな子がいたら、その子の熱中ぶりをきいて書くのもいいな。いるでしょう? 感心しちゃうようなすごい子。

そのほかの方法としては、世界の偉人・英雄の話を持ってくるのも手だね。そういう人たちは、子供のころから何かに熱中してい

たとか、驚くべき集中力があったとか、いろいろなエピソードがあるはずだ。

 第4段落、結びは「人間にとって夢中になるということは……」などと大きく考えてまとめよう。ことわざも忘れずにね。

「好きこそもののじょうずなれというように、人間にとって夢中になれるものとは、自らを高めてくれるものである」というようにね。

 ほかに使えそうなことわざは、

 「鶏口となるも牛後となるなかれ」大きな団体でしりについているよりも、 小さな団体でもその長となれという意味。
人に従属するよりも独立した方がよいというたとえ。

 「みずから省みて直くんば千万人といえどわれ行かん」自分が正しいと思ったら 、反対する者が何人いようと自分の考えを貫き通す。

 「太ったブタになるよりもやせたソクラテスになれ」




 それでは、今週もがんばってね、Let’s GO!