コケー♪
こんにちは。にわとりのコーチンだよ。 6月3週の課題。 今週は、自由な題名の作文か、「せかい一のふねをしずめた」の長文を読んで感想文をかくかどちらかをえらんでね。 今学期はじめて感想文の書き方を説明するね。 感想文をかくには、よく文を読んでおくこと。 「え? 長文は毎日声を出して読んでるからもういいでしょ?」 って? さすが、えらいなぁ。 でも、作文用紙に書きはじめる前にもう一度読んでね。 よんだら、<項目こうせい●はじめに絵をかく>で、絵をかいてみてね。 みんなほっきょくとなんきょくって、地球のどこにあるかしってる? 地球の上のほうにあるのが、ほっきょく。 下のほうにあるのが、なんきょく。 どちらも、とってもさむいんだよ。一年中こおりだらけなんだよ。 感想文を書くときのポイントは3こ。 (1)この話(長文)を読んで、いちばんおもろしろかった(ふしぎだった・おどろいた)ことをかく。 (2)この話(長文)の中で、自分のしっていることのにた話をみつけてかく。 (3)この話(長文)を読んで、思ったことをかく。 では、(1)からやっていこう。 きみは、この氷山の話を読んで、いちばんおもしろかったこと、ふしぎだったこと、おどろいたこと、はどこ? ・海の水が氷山になったわけではないっということ? ・海の水は、厚さ3メートルまでしかこおらないこと? ・なんきょくとほっきょくの氷山はかたちがちがうこと? ほかにもあるかな。 それを、 「この話を読んで、いちばんおもしろかったのは、…………です。」 という形でかいてみよう。 「ぼくは、この話を読んでいちばんおどろいたのは、海の水は3メートルよりも厚くはこおらないということです。」 コーチンは、ここがいちばんおどろいたんだ。 すごーく寒いところでは、海はカチカチにこおってしまうとおもっていたのだけれど、そうじゃなかったんだね。 海の底までこおったら、中でおよいでいたサカナは冷凍魚になっちゃうもんね。アハハ! あっ、このことも書いちゃおっと。 次ににた話の(2) これをみつけるのが、感想文でいちばんタイヘンなところかもしれないね。 自分だけで思いつかなかったら、お家の人ににた話があるかどうかきいてみるのもいいよ。 ひとつでもみつけられたら、バンザイだね。もっとみつけられたら、いくつもかいていいよ。 この話のなかのどことにた話があるかな。 ・しおけのある海の水はこおりにくいこと? ・海にこおりがはっても、その下の水はひえないでこおらないこと? ・たかくて、とがった形の氷山と、ひくくてたいらな形の氷山があること? 「わたしにもにた話があります。このまえ……。」 というかきだしでいってみよう。 「ぼくにもにた話があります。このまえ、ぼくはアイスキャンディーを作ろうと思って、リンゴジュースを器に入れて冷蔵庫の冷凍室に入れておきました。ふつうの水は1時間くらいでこおりになったのに、リンゴジュースは、なかなかこおりませんでした。しお水やジュースのように味のある水は、こおりにくいということです。」 どう、こんなの。 「海にこおりがはるとその下の水はひえないと書いてありますが、ぼくもにた話をテレビでみた事があります。氷の割れ目からペンギンが海の中へ入ってエサのサカナをとるために泳いでいました。」 ってのも思いついたよ。 テレビでみたことや本で読んだこと、だれかに聞いたことでにた話があったら、それをかいてみてね。 項目の<だいざい●名まえ・数字をくわしく>や<ひょうげん●たとえ>は、にた話を書くときにいれるとかきやすいかもね。 もちろん、そのほかのところにもどんどんいれていいからね。 最後は(3)の思ったこと。 ここでは、<しゅだい●思ったことをながく>ができるね。 この話(長文)を読んで、きみはどう思った? なんきょくのテーブルのようにひろい氷山のうえで、浅田真央ちゃんのようにフィギュアスケートがしたいと思った? ほっきょくの氷山のてっぺんはとがっているから、その上でころんだらいたそうだなと思った? なんきょくやほっきょくにきょうみをもった? 「わたしは、この話を読んで…………と思いました。」というかたちで、長くかいてみてね。 感想文をかくのって、たいへんなんだ。 だから、目標は200字だけど、それをクリアできたら、君はすごいってことだよ。 どうしても、感想文がむずかしかったら、いつものように自由な課題の作文をかいて、先生に送ってね〜。 じゃあ、またね。 コケ〜♪ ■保護者のかたへ 小学校低学年では、あまり感想文を書く意味がありません。 それは、小学校4年生くらいまで構造的に文章を組み立てる能力が育っていないからです。 感想文を時間をかけて無理に書かせるよりも、その時間を本を読むことに当てたほうがずっとよいくらいです。 カの課題では毎学期の最後の月に感想文の課題を設けていますが、それは小学校などで読書感想文を書くことがある場合のアドバイスになればよいということです。 |