授業の渚 sa-06-3


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みなさんこんにちは。今日は6.3週です。
サツキの課題フォルダでの勉強も残りわずか。
みんな、課題フォルダがボロボロになってしまうくらい長文を読んだみたいね。
立派立派!

さあ、今日は感想文です。
4月から毎月3週目に取り組んできた感想文。
どうですか? だんだんコツがつかめてきたかな?

今日の長文は鳥のお話でしたね。
毎日目にする身近な鳥たちのヒミツが書かれていましたよ。
じゃあ、さっそく説明を始めましょう。


さあ、この写真を見てください。
大きくお口をあけてお母さんがエサを運んでくるのをまっている赤ちゃんツバメです。
かわいいねえ。
みんなも見たことがあるんじゃない? ツバメの巣。
言葉の森の教室があるビルの階段にも、こんな巣がありますよ。

このツバメ、実は遠い南の国から海を越えて日本に渡ってくると書いてありましたね。
それも、フィリピンやインドネシアという、日本から遠く離れた国からやってくるのです。
知ってた? すごいよねえ。
そして、そんな長旅が終ってすぐ、日本で暮らすための巣を作って卵を産むんだって。
とってもタフよね〜。

ツバメ以外にもいろいろな渡り鳥が日本にやってきているって書いてあったよね。
南の国だけでなく、北の国からやってくる鳥たちもいるとも書いてあったわ。

これがその地図。


ツバメのように夏のあいだ日本で過ごすわたり鳥を夏鳥っていうのよね。
それから、秋になると日本にやってきて冬の間を日本で過ごすのが冬鳥。
カモやガンがその仲間だって書いてあるわね。

カモなんてよく見かける鳥でしょう? カモが渡り鳥だったって知ってた?

じゃあ、ちょっと問題を出しちゃおうかな。
長文の中にいろんな鳥が登場したね。
冬鳥や夏鳥、近くを旅する鳥、そしてまったく旅をしない鳥。
この4種類に分けられていたと思います。

じゃ〜ん。
じゃあ、この中で冬鳥はどれ?

長文を読めばすぐにわかりまーす。
すぐにわからなかった人は長文の中から探してみてね。


昔々、まだ鳥たちが海を越えて遠くに旅をすることが知られていなかったころ、アリストテレスという有名な哲学者は、ツバメは冬眠していると考えていたそうですよ。大昔から、鳥たちが飛び回る季節と姿を消してしまう季節があるということは人々に知られていたのですね。


それにしても、この鳥たち、どうして迷子になったりしないのかしら? 不思議!
方向音痴だったらとてもじゃないけど旅はできないわよね。

それから、海を越えて長い間飛び続ける力が、この小さな体のどこにあるのかしら? 不思議!
だってね、フィリピンの首都マニラまで、飛行機で4時間半かかるのです。
インドネシアの首都ジャカルタになると、なんと7時間半!

渡り鳥の中には北極と南極の間を行ったりきたりしている鳥もいるんだって。
それがこのキョクアジサシ。
ほんと、びっくりしちゃうわ。

休憩するところはあるのかしら?
食べ物はどうするの?
もう心配なことばかりよ。

それに、どうしてスズメやカラスは旅をしないのかしらね?
出不精なのかしら?


これはちょっと調べてみるとよさそうね。
百科辞典などを持っている人はぜひ調べてみてね。


さあ、感想文の書き方について復習しましょう。
感想文を書くときには、ルールにそって書くのでした。ね?

まず第一段落は

「このお話を読んでいちばん〜だったのは〜です。」

と中心を決めるのでした。いちばんびっくりしたのは、いちばんすごいとおもったのは、いちばん感動したのは、など、自分がいちばん心を動かされた部分を書くのでしたね。
項目の●中心を決める、を書くわけです。

たとえば、
「このお話を読んでいちばんびっくりしたのは、渡り鳥が遠い国からやってくることです。」

「このお話を読んでいちばん不思議だと思ったのは、どうしてわざわざ遠くの国にやってくるのだろうということです。」

そして第二段落。似た話を書きますね。

「ぼくにも似た話があります。ぼくの家にもツバメの巣があって毎年ツバメがやってきます。まるでふたごのようにそっくりなので、去年来たのと同じツバメだと思います。」
「わたしにも似た話があります。前にたくさんの鳥が列になって飛んでいるのを見ました。」

さあ、次は第三段落。
もう一つ似た話を書くか、お母さんなど身近な人に聞いた話を書くか。
もし両方とも難しかったら最後の手段、想像した話でもいいんだったね。
じゃあ、今日は想像した話で書いてみようかな。
これなら●もし〜だったら、の項目も書けるもんね。
一石二鳥。

「もしぼくが渡り鳥だったら、うまく目的地に飛べる自信がありません。なぜならぼくは方向音痴だからです。」
なんて書けたら完璧!

そして最後。
第四段落はまとめでしたね。

「このお話を読んで〜だなあと思いました。」

たとえば
「このお話を読んで鳥にはすごい力があるのだなあと思いました。」
なんていうのでもオッケー。
それから
「ぼくの知らないことはまだまだたくさんありそうだと思いました。」
なんていうのもいいね。


段落ごとに書くことをしっかり守ればこわくありませんよ。
とにかくひとつひとつの段落を完成させてみましょう。
目標の字数も書けなくて構いません。
それに、項目も入れられるところだけでいいです。

大丈夫、大丈夫。
ちゃんと書けるからがんばってね。


そうそう、これはおまけ。

わたしのママがこんなことを言っていたわ。

「わたしも渡り鳥のように子育てしやすいところで暮らしたいわ。」

みんなのママも同じようなことを思ったりしているかしらね?

それじゃあ、今日はこれでおしまい。
早速チャレンジしてみてね。