授業の渚 mi-07-3


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 ミズキ7月3週の課題の説明です。

 第一段落は、長文の要約と意見です。
 「人が生まれた瞬間に、親子の関係は宿命的にあたえられてしまっている。現代、親子という関係が問題化してきた。変化する社会のなかで親と子の経験がまったく異質化してしまった。社会が進歩し、変化するかぎり、親子のあいだには、大きな落差がつくられていく。安定した関係はグラつき、親子のあいだには一種の緊張関係がうまれてゆく。」というのがこの長文のポイントです。
 要約の後、「親子の断絶があっても社会が進歩した方がよいと思う。」などという意見を示します。(もちろん、反対の意見でもいいです。)

 第二段落は、一つ目の理由と実例です。
 「親子が同じ経験をしていくような社会では、子供が自立した人生を送れないからだ。」
 子供が親と同じような人生を送るのでは子供の成長はありません。親に頼らず、自ら新しい人生を切り開いていく方が子供はたくましく成長していくことができるでしょう。
 実例は、父は自給自足の生活をしてきたが、自分は会社勤めをして給料をもらって生活したいと思っているというような話を書いてみましょう。父親から狩りの仕方や火の起こし方などを教えてもらって、父親と同じような自給自足生活を続けるのでは進歩がありません。父親とは違う道を選ぶことによって自らを高めていきたいといった話です。

 第三段落は、二つ目の理由と実例です。
 「社会の進歩が必要とされる分野は、これからますます増えるからだ。」
 科学技術の進歩は留まるところを知りません。環境問題が深刻化している今の時代、今後は環境破壊をいかに食い止めるかという観点から、またさらに科学技術が発達していくことが考えられます。
 実例は、親の時代には必要がなかったものが自分の時代には必要不可欠になっているといった話を書いてみましょう。また、オゾン層破壊防止飛行船など、今は一般的でなくても、自分の子供の世代になったら普及しているであろうものを考えてみることもできそうです。

 第四段落は、反対意見に対する理解を示し、名言を引用しながら書き出しの意見に戻ってまとめます。
 「確かに、伝統的な社会にも良さはある。しかし、「脱皮できない蛇は滅びる」という言葉があるように、変化の激しい時代には、親も子も新しい関係を作るために脱皮し続けなければならない。」などと書けそうです。