授業の渚 ni-09-3


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(ニシキギ)

Hi! Billyです。今学期も残りわずか。
 もう少しで、「ニシキギ」の課題ともおさらばっていうわけだね。
 進級テストに合格した君は、10月からは「ヌルデ」の課題になるからね。

 さて、今日は、9月3週の長文の感想文課題だよ。長文は読んであるよね?

 今週の長文は、あいさつについての話だよ。人間と動物のあいさつの違いについても書かれていたね。僕は、こう見えてもブタだけど、人間の世界にも長く住んでいるから人間のあいさつのこともよーくわかっているつもりさ。

 長文にも書かれているけど、あいさつって本当に大事だよね。あいさつひとつで、人間関係がうまくいったり、いかなかったり……。誰かに会ったときや別れるときは、ちゃんとあいさつしなくちゃね。

 さて、では、書き方の説明だよ。

 第一段落は、長文の要約。大事な文をいくつか選んで、続けて書くだけでOKさ。

「人間の場合、出会いのあいさつ行為は、相手が以後仲よく共に行動してゆける仲間かどうかの、身元確認にもつながっている。私たちが別れの際にあいさつをする理由は、再び会う時まで、今別れる時と同じ親愛の気持ち、同一の帰属感を相手が抱き続けることを、あらかじめ確認しておきたいのである。人間と動物のあいさつ行動で大きく違う点は、動物は先の予測ができないため、別離のあいさつがないことである。」

 どうかな? もちろん、このとおりじゃなくてもいいよ。自分でここがポイントだと思う文をさがしてみてね。

 第二段落と第三段落は似た話。あいさつに関する話を書いていこう。

 君は、毎朝、あいさつをしているかい? もちろん、しているよね。学校に行くときに友達に会ったら、元気に「おはよう!」って声をかけるだろう? あたりまえのことのようだけど、もし、あいさつをしなかったらどうなるかなあ。

 君が「おはよう。」とあいさつをしても相手が無言だったら、どう思う? 「あれ? 怒っているのかなあ。何かあったのかなあ。」って心配になっちゃうよね。

 お互いにあいさつをすることで、一日を気持ちよく過ごすことができるというわけだ。

 たとえ、前の日にけんか別れしていたとしても、次の日の朝、明るくあいさつをすればもう仲直りだよね。

 別れのあいさつも大事だね。まあ、毎日学校で会う友達には軽く「バイバイ。」って手を振るだけだけど、転校してしまう友達には入念にさようならのあいさつをするよね。もうしばらく会えないと思うと涙が出ちゃったりするよね。う、う、う……。(T_T) あ、ごめん、ごめん。ぼくって意外と涙もろいんだよ。友達のシャンテンが北京に帰っちゃうときには大泣きしたっけなあ。

 まあ、とにかく、似た話は、こんなふうに、出会いのあいさつや別れのあいさつにまつわる話を書いていけばOKだよ。もちろん、動物のあいさつの話を書いてもいいよ。お父さんが帰って来ると、ペットの犬がちぎれるくらいにしっぽを振って出迎えるなんていう話さ。

 似た話の中にはたとえを入れるのも忘れずにね。

 第四段落はわかったことを書いてまとめよう。

 たとえば「あいさつとは、人と人とのこころをつなぐ大事な絆であるとわかった。」なんてどうかな? ちょっとかっこよすぎるかな。自分の言葉で、あいさつについてわかったことを書いてみてね。

 では、今日も元気に作文に取りかかろう。Let’s GO!!