授業の渚 hu-11-3


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 Hi! Billyです。

 だんだん寒くなってきたね。風邪なんて引いていないかい? ぼくはこのとおり元気はつらつ、オロナインCだよ。あ、間違えた。オロナミンCだよ。(^^ゞ


 さて、今日は、11月3週の長文の感想文課題だよ。長文は読んであるよね?

 今週の長文は、里山についての話だよ。里山というのは、日本人にとって、とても大切なところだったんだ。人々は、この里山で、木の実や山菜やキノコをとったり、薪を集めたりしていたんだよ。里山は、人の手が加わっているから、完全な自然とは呼べないけど、自然と人間とがうまく共存している場所だったんだね。大切に維持されてきた里山が今はもうほとんどなくなろうとしてる……。悲しいことだね。


 では、書き方の説明だよ。

 第一段落は、長文の要約。大事な文をいくつか選んで、続けて書くだけでOKさ。

「年寄りが行けるような身近な所に、薪採りのできる林があり、また、家のすぐそばには洗濯のできるきれいな小川が流れているといった、この素朴な集落の光景は、日本人にとっての一つの原風景といってもよいだろう。この里山の特色は、人間によってきわめて集約的に利用されながら、しかし、けっして消滅することなく、長く維持されてきたことにある。天上に唯一の神が在って世界を支配するのではなく、地上のあらゆるものに神々が宿るとみる心から、山や川までが素朴な信仰の対象になっていたのであった。」

 どうかな? もちろん、このとおりじゃなくてもいいよ。自分でここがポイントだと思う文をさがしてみてね。

 第二段落と第三段落は似た話。似た話の中にはたとえも入れてね。

 「里山」と言ってもピンと来ないかもしれないから、都会に近い自然の中でキャンプをした話などを書いていくといいよ。

 キャンプで、薪を拾って火をおこしり、山に行って、きのこ狩りや山菜摘みをしたことはないかな? 川でスイカを冷やして食べたとか、川魚を手づかみでつかまえて焼いて食べたなんていう話も似た話になるよ。

 それから、鎮守の森の話はどうかな? 鎮守の森というのは、森の中にある神社のことだよ。君の家の近くにはないかな? ぼくのうちの近くには舞岡八幡宮という古い神社があるんだけど、自然が残っていて、すごくいいところなんだ。境内に続く階段を上っていくと、そこだけ空気が違う感じがする。ぼくは、これこそがほんものの神社だと思ったよ。

 お父さんやお母さんの田舎に行ったときなど、田んぼの中に神社があるのを見たことはないかい? 周りは一面田んぼなのに、そこだけ小さな森のようになっているところだよ。水田に囲まれた鎮守の森だね。ぼくは、知り合いが住んでいる青森に行ったとき、電車の中からそんな光景を見たことがあるよ。

 あとは、「となりのトトロ」に出てくる自然の風景の話を書いてもいいね。あの映画、残念ながらぼくは出演していないんだけど、名作だよねえ。

 第四段落は一般化の主題でしめくくりさ。

 たとえば「日本人にとって里山とは、自然が提供してくれる温かい生活の場である。」といった具合さ。ことわざは、里山に遊びに行ったら、ゴミは持ち帰るということで「立つ鳥あとを濁さず」などが使えそうだよ。

 では、1000字目ざして、Let’s GO!!