小学生時代は多読を中心に

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書いた人はnaneさん 2001/01/19 09:15:15

コメント先: 軽い読書になりがち。本の紹介などの動機づけも( (森川林 さん) 2001/01/19 09:15:15:

 読書力の基礎になるものは、この多読によって身につく体力です。中学生以降は、難読が必要になってきますが、小学生のころは何しろどんどん読むという経験をしておくことが大切です。
 どうしたら子供が本を読むようになるかということについては、ほぼ結論が出ています。高校生対象の朝の10分間読書という運動が各地で行なわれていますが、これまで読書の「ど」の字にも縁がなかった子供たちがどうして読書をするようになったかというと、難しいテクニックなどは特になく、ただ大人が読書の時間を確保してあげたということだけです。算数の勉強を親が見るという場合は、わからないことを教えてあげる必要が出てきます。読書の場合は、「○時から○時まで本を読みなさい」「○ページ本を読みなさい」というだけです。
 しかし、このときに多くの親は、「読書でもしたら」という言い方をします。学校や塾の宿題があったときは「宿題をしなさい」と自信を持って言うことのできる親が、なぜか読書に関しては「読書でもしたら」又は「本でも読んだら」という半歩引いた言い方をしてしまうのです。その理由は、「無理に読書をさせてかえって嫌いになったら困る」とか「読書とは本来自分の意志で読むものだ」というこです。しかし、「無理に勉強をさせて勉強が嫌いになったら困る」という心配は普通しませんし、「勉強は本来自分の意志でやるものだ」と勉強を子供任せにすることもありません。
 子供が読書をするようになるかどうかは、親の言い方次第です。
 本の選び方については、小学生時代はそれほど難しくありません。書店に並んでいる「フォア文庫」や「青い鳥文庫」などを手にとって本の奥付けを見てみると、いつごろ発行されて何回印刷されているかがわかります。発行年数の古いものや何度も印刷されているものは、ほぼ例外なくいい本です。もちろん子供の性格によって興味のある本は多少違ってきますが、子供たちに人気のある本は大体共通しています。「宇宙人のいる教室(さとうまきこ)」などは、どの子も読み始めると一気に最後まで読んでしまいます。最近の話題の本では「ハリーポッター」のシリーズなども読み始めたら止まらない本です。高学年で本好きの子の場合、ミヒャエル・エンデの「モモ」や「果てしない物語」などを読み出すと、もうほかのことができなくなるということが多いようです。



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