いいところをどんどんほめる

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書いた人はnaneさん 2001/01/19 09:39:33

コメント先: ほめられて励みに( (森川林 さん) 2001/01/19 09:39:33:

 子供たちは、ほめられることが大好きです。
 小学校3・4年生のころまでは、読書と同じで、何しろ楽しく書かかせてどんどんほめるということが作文力を上達させるコツです。
 しかし、ちょうどこの小学校中学年のころは、ふざけて脱線しがちな時期なので、教える親や先生がその脱線をつい細かく矯正してしまいがちです。確かに、時には「こんなに棒を伸ばして書かない方がいいんだよ(「やったーーーーー」などと書く場合)」とか「『チョー楽しかったです』と書くよりも『まるで……のように楽しかったです』と工夫した方がいい文章になるんだよ」などとアドバイスをすることは必要です。しかし、年中欠点を指摘されるような勉強の仕方をしていると、書くことがだんだんわずらわしくなってきます。
 小学校時代に作文が嫌いになった子の多くは、熱心な先生に教えられ過ぎたという経験を持っています。また、子供にほかの上手な子の作文を見せて、「こんなふうに書けたらいいね」と言うのも禁句です。
 長文音読や読書で地道に実力をつけながら、ふだん書く作文についてはその子の作文のいいところをできるだけほめるという教え方をしていくことが大事です。

 しかし、小学校高学年になると、ただほめるだけでは勉強を意欲的に続けられなくなります。高学年になると、子供たちは困難なものや難しいものに挑戦することに喜びを見出すようになってきます。ランキングを見て、字数だけは何しろ長く書くとか、表現項目(たとえ、わかったこと)は必ず全部入れるなどという目標を自分で決めて書くようになるのもこのころです。ですから、この時期は目標を決めてその目標の達成度に応じてほめるということが必要になってきます。



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