ちくま少年図書館
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書いた人は●naneさん 2001/05/31 11:10:44
コメント先: 高校生向けの新書のリストを( (森川林 さん) 2001/05/31 11:10:44:
図書選びが最もしやすいのは小学校低中学年です。このころの読書環境は、良書も豊富にあり、学校で読書の時間も確保されておりということで、とても恵まれています。しかし、小学校高学年から中学生にかけては、この年代の子にふさわしい本が急に少なくなり、また受験や定期テストなどで読書の時間が確保しにくいこともあり、急速に読書離れが進みます。この時期に読書の習慣がなくなってしまう子が多いようです。
さて、高校生ですが、高校生が読む本は基本的に大人と同じと考えていいと思います。と言ってもハウツー的な本だけでは読む力はつきませんから、岩波新書、中公新書、新潮選書などの堅い本を自分の興味に合わせて読んでいくといいと思います。昔は三一新書のような高校生向けの新書のシリーズがありましたが、今高校生向けとして編集されているのは、岩波ジュニア新書とちくま少年図書館の百冊シリーズぐらいです。岩波ジュニア新書は、いい本もたくさんありますが、若者に迎合したあまり内容のない本もあるようです。ちくま少年図書館はどれも読み応えのある充実した内容ですが、売れないので書店にはほとんど置いてありません。こういう良書がもっと広まることを期待しています。ちくま少年図書館の中でも個人的におすすめの本は、「まるごと好きです(工藤直子)」「君たちの生きる社会(伊東光晴)」「新聖書物語(新井智)」などです。
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