小学校低中学年までの読解力は

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書いた人はnaneさん 2001/11/15 09:52:09

コメント先: 読解力をつける良い方法は?( (森川林 さん) 2001/11/15 09:52:09:

 小学校低中学年までの読解力は、読み聞かせも含めた読書量が少ないところから来ています。小学校4年生までは、勉強よりも読書を優先させるぐらいで家庭学習をしていくといいと思います。この時期までに多読をしていると、速読力がついてきます。

 小学校高学年になると、国語も算数も考える要素が急に増えてきます。この時期からは、多読よりも難読(難しい本を読むこと:言葉の森の造語)に力を入れていく必要があります。しかし、中学年までに速読力がついていないと、高学年になって難読をしてもなかなか成績に結びつきません。よく国語の問題で「○○という箇所はどんなことを言っているのか前後の文章から抜き出して答えなさい」という設問がありますが、速読力のない子は前後の文章をすばやく読めないので時間に追われて読み取れなくなるということがあります。

 速読力をつけるには、毎日の勉強の時間の中に必ず読書の時間を確保しておくことです。難読力をつけるには、長文音読を続けることです。読書は勉強時間の中で最優先して考えていくものですが、勉強の時間の最初に読書の時間を設けるとほかの勉強ができなくなります。勉強の時間の最後に読書の時間を設け、おもしろかったら寝るまで読むというようなかたちにしていくといいと思います。




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