子育てというのは
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書いた人は●naneさん 2002/02/21 10:37:36
コメント先: これからも良いアドバイスを( (森川林 さん) 2002/02/21 10:37:36:
子育てというのは、だれにとっても試行錯誤です。かつては、祖父母と同居していたり、地域社会のつながりがあったり、兄弟の中でもまれたりと、親以外の支えがいくつもありましたが、今は核家族化と少子化の中で、親が孤軍奮闘して子育てをしています。
よその家はどこもうまくいっているように見えますが、くわしく話を聞いてみると、どこの家でもそれぞれ悩みがあるようです。しかし、更にくわしく話を聞いてみると、失敗するところと成功するところは、多くの親にも共通しています。我が家(森川林)も、子供が二人、中2と高2になった今ごろになると、「あのときもっとああしておけばよかったなあ(笑)」と思い当たるところが多数あります。
子育てのポイントはひとことで言うと、愛情と躾(しつけ)です。私が今になって反省するところもつきつめれば、「もう少し愛情深く接してやればよかった」か「もう少しきちんと躾をしておけばよかった」のどちらかです。しかし、これらは、理屈として知っているだけではなかなか実行できません。いちばんいいのは、そういう家庭を実際に見学するか体験することです。
人間は自分が育てられたのと同じように子供を育てるものです。現在の親の世代はちょうど日本の敗戦によって、それまでの家庭教育の伝統がいったん断絶した中で成長しました。しかも、近年の情報機器の発達によって、自分自身が子供時代に経験しなかった環境で子育てをしています。子供のインターネットのし過ぎに悩んだり、携帯電話の使用料に頭を痛めたりと、新しい問題が次々と出てきます。大事なことは、これらを単に子育ての問題として考えるのではなく、その家の家庭文化の創造の問題として考えていくことだと思います。
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