現代の子育ては

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書いた人はnaneさん 2002/02/21 10:41:20

コメント先: 言葉の森新聞に助けられている( (森川林 さん) 2002/02/21 10:41:20:

 現代の子育ては、創造的に取り組んでいく必要があるようです。時代の変わり目で、しかも情報だけはふんだんにあるという状況で子育てをしていると、つい目先の変化に流されてしまいがちです。小さな変化に惑わされないためには、できるだけ遠くに目標を設定しておく必要があります。 

 今の親の世代は、大学受験が人生の大きな目標だったという人が多いと思います(私もですが)。それは、その前の世代の価値観の反映されたものでした。つまり、日本の社会では近代化以降一貫して高学歴が社会における高ポストの条件となっていました。だから、いい大学に入学すれば、それはそのまま将来を約束されたも同然だったのです。

 しかし、今、時代は変わっています。現代は、大学入学ではなく、卒業後の仕事を人生の大きな目標として考える必要があります。というのは、いい大学に入っても、もはやいい仕事は約束されていないからです。ですから、子育ても大学入学までとの関連ではなく、将来の仕事との関連として考えなければなりません。わかりやすい具体例で単純に言うと、これまでは成績さえよければ多少性格に問題があってもどうにかなりましたが、これからは学生時代までしか通用しない成績ではなく一生ついて回る性格の方を重視しなければならないということです。

 特に、仕事というものが、今後、会社への就職だけでなく自分で興すベンチャービジネスようなものまで含めて考えるようになってくると、子育ての基準も自ずから変わってくると思います。

 もう一つわかりやすい単純な例で言うと、よく受験期にそれまでの読書習慣をやめてしまう子がいます。また、受験が終わるとその反動で漫画解禁やテレビの娯楽番組解禁をしてしまう家庭があります(笑)。これは、受験という目標を大きく考えすぎるところから来ています。長い人生のことを考えれば、どんなに忙しいときでも読書は続ける、漫画やテレビは制限しながら接するという姿勢が必要です。

 これからも、こういう子育ての基本を、自分への反省も兼ねて(^^ゞ、書いていきたいと思っています。


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