アンケート葉書より(11)

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書いた人はnaneさん 99/12/10 13:03:15

 先日は学校の授業で詩を書いたそうですが、悪い例としてあげられてしまい、本人はショックを受けていました。
 言葉の森では、本の少しのことでもほめていただけるので、本人も作文を描くことが嫌ではないようです。何とかもう少しスッキリした文が書けるようにと焦らず待っているつもりです。
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 小学4年生までは、いいところをほめてはげますことで力がついてきます。そのほめ方も、ただ書かせてあとから思い付きでほめるというほめ方でなく、書く前に「たとえを入れて書いてみよう」などの指示を具体的に出して、それができた結果「よくできたね」というほめ方であることが大切です。
 ところが作文や詩の指導というのは、往々にして、事前の指導なくただ自由に書かせてみて、そのあと、先生が気がついた間違いを指摘するといったやり方になりやすいのです。
 ちゃんとした先生は、不用意に欠点を指摘するような指導はしないのですが、教えることにまだ慣れていないうちは、つい欠点を指摘することが指導だと勘違いしてしまうのです。
 作文の勉強のコツは、長文の音読で実力をつけながら、書かれたものについてはいいところをたくさんほめてあげるということに尽きます。
 「気長に待つ」というお母さんの姿勢は、とてもいいことだと思います。


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