アンケート葉書より(15)

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書いた人はnaneさん 99/12/10 13:05:35

 いつもていねいにご指導いただいています。ただ本人は作文の中心(言いたいこと)がまとまっているときと、そうでないときの差がわかっていないように思います。
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 構成を意識して書くというのは、実は子どもにとってはかなり難しいことのようです。
 遠足の話などで、「ゾウを見て、ペンギンを見て、そのつぎにライオンを見ました」と書くのではなく、「いちばんおもしろかったのはペンギンです」と書いて、ペンギンの話を中心に書くというのが中心を決めるというだというふうに子どもに説明すると、そのときはよくわかるのですが、ほかの作文を書くときは、また、次から次へと書いてしまいます。特に、男の子は女の子に比べてこういう傾向が強いようです。たぶん、女の子が描写的なことに関心が向くのに対して、男の子は記録的なことに関心が向きがちだからなのだと思います。
 言葉の森では、小5から説明文の感想文が中心になり、四段落構成の練習をするので、自然に構成はまとまってきますが、出来事中心の作文が多い四年生ごろまでは、中心を決めて書くというのは、むずかしいことが多いようです。
 勉強の仕方としては、むずかしいことは、できるにこしたことはないが、できなくてもかまわない、という姿勢で臨み、そのかわり得意なところはどんどん伸ばしていくということでやっていくとよいと思います。4年生は、構成ができることも大事ですが、それ以上に、表現の力をたっぷりのばせる時期ですので、書き出しや結びの工夫をどんどんしていき、それをほめていくことを重点にしていく
といいと思います。


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