「もの作りのおもしろさ」というテーマで
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書いた人は●naneさん 2000/10/03 07:06:04
次のような質問をいただきました。
====以下引用
>今僕は高校3年生で小論文を書いています。いま「もの作りの楽しさ」というのをテーマに書いているのですが、いっこうに何を書いていいのか分かりません。なにかいいアドバイスでもしていただけないでしょうか?
====ここまで
これは、テーマの方向がかなり絞られているので書きやすいと思いますが、例えば「もの作り」や「もの」や「作る」というようなテーマだった場合、これはいわゆる象徴的なテーマということになります。
考え方としては、(1)自分の生き方に結びつけて考える、(2)社会のあり方について考える、の二つの方向があります。もちろん両方をミックスして考えることもできます。
今回の質問の「もの作りの楽しさ」は、自分の生き方にウェイトを置いたテーマ設定になっていますが、これを単純に、子供のころの料理作り、工作などの楽しさの体験だけで書いてしまうとやや幼稚な文章になる可能性があります。
今の日本の社会のあり方にも関連させて考えていくといいでしょう。
つまり、これまで日本は工業立国ということで発展してきました。日本のもの作りの水準は世界一です。
しかし、最近の雪印事件、H2ロケットの打ち上げ失敗、新幹線のトンネル壁崩落事故などを見ていると、もの作りの水準が低下しているように思えます。
その背景としては、社会の風潮で「もの作り=3K」という意識が生まれつつある、学校教育でも受験の知識優先などのために実験や実習などの時間をあまり確保できないという状況がある、などが挙げられると思います。
第一段落で、もの作りの体験と、もの作りの必要性という意見を書き、第二段落で、現代の社会がもの作りを軽視している背景を書き、第三段落で今後の対策を書き、第四段落で、書き出しの話に戻ってまとめる(確かに・・・という反対意見に対する理解もひとこと入れて)、というかたちでまとめていくと書きやすいと思います。
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