考えられそうな問題

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書いた人はnaneさん 2000/12/24 06:20:14

コメント先: 人間の五感naneさん) 2000/12/24 06:20:14

 五感というものはアナログ的に見えるが、実は脳に送る信号としてはデジタル化されている。
 またそのデジタル信号になる以前にも、ひとつの感覚というものは、いくつかの要素の組み合わせとして受信されていると考えられる。例えば、触覚でも、皮膚の中に痛点、冷点、温点などがあり、あるモノの触覚はそれらの要素感覚の総合化されたものと考えられる。同じように、視覚も、明るさを感じる細胞と色を感じる細胞のように視細胞のレベルで既に分業が行われている(これは分業ではなく補償的な機能かもしれないが)。このように、感覚というものが受信されたあとにデジタル化して脳に送られていることが、バーチャルリアリティというものを可能にしている。最近アメリカで目の不自由な人のために脳に直接受信器官を埋め込んで視力を回復させる技術が開発された。こういうことは当然ほかの器官に関しても(例えば耳の不自由な人などにも)行われうる。
 ここで、いくつかの問題が考えられる。
(1)視覚や聴覚はある程度デジタル化された要素が推測できるが、嗅覚や味覚はどのような要素の集合なのか。
(2)色はテレビ画面などでは三原色の組み合わせとして再生される。音は波形振幅波長の組み合わせとして再生される。しかし、こういう送信側のデジタル化のされ方と脳の受信側のデジタル化のされ方はたぶん異なる。では受信側ではどういうかたちでデジタル化されているのか。
(3)視覚の分野では錯覚というものがあるということがいろいろなかたちで例示されている。他の感覚にも同様な錯覚はあるはずだがそれは(視覚の錯覚から類推して)どのようなものと考えられるか。
(4)視覚は光を聴覚は空気の振動を媒介にしているが、他の感覚器官、更に第六感と呼ばれるものは何を媒介にしているのか。
(5)人間の感覚には数多くの大きな音の中にある小さな音を聞き分けたり、複雑な味の中にある微妙な味を嗅ぎ分けたり、多様なものの中にあるわずかの差を見分けたりする能力がある。これらは感覚能力の中に受け身の受信器官だけでなく能動的な検索器官があるからではないか。

 などなど、思い付いたことを適当に。(^^ゞ



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