毎月の森リン大賞

森リンの丘

 
 新小1の生徒は、パソコン入力した人がまだ少なかったので表示は1人だけでした。

5月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部54人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ばんぱくきねんこうえん 59 39941435281

 

5月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部86人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 わたしのおそうじとうばん りまい 68 40346546789
2 サッカーのしあい はくし 67 61041527292
3 イルカトレーナー体けん 清良 66 51743506187
4 ユニバーサルスタジオ きよれ 65 40139526874
5 かいぎ なめに 64 44547436181
6 足ならし イナズマイレブン 64 63538445881
7 アドベンチャーワールド 大悟せい人14ごう 64 30546495892
8 学校たんけん ルビー 64 39841435884
9 河口こにおとまり あみやきテー 64 90143435483
10 うれしかったこと あじさい 63 44044465677

 

5月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部119人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 「カッキーン」となるバット とらたいがくん 75 61844678387
2 六こう山ぼく場での一日 パンダ 73 82242449579
3 しおひがり リリー 72 64239577687
4 国際宇宙ステーション みやま 72 72743496599
5 ゴールデンウィーク アリス 70 75739518084
6 スカイバスでゴー おはなちゃん 70 61139537383
7 牛のお通りで電車が止まるを読んで るりん 70 709445171103
8 土星を見たよ なりえ 70 82146486781
9 みとめる心 みるく 70 64149496676
10 5月3日のしおひがり きれむ 69 77044447280

 

5月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部165人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 食いしん坊ペッパー きゅうちゃん 78 96646609496
2 学校と私がかっている生き物 さくらんぼ 76 72749499179
3 ABC 「DE」料理を作った なみま 76 77637558792
4 ショコラァ ドラゴン 75 82551498077
5 だんご虫パラダイス スマッシュ 74 80941447987
6 においがくさいカメさん きほち 74 87651487084
7 夕飯作るぞ! あや魔女 73 87644457483
8 昔の人のちえ りすっぴ 73 73647526586
9 ゴールデン・ウィーク・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン きろせ 72 58443647190
10 ノラネコふわのちゃん みおコロネ 72 111543456986

 清書のときは、項目は入っていなくても◎になります。「書き出しの工夫」などは入れずに清書を書きましょう。

5月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部121人中)


動物のよさ
スヌーピー
 それはシャベルそっくりで、じつに巧みに、すばやくトンネルを掘ることができます。掘って掘って掘りまくり、ミミズを食べて食べて食べまくるモグラの生活を可能にしているのが、モグラの「シャベル」なのです。哺乳類のそれぞれの種のからだには、その種の生活の実体を象徴的に現しているしくみがそなわっています。〈書き出しの工夫〉
 私がこの話を読んで心に残ったことは、哺乳類には、何かしらの使える道具が備わっていることだ。例えば人間の役にはたっていないといっても過言ではないナマケモノという動物にも、ナマケモノにとってはいいものが備わっている。それは、「かぎ爪」だ。
 ナマケモノはほとんどの時間を木の上で寝て生活する。そのために、木から落っこちたりしないように、まるでナイフのような鋭いかぎ爪が備わっているそうだ。〈たとえ〉だから、哺乳類には、その種にあった「何か」が備わっていることがわかった。
 私の似た話の一つ目は、モグラの実物を見たときの話だ。先週に学校の行事で長野の荘に行った時の話だ。荘周辺をみんなで歩いていたら、アズマモグラが車道ではなく、山道にグターと倒れて死んでいた。
相当気持ち悪かったけれど、よく見てみたら目がなくて、本当に前足がシャベルのようになっていた。多分それは、土の中で生活するモグラにとっては、目は必要ない物だから退化し、シャベルのような前足は、穴を掘るために必要なものだから、今もあるのだと思う。だから、モグラな体は、モグラが生活しやすくなるように自然にできたものだとわかった。
 もう一つの似た話は、サファリパークに行ったときの出来事だ。草食動物ゾーンに入ったら、シマウマとキリンがいた。それで、よく見たら、シマウマがみんなでかごの中のエサを食べているときに、他にキリン専用の高いエサ箱があるのに、キリンが低い所にあるシマウマのえさをあの長い首を曲げて大変そうに食べていた。
 キリンはあの高い首を生かして、高い所にあるおいしい葉を食べているのに、シマウマと一緒にがんばって食べていた。自分の長所をもっと生かせばいいのにと思った。〈体験実例〉
 人間は、手があるから、物や機械をつくることができる。しかし人間がつくった機械などの物は、環境に悪くエコではない。それに対して、その動物のためにつくられた効率のよいものは環境に優しい。
だから、人間も動物を見習って、エコな物をつくり、役立ててほしいと思う。動物は、環境に優しく効率の良い事をしていることがわかった。〈わかったこと〉

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 動物のよさ スヌーピー 81 104953627987
2 犬のさんぽになぜリール? なっち 80 92939728483
3 みんなのシンボル フックー 80 95542607890
4 動物の特徴 きなこ 79 88141689487
5 大晦日に福を叫ぶ メゾピアノ 79 97344698686
6 エルモの人形、大笑いの話 ショコラ 79 128741617883
7 空高く舞い上がった丸いちょう 聖母マリア 78 117449476889
8 家族で野球 アキレス 76 85547547983
9 にゅるにゅる? 海太郎 75 84247467192
10 人間と動物たち きそな 75 91746506880


5月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部120人中)


日本語ッテムズカシイデス
かこちゃん
 どこの言語も初めは内輪の言語、部族言語だが、それが外国に広まりだすと、外の視点が入ってきて言語の刈りこみが行われてくる。だから、日本語を世界へ広めるためには、まず、外の視点を取り入れた日本語辞典をつくることだ。そのためには、日本はこらからどうやって日本語を刈りこんでいったら、国際普及の日本語になるかということを考えなければならない。わたしがこの話を読んで、一番そうだなと思ったのは、日本語を世界に広めるためにはもっと分かりやすくしなければならないといううことだ。なぜなら、テレビでも外国人が
「日本語ッテムズカシイデス。オモシロイノデスガ、複雑デス。」
と言っているのを見たことがあるからだ。
 わたしの通っている英語教室の先生は、外国人だ。日本語は少しくらいなら話すことができる。ある日、英語の文章を日本語に訳したときのことだ。「No, it isn’t.」 という文章を先生が、日本語でこういう意味だということを教えようとしてくれた。先生は慣れない日本語で、
「いいえ、そうですまん。」
と言った。わたしと一緒に習っている友人は、急いで頭をフル回転させて、先生は何を言いたいのか考えた。そして声をそろえて、
「いいえ、ちがいます。(?)」
と言った。先生は、
「そうそう、そう。日本語はムズカシイ。」と困った顔をした。
 また、外国人が日本語を学ぶとき、困ってしまうと思うのが方言である。なぜなら、方言というものは、一部の地いきで使われるもので、日本中で使われるものではないからだ。ある日わたしは、「はじめての秋田弁」というマンガを読んだ。秋田県へ引っ越してきた女子高校生が、周りの友達や先生から秋田弁を教わるというストーリーだ。よく使われるのが、「がっこ」、「せば」、「けれな(けねが)」だ。
「がっこ」とは単に、「漬け物」のことだ。「せば」というのは、「そうしたら」という意味だ。例としては、
「これをどうする?」
「せば、こうするか。」
という感じだ。「けれな」は、「?してね!」という意味だ。「けねが」は、「?してくれないか?」という意味だ。例として、
「わたしに何でも頼んでけれな!」
「せば、これを持っていってけねが?」
という感じだ。おもしろくてどんどんマンガを読んでいくうちに、これは日本語なのか!?と疑ってしまうような言葉まであった。
 わたしはこの話を読んで、日本人にとって日本語というものは、地方によっていろいろな方言があって、とてもなじみのあるものだと思う。しかし、それを広めていくとすると、もっと分かりやすく、外の視点を取り入れていかなければならないものだと思った。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 日本語ッテムズカシイデス かこちゃん 83 110052667283
2 いいところを残して ききほ 80 95053667381
3 3月11日の地震で・・・ きりら 80 124558667086
4 ウェーブ&サッカー Qちゃん 79 90847618796
5 切手コレクション まーりん 79 95343617881
6 笑いの人生 りょうたろう 78 1324495810487
7 日本語の難しさ なぞのたびびと 78 120147829486
8 『私のコレクション』 ぴょんぴょん 78 136244699392
9 k言葉で表現難しい 四葉のクローバー 78 117943618586
10 集め物 がいあ 77 68142708981

 
 1位、2位、3位の作品は、それぞれ要約の部分が多かったので代表作品にしませんでした。清書のときは要約の部分を自分なりの実例と表現で書いていきましょう。
5月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部97人中)


個人と集団
ミス・バニー
 小さな個人の集まりが、大きな社会を作っているということはつまり、個人をなしにして大きな社会はないということである。しかし砂粒集まって砂山を作り、動物や植物の体が無数の細胞から出来上がっているのと同じではない。一人一人の人間は、喜ぶことや悲しむことができ、自分が中心になって他のものまで動かすことができる。それが人の個人の集まりであって、喜ぶことも悲しむこともできない砂粒や、生きていても自分で考え行動することのできない細胞とも違うのである。
 私は去年、小学校の時の運動会で「心を一つに」の真の意味をはじめて知った。それまではただ、「心を一つに」を運動会などの団体で協力する場でキャッチフレーズに入れるとかっこいいと思っていた。そして去年のリレーチームの目標として「心を一つに」を入れた目標をクラスで立てた。表面上は、響きもいいし様になっているので私たちクラスメイトは満足していた。しかしそこで、当時担任の金八先生の様なTeacherが、「それじゃあ、お前たちは心をもぎ取って合体させるんだな?」といってきた。もちろん私たちは困惑した。そんなことを言う先生とは初めて出会ったし、大概の先生はこんな目標を立てたら「やっぱり○組は違う!すごい!」と絶賛してくれていたからだ。そこで、Teacherがあるゲームをしてくれた。そのゲームで分かったことが、何かの目標に向かってお互いが努力した結果、心が一つになるということであった。はじめから心を一つにすることが目標ではなく、努力して頑張ったら心が一つになるということをTeacherは言いたかったのだ。
 学級では毎日とはいかなくとも、話し合いや討論の時間があるだろう。討論をするにあたって一番良いのは一人の意見がもっとも最適なものであることだ。しかし、実際そううまくいくことはめったにないし、一人の意見を採用するのであれば誰かが決めるのと同じで、討論とはいえないだろう。ではなぜ討論をするのか。それは一定の考え方の個人個人の意見を知り、自分の思いもよらない奇想天外な意見から自分の考えを客観的に見るためだと思う。三人寄れば文殊の知恵。個人では堅い考え方を集団は柔らかくする。
 人間にとって集団社会というのは、ひろい考え方ができる場所だ。一人一人の力は弱く、小さい。しかし、一人が二人に、二人が三人の集団になることによって、強い大きな力が生まれる。日頃すべてを集団社会で暮らせということではなく、固い考え方の殻を破って沢山の考え方を知り、する事ができる集団生活の場も大切にしていきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 自分で決める本当の価値 かふた 84 111556708487
2 全ての動物に学習は必要不可欠であること ブレイド 84 96957688197
3 「間」の使い方 元親 83 111257658180
4 個人と集団 ミス・バニー 83 106652757381
5 自然との共存 けん道少年 80 84453759190
6 スーパー間ン コレルリ 80 108053668787
7 保護,共生,破壊 まかじろう 79 64448858887
8 間の大切さ ちはや 79 99547637580
9 学んで損はない けん 79 90454607286
10 自分から見たら… ゆきんこ 79 80459727289

 

5月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部78人中)


生活習慣
ヴァン
 生活習慣とは周り友人や家族などさまざまな人々によって形成されていくものである。他にも自身の性格や、趣味、周りの評価によって、変わる。それによってさまざまな文明や文化が誕生する。やはり、その発展もさまざまで自然と共に暮らす文明もあれば、その頭脳を生かして、自分たちの生活に役立てたり、それによって、、治らなかった病気などが治せるようになることで文明がより発達することで子孫を残しやすくすることができる。だが、そういうものの発達によって遊戯の場が増え、遊び方も増えてしまったがゆえに最近の人々の心や、頭脳が堕落してしまっている。やはりすべての物事には長所と短所があり、上記のように科学文明の長所は自分自身の延命や、生活の利便性など人々の生活に便利な機能が増えるが、かえって自身が持ち前の頭脳が生かされなくなってくるので、脳がなかなか成長しないので人間の頭脳がだめになってしまう。かえって、自然の中で、暮らしている民族などは、勉強こそしないものの頭脳が発達していないので家電などの高度な技術を使えないので、頭脳が今ある数値よりも下がることは無いだろう。だが、そういう民族は、頭脳が発達していないので都会のような便利で豊かな生活を営むことができないので、食べ物一つ手に入れるのにも、少し遠いところに行くにしても、相当不便なはずである。ちゃんと健全に鍛えて、まともな体ではない人や年配の方にとっては相当な重労働である。なおこういう民族は財力が無いので、大怪我したときなどは金が無く、大変である。こういう面では自然の生活はとても苦しく、かつ、苛酷な環境だと思われる。
 しかし便利で快適な生活もよい。やはり、科学が進歩することで一番喜ぶのは年配の方や体に障害がある人たちである。体が不自由ならば満足に普通の生活が営めないので、こういう技術が必要なわけである。ただ、技術だけがあっても意味がない。ちゃんと、年配の方には働けないので、年金や、老人ホームなどがあり、不自由な方にはそういった施設や、医療機関などがある。このように最新技術が良い方向に使われているのはうれしいことである。
 しかし、機械化されていないシンプルな生活も良い。機械に囲まれて生きていては、頭も余計に使うし、さまざまな機械の操作方法や、信号の意味などたくさん覚えなくてはならない。さらに余計なものに囲まれて生きているせいで本来は発生しないはずの病気などにかかってしまう。しかし、そのままの自然を生かして生活している人々はそういう病気にかかりにくい。しかし、前述したように、体が不自由な方にとっては多少厳しいと思う。
 確かに、最先端技術も、それに頼らず生活することも大切である。だが、本当に大切なのは、「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」という言葉があるように、科学も自然もうまく分かり合えるような人間にならなくてはならない。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 生活習慣 ヴァン 87 122269828183
2 本当の生き方 あまぐり 87 119168637389
3 外国語を学ぶために 織田信之助 85 107856888890
4 本当の便利 カモミール 85 118864657293
5 アワー・ファーザー ことのは 83 1318569610389
6 自分の最善の道 なるか 82 117053758286
7 人間らしい生き方 はるかぜ 81 105254829287
8 機械化された便利さとシンプルな生活 シャドウマリオ 81 87554708196
9 ビエェェ?ンと大陸 ピルル 81 115644606889
10 見直し けやき 80 87146778484

 

5月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部56人中)



原石に輝きを
さくら
 人々が毎日のように出すゴミは本当にもう役に立たないものなのだろうか。不要なものなのだろうか。空のペットボトルから私たちが着る洋服に変化したり、古紙が新しいコピー用紙にできるようになった今、ゴミも大切な資源の一つになっているのだろう。もう何にもリサイクルできないように見える生ゴミでさえ、堆肥として使えるということを総合の授業を通して改めて実感した。後日、家庭科の調理実習で調理した総合学習の一環として生ゴミを混ぜて作った土から収穫できた野菜は新鮮だった。人工的に作られた肥料を大量に使うより、環境にとっても良いのではないか。わたしはゴミや美しくない原石に輝きを与えられるような人になりたい。
 第一の方法としてはそこにあるものの良い面を見つけようとする心構えでいることだ。球技大会でクラス内で作ったソフトボールチームは、スポーツが得意な人が多いとはお世辞にも言えなかっただろう。むしろ苦手な人が多く、最初からベンチ入りを希望する人が何人もいる程だった。しかし、ルールさえ知らない人が多かった私のチームが、年上の、最終的には優勝したチームと互角に戦えるようになることができたのはなぜか。それはメンバー全員がほかのメンバーそれぞれの良い面を探すことができたからだ。悪い面を探すことは簡単で、人は悪い面が先行してしまうが、その裏には、必ず良い面が隠れている。チームの空気も最初は微妙な空気が漂っていたが、本番が近づくにつれ、一致団結していったと思う。ある人は走ることは得意でなかったが、送球された球を取るのが得意だった。したがってその人のポジションは一塁になった。これは話の一部分でしかないが、私は個人の力が最大限に発揮できるようなチームになりたいと思っていた。結局、ゲームは無念に終わったが、何ヶ月も経った今、後悔はあまりない。
 第二の方法として、マイナス面を見つけては直す原点主義の教育のような今の社会風土を変えていくことだ。あの偉大な発明家エジソンは幼い頃学校の先生に些細なことで質問することを繰り返して、授業の妨げになったため、学校を辞めることとなった。しかし彼の発明は世界各国の人々を幸せにしたであろう。これは幼少期の不明な点はどこまでも追及していくといった彼の探究心のおかげだと思う。学校ではエジソンはマイナスな評価をうけていたが、エジソンの行動が本当の意味でのマイナスであったか、と考えるとそうではないだろう。結果的に文明の発展に貢献した彼の人生でに発明をみると、その行動は世界の人々にとってプラスであったといえる。
 確かに今ある悪い面を直すことは大切である。しかし「勝負に勝つためには、苦手をなくすことよりも、得意技を持つことである。」という名言があるように、もともとある良い面を伸ばすことはそれ以上に大切なことだ。その方法をいかに上手にするかが問題であると思う。私は一見ゴミのように見えるものの役割を見出し、豊かに発展させていけるような人になりたい。原石は時間をかけて磨きつづけて初めて美しい宝石になるのだから。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 原石に輝きを さくら 89 126558848696
2 ニーズかウォントか かまむ 88 123462708283
3 熱中時代 文鳥 88 140667708084
4 表現の入手 ハオハオ 87 129761789392
5 表現 シャミ 86 117453727392
6 「間」の力 こさあ 85 124961859787
7 夢中になる タケル 85 118952617389
8 「ウォント」と「ニーズ」の違い えみり 85 129157617290
9 熱意を大切に ai 84 122266656793
10 「want」の力 チョコ 83 109253637887

 
 それぞれの段落の書き出しの1マス目が空いていないのは、ワードなどで書いたためだと思います。いったんメモ帳などにコピーしてマス目を開けてから作文の丘に送ると正しく表示されます。
 また、清書の字数は1200字を少し超えるぐらいを目安にして書いていくとよいでしょう。

5月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部75人中)


選択するということ
さくら
私は自分が本当にしたいこと、つまり自分な内部から湧き出るウォントを自ら選択し行動する人間でありたい。
その方法としてまず第一に「自分で考える」ということが挙げられる。最近、渋谷のマクドナルドでとても面白い光景をみた。「何を食べようかなー。ポテト食べたい気分。Lサイズくらい食べられるよね。あー、でもカロリーたっかいなー。」とか思いながらレジに並んでいた。私の目の前にいたのは、若いカップルだった。そのカップルが注文するとなったとき、男性の取った行動がとても面白かった。その場で食べていくのに(つまりイートイン)自分の注文を決められず、なんと彼は、彼の母親らしき人物に電話をかけたのだった。混雑しているのにも関わらず、彼は「何がいいと思う。」とかなんとか悠長に電話している。彼女らしき人の刺すような視線にも全く気が付いていないし、私の「早くしろよ!」と醸し出している不機嫌オーラにも彼は気が付かない。結局、彼はチーズバーガーセットを頼んでいた。世間にはファーストフードに行っても自分の注文も決められない人がいるのかと驚いた。何故彼は自分で決定できないのだろうか。あくまでも憶測にすぎないが、今まで彼は自分で思料することなく全て母親に決めてもらっていたのだろう。勿論母親にも非はあるが、考えることを放棄したという点においては彼の責任だ。自分の思考の放棄は本当にしたいことの放擲につながると思う。そもそも自分で思量しないので“自分の本当にしたいこと”という概念自体が存在し得ないのかもしれない。“士農工商”という身分制度があった江戸時代において、「将来何になりたいですか。」という質問が存在しなかったように。選択肢が一つしかないことは不自由だと世間一般には思われている。しかし選択した結果に対する責任からは逃れることが出来る。ゆえに、その意味においては選択肢が一つしかないことは自由だ。しかしながら、いつまでも自分の代わりに決定してくれる他者や外的要因はいつまでも存在するわけではない。何故かというと、母親は自分より先に死ぬ可能性が高く、またネオリベラリズム的改革、所謂構造改革を現在も推進している日本では規制緩和が急速に進み外的要因は取り払われつつあるからだ。これからは自己決定の時代、つまり何でも自分の努力次第、自己責任の時代となるのだ。何にでもなれるということは希望がある側面、自分が努力しなければ何にもなれないという不安定性を孕んでいる。要するに自己のレゾンデトールを示すためには“何か”にならなければならない。“何か”を決定する他者はますます少なくなるので、自分で決断する必要が出てくる。そのため、人は自分自身に問わざるを得なくなる。言い換えれば“自己に問う時代”となるのだ。「自分で選べるのなら、なるべく他人より良い結果を選びたい。」これは、人間なら誰しも思うことだろう。端的に言えば自己優位性は多かれ少なかれ誰もが持つということだ。決断という行為をしたら結果を受け止める責任が生じる。というのも行為と結果は不可分だからだ。より良い結果=自分のしたいことを求めるのなら自己を内省し、慮るべきだ。自ら選択する社会を生きる上で「自分で考える」というのはますます重要になるだろう。
また、第二の方法として「責任を取る」ということが挙げられる。具体的にいえば「現実を受け入れ、誰の所為にもせず、全力を尽くす。」ということだ。今、原子力発電所の事故に関連した問題が取り糺されている。誰が悪いだ、どの行動が遅いだ、と新聞、テレビ等の各種メディアは騒ぎ立てているが、今回の問題は国民を含め日本国全体に責任があると私は思う。原子力は安全だと謳った政府、それを盲目的に信じた国民、本当に安全かどうかの検証を怠りまた検証しても失脚させられるのを恐れてか発表しなかったマスメディアや研究機関。更には、現状が危険だという調査結果が挙がっていたのにもかかわらず手立てを打たず無視した原子力安全・保安院。これら全ては自らが選択したものでありその結果が今の状態である。今必要なのはありのままの現状を受け入れ、今後はいかに電力を賄うか、被爆した地域をどうするのか思索することだ。東京電力の社長が辞任するとか、総理大臣が辞職するとかは、本当の意味において責任を取っていない。誰かが辞任、もしくは辞職し責任を取ったということはただ体面上のことに過ぎない。「辞めたから、もう関係ないや。」と問題を放置することが責任を取ることではない。即ち、引責辞任は、ただ国民の怒りを鎮静化させるためのパフォーマンスにすぎないのだ。第44代アメリカ合衆国大統領バラク・オバマ氏は大統領就任演説でこのようなことを述べている。“私たちに今求められているのは、新しい責任の時代に入ることです。全てのアメリカ人が、自分たち自身、自国、そして世界への責任を認識することが必要です。嫌々、不承不承に責務を担うのではありません。難しい仕事に全身全霊を尽くすことほど、心が充実し人格を作り上げてくれるものはないのだ、としっかり認識した上で、進んで喜んで責任を受けいれることが、今必要なのです。”これは、アメリカ人だけでなく、全ての人に当てはまる。本当の責任とは厭々、義務を負うことではなく、寧ろ喜んで仕事に粉骨砕身し、相手の要望に応える準備が出来ていますということなのだ。困難な問題に直面し、答えがすぐに出ないこともたくさんあるだろう。このときに重要なのは、見せかけの責任を取って辞職することではない。また既存の理論に飛びつき理論の殻に閉じこもることではない。詮ずる所、本当に重要なことは、別の新たな堅牢な理論で捉えなおし、渾身の力を込めて仕事をこなすことだ。これこそが、本当の責任を取るということである。自分の内部から湧き出るウォントを自ら選択し行動するという行為には必ず結果がついて回る。それゆえ、“やりっぱなしにする”ということは出来ない。結果に対して責任を取る、これは選択するための必要条件だ。
確かに自分で選択するといっても限界がある。何故なら人は人と人との関係性の中で生きているからだ。未来には必ず私たちには分かり得ない不確定要素が盛り込まれるため、何でも自分の思い描いた通りにはならない。「神はサイコロを振らない。」とはいっても「隠れた変数」自体が分からないのだから、私たちにはサイコロを振っているようにしか見えないと私は思う。もし仮に、自分の描いた通りの未来でなくても責任はきっちり取らされる。「そんなの理不尽だ。」とか「諸行無常なのだから、何をしても意味がない。」と怒ったり、諦めて行動を放棄したり、卑屈になる人もいるだろう。しかし「自分が考えた通りに生きなければならない。そうでなければ自分が生きた通りに考えるようになってしまう。」という名言にあるように、自分が考えその理想を目指して生きなければ堕落してしまう。というのは人間は怠惰な生き物だからだ。“諸行無常”と何も変わらないと諦め、卑屈になっている人にはこう言いたい。まず諸行無常の意味が間違っている。諸行無常=うたかたと勘違いされやすいがそうではないのだ。確かに諸行無常という意味は“何事も変遷していくものだ”ということだ。しかし元の仏教用語としてはそれではまだ不完全なのだ。“何事も移り変わりゆく。それゆえ、自分が主体性を持って自分の人生を歩めば人生は好転しますよ”、というのが本当の諸行無常の意味である。辛いこと悲しいこと自分の力ではどうにもならないことはこの世の中に沢山あるだろう。しかしいつでも好転すると信じ、主体性を持って自らが創る道を歩んでいきたいものだ。一度しか歩めないのだから。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 選択するということ さくら 92 315367859292
2 快適さを求めすぎている社会 いすも 91 134163808793
3 お金には換算できない価値 のんちゃん 88 182266759690
4 民族と国家 おめか 88 123663819586
5 意識的な休息 ちゃち 88 109763758393
6 ニーズとウォント ちえのわ 88 161062688284
7 人生を楽しく生きる方法 トウモロコシ 86 145358657386
8 積み重ねる時間 だるまー 84 107553697987
9 痛い はっピー 84 103754707590
10 日本の日本語 えてよ 83 13845610110295



2024年07月の森リン大賞 |  2024年06月の森リン大賞 |  2024年05月の森リン大賞 | 
2024年04月の森リン大賞 |  2024年03月の森リン大賞 |  2024年02月の森リン大賞 |  2024年01月の森リン大賞 |  2023年12月の森リン大賞 | 
(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
2023年03月の森リン大賞 |  (20年10月~23年2月未集計) |  2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
2020年06月の森リン大賞 |  2020年05月の森リン大賞 |  2020年04月の森リン大賞 |  2020年03月の森リン大賞 |  2020年02月の森リン大賞 | 
2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
2019年08月の森リン大賞 |  2019年07月の森リン大賞 |  2019年06月の森リン大賞 |  2019年05月の森リン大賞 |  2019年04月の森リン大賞 | 
2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
2018年10月の森リン大賞 |  2018年09月の森リン大賞 |  2018年08月の森リン大賞 |  2018年07月の森リン大賞 |  2018年06月の森リン大賞 | 
2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
2015年07月の森リン大賞 |  2015年06月の森リン大賞 |  2015年05月の森リン大賞 |  2015年04月の森リン大賞 |  2015年03月の森リン大賞 | 
2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
2014年09月の森リン大賞 |  (2014年7~8月は未集計) |  2014年06月の森リン大賞 |  2014年05月の森リン大賞 |  2014年04月の森リン大賞
2014年03月の森リン大賞 |  2014年02月の森リン大賞 |  2014年01月の森リン大賞 |  2013年12月の森リン大賞 |  2013年11月の森リン大賞
2013年10月の森リン大賞 |  2013年09月の森リン大賞 |  2013年08月の森リン大賞 |  2013年07月の森リン大賞 |  2013年06月の森リン大賞
2013年05月の森リン大賞 |  2013年04月の森リン大賞 |  2013年03月の森リン大賞 |  2013年02月の森リン大賞 |  2013年01月の森リン大賞
2012年12月の森リン大賞 |  2012年11月の森リン大賞 |  2012年10月の森リン大賞 |  2012年09月の森リン大賞 |  2012年08月の森リン大賞
2012年07月の森リン大賞 |  2012年06月の森リン大賞 |  2012年05月の森リン大賞 |  2012年04月の森リン大賞 |  2012年03月の森リン大賞
2012年02月の森リン大賞 |  2012年01月の森リン大賞 |  2011年12月の森リン大賞 |  2011年11月の森リン大賞 |  2011年10月の森リン大賞
2011年09月の森リン大賞 |  2011年08月の森リン大賞 |  2011年07月の森リン大賞 |  2011年06月の森リン大賞 |  2011年05月の森リン大賞
2011年04月の森リン大賞 |  2011年03月の森リン大賞 |  2011年02月の森リン大賞 |  2011年01月の森リン大賞 |  2010年12月の森リン大賞
2010年11月の森リン大賞 |  2010年10月の森リン大賞 |  2010年09月の森リン大賞 |  2010年08月の森リン大賞 |  2010年07月の森リン大賞
2010年06月の森リン大賞 |  2010年05月の森リン大賞 |  2010年04月の森リン大賞 |  2010年03月の森リン大賞 |  2010年02月の森リン大賞
2010年01月の森リン大賞 |  2009年12月の森リン大賞 |  2009年11月の森リン大賞 |  2009年10月の森リン大賞 |  2009年09月の森リン大賞
2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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