毎月の森リン大賞

森リンの丘

 
 小1の生徒は、パソコン入力した人がまだ少ないので、掲載されているのは一部です。

6月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部62人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 プラバン みーちゃん 61 38941435883
2 やごとり なめら 61 22638435789
3 うんどうかい はわや 60 33738435386
4 熱帯雨林(夜) 鳥区 58 15239454886

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部92人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 きょう正のじゅんび 清良 65 43538446195
2 毎日ばくしょう きみけ 64 44142446779
3 大すきなぬいぐるみ あみやきテー 64 52447445977
4 もうすぐ水えい りまい 64 38644495690
5 たいりょくそくてい ルビー 64 50642435392
6 川の生きものとり イナズマイレブン 63 71538456879
7 ねぼうをしたこと あじさい 63 32042446480
8 プールがはじまるよ きよれ 63 28148465289
9 あたらしいボール きもれ 62 22842435790
10 きゅうしょくのベーグル スーパーメッシ 62 30142435483

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部124人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 サイドボール・チャンス とらたいがくん 76 57746748887
2 海をわたって なむな 74 632564976100
3 料理クラブ まるえ 71 59041558183
4 水泳がんばるぞ! きるい 71 71542547784
5 図工室のこと れいく 71 62246476992
6 サービスエリアのつばめ みりまりん 71 62449526387
7 足かけふり上がりができるようになったこと レモン 70 60342476587
8 遠くへたびをする鳥 きすえ 70 54151486396
9 「エイサー」だけは、むずかしい ちびこ 69 64141477674
10 山口からのかたつむり じんか 69 71342497587

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部169人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ぼくの体育の時間 くこと 80 83244718883
2 健康第一のお父さん きゅうちゃん 77 93844638689
3 大好きなお父さん みおコロネ 76 118249536893
4 大好きな体育 リロ 75 106246517589
5 しっぱいから生まれる あや魔女 75 86846587187
6 順番来るまで待っといて! ぷっくりん 75 119844537090
7 うかっておちた イナズマ 74 62239678474
8 下校後での遊び さくらんぼ 74 81042517981
9 楽しい楽しいのうか体験 てくてくさん 74 80444547481
10 父母からの愛情のプレゼント かめに 74 78246496686

 1位の作品、要約の部分が多かったので代表作品にしませんでした。清書のときは要約の部分を自分なりの実例と表現で書いていきましょう。
6月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部121人中)


理科テストの実力は◎
ショコラ
 「失礼します、おはようございます。」
「おはよう。」
 私たちの学校で、移動教室の授業のときは、このようなあいさつをして、中に入る。今日は理科の授業だった。理科の受け持ちの先生は、鬼頭と書いて、「きとう」先生と読む。先生はやせていて、私の父よりも少し年をとっている。この春に、私の通う小学校に来たばかりで、前は他の先生だった。その先生は、昔のことばかり話す教え方をしていたのだという。白い髪の毛で、メガネをかけて、頭のてっぺんがはげていたという。兄が受け持ってもらっていた。兄は、私が先生が変わったと言うと、
「いいなあー。」
ととてもうらやましそうにしていた。でも、頭がはげていることで、人気があったのだと兄は言う。
 鬼頭先生は、もとは洗剤工場で働いていたそうだ。しかし、他の会社に
「ぜひ来てください。」
とたのまれたのだが、もともと働いていた洗剤工場と戦うのはいやだったので、長い間勉強して、学校の先生になったのだと、先生は言っていた。
 普段の授業は、とても面白い。それは、先生の天然ボケのせいだ。黒板には、パソコンとつながった電子画面がついている。パソコンにうつっている文字を、画面に映して、みんなでその文字を読んだりする。
「みんなで読みましょう。さんはいっ。」
とはりきって言う先生。しかし、たまたま画面に文字が映らないときがあり、シーンとして、だまっているか、だれかが
「読めません。」
と言ったりする。しかし、そんな電子画面も、すごく役に立っている。生き物の動画を見たりする。それに、まとめている内容が、画面だとすごくわかりやすい。それに、カメラ機能もついていて、していることを前に映し出して説明もできるのだ。たまに面白い映像が出たときは、みんなのアンコールのサインで、先生が繰り返す。みんな笑う。とても楽しい。
 しかし、もっと面白いことがあった。圧力の実験と、でんぷんがあるか、ないかの実験で、どちらもおかしを使った。先生が
「いる人?」
と聞くと、
「はいっ。」
と猛烈な声でみんな手を挙げた。まるでイノシシみたいだった。もしもらえたら、だれかをシッシととおいはらってから食べるのだろうかと思いながら見ていた。すると先生は、
「あげません。」
と言った。
 数日後の理科のテスト…。すいすい解けて、みごと100点と95点を取って、面白い授業は分かりやすいとわかり、鬼頭先生に感謝の一礼をしたのだった。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 人間は物をむだにしている いちご 82 107057647681
2 理科テストの実力は◎ ショコラ 80 101439628090
3 色々な先生 きそな 79 117448657487
4 みんな、ちがう フックー 79 117646507095
5 私のいろいろな楽しい先生たち なっち 79 113348586983
6 世界の文化と習慣 スヌーピー 79 98253626883
7 お父さんはおもしろい アキレス 78 85841518990
8 物の使い方 ふじさん 78 87651517993
9 5年生の担任は、谷川先生 ピカピカ 78 89542617687
10 性格の受け継ぎ 聖母マリア 78 125144556586


6月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部120人中)


好奇心と想像力
ぴょんぴょん
 「自分らしく頑張れ。あせらなくていいよ」           
私は、人間に「ガッツ」や「根性」はいらないと思う。それよりも、ほんとうに人間を助けるものは好奇心だ。だ。「ガッツ」はがむしゃらにやるということだが、毎日頑張ってガンガンやっていたらつかれてしまうと思う。やり過ぎはどんなことにもよくない。追いつめられて何かをやるより、心の中に余裕があった方がいい。スポーツでは「根性」が必要だと言われることが多いが、やりすぎて身体をこわすということもある。そうなったら元も子もない。
 人間の生活には「余裕」や「ひま」が必要だ。また、好奇心と想像力も人間の生活に大切な要素だ。もし、好奇心がなかったら、疑問も質問もわいてこない。授業で、今まで知らなかったことがでできたとき、私が、
「あぁ、こういうことなんだ。分かった。」
と思えるのも好奇心のおかげだ。私は、いつも好奇心のおかげで勉強ができていると思う。分からない問題や解き方に出会っても、答えを知りたい、見つけたい、という好奇心で投げ出さずに続けられる。こうかな、ああかな、と想像力をフルに活用させて考え、少し休む「ひま」の時間もとる。こう考えてみると、この三つの要素がどれだけ人間に役立つか分かると思う。では、「ガッツ」や「根性」は一体なんなのだろうか。それは、多分「盲目的ないちず」と同じだろう。私は去年、苦手なスポーツに挑戦しようと、陸上記録会に出たが、自分で根性が必要だと思ったことは一度もなかった。私を支えていたのは、他の人と比べないという気持ちと、もっと工夫してがんばろう、という好奇心。そして、どうしたら良くなれるかという想像力だった。まるで飛び立つジェット機のように、私の走りもよくなっていった。「根性」はほんのちょっぴりあれば十分だと私は思う。なぜなら「根性」だけでは人はのびないのだから。
「自分なりによくがんばったね。」
と、練習にきびしかった先生は大会後言ってくれた。そこにも、「根性」の文字はなかった。
 母に、好奇心について話を聞いてみると、母は好奇心のおかげで毎日がとても楽しいと言った。好奇心のおかげでたいくつだったり、ひまになることがとても少ないと言う。というのも、母は元々一つのことに夢中になりやすいし、興味を持ったことは調べる。だから、たいくつすることがない。好奇心が出てきて、知りたくなるというのだ。これは私も経験があるので、よく分かった。でも、私が母とちがうのは、熱しやすく冷めやすく、色々なことにハマるというところだ。もし、私が母だったら、色々なことに興味を持って、どれも中途はんぱに終わっていたとだろう。私は他の人と比べると、好奇心が強すぎるのだと思う。出も、その分切りかえも早いし、好機をのがさない。そこも、好奇心のもたらした、私の性格だと思う。
 人間にとって、好奇心とは、人間のやる気を起こさせるものであり、することの面白味を出してくれるものだ。「一心不乱」ということわざもあるように、自分のベストをつくせば面白さも分かるしやる気も出る。そして、得るものも大きい。これから私も、やわらかい心で好奇心と想像力を感じられるようになりたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 好奇心と想像力 ぴょんぴょん 80 131944557387
2 ガッツの力と好奇心 りょうたろう 79 167049648784
3 Family 一家団らんというものは・・・ みっくまっく 79 104443608681
4 楽しい先生 パンダ 79 100642488581
5 家族の愛 四葉のクローバー 79 99546508383
6 リサイクルしよう! みゆち 79 87951647786
7 人間のよく望 カラフル・ハワイ 78 101159729876
8 「先日、日本産トキの」を読んで きてゆ 78 103539679279
9 Don ナルニアン 78 108849628786
10 自然環境と絶滅危惧種 まーりん 78 77044718579

 
 1位の作品、要約の部分が多かったので代表作品にしませんでした。清書のときは要約の部分を自分なりの実例と表現で書いていきましょう。

学ぶ生活
トリウム
 ポチャ、ザブ。水でいっぱいに満たした容器に物を入れると、入れた者の体積分だけ水があふれる。当たり前のことだが、数学的に考えると奥が深い。私にそう教えてくれたのは小学六年生の時の担任の先生だった。六年の時、算数の授業で、先生や友達と楽しみながらやった体積の実験を、私はいまだに忘れられない。私は、学ぶことを楽しみながら続けていくことは大切だと思う。
 その理由は第一に、楽しみながら学ぶと生活に刺激を与え、新たな発見を私達に与えてくれるからだ。私もこんな体験をした。私は数学が嫌いだ。私の場合一生懸命勉強してもなかなか点数が取れないため、やる気が失せていくのだ。しかし、六年の時の先生が、授業中に面白い実験をしてくださったことで、私の数学に対する気持ちは大きく変わった。その実験とは、体積を求めるために容器に水を入れて体積を測りたいものを入れるものだった。「こうすると、この水に沈めた者の体積がわかりますよ。」
と先生は教えてくださった。その実験がなぜか知らないが不思議と楽しかった。それからの私の数学へ対する意欲は、それまでと比べたらまるで天と地のような違いがあった。個の実験は、私にとってやはり学習を楽しむとはすばらしいことだと実感した貴重な時間だった。
 その理由は第二に、楽しみながら学び続けると、強制されているのではないため、深く納得しながら勉強できるからだ。例えば私もこんな体験をした。私はとにかく物忘れがひどい。一度注意されたことを、すぐ忘れてしまう。一度、母の手伝いで洗濯物を干したときのことだ。そのときも、昔から言われていた、洗濯ばさみの全体の重さを考えて干すということを忘れてしまった。母は左にばかり偏った洗濯ばさみを見、こう言った。 
「こんなことしたら、そのうちに洗濯物が左ばかり重いって言って逃げちゃうよ。」
今考えると意味のわからぬ言葉だが、その当時の私は小学三年くらいであったから、その面白おかしく、重要な注意をうのみにした。それから私は、洗濯物を干すときは、洗濯ものが逃げたら困るから、と全体の重さを考えて干すようになった。やはり、楽しんで学ぶと、深く納得するかはその人次第だが、のびのびと学習ができるのだろう。
 確かに、学習したことを理解しているかどうか、厳しいテストを行うことが言い、という意見もある。しかし、「辞書のような人間ではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である」という名言があるように、だだ学習して満足するのではなく、学んだことを生活に取り入れ、楽しむことが大切なのだ。だから私は、学ぶことを楽しみながら続けていくことは大切だと思う。これから私は、楽しんで学習することに努め、理解をより確かなものにしていきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 楽しい!やる気!達成感! ちはや 83 108452617490
2 学ぶ生活 トリウム 82 114154577180
3 先入観にまどわされずに けん 81 992615764102
4 うれしいい楽しいという気持ちフルート吹奏楽部 さきぽん 80 87362717183
5 勉強すること コレルリ 79 1483487210187
6 出会いと知識の宝庫 森チュウ 78 85354577289
7 無心の心で接するということ nagi 78 85153616899
8 なくすために伸ばす ともじろう 77 76451707284
9 勉強は楽しもう♪ かふた 77 93356517179
10 学習の楽しみ ふっくー 76 90151566584

 
 1位の作品、要約の部分が多かったので代表作品にしませんでした。清書のときは要約の部分を自分なりの実例と表現で書いていきましょう。

伝えたいこと。
ことのは
 ノンフィクションで事実をありのままに伝えることは大切だ。ノンフィクションの文章を、多くの日本人は毎日読んでいると思う。それは新聞である。世界中で起こる出来事の記事から、その日のテレビ番組、生活に役立つグッズ紹介や四コマ漫画まで載っている。この新聞は、記者という名の書き手が存在して成立するものだが、新聞には記者の意見や感情は反映されていない。記者には、ただ真実だけをひたと見つめ、淡々と事実を書き連ねていくことが求められている。唯一自分の感情を公にできるのは、社説を書く記者一人だろう。それ以外の記者は世の中に溢れている様々なニュースの事実をありのままに読者に伝えなければならないのである。私達読者は、真の情報を得るために日々新聞を読んでいるのだと思う。科学的または論理的な根拠に基づいた真実を知ることで、私達は今まさに起こっている出来事を把握し、自らの意見を持つことができるのである。原発事故の記事を読んで、原発は危険と感じるか、それでも電力を供給するために原発は必要だと思うかはその人次第なのだ。新聞は、記者の思いが書かれてはいない。だから、他人の意見に左右されず、その物事について自分の意見を出すことができるのである。ノンフィクションは自分の心でその物事を考えるための、いわば道具なのである。第一段階と言ってもよいだろう。
 だが、フィクションで創作することもまた大切だ。私は、現在放送中の大河ドラマ「江?姫たちの戦国?」を毎回見ている。これは歴史上に実在した女性、浅井江の物語だが、完全なるフィクションだ。江の人物像は、想像からできている。「本能寺の変」で最期を迎えた織田信長も、「サル」で有名な豊臣秀吉も、将軍となった徳川家康も、悪女と呼ばれた姉の茶々も、どう描写するかは番組の作り手が決めていることである。その時代に生きて、これらの人々の性格や人々の生活を知っている人は誰もいないのだから。だからこそ、脚色された江や、信長などの生き様を見て、感動させられるのである。その人物を調べれば、大抵のことは分かるだろう。だが感情移入するためには、ドラマなどのフィクションにした方が手っ取り早いと思う。創作された人物だからこそ、感情移入ができる。史実を頭の中におきながら、
おおげさに脚色されたものを楽しむ。大げさに脚色されているからこそ、私達はそれに親しむことができ、登場人物とともに泣き、笑うことができるのだろう。
 このように、フィクションにもノンフィクションにも、それぞれ良さがある。だが最も大切なのは何を伝えたいかという目的によって方法を選ぶことだ。「トランプが生きているのは、それが実際のプレイに使われている時である。」という名言があるように、目的に合っていればフィクションもノンフィクションも生かされるといえる。フィクションで伝えたほうがいいような事をノンフィクションで伝える事にするというような選択の間違いはよくない。目的に応じて方法を考え、その上で人々に発信していくべきなのである。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 いろいろな方法 カモミール 91 132168798886
2 伝えたいこと。 ことのは 90 125263818989
3 古いもの・新しいもの ポセイドン 89 111966848684
4 ヴァン 88 120556778289
5 情報 紫音 87 139561919686
6 偶然は偉大な発明となる バービー 87 166757768381
7 本当に伝えたいこと あまぐり 86 112069677287
8 理想を阻む障害 織田信之助 85 103259818887
9 教養を高める なるか 84 108854687587
10 事実はどちら ピルル 83 105959627587

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部53人中)


裏側にある真実
さくら
 私はよくテレビを観る。私が観る映像はどれも整った内容である。美しいものである。しかし視聴者が観ているのはその事実のほんの一部にすぎない。それも作られた表面である。見た目がよいレストランの調理場が恐ろしく汚いということがあるように、その裏側がどうなっているかなどその映像をみただけでは分かるわけがない。だからこそ目からの情報だけを信じ込んでしまうのではなく、その裏側にあるかもしれない真実も考慮しながら判断できる人になりたい。
 その方法として第一に、目に入ったものを鵜呑みにしてしまうのではなく、まずは疑ってみることだ。例えばテレビではないが、少し前にインターネット上でのおせち料理販売の事件があった。パソコンの画面上では美味しそうなおせち料理だったのに、実際に届いたら残飯のようだった、ということが起こった。ただ単に自分でわざわざ作らなくても良いし、見た目がきれいそうだ、ということだけで決めてはいけない。それを製造しているのはどこのどのような会社なのかを調べてから熟慮して選ぶべきだと思う。この例だけでなく激安でよいものが手に入るという文字にひかれてものを買ってしまう人が多いが、それには良くない理由があるのではないか、と疑ってみてから、他社の製品も調べてから判断しないと結局自分が後悔することになるだろう。
 また、第二の方法としては映像を観る前に、自分の意見を持つことである。例えば三ヶ月前に発生した大震災の影響で原子力発電所の機能が破壊され、放射能が漏れ出す、という事態となってしまった。確かにそれは危険なことだし、近隣の住民の方々は今も住み慣れない地での生活を余儀なくされている。しかし必要以上に怯える必要はなく、福島の近くの食べ物を食べたら危険だとは言えないのである。基準値さえ超えていなければ、何の問題もないのである。それなのにどこからでたのか分からない噂のような情報に流されて、茨城県の野菜は売れなくなってしまった。風評被害は恐ろしく、長期にわたって続くものであるから、皆が正しい知識を持って生活していくことが大切だと思う。海外の一部のメディアでは、大げさに原発事故について伝えられているらしく、日本への観光客は激減し、来日するにしても、例えば大阪に来るのに帽子に長袖のシャツ、長ズボン、といった恰好で訪れる外国人がいることを知った。その外国人は自分の国で流れていた情報に流されてしまったにだろう。自分がそこまで過剰に反応する事はない、という意見をもっていれば、そのような対策はしないだろう。
 確かに映像による情報は伝わりやすい。五感で感じる情報の中で、目からの情報は人が受け取る情報の大部分を占めている、ともいう。しかし、だからこそ私は「カメラマンは、レンズのほこりを払うまえに目のほこりを払わねばならない。」という名言があるように、目からの情報だけで判断するのではなく、自分の意見を持ちながら、真実を判断していける人になりたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 裏側にある真実 さくら 88 122763898987
2 教養と知識 タケル 86 129567656989
3 幅広い分野に ai 85 106964647893
4 知識とともに生きる人間 きとみ 85 111658647293
5 地球市民としての義務 ハオハオ 83 123956799586
6 信じすぎないこと えみり 83 116059636977
7 持っていたい感覚 チョコ 81 109746636981
8 専門家の常識と教養 かまむ 81 104656606792
9 地球市民として生きる きやの 80 94561687083
10 自分の利益と広い利益 201系 79 10344810010279

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部138人中)


untitled
(^ω^#)ピキピキ
 現代の日本人が美術的、芸術的と言って真っ先に思いつくのはなんであろうか。それはなんとか近代美術館に飾られていそうな絵、そしてダビデ像のようなものなのではないか。それは確かに“西洋の”美術である。しかし、そこには日本的、日本古来の美というものは存在しない。
 私が今までの近代美術館の中で日本的な風合を感じたのは日光を波紋の起きた水面で反射させて天井に映し出したアートである。変化する自然を丸々表現した常に変化する作品である。これでもまだ日本的とは呼べないと私は考える。私は芸術においてもっと日本的な美を追求すべきであると思う。
 その一つの方法として整理された技術をあまり使わないことである。西洋の美というものは均整なものが多い。おそらく、産業革命の発想自体も日本では生まれないものであろう。実際に産業革命がイギリスで起きたころ、日本ではからくりなどの技術が発達していた。からくり、というものは明らかに大量生産を念頭においたものではないだろう。
 そして、そのからくりの技術というのはとても日本的であると考える。先にも書いたように、整理されていない技術、明らかに伝統としてしか伝わらない、個々の技術。このようなモノが日本の美、その先につながっているのではないか。端的に言えばつまり、整理された技術をあまり使わないというよりは自然、混沌とした状態が日本の美として備わっているのである。
 次に第二の方法として、現在の教育制度を変えることである。それはつまり、現在行われている輸入された教育をやめるということである。この日本的美に沿わない教育制度を日本的な教育に変えるべきである。欧米人は日本の学校を見ればみた数だけ「もっと自由を学ばせるべき」「自由が足りない」等という。しかし、本当そうであろうか。実際に、海外と比べたときに日本の学校というのは明らかに束縛されている条件が多い。しかし、日本にその教育があっているのであろうかといわれれば答えはノーである。
 日本というのは昔から切り取る、そんな美があった。例えば、庭。庭師が必死でその自然を切り取ろうとする。まさに人が自然を追求した結果だ。ここには自由なんてものは存在しない。日本にはこのような自然な、もっといえば混沌とした教育が求められているのではないか。
 確かに、西洋のように整理された美にも独自の価値がある。しかし、西洋の美というのはいわば単一化されたただの定規でしかない。例えるならば、自由と大きく標語を掲げて作っておきながら実際にできたものは自由ではなく定規に測られた線というイメージである。これでは個人を大切にしているとは言わない。
 私は日本古来の美を求めていくべきだと思う。日本古来の美とは特有なものとして曲線美であったり、平面的であったりするのだが、共通するものがある。そのようなものを考えながら教育や、芸術の追求、そしてその先の日本的な技術発展をすればよいと私は考えている。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 untitled (^ω^#)ピキピキ 92 123082848784
2 努力 ちな 88 171163678383
3 人それぞれの美 嵐ちゃん 88 163859728086
4 情報の「受信」「発信」「共有」 おめか 86 133554687293
5 生涯、勉強を楽しもう! のんちゃん 85 19895911310889
6 日本文化のあり方 トウモロコシ 85 152451707586
7 個人と周囲 ちえのわ 84 166356616889
8 相応のものを さえピ 83 1145571039984
9 インターネット しんご 83 95961848086
10 世界と共に えひな 83 97751747797



2024年07月の森リン大賞 |  2024年06月の森リン大賞 |  2024年05月の森リン大賞 | 
2024年04月の森リン大賞 |  2024年03月の森リン大賞 |  2024年02月の森リン大賞 |  2024年01月の森リン大賞 |  2023年12月の森リン大賞 | 
(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
2023年03月の森リン大賞 |  (20年10月~23年2月未集計) |  2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
2020年06月の森リン大賞 |  2020年05月の森リン大賞 |  2020年04月の森リン大賞 |  2020年03月の森リン大賞 |  2020年02月の森リン大賞 | 
2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
2019年08月の森リン大賞 |  2019年07月の森リン大賞 |  2019年06月の森リン大賞 |  2019年05月の森リン大賞 |  2019年04月の森リン大賞 | 
2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
2018年10月の森リン大賞 |  2018年09月の森リン大賞 |  2018年08月の森リン大賞 |  2018年07月の森リン大賞 |  2018年06月の森リン大賞 | 
2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
2015年07月の森リン大賞 |  2015年06月の森リン大賞 |  2015年05月の森リン大賞 |  2015年04月の森リン大賞 |  2015年03月の森リン大賞 | 
2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
2014年09月の森リン大賞 |  (2014年7~8月は未集計) |  2014年06月の森リン大賞 |  2014年05月の森リン大賞 |  2014年04月の森リン大賞
2014年03月の森リン大賞 |  2014年02月の森リン大賞 |  2014年01月の森リン大賞 |  2013年12月の森リン大賞 |  2013年11月の森リン大賞
2013年10月の森リン大賞 |  2013年09月の森リン大賞 |  2013年08月の森リン大賞 |  2013年07月の森リン大賞 |  2013年06月の森リン大賞
2013年05月の森リン大賞 |  2013年04月の森リン大賞 |  2013年03月の森リン大賞 |  2013年02月の森リン大賞 |  2013年01月の森リン大賞
2012年12月の森リン大賞 |  2012年11月の森リン大賞 |  2012年10月の森リン大賞 |  2012年09月の森リン大賞 |  2012年08月の森リン大賞
2012年07月の森リン大賞 |  2012年06月の森リン大賞 |  2012年05月の森リン大賞 |  2012年04月の森リン大賞 |  2012年03月の森リン大賞
2012年02月の森リン大賞 |  2012年01月の森リン大賞 |  2011年12月の森リン大賞 |  2011年11月の森リン大賞 |  2011年10月の森リン大賞
2011年09月の森リン大賞 |  2011年08月の森リン大賞 |  2011年07月の森リン大賞 |  2011年06月の森リン大賞 |  2011年05月の森リン大賞
2011年04月の森リン大賞 |  2011年03月の森リン大賞 |  2011年02月の森リン大賞 |  2011年01月の森リン大賞 |  2010年12月の森リン大賞
2010年11月の森リン大賞 |  2010年10月の森リン大賞 |  2010年09月の森リン大賞 |  2010年08月の森リン大賞 |  2010年07月の森リン大賞
2010年06月の森リン大賞 |  2010年05月の森リン大賞 |  2010年04月の森リン大賞 |  2010年03月の森リン大賞 |  2010年02月の森リン大賞
2010年01月の森リン大賞 |  2009年12月の森リン大賞 |  2009年11月の森リン大賞 |  2009年10月の森リン大賞 |  2009年09月の森リン大賞
2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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