毎月の森リン大賞

森リンの丘

 

10月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部54人中)

▼小1の森リン大賞は、ランキングを表示していません。
 

10月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部91人中)

▼小2の森リン大賞は、ランキングを表示していません。
 

10月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部124人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ワクワクドキドキのしょう級しんさ コーヒー 73 107044617887
2 もう秋かぁ なるふ 73 65946667783
3 秋の生き物 じんか 73 89346577589
4 どんぐり発見 しゅうちゃん 73 64946517095
5 秋を見つけたこと におは 72 121043508189
6 ドキドキしたジェットコースター レモン 72 73647586787
7 こんな所に秋 セバスチャンモランタイサ 72 65051566295
8 作るぞ。A380 れいく 71 63153447190
9 たくさんの秋みいつけた なりえ 71 73646476990
10 バックンバックンドッキンドッキン きいそ 71 69243516895

 

10月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部154人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 秋の景色 みらい 79 81351539684
2 お父さんの仕事 きろせ 78 103548679289
3 秋の変化 リロ 77 91843588296
4 ドキドキUSJ 彌織 77 87248637983
5 小さい秋、見つけた やまね 76 116541558786
6 どきどきした事 のりみ 76 69846548497
7 原こうに向かって突っ走ります(ドキドキ編) なみま 76 101749557984
8 お米は大切 よあけ 76 92749537181
9 ドキドキしたこと きめそ 75 88538558484
10 秋には、めずらしい物がいっぱい!! きほち 75 123843578386

★1位の作文は、要約の部分が多かったために代表作品にはなりませんでした。

10月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部109人中)


ぼくの好きなカードゲーム
りんご
 「帰ったらおれのうちの下に集合だ。」
今日も友達とカードゲームの対戦をする約束をした。ぼくの好きな遊びはデュエルマスターズというカードゲームだ。今ぼくの友達の間ではやっている。ぼくはそのカードを八十三枚持っている。カードゲームに関心のない人が見たら、むだな物をたくさん集めていると思うかもしれない。この遊びがはやり出したのは今年の八月の中旬でわりと最近だ。今では放課後みんなそのカードを持ってきて遊んでいる。「類は友をよぶ」というが、カードゲームが好きな者同士、自然と集まってしまう。対戦をしていなくてもだれかが強いカードをじまんしてみんなが見たがったり、カードを交かんしてデッキを変えたりともり上がっている。でもルールでもめたり、カードのあつかいがらんぼうだったりしてトラブルもある。対戦している時はみんなまるで授業中のように集中している。ゲームの実力、カードの強さや持っている数などは人それぞれだけれどだれのデッキにもどこかしら弱点があるのでみんなに勝つチャンスがあり楽しめる。
 お父さんに子どものころの遊びについて聞いてみた。するとかんけりをよくしたと言っていた。昔はかんづめのものが多かったので、空きかんはよくありそれを使ったそうだ。家の近くには子どもが遊べる場所がたくさんあり、十人ほどでやっていたようだ。かんけりとはかくれんぼの一種で、おにを決めておにがかんをけったらおに以外が逃げ出す。おにに見つけられたらかんの近くにいなくてはならない。まだおにに見つかっていない人がかんをけったら、にげた人の勝ちで、全員見つかったらおにの勝ちになる。人数が多い時はおにを二人にしてやったりもしたそうだ。かんけりは面白そうだが、今はあまりかんがないし、この辺りにはやる場所もないなあと思った。
 遊びというのは子どもの時に熱中するむだなものに見えるかもしれない。確かにむだな面もあるが、それだけではない。カードゲームは実力もあるけれど運がよければ勝てることもある。つまり「勝負は時の運」と言うように、勝ち負けは必ずしも実力によるものではないということを、ぼくはカードゲームをすることで知った。このように遊びを通して学ぶこともあるのだから、遊びは楽しいだけではなくて子どもにとって大切なものだと分かった。
「あしたもやろうぜ。」
みんな満足そうな顔で家へと帰っていった。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ノーの一語 くこせ 80 91752637795
2 ぼくの好きなカードゲーム りんご 80 98551527495
3 本当に好きな遊び メゾピアノ 79 122746608486
4 忘れてはいけないこと フックー 79 118042648280
5 遊び=勉強! レシラム 78 1246437011184
6 バトスピやる しゅわきち 78 104142658980
7 遊びで教わる事 聖母マリア 78 104539578790
8 手仕事のすばらしさ はーちゃん 78 144939588277
9 言葉の井戸ばた会議 ショコラ 78 131148497879
10 言いにくい人と言える人の差 ダイヤモンド 78 81649667784


10月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部119人中)


努力の末に
有菜
 へレン・ケラーは最も努力をしたと考えられる。五感という言葉も知らないうちに五の中の二つは失われてしまった。だがヘレンを社会に立たせようとする人物がいた。アン・サリバン先生だ。ヘレンを受け入れたがその日々は戦争のような毎日だった。目も見えず、耳も聞こえないヘレンはやりたい放題だったのである。考えた末、ヘレンの五感がまだあることを示した。「においをかぐこと」「さわること」「話すこと」…サリバン先生は始めてヘレンに言葉を教えた。その感動が嬉しくて嬉しくて。しかし大きくなってろうあ学校にいっても意味はなかった。ヘレンはめげずに努力をしていったら有名になって人生を終えたという。色々な伝記の人々はけん命努力をしているが私はヘレン・ケラーが一番の努力者だと考える。
 私に似た話がある。小学五年生のころ、いつも私は平均点より下の点数を取っていた。月々にどんどん点数が下がっていくのである。「六年生にもなってこの点数は…。」と思った私は、六年生になって気持ちを切り替えた。塾では苦手な算数の時間を増やし、家に帰ってきたら予習、復習とたくさんの努力をした。そして前期の終わりのテストが返された。結果は百点満点。私は、天に飛び立つように喜んだ。やはり人間は努力をすればそれなりの結果がでてくると改めて感じた。努力をしなければなんの価値のないテストになってしまう。だから私もたくさんの努力をして、良い結果が出せるといいなと思った。いまでは六年生前期のテストが宝物である。
 母に聞いた話だ。母は高校生のころ勉強をたくさんしたらしい。だが、勉強をたくさんしても良い結果が出ない時もある。私
だったら「運命だからしょうがない」と思って諦めていたかも知れない。しかし母は、決してあきらめず文章を書いて覚えるのではなく「音読」という過程で行っていたらしい。たくさん音読して、五感を頼りにたくさんの言葉、あるいは文章を覚えていったという。私は社会や理科は書いて覚えている方が頭に残る、と思っていたが人間には五感というものがあるから、人間にある特徴的な感じ方を使い、覚え身につけたすることが人間に大切なのかもしれないと感じるのである。
 人間にとって幸運とは時に来るのかもしれないけど、幸運を受け入れるための第一工程、「努力」が必要なのかもしれない。「運まかせ」と考えることもあるかもしれないが、努力の成果をだしていかなければ幸運は一生こないといっても過言ではない。「まかぬ種ははえぬ」というように努力をしない人は幸運はこないのである。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 努力の末に 有菜 84 105656637986
2 幸運は努力の結果 れたす 81 154849688286
3 「薫と子」 かこちゃん 81 107548567186
4 努力と幸運 まりは 80 98349789786
5 自然が遊び場 ぎんぎつね 80 114343799092
6 テークゼアボールズ トレジャーハンター 80 107542718584
7 柿にギブアップ!! ほしのみか 80 99553738589
8 私の名前 なむき 80 86442668392
9 成功や、幸福の起こり方 パンダ 80 109153558186
10 幸運は努力の結果 がんばるくん 79 112948698984

 

10月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部91人中)


科学文明に頼ると
はるりん
 老若男女に夢を与え続けたと言われているドラえもん。しかし、本当にそうなのだろうか。ドラえもんの話の中には、見落としてはいけない重要なポイントが隠されているように思える。ドラえもんのポケットから飛び出すさまざまな道具は、時々思いがけない問題を起こしてしまう。この問題が、笑いを取る重要な部分なのだが、笑ってすまされない重要な問題もあるのだ。この問題は、現代を生きる私たちと重ねられる部分がある。伸びたが、ドラえもんの便利な道具に頼りっぱなしのところだ。私たちも科学文明を過信している。それに頼りっぱなしだから、それが使えなくなると、弱体化してしまう。私は、科学文明によってできたものを過信し、使い過ぎるのは問題だと思う。
 そう考える第一の理由は、科学文明に頼り過ぎると人間の心身が弱体化する恐れがあるからだ。今、世の中には、便利な道具がたくさんある。その道具を使いすぎるために、人間はどんどん弱体化している。例えば、エアコンができてから、人間は体温調節の機能が鈍くなり、風邪をひきやすくなってしまった。また、よく言われるのが子供が外で体を動かす事が減っている、ということだ。これは、DSやPSPなどのゲーム機器が誕生したことにより、子どもが家の中にこもってゲームばかりをするようになってしまったということだ。このことは、子どもの体力にもよく表れている。昭和五十八年の七歳女児の五十メートル走の記録は10秒59だが、平成二十年の記録だと、11秒08と、少し遅くなっている。これは、外で遊ばなくなって、体力が衰えた結果である。便利な道具の誕生により、人間の心身は本当に衰えてしまった。全てを機械に任せるようになっているのだ。
 第二の理由は、大切なことを見失うようになってしまうからだ。例えば、手紙を書く時。手書きで、便せんに書いた方が気持ちがこもっているように感じる。しかし、世の中には携帯電話と言う便利な物が普及している。メールで、相手に伝えたいことが簡単に伝えることができる。現代の人々は、気持ちを込めることよりも「どうすれば、簡単に、かつスピーディーに相手に伝えることができるか」を追求しているのだ。また、洗濯機もそうだと思う。手洗いの方が、節水できるし、洗濯物がきれいになると思う。環境のことを、考えていないことも多い。自動車は、行きたい所に時間をあまりかけずに行ける。しかし、排気ガスが排出されるため、環境が汚染されてしまう。最近では、電気自動車が開発されているが、莫大な費用がかかっている。環境が汚染されれば、緑が失われていく。緑こそ、心の安らぎになる大切なものだと思う。そんな、大切な物を見失わせてしまう便利な物は少し恐ろしいと思う。
 確かに、科学文明が無ければ不便でたまらないだろうし、いつまでも日本は成長することができないだろう。しかし、「理想に到達するための手段はまた理想への到達を阻む障害でもある」という名言もある。理想を現実にするために、何かを失ってしまう可能性がある、ということだ。私は、何かを失ってまで理想を現実にしたいとは思わない。何かを失うくらいなら、少し苦労する方がいいと思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 科学文明に頼ると はるりん 88 130761698290
2 科学の危険 けいたまくん 87 123959698387
3 発達の影に潜むもの ともじろう 84 105756738386
4 子供のふしぎを持つということ nagi 84 121159586989
5 テストの良さ クッキー 82 108756667181
6 科学の使い方 剣道少年 81 96554798889
7 『不思議』 ひあき 81 111561647973
8 不思議 ポケット 81 108454606880
9 「ドラえもんに笑われる現代」という漫画 ゆかく 80 135346789684
10 科学 かねめ 80 89759839487

 

10月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部69人中)


知識と知恵は一文字しか違いませんが?
ことのは
 この世の中で生きていくためには、情報や知識が必要不可欠である。学校で受ける授業の内容は、大半が情報と知識と言う内容である。授業で単元が一通り終了した所で、テストが行われる。これは、今まで学習してきた知識の定着度を、一人ずつ測るための手段なのである。また、その定着度は、点数によって明確にされてしまう。私達が日頃テスト対策と言って、問題集のページを埋めていくのも、授業の内容やプリントの中身を暗記しようとするのも、それらは知識を定着させようという意識から起こる行動だといえる。誰もが抱えるであろう「テストでは高得点を獲得したい」という思いも、実は繋がっているのである。私もテストで良い点を取ろうと行動を起こした。数学は問題集を数冊掛け持ちしつつ、問題をかたっぱしから解いた。そうすることで、分からなかった箇所を理解できた。英語は単語と熟語を、国語は漢字を覚えることに時間を費やした。社会と理科は授業で学んだ知識を別のノートにまとめ、隅から隅まで頭に叩きこんだ。つい先日の中間テストで、このような勉強法を繰り広げた結果、理科は五教科で一番の最高得点を出し、合計点も目標の点数を大幅に上回った。学校で習得した知識は、生きるための基礎となる。計算が出来なかったり、英語を滑らかに話せないようであれば社会では通用しない。何をするにも知識の量は問われる。知識を吸収することを、ないがしろにしてはいけないのである。
 だが、知識を土台に、自らの頭で考える知恵も大切である。小学校の頃に友人の家に遊びに行った際、さりげない生活の知恵の存在に驚かされた。冷蔵庫から取り出した水を注ぐボトルの中に、何と備長炭が入っていたのである。
「こうすることによって水が浄化され、美味しくなる。」
と友人の母親が説明してくれた。確かにコップに注がれたその水は、普通の水道水よりもまろやかで、おいしかった。これは備長炭によって水がきれいになるという知識から考案された知恵なのだろう。
 知恵と言えば、とんちが思い浮かぶ。どんちで有名なお坊さんは一休さんである。一休さんがまだ小さい頃、ある人の家に呼ばれていった時、その人の家の前に橋がかかっていた。橋のそばには「このはし渡るべからず」という看板が立っている。連れの住職は戸惑ったが、一休さんは橋を渡っていた。家から出てきた主人には「このはしを渡ってはいけないというので、真ん中を通ってきました。」と平然と言ってのけたという。知恵はその人の確かな知識と考えによって支えられている。
 確かに情報と知識も、知恵もどちらも必要である。だが「経験は、最良の教師である。」という名言があるように、学校で学んだ知識や人から聞いた知恵だけでなく、いままでの経験を自分なりに吸収するのが最も大切なことだ。そして吸収した後に自分の頭で考えれば、自分の中で納得できる。また吸収した事柄は自分を成長させる。そのためにはまず何事も自分から挑戦して、多くの経験をものにしていかなければならない。経験というものは、私たちに多くのことを教えてくれる宝なのだ。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 知識と知恵は一文字しか違いませんが? ことのは 88 127358778384
2 スポーツの意義 あまぐり 88 120364738281
3 それでいいのか… カモミール 86 139458657883
4 Fight 清書 アルテマウェポン 85 126657788887
5 情報・知識・知恵 ポセイドン 85 137957597686
6 勝ち負け しゅんしゅん 85 120753627389
7 勝ち負けの意味 さおりん 84 118653628090
8 目標達成 なるか 83 103464717190
9 時代と気持ちの変化 きよほ 82 101551587590
10 けんかは大切 はるむ 82 882546774103

 
★1位の作文は、要約の部分が多かったため、代表作品にはなりませんでした。

10月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部41人中)


生きる原点
さくら
 私の幼稚園の生活を思い起こせば、自由遊びと歌と工作、軽い運動しかしていなかった。知識を詰め込む勉強の時間はいっさいなく、ひらがなは書けるようにしていたが、テストなどはなく、むしろ新しい字が書けるようになることを楽しんでいたように思える。そのころは草花の特徴は実際に散歩して学んでいた。しかし小学校に入ってからは理科の授業で教科書をみて覚える機会が増えていった。教科書には、的確な特徴が書かれているが、あのころ花や葉をみてふくらませた想像力は働かない。私は実際の体験を通して、想像力を身に付けられるような生き方をしたい。
 そのための方法として第1に、体験を大事にすることだ。百聞は一見にしかず、という言葉があるように、実際に見てみるのと、他人から聞いただけでは、物事に対するイメージが変わる。例えば友達とランチをしよう、と思い、それに最適な店を探そうとする。最近はインターネットの発達により、多くの人の口コミが見られるようになったが、それはあくまで他人の価値観によって書かれたものであり、本当かどうかも分からないため信憑性を考慮しなければならない。一方で、自分が実際に興味のある店に行って、下見をすれば間違いはないのではないだろうか。
 また第2の方法として、今までの学力偏重の教育方針を改め、身体的な体験を重んじるようにすることも大切だ。偏差値を上げるためだけの勉強をして、学歴社会のなかで優位にたった人でも、それだけでは想像力の乏しい人間になってしまう。「がり勉」、「頭でっかち」という言葉はそれを示した言葉に思える。一方発明家エジソンは子どものころ、学校にも捨てられるような所謂「問題児」扱いされていたが、卵を自分で温めてかえらせようと試みたように実際に行動して成長した。その結果偉大な発明家になったのではないか。実際に体験して学習した、といえばヘレン・ケラーも挙げられる。目も耳も不自由な彼女が「水」を理解できたのは、本物の水に触れながらサリバン先生が手にスペルを書いてもらったからにちがいない、と考える。
 確かに知的な理解も大切だ。今の日本の場合、就職するには、勉強が必要となる場合が多いからだ。生活する上で最低限の漢字が読めないと自分が恥ずかしい思いもするし、そのためには子どものころからの学習が大切になってくる。しかし「私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある。」という名言があるように様々なことを体験しながら成長していくことがいちばん大切である。その体験がその人の想像力を高め、豊かな人格を形成するからだ。私も幼稚園のころの体験を大切にしながら、新たな体験をしていきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 内面を大切にして 椿 89 163169797992
2 生きる原点 さくら 87 110264698392
3 追及することは大切!! フラワ 84 108458798889
4 関わり タケル 84 122056637584
5 スポーツを楽しむ 201系 83 109058799381
6 他人を思いやる きやの 81 94556687086
7 物事の本質を見極める ななみ 81 93556646995
8 冬服とキンモクセイ ハオハオ 79 102948719883
9 四季 かまむ 77 178343648587
10 学校について友達と ゆうか 75 78758556592

 

10月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部129人中)


背後にある原理を考えよう!
のんちゃん
 私も、今回の長文にもあったように、物事の現象面だけでなく、その背後にある原理を考えるような生き方をしたいと思う。
 その方法としては第一に、物事は表面だけを見て判断するのではなく、なぜそうなっているのかを考える癖をつけることがあげられる。私は主人に教えられて株を少しばかりやっているのだが、考えさせられることが多い。リーマン・ショックの後、株は全面安になったが、こういう時、人は怖くなり株に手を出さなくなる。主人はこういう底値の時こそ買い時だと言い、私は新日鉄の株を試しに買ってみた。株価は半年後にあがりそこで売り、儲けさせてもらった。今はヨーロッパ、ことにギリシャの債務危機で株価が下がっている。そこで、また買い時かと考えているのだが、新日鉄と住友金属の合併話が出ていてそれが実現すればご祝儀相場が出ると主人は言う。今、株価が下がっているという現象面だけを見るのではなく、なぜ下がっているのか、これからどう推移するのかを考えることは頭を活性化させるには良いことだと思う。勿論、あまりに高額のお金を投資することはリスクを伴うのでやらないが、余裕のある範囲でやっていると経済の本質が垣間見えたりする。なぜ、こういう株価なのかを考え、その事象の背後を考える癖をつけるようになる。もちろん、株だけでなく、色々なことにおいて、背後にある世の中の流れを考える癖をつけることは大切なことだと思う。
 第二の方法としては、表面的なことだけでなく、その背後にある原理を考えさせるような教育を行なうことが大切だと思う。イタリア人のガリレオ・ガリレイは地動説を唱えたことで有名である。ガリレオは、木星の衛星の発見、金星の満ち欠けの観測、太陽黒点の観測から地動説が正しいと確信するようになった。しかし、当時流布していた天動説に反対したため、異端審問にかけられた。今では誰でもが地動説の正しさを知っているが、当時は教会の権威やアリストテレスの哲学を否定したためにガリレオは弾圧を受けた。表面的にただ従来の学説を鵜呑みにすることだけでは、科学の進歩はなかったであろう。「科学の父」と呼ばれるようになったガリレオのように観測に基づいて考察するような教育が行なわれることが大切だと思う。北原白秋の歌に「薔薇の木に薔薇の花咲く 何事の不思議なけれど」という歌があるが、なぜ菊ではなく薔薇の花が咲くのだろうといった疑問を感じる感覚は大切なのではなかろうか。
 確かに、物事に興味を持ってその現象を良く見ることは大切である。しかし、見るだけではなく背後にある原理を考えることはとても重要なことだと思う。「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である。」という名言がある。見かけが健康そうにみえても、実際は不健康であるということは良くあることである。天動説のように、一見、真実に見えても、実は誤りだということも良くあるのである。大切なことは健康自身、そして偽りではない真実こそが尊ばれるべきである。それには表面的な事象を見るだけではなく、なぜそうなっているのか背後にある原理を考察することが大切である。私も背後にある原理を考えるような生き方をしていきたいと思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 背後にある原理を考えよう! のんちゃん 93 1316761099892
2 受験勉強 いすも 91 134163838896
3 幸福感 えてよ 89 128659778592
4 物語的視点 トウモロコシ 89 159162708292
5 untitled unnamed 87 120981667797
6 満たされないという幸福 さえピ 86 149856748287
7 物語の重要性 だるまー 85 146854899187
8 心の豊かさ ちな 83 95159777883
9 けんかの側面 慎太郎 81 99057627290
10 時は金なり サッカーマン 80 10004811012093



2024年07月の森リン大賞 |  2024年06月の森リン大賞 |  2024年05月の森リン大賞 | 
2024年04月の森リン大賞 |  2024年03月の森リン大賞 |  2024年02月の森リン大賞 |  2024年01月の森リン大賞 |  2023年12月の森リン大賞 | 
(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
2023年03月の森リン大賞 |  (20年10月~23年2月未集計) |  2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
2020年06月の森リン大賞 |  2020年05月の森リン大賞 |  2020年04月の森リン大賞 |  2020年03月の森リン大賞 |  2020年02月の森リン大賞 | 
2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
2019年08月の森リン大賞 |  2019年07月の森リン大賞 |  2019年06月の森リン大賞 |  2019年05月の森リン大賞 |  2019年04月の森リン大賞 | 
2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
2018年10月の森リン大賞 |  2018年09月の森リン大賞 |  2018年08月の森リン大賞 |  2018年07月の森リン大賞 |  2018年06月の森リン大賞 | 
2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
2015年07月の森リン大賞 |  2015年06月の森リン大賞 |  2015年05月の森リン大賞 |  2015年04月の森リン大賞 |  2015年03月の森リン大賞 | 
2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
2014年09月の森リン大賞 |  (2014年7~8月は未集計) |  2014年06月の森リン大賞 |  2014年05月の森リン大賞 |  2014年04月の森リン大賞
2014年03月の森リン大賞 |  2014年02月の森リン大賞 |  2014年01月の森リン大賞 |  2013年12月の森リン大賞 |  2013年11月の森リン大賞
2013年10月の森リン大賞 |  2013年09月の森リン大賞 |  2013年08月の森リン大賞 |  2013年07月の森リン大賞 |  2013年06月の森リン大賞
2013年05月の森リン大賞 |  2013年04月の森リン大賞 |  2013年03月の森リン大賞 |  2013年02月の森リン大賞 |  2013年01月の森リン大賞
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2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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