毎月の森リン大賞
森リンの丘
12月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部55人中)
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12月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部125人中)
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12月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部120人中)
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●磁石はすごい!! |
ゆかみ |
75 |
595 | 44 | 77 | 85 | 77 |
2位 |
●マリオ好きの石川くん |
ゆちお |
73 |
688 | 49 | 65 | 71 | 81 |
3位 |
●お父さんとの将棋戦 |
関東助太刀 |
71 |
476 | 39 | 77 | 75 | 79 |
4位 |
●私とRちゃんの出来事 |
あじさい |
71 |
827 | 48 | 44 | 72 | 90 |
5位 |
●悪魔のばくだん |
清良 |
71 |
522 | 42 | 67 | 68 | 97 |
6位 |
●元気な朝顔 |
ドラえもん |
71 |
510 | 46 | 53 | 68 | 96 |
7位 |
●ストップ、きょういの原子力 |
ナツ |
71 |
615 | 53 | 48 | 66 | 86 |
8位 |
●感どうした金かん日食 |
あのん |
71 |
552 | 46 | 54 | 65 | 89 |
9位 |
●おにからにげた二人 |
のんの |
71 |
797 | 47 | 59 | 63 | 86 |
10位 |
●アインシュタインの気持ち |
せなめ |
71 |
658 | 44 | 59 | 61 | 96 |
12月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部136人中)
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●スッキリスポーツ! |
きなは |
79 |
953 | 51 | 79 | 86 | 83 |
2位 |
●日光へいったぞ |
きるそ |
79 |
1185 | 47 | 92 | 82 | 77 |
3位 |
●今年のスキー |
湖れいくん |
78 |
921 | 47 | 72 | 92 | 93 |
4位 |
●持久走大会 |
におは |
78 |
1049 | 47 | 58 | 90 | 87 |
5位 |
●ウルトラマンの悲劇 |
たすく |
78 |
1170 | 52 | 62 | 84 | 89 |
6位 |
●活やくたくさん |
ゆめく |
78 |
1735 | 51 | 64 | 80 | 84 |
7位 |
●これからもがんばろう |
すずし |
78 |
795 | 44 | 77 | 74 | 92 |
8位 |
●二秒・・・がんばりたい |
レモン |
77 |
681 | 44 | 68 | 85 | 89 |
9位 |
●みんなで協力 |
おかしもん |
77 |
967 | 49 | 56 | 84 | 84 |
10位 |
●私と気の合う友達 |
なりあ |
77 |
969 | 49 | 61 | 84 | 84 |
12月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部151人中)
考え方は一つじゃない
なみま
私たち日本人がクリスマスに食べる物と言えば、チキン、ケーキ等いわゆる海外から取り入れた食物を食べる。それに引き換えイタリアでは焼いた鰻を、フランスではウサギの肉を食べる。どの国も個性的な食文化を持っている。私が思うに、それはその国の人の口に合う合わないがあるからだと思う。だから日本の料理が海外に認められない、イコールおいしくないという訳ではない。それを証明するのが私の体験である。ベルギーに行ったときに出されたパスタが私たちにとってはものすごくバターたっぶりで、重たいものであり、お腹はすいていたにもかかわらず、全て食べ切れなかった。しかしベルギーの人々は、それをおいしそうに全て残さず食べているのを見て、感じ方が違うから国によって食文化が異なるのだとひらめいたのである。それだけではなくベルギーは寒いからだと思う。なぜなら寒いとエネルギーを必要とし、そのエネルギーの為にはどうしてもカロリーの高い油のたくさん入った食事を取ったり、ゴーフルに生クリームをたっぷりかけて食べたりして寒さを凌ぐのだろう。
私はこの冬、フランスとベルギーに行ったのだが、いつも海外旅行に行くと一つの疑問が浮かぶのである。それは日本では料理はたいてい、箸で食べるというのにヨーロッパではフォークやスプーン、ナイフで食べる事だ。私は考えに考えた結果、日本は島国であるのでその分海に囲まれているから、魚が良く獲れる。魚はやわらかいのでナイフやスプーン、フォークを使わなくても食べられる。しかし土地も広く農業ナンバー1のアメリカでは牛や鳥、豚が良く育つ。いわゆる肉類を食べる時には硬いものが多いのでナイフ、フォーク、肉に合うスープを飲む時も多いのでスプーンも使うという訳だ。と言う感じで私の長い疑問は解決である。箸を使わない国が有り、使う国がある。これを見て私は「捨てる神あれば拾う神あり」だなあと思った。まるで世界は一つでも一つ一つのチームに分かれているので、オリンピックみたいだと考えた。
今日も、申し分の無い輝かしい天気であるが、いくら明るい風景であっても、もし違う時代であれば……と考えると急に雲に覆われたような気がした。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●考え方は一つじゃない |
なみま |
81 |
904 | 54 | 68 | 75 | 87 |
2位 |
●世界一おいしかったラーメン |
りすっぴ |
81 |
1018 | 49 | 65 | 74 | 92 |
3位 |
●やみつきご飯とオエッとなるご飯 |
おしゃべりさん |
80 |
1062 | 39 | 77 | 94 | 80 |
4位 |
●国によって違うこと |
きゅうちゃん |
80 |
1014 | 47 | 78 | 78 | 83 |
5位 |
●好き嫌いなしじゃありません |
はれさ |
80 |
1071 | 43 | 65 | 78 | 87 |
6位 |
●認めあう文化 |
たけみ |
80 |
920 | 51 | 67 | 76 | 86 |
7位 |
●手書きの効果 |
みおコロネ |
80 |
1136 | 44 | 63 | 75 | 86 |
8位 |
●食べ物も食べ方も |
あや魔女 |
80 |
926 | 49 | 72 | 75 | 84 |
9位 |
●文化によっての食べ物の食べ方 |
きろせ |
80 |
993 | 52 | 67 | 70 | 84 |
10位 |
●手紙にこもった思い |
もも |
80 |
1003 | 48 | 64 | 65 | 90 |
12月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部85人中)
早起きと朝寝坊
まもる
「基礎英語はじまるわよ。」
母の声で私は目が覚めた。私は毎日ラジオ英語を聞くために六時に起きている。しかし、冬の朝はひどく寒く、湯たんぽで温まった布団から出るのは地獄に行くくらいいやだった。夏の朝では涼しいから、すっきりと起きられるとしても、私は朝が苦手だ。だから、自分でもう起きる時間だと分かっていても、母の「起きなさい」という声が何回響き渡っても、自分の起きようとする気力がないと起きられない。しかし、早起きをするために壁をのりこえ、早起きの良さを実感する日もある。その日は、朝に今日中にやらなければいけない事や宿題をやってしまって、放課後は自分の好きなことが自由に出来た。他にも朝早くに勉強などをして脳を動かしておくと、学校に行った時に気分がすっきりしている。?早起きは三文の得というように、早く起きると体にも良いし、良い事がある。だから、親達は私達を朝早くから起こすのだろう。
それでも休日はラジオ英語も休みで、母も私を起こすことを断念する。だから私は起きようという気になるまで、朝寝坊している。朝寝坊は心ゆくまで体を休めることが出来るし、冬はいつまでも温かい布団の中で眠ることが出来る。その時の気分は、天国の雲に包まれているようで、最高だ。一方、朝寝坊をすると目が覚めた時には時刻が昼に近かったりする。すると、その日はやけに一日が短かったなと感じる。そう、一日の約五分の一の時間を寝て過ごしたために、起きる時間が短くなってしまったのである。
このように、早起きをしようとしても起きるのがつらく出来ない日がほとんどだ。だから私はなぜ早起き出来ないのか調べてみた。すると、「眠りの長さ」というものが関係していた。まだ産まれたばかりの赤ちゃんは、眠ると起きるが一日に何回もくり返しあり、睡眠時間がほとんどだ。それに対して、十才くらいになると睡眠時間が1回ですむようになり、九時頃から七時頃まで睡眠しているようだ。そして、大人になると子供の時よりも睡眠時間が減り、十一時頃から六時頃までしか眠らないようだ。この結果を見ると、私の祖父も朝四時に起きて毎日散歩していた。このような事から、成長するに連れて朝起きる時間が早くなると分かった。しかし、大人になってからではなく、今早起きして放課後自由に過ごしたい私は、ある目覚ましを買った。その時計は、人が浅い眠りをして起きやすい時に、目覚ましが鳴ってお越してくれるというものだ。その時計のおかげで朝すっきりと起きることが出来るのだ。
人間にとって睡眠とは、欠かすことの出来ないものだ。だから、私は平日に早起きは三文の得を実行しているから、休日は朝寝坊をしても良いと思う。中学、高校と成長していけば、早起きが自然と出来るようになるから安心しようと思う。だが、少しくらいは早起きをする努力をしようと思う。
「基礎英語、早くしないと始まるわよ。」
「あっ、母の声だ。今日は平日だから朝寝坊できない。でも朝寝坊したい。」
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●早起きと朝寝坊 |
まもる |
82 |
1231 | 48 | 69 | 83 | 92 |
2位 |
●もう起きるの |
まあやん |
82 |
1002 | 53 | 67 | 78 | 83 |
3位 |
●朝起きる事と遅刻 |
なもれ |
81 |
1005 | 49 | 65 | 73 | 83 |
4位 |
●大切な準備 |
みすか |
80 |
1097 | 46 | 67 | 86 | 89 |
5位 |
●朝寝坊 |
シャンデラー7 |
80 |
1039 | 46 | 63 | 81 | 87 |
6位 |
●食べ物の |
魁珠愛 |
80 |
1295 | 46 | 61 | 79 | 87 |
7位 |
●私の朝 |
スヌーピー |
80 |
1100 | 44 | 59 | 73 | 84 |
8位 |
●ち・こ・く・だー! |
どろっぷ |
79 |
1545 | 48 | 67 | 89 | 83 |
9位 |
●安心からのねぼう |
やまり |
79 |
919 | 46 | 80 | 89 | 89 |
10位 |
●好みは人それぞれ |
おまな |
79 |
933 | 44 | 62 | 82 | 92 |
12月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部76人中)
行列を作るのに必要な力
りょうたろう
「ええ、何でそっちはスカスカなん。不公平やん。」
と僕は愚痴をこぼした。夏休み真っ只中、ディズニーランドで僕達家族は長い長い列の最後尾に並んでいた。僕は、行列を作り整然と順番を待つことは大切だと思う。 その理由は第一に、行列は先着順という平等なルールのもとに成り立っているからだ。早くから並んでいれば、早くに用事を済ませることができる。遅ければ、それだけ遅くなる。金持ちでも、金持ちでなくてもそれは平等だ。どんなに急な用事があったとしても、その理由で順番を抜かせば、列に並んでいる全ての人にさげすまれるだろう。どんな身分でもどんな事情がある人でも、同じように大変な思いをしなければいけないのだ。このシステムでは、列に並んでいる全ての人が自分の気持ちを後回しにしなければならないということだ。しかし、日本では、この大変な行列というシステムをあらゆるところで利用できている。自分の気持ちを後回しにして周りの人との協調を優先きるということは、日本が誇れるところではないかと僕は感じる。しかし、日本も意外に広いもので、そんな常識が通用しないところもある。それはディズニーランドだ。僕達家族は、一度だけディズニーランドに行ったことがある。超満員で、どのアトラクションの前にも長蛇の列ができていた。僕達は仕方なく最後尾に並んだのだが、いつまでたってもゴールが見えない。まるで永久迷路に入ったかのように、ぐるぐると曲がりくねった道を進むだけだ。しかし、ふと横を見ると、スカスカの道を何組かの家族が気持ち良さそうに走りに抜けていた。後で分かったのだが、その道はファストパスという特別なルートで、発券場でパスを入手した人だけが、通れるのだ。そのルートを通ると、二時間待ちのところをなんと二十分でアトラクションに乗れるそうだ。
ぼくはこのルールに反対だ。行列という平等なシステムの概念を破り、特別なパスを入手できれば行列に並ぶのを避けることができるという不平等なものになってしまっている。ましてや、それが夢の国の中でおこなわれるということには問題があるのではないかと僕は感じた。
第二の理由は、行列を作ることで、人間は社会性を身につけることができるからだ。行列に並ぶということは、協調性を持つということだと思う。協調性がなければ長い列に並び続けるのは難しい。小さな子供が、長い列に最後まで並べないのは、そのせいである。子供ならまだしも、大人でそういうことが出来なければ、それは困りものだ。しかし、今の日本にはそういう人がいる。例えば列に並んでいる時、
「ちょっと向こうに行って来るんですけど、空けといてもらえますか。」
と言う人だ。確かにやむを得ない事情があるのかもしれないが、どんな事情があろうが全ての人が同じように大変な思いをするのが、行列の暗黙のルールだ。さらに、予め並んでいた友人のところに、後から入り込むという悪質なケースもある。本人たちは頭の良い作戦だと思っているのかもしれないが、それは立派なルール違反だ。後から来た人は後ろの人に迷惑をかけることになるし、第一、周りの人と同じような苦労をせずにゴールに達しようとしている。このように多くの場所で行列が利用される一方で、裏をかき、卑怯な方法で行列を避けている人たちもいる。これは、日本に社会性の欠けた人が出てきている証拠ではないかと僕は感じる。
確かに、それぞれの事情を考慮した上で、優先順位を決めた方が、周りも良くなり、その人を助けることになるという意見もある。しかし、「もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になる。」という名言があるように、我先にと出しゃばらず、万人が平等だという原則を確認しながら他の人達と一緒に列を作り、社会性を身に付けることが重要なのだ。だから、僕は行列を作り、整然と順番を待つことは大切だと思う。これから僕は、社会性を身に付け、自分の気持ちを相手に押し付けたりしない人間になりたい。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●行列を作るのに必要な力 |
りょうたろう |
88 |
1668 | 57 | 81 | 85 | 87 |
2位 |
●実態の変化に合わせる |
れたす |
87 |
1243 | 67 | 78 | 81 | 86 |
3位 |
●危機感を持つこと |
あよあよ |
87 |
1436 | 57 | 65 | 81 | 86 |
4位 |
●今、この瞬間を、全力で!! |
四葉のクローバー |
87 |
1176 | 57 | 69 | 81 | 89 |
5位 |
●行列の意外ないいめん |
パンダ |
87 |
1170 | 64 | 67 | 77 | 90 |
6位 |
●計画 |
さたく |
87 |
1241 | 64 | 67 | 77 | 87 |
7位 |
●行列は「平等」の証? |
ぎんぎつね |
85 |
1175 | 56 | 68 | 82 | 89 |
8位 |
●意識してますか? |
ほしのみか |
85 |
1043 | 56 | 68 | 80 | 93 |
9位 |
●実態による言葉の変化 |
アルセウス |
85 |
1110 | 56 | 63 | 79 | 89 |
10位 |
●規則 |
ききも |
85 |
1010 | 59 | 71 | 79 | 95 |
12月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部71人中)
自己の利益から全体の利益へ
りんた
音楽祭が1月26日にあり今クラスで練習に励んでいる。冬休み中にも練習があるぐらいだ。私は課題曲「名付けられた葉」の伴奏を務めるので練習を行うことが出来る全ての日に出席する。しかし参加人数が過半数を超えないと冬休み中の練習はする事が出来なく、冬休み中に練習が出来るのは3日間だけだ。皆用事があるのだろうが全体のことも考えてほしい。この皆の行動は正しいのだろうか、それとも間違っているのだろうか。この文では自己か全体どちらの利益を考えるか、という事について論じていきたいと思う。
確かに自己の利益を考えることは必要なのだろう。勝負にしても勝つという自己の利益を考えるからこそ互いに競い合い、成長することが出来る。これは私が水泳のクラブに所属していた4年ほど前の話である。Aという友人でもありライバルでもある人がいた。ライバルということもあるだけに彼と私はほぼ同じタイム、50m自由形で34秒台であったし同級生だったので練習中から試合までいつも競っていた。私は彼がいたおかげで少し早くなれたのかもしれない。その後スランプに陥った彼とは次第に会う機会がなくなったが中学生になって試合会場でたまに会うことがある。彼と過ごした時は私の大切な思い出であり彼とは今も友達である。
とは言っても全体の利益を考える事も必要だろう。ツバルを知っているだろうか。観光業と漁業が主な産業の小さな国である。この国の標高最高点は海抜4mしかなく海がしけている時には波が島を通過するほどだ。今、地球温暖化の影響で海に沈みかけている。地球温暖化の原因がCO2が代表される温室効果ガスであるという事は皆知っているだろう。それを多く排出しているのは先進国である事もだ。したがってツバルという国自体はほとんど何もする事が出来ないのである。どのようにすればツバルを救えるか。それは先進国など温室効果ガスを多く排出する国が排出規制を行うことである。今、海に沈み行く国や島はツバルだけではない。早急なる対処が必要である。 自国の利益だけを追求するのではなく世界中の国々が利益を上げるようにして行くべきではないのだろうか。
<総合化>「私たちの幸福が他人の不幸に支えられているのであってはならない」こんな名言があるそうだ。私達は自己の利益を考えていく事も全体の利益を考えていく事も必要だし大切だ。だからこそ自分の利益が他人の利益に結びつくような社会を作ればいいのではないだろうか。実際このような社会を作ることは非常に難しく困難が伴うであろう。私事を優先してしまうのが人間だからだ。しかしそんな理想を実現することが出来れば今を生きる私達にとっても、そしてこれから生きる全ての人々にもこの社会に生きて良かったと思ってもらえるのではないだろうか。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●自己の利益から全体の利益へ |
りんた |
92 |
1151 | 68 | 89 | 91 | 90 |
2位 |
●日本人は「いいえ」が言えない! |
黒髪メガネの人 |
88 |
1271 | 66 | 67 | 79 | 86 |
3位 |
●自分の利益が他人の利益に |
はるりん |
87 |
1717 | 69 | 68 | 75 | 86 |
4位 |
●求るべきもの |
にゃぱ |
86 |
1302 | 59 | 97 | 99 | 86 |
5位 |
●言葉の大きな力 |
ポケット |
86 |
1412 | 59 | 67 | 81 | 93 |
6位 |
●バレーボール |
ブレイド |
85 |
1078 | 57 | 84 | 86 | 86 |
7位 |
●言葉も経験も大切 |
なおつ |
85 |
994 | 61 | 66 | 79 | 96 |
8位 |
●私たちは、「手を上げよう」と |
百合 |
84 |
1272 | 51 | 76 | 76 | 84 |
9位 |
●我々 |
トンクス |
84 |
978 | 64 | 73 | 75 | 89 |
10位 |
●言葉と経験 |
まりあ |
84 |
1094 | 56 | 68 | 71 | 90 |
12月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部34人中)
言葉の持つ思い
なるか
日本では、もとが漢字ではない文字の音を示す場合を除き、漢字の地位が絶対的に高くカタカナは代用的な役割しか持たない。これは、音はなぞりでしかないのに、漢字はオリジナルで普遍だという安心感から来ている。しかしこのオリジナル性は音のオリジナル性の犠牲の上に立つ無努力・横着のオリジナル性だ。そしてこういう一面的なオリジナル性の上の二つの言語間の交流は、一方または双方の側からの独占に基づくまがいものであることが多い。紙の上の文字のみの交流は制度に管理されたものだからだ。人間の交流の基本は話すことであり、紙から抜け出て音になった言葉には愛がある。わたしは言葉に込められている様々な思いを大切にして生きていきたい。
そのためには第一に、事物の名前を覚え、語彙量を増やすことだ。言葉に思いをのせるには対象物の名を知らなければならない。名を知らねば、親しみを込めて呼ぶのもわざと間違えるのも不可能であり、自分の思いを伝えられない。語彙数も同様だ。好意をのせるのに的確な言葉、皮肉をのせるのに適確な言葉。思いを大切にしてそれをきちんと相手に伝え、理解するにはその場その場で適確な言葉を使う必要がある。ある友達との交流でわたしはそれを痛感した。その人と話していた時、わたしの言葉で友達を怒らせてしまったのだ。わたしは、冗談で毒気のある言葉を連発してしまう悪い癖があって、それが怒らせてしまった原因なのである。その友達との仲は直ったものの、最近わたしはその癖がでないようにしている。冗談ということがわかる言葉を用いること。そのためには笑えて人を傷つけない言葉というものを知っていなくてはならない。そのための語彙数の増加だ。思いを正しく相手に伝え正しく受け取るには、対象物の名を知ることはもちろん、語彙の豊富さが求められるのだ。
また、思いは言葉だけに宿るものではない。国の文化、常識、マナー、伝説などにも先人の思いが込められている。これらを尊重することも、言葉にある思いを大切にするために必要なことだ。言語に込められた思いは今挙げたものなどに込められた思いと通ずるものがあり、それらを尊重し学ぶことで言葉にある思いを大切にする気持ちが一層強まる。小泉八雲はそれを実践した筆頭だろう。『西印度諸島の二年間』の発表により東洋の関心を深め、来日、日本への帰化の後、日本の風土と心を紹介する本を数多く出した。日本の伝説を収めた『怪談』は誰もが知るものだろう。これらの本の中には日本を軽蔑した言葉などない。むしろ日本文化を愛する様子がひしひしと伝わってくる。おそらく彼は、言語と文化に通ずる思いを感じとり、日本をますます愛するようになったのではないか。日本文化を学び日本をより愛するようになった八雲が示すように、国などの独自文化を尊重することは、言葉にある思いを大切にすることと密接につながっている。
確かに、言葉にいちいち思いを込めていては大変な場合もあるだろう。テストの解答にそんな事をしていたら、一教科解くだけでくたくただ。図書館の利用の際の番号のように、言葉も記号の一種としてみたほうが楽なときもある。しかし、『自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。』という名言がある。言葉とて例外ではない。心のうちにない、つまり心のこもっていない言葉は財産にはならないのだ。そんな言葉で作られた人生など空虚でさびしいだけである。財産である「心のうちに持つ言葉」にある思いを大切にして生きていき、その言葉によって周囲と交流し、その交流を大切な宝物として日々を送っていきたい、とわたしは思っているのである。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●言葉の持つ思い |
なるか |
91 |
1499 | 63 | 83 | 87 | 87 |
2位 |
●ゴーイング・マイ・ウェイ |
ことのは |
89 |
1326 | 62 | 79 | 83 | 87 |
3位 |
●交話機能 |
アルテマウェポン |
88 |
1187 | 63 | 67 | 78 | 92 |
4位 |
●言葉と気持ち |
しちみ |
87 |
1381 | 62 | 69 | 89 | 86 |
5位 |
●ことばと音 |
織田信之助 |
87 |
1050 | 58 | 81 | 84 | 97 |
6位 |
●言葉に込める愛 |
のすけ |
87 |
1184 | 54 | 85 | 84 | 93 |
7位 |
●運命 |
BOY |
87 |
1193 | 57 | 65 | 78 | 89 |
8位 |
●最近わが国では、あらゆる所で |
はわえ |
87 |
1228 | 61 | 73 | 75 | 93 |
9位 |
●言葉に愛を乗せて |
きらり |
84 |
1088 | 57 | 86 | 92 | 89 |
10位 |
●「死」とは |
ききか |
84 |
1281 | 51 | 65 | 74 | 87 |
12月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部123人中)
横並び
とりの羽
本来は、特許制度は発明を保護する狙いをもっている。技術の公開とひきかえに発明者に与えられる独占権には、三つの効用が期待できる。一つは、発明に要した開発費用の回収が可能になることである。二つ目の効用は、社会全体からみて、発明のための重複研究、二重投資が避けられる。三つ目は、発明が特許によって保障されれば、新しい発明および技術開発のための刺激剤にもなりうるだろう。私は、日本が出る杭は打たれるような社会となっていることが問題だと思う。
一つ目の問題として横並びになるところに原因があると私は考える。例えば新聞の記事。様々な新聞会社があるにも関わらず、ほとんど一面の内容が同じだ。他社を気にしてか意識してかはさておき、テレビ欄においても同じ現象が起きているのでおそらくメディア全般において共通していることなのだろう。では何故横並び現象が起きているのかというと多分トップ記事のカテゴリーは同じにして要は記事の内容もしくは質で競争するというような暗黙の了解があるからなのではないかと思う。そしてその分野においてある会社が一人勝ちしてしまうと、自分の会社が危機的状況になった時助けてもらえない可能性があるからだ。最近の日本は不景気になっているのでどの会社も経営状態が悪く、結果互いの会社が競争するよりもむしろ互いに協力していくといった風潮がある。その為、同じ様な記事を書かないで一人だけ情報を独占した記事を書くと袋叩きになるのは目に見えている。
第二の原因として、大陸から離れて独自の思想が発達したことだと考える。昔、ダーウィンが記した「進化論」にもあるようにガラパゴス諸島は独特な進化を遂げてきた。それが日本にも当てはまる。良い例として日本の携帯電話が海外からガラパゴスケータイと呼ばれているようにユニークなデザイン、機能が多く詰められている。その結果海外の人から見れば余分な機能ばかりついていて使いづらいと見える。日本は大陸から離れている上に、他民族の侵入もただ一度としてない。そして鎌倉幕府以降の武家時代、徳川幕府以降の鎖国政策、これらによって日本は周りの対外諸国にない文化があり、少しでも異となるものが入る用であればすぐに排除するような体系になっていった。それにより今の日本には、周りを意識し出来るだけ当たり障りに内容に横並びを意識する社会になっているのだと私は考える。
確かに協調性を保ち横並びを維持するのも良い。しかし、発想と言うものはその人のオリジナルであり、仮にそれが反社会的であっても決して除外すべきではない。私は、日本が出る杭は打たれるような社会となっていることが問題だと思う。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●横並び |
とりの羽 |
92 |
1097 | 77 | 116 | 103 | 95 |
2位 |
●愛が言葉を創り、言葉が愛を語る |
きとみ |
90 |
1542 | 66 | 82 | 82 | 92 |
3位 |
●蓄積とコンパス |
nakamu |
89 |
1365 | 63 | 98 | 97 | 89 |
4位 |
●異文化を理解する |
きやの |
88 |
1006 | 66 | 91 | 87 | 90 |
5位 |
●限られた命を生きる |
ゆてた |
88 |
1103 | 62 | 77 | 84 | 90 |
6位 |
●視野から学ぶ |
テマリ |
88 |
1308 | 66 | 74 | 76 | 90 |
7位 |
●マイナスをプラスに |
ちゃんじい |
87 |
1193 | 62 | 71 | 74 | 93 |
8位 |
●愛を込める |
ひまわり |
86 |
1086 | 61 | 97 | 86 | 99 |
9位 |
●成功から成功を導き出せ! |
よよよ |
86 |
1363 | 66 | 67 | 73 | 84 |
10位 |
●技術の発展 |
慎太郎 |
85 |
1041 | 57 | 86 | 83 | 89 |
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