毎月の森リン大賞

森リンの丘

 


3月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部25人中)

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3月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部68人中)

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3月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部130人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 山崎直子さん 藤本博士 71 91538586893
2 図工てん イクラ 71 79042606489
3 はじめてのシフォンケーキ ほっぺ 70 80039587190
4 昼休み だいもんじくん 69 53539537183
5 いちご大福づくり machami 69 65338576676
6 一いだ!しょうがいぶつきょう走 ふるる 68 129938477289
7 友達の家に行ったよ まここ 68 66738495583
8 ナント!ナン作り はわほ 67 49138597377
9 つめたいプール ゆもこ 67 43139526590
10 ぎゃくむきのコマ ゆはる 67 46039486397

 


3月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部102人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ボールが生んだドラマ きみけ 78 816421009587
2 二つのすきな番組 たちい 76 60644629493
3 春は冬のおくりもの ゆふお 76 101746587587
4 笑って元気 りりい 75 95347518093
5 ウメだ! せはす 74 57443707696
6 はやっているワンピース スーパーメッシ 74 76542737392
7 好きなTV りん 73 52448688280
8 春のおとずれ きねと 73 69548566784
9 春への、もよう替え のんの 73 75952606595
10 注射の勇気 まわく 73 648517664102

 1位の作品は、要約の部分が多かったため代表作品にはなりませんでした。

3月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部130人中)


私の敵、牛乳
なむな
 「やっぱり牛乳は・・・。ダメ・・・。」
私は今日もため息をつきました。
 私は牛乳が大の苦手です。なのに、牛乳は毎日毎日給食に出ます。まるで私に意地悪をするように出ます。本当に時々、一か月に一回より少ない位、飲むヨーグルトが出ますが、それ以外は全て牛乳です。他のメニューは関係ありません。カレーライスであっても、魚の塩焼きであっても、ひじきご飯と煮物でもおかまいなしです。おまけに、お赤飯にまで・・。おいしいメニューでも、牛乳があると気分は同じです。牛乳を毎日出すと決めた人には、牛乳を嫌いに思う心、飲みたくない人のことを考える心がなかったのでしょうか。
 確かに牛乳は、歯や骨、血、筋肉になることも、牛乳はアルファベットの宝庫と呼ばれ栄養素が多いのも知っているけれど、味覚のことも考えてほしかったです。
 牛乳のどこが嫌いかと言えば、匂いと味です。ビンのふたを開け中のニオイをかいでみると、その場で倒れそうになります。震えます。このような物は本当に地球にあるのだろうか?夢なのかと思うほどです。少し思いだそうとすると、あの匂いがよみがえります。味は、中をカエルがさっきまで泳いでいたような感じです。飲むと、顔が本当にまずくてまずくてたまらないという表情になります。この前牛乳を飲んだ時は、私の顔をみて
「お前の牛乳くさっているんじゃない? 賞味期限十年前に切れてるね。」
と言われたほどです。
 私が四年生になって、四回牛乳を飲んだうち二回がお客様がきたときです。一回目のお客様の幼稚園児が来たときには、目の前ですべて食べているのを見た末、飲むか飲まないか迷っていると、幼稚園児に「飲め、飲め」と言われて、飲むしかなくなりました。 
 お年寄りが来たときには、説得されて飲みました。授業で「昔のことを発表しよう」を聞いてもらったときに、同じ班の子が「昔給食に出ていた脱脂粉乳はまずかったそうだ」と発表したせいで、お年寄りから
「脱脂粉乳よりおいしいよ」と言われ、しかたなく飲みました。飲むたびに、もう一生飲まないと思わせる牛乳は、ある意味私の中で特別です。私が牛乳を飲んだのことは、クラスのなかのニュースとなりました。ワーっと拍手まで浴びてしまいます。
 母も牛乳ぎらいで、「給食での魚と牛乳は確かに味を考えてほしいよね。」と共感してくれました。やはり牛乳を給食に出すべきでないと強く思いました。
 私にとっての牛乳とは、どなられると同じくらい、それよりも嫌なものです。牛乳というのは、私を何と言っていいのかわからないほどの気分にさせる最高の武器かもしれません。牛乳とのにらみ合いはこれからもあると心のなかで思っています。今もあの牛乳を思い浮かべ、ため息をもらしました。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 人気者になれる!? アリス 82 93161617887
2 私の敵、牛乳 なむな 81 113756668384
3 観客席でのランチ リリア 80 8344710011279
4 おいしい給食 におは 79 166648909080
5 春に近づく楽しみだ にいや 79 83947648987
6 おいしい給食 ちびこ 79 94048788983
7 ぼくが嫌いな季節、春 とらたいがくん 79 86553828587
8 ムシャムシャモリモリ大好きな給食 かろけ 79 111648637089
9 さいきょうのラーメン だいこん 78 89139549484
10 ハエのうらの顔 すずし 78 101342609086

 1位の作品は、要約の部分が多かったため代表作品にはなりませんでした。

3月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部152人中)


当たり前はすぐ変わる
みおコロネ
 昔の古い説とはちがう全く新しい説が現代の考え方になっているということは、いろいろな科学の領域で起こって不思議ではないだろう。まだ科学をすべて知り尽くしているわけではないので、別の角度から見ると新たな発見が生まれ、すぐれた技術が誕生することは今後も続くであろう。つまり、古いものにとらわれずに新しい見方ができることが大切なのである。これは科学者でなくとも私たち一般の人でも同じことがいえるだろう。その自分たちの考えを科学界にぶつければ、案外面白い科学の発展につながるかもしれない。
 「水・金・地火木、土天海、水金地火木……。」
惑星の名前を唱える。今は海王星までだが、つい最近までは冥王星も仲間に入っていたのだ。それは二〇〇六年のことだった。冥王星が小惑星に再分類されたとテレビで見た。つまり惑星から小惑星への格下げだ。母に聞いてみると、やはり昔は冥王星まであわせて覚えていたらしい。
「なんかリズムが悪くなったなー」
と母は唱える。私は再分類後に覚えたので、そうは感じないのだが。私の家にある天体の図鑑をみると冥王星はやはり惑星に入っていた。近くの科学館でももちろんそうだった。科学館には惑星の模型があったのだが、冥王星はしっかりと太陽の周りを飛んでいた。ただし、冥王星は惑星ではないと新たに正し書きされていたが。このように、昔まで当たり前だったことが一つの発見でくつがえされ、新しい当たり前が生まれる。このことに私は驚いた。
 母も私と同じように驚いた経験があるらしい。母が中学生のころの部活では、とちゅうで水分補給してはいけなかったらしい。運動中に水分を補給することで腹痛をおこしたり、身体の動きが鈍くなるからだったそうだ。また、精神的にも水をがまんすることが大事と思われていたそうだ。しかし、今では熱中症などを防ぐためにも水分補給は絶対だとされている。当たり前のことになっているのだ。母は、昔言われていたことは何だったのかと疑問に思ったそうだ。私も学校で運動会の練習などがある日は水筒を持ってくるようにいつも言われている。水分補給なしでずっと運動していたら、いずれひからびたミミズのようになっているかもしれないと思った。
 古い常識にとらわれず、新しい発見で次の当たり前ができ、またさらに新しい発見が生まれていく。そのようにどんどん常識は変化していくので、古い見方ばかりにとらわれてはいけないのだとわかった。「例外のない規則はない」というように、どんな常識も新しい発見でくつがえる。私も小さなものでもいいので発見してみたい。ウェーゲナーのような思いつきの自由な心の発見を目指して。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 創造とは さまあ 85 119253798695
2 当たり前はすぐ変わる みおコロネ 85 109559767893
3 初めてできる喜び きにね 81 105853587583
4 食べ物の存在する価値 DAIKICHI 81 108049687490
5 初めてできたこと きろせ 81 103052597384
6 科学は進歩し続ける ひあう 81 101548657292
7 変わる情報 きゅうちゃん 80 117846829889
8 努力は創造の父 たけみ 80 113048748983
9 味見は大切 みはあ 80 90743788892
10 料理 らおさ 80 112141738793

 
 1位の作品は、要約の部分が多かったため代表作品にはなりませんでした。

3月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部75人中)


努力したこと
議長
 「レドシラドレファラドレファ……」僕は今、ピアノの練習をしている。これまで八年間、毎日一時間こつこつと練習を積み重ねてきたおかげで、自分でもとても上手になったと思う。また、ピアノを続けてきたことで自信がつき、学校やそれ以外の場所でも、より積極的に明るく物事を進められるようになったし、「ピアノが得意」という他の人にはない特長によって、周りに一目置かれるような存在になれたと思う。
 しかし、最初からこのように明るく、積極的な性格だったわけではない。確かに人見知りはなく、どんな人ともすぐ友だちになれたので、新しい環境にはすぐに溶け込むことができた。しかし、言われたことをあまり考えずに行動してしまい、他人の言いなりになってしまうこともあった。泣き虫だったし、積極的なのは、泣きわめくことと遊ぶこと、そしてすり傷をつくることぐらいだったのかもしれない。
 そんな幼稚園時代を過ごしていたとき、ピアノのレッスンに行くことをお母さんがすすめてくれた。僕は他に習い事をしていなかったし、幼稚園にあったピアノがとても面白そうだったので、特に考えもせずにレッスンを受けることになった。しかし、毎日練習を続けるというのは思いのほか難しく、なかなかできなかったため、何回もかんしゃくを起こして、まるで赤ん坊のように泣きわめいていた。確かに面白かったが、こんな思いまでして何の役に立つんだ、などと思ったりもした。しかし、何とか自分に言い聞かせながら毎日続け、小学校に入ってからはピアノで活躍することができた。そのとき、続けてきてよかったと思い、それと同時に学校生活もより楽しいものになり、明るく何事にも積極的に取り組めるようになった。
 この前も六年生とその保護者の前でクラスの歌の伴奏と、自作の曲を演奏したばかりだ。特に自作の曲を演奏した時には、見に来てくれた人たちから大きな拍手をもらえたので、とても嬉しかった。
 他にも例はある。一年生のときに「雨ふりくまの子」の伴奏したこと、大きなホールで発表会をしたこと、自作の曲を心を籠めて演奏したこと……。どれもこれも自分に自信をつけて、自分がもっと輝いていけるような体験になったことは間違いない。そのような経験、体験を積み重ねていくことで今の自分があると言っても過言ではないだろう。
 努力とは人間にとってとても重要なものである。だからこそ「継続は力なり」ということわざがあり、さまざまな人が目的をもって努力を続けているのだ。それはピアノだけではない。サッカー、裁縫、読書、日記、野球など、人によってそれぞれだが、少なくとも人の数以上はある。そして大切なのは、努力することは人に決めてもらうのではなく、自分で決めなければならないということだ。なぜなら、自分で決めたことだからこそ、辛いことがあっても続けられるからだ。いくら辛いことがあっても、最後は必ず幸せに結びつくというのは、言い過ぎだろうか。
 少なくとも、努力は決して裏切らない。僕はそう信じている。僕がピアノを続けている理由にも、努力が積み重なり、目標が達成できたときや上手くできたときの嬉しさがあるのだと思う。これは悪循環の反対、「善循環」というべきものが働いているから頑張れるのではないだろうか。
 そうは言っても、やはり続けるのは難しい。しかし、一度達成感を味わうと、それに向かって努力するようになる。そのためには小さいことから始めたらいいのだ。小さいことからだんだん大きなことへつなげていけばいい。ピアノも同じだ。小さいことから始めていき、そしてまだ見えない大きな目標に向かって一歩ずつ歩んでいけばいいのだ。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 昔話には教訓がかくされている まもる 89 120061738092
2 努力したこと 議長 85 150458587687
3 ゆるら 84 124252839092
4 人生のマナー りなこ 83 128452688590
5 綺麗な道、汚い道という視点から エクスカリバー 82 122058769887
6 頑張ったこと なやぬ 81 115648908884
7 成功の裏に隠された努力 華月 81 135451838884
8 発見 まひち 81 100249687487
9 昔話イコール教訓 不知火 81 106453647384
10 マラソンと成長 みすか 80 130046839784

 
 1、2、3、4位の作品は、要約の部分が多かったため代表作品にはなりませんでした。

3月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部72人中)


以心伝心の力
りょうたろう
 「えっ、うそっ。音楽の教科書忘れてしまった。どうしよう、どうしよう。」
僕は焦っていた。二時限目の前の十分休み、僕は教室で中学校初めての忘れものに気が動転していた。僕は、以心伝心的なコミュニケーションを取ることは大切だと思う。
 その理由は第一に、以心伝心的なコミュニケーションは全てを伝えるわけではないので、手短に済ませることができるからだ。例えば、僕が学校で初めて忘れものをしたときのことだ。音楽の授業だったので音楽室に移動しようと、僕はロッカーの中にある音楽の教科書を取ろうとした。しかし、いくら他の教科書をかき分けても見当たらない。顔が真っ青になっているのを感じた。音楽の先生は厳格で、忘れものや遅刻にめっぽう厳しい。授業が始まるまで後三分。僕は、急いで隣の教室に行き、一番の友達に両手を上げて音楽のノートを見せた。すると友達は、自分のロッカーの中から音楽の教科書を持って来て、手渡してくれた。僕は礼を言い、走って音楽室へ向かった。間一髪、席に着いた瞬間にチャイムが鳴った。僕と友達の、まるで台本でもあったかのような以心伝心の素早い行動で、先生の雷をかわすことができたのだ。僕は、以心伝心的なコミュニケーションは、言葉の遣り取りを少なくし、時間短縮につなげることができるんだなと思った。
 その理由は第二に、以心伝心的にコミュニケーションができるということは、相手との親密さや信頼関係の顕れであり、その以心伝心を重ねることにより一層親密さや信頼関係が深まるからだ。以心伝心で必要なのは、相手と同じことを考えているという親密さと、相手が自分の言いたいことを、少ない言葉や行動だけで理解してくれると信じられる信頼関係だ。例えば、会社内での上司と部下の会話だ。上司が、
「例の件だけど、先方に別の要件が入ったから、来週の金曜日の三時に変わったよ。」
と重要な指示を、まるで大したことでもないかのようにさらっと言う。すると部下が、
「分かりました。例の件の日程をその時間に変更しておきます。」
とこれまたさらっと流すように言う。このように、親密さと信頼関係のある上司と部下なら、以心伝心によって、要件の内容を確かめることもなく、会話をスムーズに進めることができるのだ。しかも、全てを話さなくても内容を理解してくれれば、自分の考えていることもよく理解されているような気がして、話し易くなったり仕事に対する意欲が湧いたりもするだろう。これは、何も上司と部下の関係に限ったことではない。日本人は以心伝心を使うことで、自分の思いを話し易くなったり、話したくなったりするのだ。二千四年の読売新聞の人間関係の意識調査によると、「電子メール、携帯メールの方が気持ちを伝え易いか」という質問に対して、六十四パーセントの人が、「いいえ」と答えている。確かに電子メールや携帯メールも、少ない言葉数によるコミュニケーションである。けれど相手の表情を見たり声を聞いたりする人間味がないので以心伝心ができないのだ。このことがアンケートの結果につながっているのではないかと思う。ぼくは、これだけ携帯電話が普及していても、やはり人が求めるものは電波のキャッチではなく、心のキャッチボールなのだと感じる。
 確かに、明確に物事の内容を伝えないと、全ての人に理解はしてもらえないという意見もある。しかし、「辞書のような人間になることではなく、辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である」という名言があるように、多くの言葉の中から少なく有効な言葉を選び出し、相手に伝え、相手もそれを理解できるような文化を創ることが意義のあることなのだ。だから僕は、以心伝心的なコミュニケーションを取ることは大切だと思う。これから僕は、以心伝心的なコミュニケーションを使える範囲を広げて、様々な分野で利用したい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 短い言葉をうまく使お! 四葉のクローバー 89 135959748493
2 狂気と冷静 ぎんぎつね 88 133559767886
3 狂気の大切さ トレジャーハンター 87 135653788196
4 狂気の善悪 やあや 87 124561687887
5 以心伝心の力 りょうたろう 86 158756758089
6 短い言葉と長い言葉 アルセウス 86 120864757290
7 見つけて、伸ばして、PR Qちゃん 86 119868676893
8 たしかにフレーズ・パスカル(感) なめあ 85 104761788989
9 独特な思い 枕草子 85 123054788580
10 たしかブレーズ・パスカル きせう 85 114958587692

 
 1位の作品は、要約の部分が多かったため代表作品にはなりませんでした。

3月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部70人中)


ものの大切さ
トンクス
 もったいない。この言葉は今や世界中の人が一度は聞いたことがあると思う。私はこの言葉が物の消費についてイエローカードを出していると思う。なぜなら、現在地球は様々な環境問題に直面していて、その言葉がもっとモノを大切にしろと訴えているように思われるからだ。モノを大切にすることは、私たちの生活にも密接しているのだ。
 私の家では、古くなってしまったタオルなどを再利用している。たとえば、揚げ物など油を使って調理したときだ。フライパンについた油を布で吸い取り、その後に洗剤で洗えば洗剤の量が少なくてすみ、環境にもやさしい。モノを新たな視点で利用すれば、もったいない使い方などはできないのではないだろうか。
 これは学校の保健体育の授業で習ったことなのだが、日本の紙の消費量は、世界平均の四倍以上らしい。現在はエコや3Rの推進などによって随分改善されたとはいえ、まだまだである。ちなみに、3Rとはリデュース・リユース・リサイクルのことである。大切なのは、消費者である我々の意識である。我々人間は何かしら環境に負荷を与えていることを自覚し、生きていかなければならない。
 しかし、その一方で経済を発展させるためには、古いモノを捨て新しいものに置き換える新陳代謝も必要なのも事実である。
 「わらしべ長者」という昔話がある。わらしべを拾った主人公が、これと取り換えてくれというリクエストに応えているうちに立派な屋敷を手に入れるという話だ。最初のわらしべにこだわらず、新しいものと取り換えていったおかげである。
 現在、「必要は発明の母」ではなく「発明は必要の母」になりつつあると批判する声も聞こえる。しかし私はそれがあまりにも必要でないもの以外だったら良いと思う。なぜなら文明が進化する限り人間は成長するものだからだ。
 太平洋戦争が終わり、アメリカが日本に乗り込んできたとき、ある意味では古い時代が終わった。そして男女平等などと新しい見方もできた。新しい思想やものが流入したのだ。このことによって、日本は今までの日本文化と新しい外国の文化が融合したより深みのある文化が成立したのだ。だから、新しい考え方を受け入れることによって、よりよいものが生まれるのだ。
 確かにモノを大切にすることも、経済発展のためにモノの新陳代謝を進めることもどちらも大切だ。しかし、「大切なのは健康らしい外見ではなく健康自身である」という言葉があるように、外見の豊かな生活ではなく内面的に豊かな生活が一番大切である。画一的な生活ではなく、心に余裕のある生活を送ることが我々人間の理想なのである。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 じっくりと,たっぷりと まかじろう 90 120364839084
2 ものの大切さ トンクス 89 108064868789
3 遊び、勉強、それぞれの大切さ バナナ佐々木 88 120957798183
4 学ぶ方法 かふた 87 127758829195
5 消費について りんた 87 103773757989
6 古いもの、新しいもの はるりん 87 121553737695
7 古いものと新しいもの 小林少年 86 136357687493
8 外国人と日本人の考え方の違い ポケット 86 165864647190
9 遊ぶのはお国の為 にゃぱ 85 166157839592
10 幸せ クッキー 85 130256657887

 


3月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部148人中)


マスコミは
しらたき
 マスコミの役割はまず現在の世の中の出来事を事実として客観的に伝えることだ。しかし日本の言論機関は、政府による厳しい検閲や特定の団体による弾圧が無いにも関わらず、商業主義、売れ筋なら何でもやるという競争原理に左右されている。更に、マスコミはそれ自体が大きな権力になっているにもかかわらず、庶民ぶることや反国家的、反体制的であろうとしている。これはマスコミ人としての自覚やモラルが欠けていると言わざるを得ない。
 日本のマスコミは過剰な商業主義とステレオタイプな報道を克服すべきだ。

 そのためには第一に、マスコミが報道の使命を自覚するとともに、私たちも商業主義のマスコミにのせられないことだろう。私もつい、馬鹿げた番組でも惰性で見てしまう癖がある。この報道はアウトだろう、この人の言っている事は嘘くさい、と思っても惰性で見てしまう。これは自分の為にも良くないし、社会の為にも良くない事だと思う。私にとって、この様に時間を浪費するよりも、本を読んだり自分の好きな音楽を聞いたりする方がよっぽど有意義なはずだ。また社会にとっても、つまらない番組ばかり放送される事態になりかねない。テレビ番組の殆どは、視聴者への受け狙いだ。受けているかどうかを測る物差しとして、例えば視聴率や地デジのリモコンによる番組参加などが挙げられる。これにより、プロデューサー達が流れを決めている。よって私のような、惰性でテレビを見るという行為は、他意がなくとも悪い番組続行のきっかけの一つとなってしまうのだ。だから私たちは、自分にとってその情報が必要なものか、適切か。そして、自分がこれからも定期的に欲しいと思っている情報源なのかを見極めなければならない。

 第二の方法は、マスコミに対するチェック機能を設けることだ。最近の新たな取り組みとして、ニコニコ動画という動画投稿サイトが国会中継や政治家の演説などを放送することがある。このサイトの特徴の一つは、動画を見ながら、画面上にコメントを残していけることだ。更に、このサイトにおいて生放送がされることもある。その時はリアルタイムで、生の視聴者の声が届けられるのだ。これにより、視聴者の肯定、否定、疑問や不満などがダイレクトに相手に伝わる。
 とはいえ、幾つか問題も在る。例えば、他人の気分を害するコメントを規制できない。また、特に生放送の場合、視聴者が多すぎるとサーバーが落ちてしまう為、人数制限が設けられてしまう。ところがこれをテレビで実施してみたらどうだろうか。確かに前者の問題点については、他の視聴者の為に、必ず改善すべきだろう。しかし後者の問題については、大衆向けの情報媒体として存在するテレビならば解決できるだろう。勿論、前者の問題も番組を向上させる為には不可欠な要素である為、むやみに改善させてはならないだろうが。
 私が情報を得るとき、ほとんどのきっかけはテレビだ。インターネットでも確かに情報は見つかるが、不必要なものも多い。そこでテレビのニュースを一巡する事の方が、流行に追いつく為には遥かに効率的で簡単だからだ。現代ではインターネットからでも情報は得られるが、おそらく私のようにテレビを利用して効率を上げようとする人は少なくない筈である。よってまずはテレビ関連において、先にあげたような視聴者によるチェック機能を設けるところから始めてはどうだろうか。

 確かに、マスコミにはみんなの関心のあるものを大きく取り上げるという面も必要だ。しかし言論の使命というものを忘れてはならないと思う。今のマスメディアは、人の褌で相撲を取る、ということわざのように、庶民を食い物にし過ぎている。マスコミならばもっと良い、マイ褌を用意できるはずだ。よって、マスコミは自分だけの褌をもってして、戦いに挑むべきだ、と私は考える。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 マスコミは しらたき 93 157566969496
2 心の余裕 なるか 90 124364939390
3 自ら行動を よよよ 90 128463718692
4 自分のこと アホ神God 90 125376698483
5 本当に大切なもの ゆたや 90 121876678096
6 公共という倫理観 きとみ 89 16086610310596
7 意思伝達 テマリ 89 141062758584
8 価値観のつくりかた 織田信之助 88 127357828492
9 今日では道徳的共同体を きひと 88 120657798384
10 生き方の精神 ピクシー 88 125461758181



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(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
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2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
2014年09月の森リン大賞 |  (2014年7~8月は未集計) |  2014年06月の森リン大賞 |  2014年05月の森リン大賞 |  2014年04月の森リン大賞
2014年03月の森リン大賞 |  2014年02月の森リン大賞 |  2014年01月の森リン大賞 |  2013年12月の森リン大賞 |  2013年11月の森リン大賞
2013年10月の森リン大賞 |  2013年09月の森リン大賞 |  2013年08月の森リン大賞 |  2013年07月の森リン大賞 |  2013年06月の森リン大賞
2013年05月の森リン大賞 |  2013年04月の森リン大賞 |  2013年03月の森リン大賞 |  2013年02月の森リン大賞 |  2013年01月の森リン大賞
2012年12月の森リン大賞 |  2012年11月の森リン大賞 |  2012年10月の森リン大賞 |  2012年09月の森リン大賞 |  2012年08月の森リン大賞
2012年07月の森リン大賞 |  2012年06月の森リン大賞 |  2012年05月の森リン大賞 |  2012年04月の森リン大賞 |  2012年03月の森リン大賞
2012年02月の森リン大賞 |  2012年01月の森リン大賞 |  2011年12月の森リン大賞 |  2011年11月の森リン大賞 |  2011年10月の森リン大賞
2011年09月の森リン大賞 |  2011年08月の森リン大賞 |  2011年07月の森リン大賞 |  2011年06月の森リン大賞 |  2011年05月の森リン大賞
2011年04月の森リン大賞 |  2011年03月の森リン大賞 |  2011年02月の森リン大賞 |  2011年01月の森リン大賞 |  2010年12月の森リン大賞
2010年11月の森リン大賞 |  2010年10月の森リン大賞 |  2010年09月の森リン大賞 |  2010年08月の森リン大賞 |  2010年07月の森リン大賞
2010年06月の森リン大賞 |  2010年05月の森リン大賞 |  2010年04月の森リン大賞 |  2010年03月の森リン大賞 |  2010年02月の森リン大賞
2010年01月の森リン大賞 |  2009年12月の森リン大賞 |  2009年11月の森リン大賞 |  2009年10月の森リン大賞 |  2009年09月の森リン大賞
2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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