毎月の森リン大賞
森リンの丘
5月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部56人中)
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5月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部107人中)
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5月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部113人中)
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●牛のお通りで電車がとまるの感想 |
らもつ |
72 |
577 | 51 | 47 | 75 | 97 |
2位 |
●おひるごはんを作ったこと |
らりこ |
71 |
728 | 44 | 53 | 72 | 81 |
3位 |
●神様の牛 |
しげ |
71 |
432 | 46 | 59 | 70 | 99 |
4位 |
●バレエの発表会 |
ヒヨコ ピヨ |
70 |
526 | 42 | 59 | 72 | 81 |
5位 |
●牛のお通りで電車が止まる |
ゆり |
70 |
586 | 47 | 55 | 60 | 83 |
6位 |
●楽しいゴールデンウィーク |
らかふ |
69 |
502 | 41 | 50 | 65 | 90 |
7位 |
●たのしかったよ、運動会 |
みつい |
68 |
496 | 38 | 70 | 72 | 83 |
8位 |
●ギョウザ作りのお手伝い |
ゆまみ |
68 |
1072 | 41 | 50 | 70 | 83 |
9位 |
●「やったー」 |
かなん |
68 |
735 | 39 | 52 | 67 | 81 |
10位 |
●おてつだい |
ゆまよ |
66 |
364 | 43 | 50 | 67 | 84 |
5月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部162人中)
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●戦国武将 宇喜多まこと |
またろ |
80 |
905 | 44 | 76 | 92 | 86 |
2位 |
●イヌ科の猫、ラブリー |
あうん |
79 |
1028 | 42 | 82 | 108 | 89 |
3位 |
●お泊り会のタコ焼き |
だいもんじくん |
79 |
775 | 51 | 86 | 107 | 83 |
4位 |
●私の飼った生き物 |
四つ葉 |
79 |
1568 | 43 | 98 | 98 | 84 |
5位 |
●チャレンジ・クッキー |
ゆとえ |
79 |
1100 | 39 | 71 | 90 | 76 |
6位 |
●新ていあん!一番好ひょうピザ |
ゆはる |
79 |
769 | 43 | 75 | 88 | 93 |
7位 |
●歴史の中のことわざ |
みりり |
79 |
856 | 54 | 61 | 75 | 90 |
8位 |
●まずはトーストから!! |
地韋津徒尾須止打位寸希 |
77 |
869 | 48 | 64 | 71 | 86 |
9位 |
●カエルってどんな生き物?(清書) |
ゆきだるま |
76 |
993 | 49 | 59 | 70 | 81 |
10位 |
●イルカのトレーナー |
レモン |
75 |
1032 | 39 | 53 | 78 | 96 |
5月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部145人中)
人間と機械の発達
プリン
人間を科学的に知ろうとすると、人間を機械におきかえて考える場合がある。しかし、機械は人間と同じように息をして生きているのだろうか。機械は使えば使うほど性のうが落ち、人間は成長すればするほど進歩発展するという点で、機械と人間はまるで反対だ。わたしはこの話を読んで、人間と機械を比べることにとても興味を持った。
機械には人間にはまねできないような機のうやのう力がたくさんある。例えば多くの工場はほぼ全て人間の手作業ではなく、機械の動力で動いている。機械だと素早くできて、人が行うよりもミスが少ないという長所があるのだ。しかし、もし機械がこしょうをしたり、こわれてしまったらどうだろう。そこにはきっと人間の手が必要となり、その上時間と手間がかかってしまう。動きの止まった工場の様子は、まるで車のじゅうたいのようだ。また、人間には機械にもできないのう力ががある。それは思いやりの心や考えて実行に移すことができるのう力だ。そのような力が、ふだん活かされ人間生活をおぎなっているのだと思う。そして人間というのは、その生活から失敗や成功をくりかえして成長していく。また機械とちがって自分をふり返ったり、見直したり、学ぶ良い点がある。だが、悪い点もある。それは機械のようにスピーディにまちがいなく作業することがむずかしいのだ。
わたしは以前ニュースでこんな話を耳にした。それは、人間に近づいてきたロボットのことだ。すぐれた機械といえばロボットのことを思いうかべる。体の不自由な人をベットから起こす作業をロボットが行うという話題に、わたしはお母さんに感想聞いてみた。お母さんは
「ロボットはこれからの未来に必要とされるものだと思うよ。きっと活やくしてくれるんじゃない」
とニュースの画面を見つめた。でもわたしは、ロボットの活やくする場面があるかもしれないが、やはり人間の方が良いこともあるのではないかと考えた。どうしてかというと、ロボットに助けられた人はストレスを感じているのではないか。心や感情を持つ人間は、やはり心を持つ人間に助けられたほうが自然だとおもう。
ロボットも人間も長所・短所がそれぞれあり、その時その時でどちらが良いかが変わってくる。機械も人間も、どちらがよくて、どちらが悪いということはわからない。でも今からロボットを発達させるのは人間であり、共に進化していくことは間ちがいないと思う。
機会があったら人間と機械を比べてみるのもいいかもしれません。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●人間と機械の発達 |
プリン |
82 |
1029 | 56 | 63 | 72 | 87 |
2位 |
●大自然の中のハイキング |
なもい |
80 |
1997 | 42 | 84 | 100 | 87 |
3位 |
●家族もライバル |
ふふふ |
80 |
1286 | 39 | 64 | 83 | 81 |
4位 |
●笑い方に気を付けよう |
ゆねち |
79 |
802 | 38 | 70 | 86 | 87 |
5位 |
●笑うのは楽しい! |
ハナ豆 |
79 |
1103 | 42 | 70 | 82 | 81 |
6位 |
●人間とロボットのちがい |
みいた |
78 |
1293 | 54 | 51 | 65 | 86 |
7位 |
●ほこらしい人間の手 |
ゆかみ |
76 |
860 | 52 | 50 | 74 | 81 |
8位 |
●動物と人間のちがい |
らさも |
74 |
728 | 51 | 54 | 69 | 81 |
9位 |
●打てない?打てる? |
らえそ |
74 |
687 | 41 | 69 | 65 | 102 |
10位 |
●今の人、昔の人 |
ネコッチ |
74 |
769 | 47 | 48 | 62 | 93 |
5月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部132人中)
昔私が集めていたもの
レモン
「一年生のころは、クラスのみんなでキャラクターのばんそうこう集めと交換がはやったなぁ。」
「わたしも一緒になって集めていたなぁ。」五年前を思い出した。また、
「三年生のころは、友達が持っているシール手帳を見て、シール手帳をたくさん集めていたなぁ。」
三年前を思い出した。キャラクターの絆創膏は、一年生のころ学校のみんなと持ってきたものを交換して遊んでいた。シール手帳は、三年生のころ家で妹と色々なシールを集めていた。
キャラクターの絆創膏交換は、一年生の半ばごろ二~三人が交換し初めた。それがどんどんクラスのみんなに広がって、毎日、沢山の人と交換するようになった。指にはるタイプの丸細い絆創膏以外にも四角や丸の小さい絆創膏も交換していた。土曜日や日曜日になると、新しい交換用の絆創膏を近くのお店に買いに行っていた。ある日学校の先生が、
「絆創膏の交換はやめましょう。」 と仰った。その次の日に絆創膏の交換はピタッと終わってしまった。
三年生のとき友達がかわいいシールを持っていた。そのシールは、シール手帳にはられていた。シール手帳は、特別な手帳で、シールを何度でも貼り替えられるシートが入っている。そのシール手帳を見て私は、
「私も、買って欲しいなぁ。」
と思い、母にお願いして買ってもらった。それからの買い物は、まるでシール買いのようになって、シールを集めていった。水シール、シャカシャカシール、プクプクシールなどを色々な種類のシールを集め、それらを全部シール手帳にはっている。六年生になった今では、それほど熱中しているわけではないが、それでも時々新しいシールを母に買ってもらい、たまに友達と交換している。今までで一番長く続いているコレクション集めだ。
父は、三、四年生のころ牛乳瓶の紙の丸い蓋を集めていたそうだ。千枚くらい集まったと教えてくれた。私はそれを聞いて
「どうしてそんなつまらないものを集めたんだろう。カビが生えて汚くないのかなぁ。」
と不思議に思った。また
「その千枚はどうなったのだろう。今でもおばあちゃんの家にあるのかなぁ。それだったらカビだらけだ。」
と想像した。
好きなものを集めることは、人間にとって必ず無くてはならぬものだ。これから私は、好きなものを見つけて、それが父のようにつまらないものであっても集めていくと決意した。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●昔私が集めていたもの |
レモン |
80 |
980 | 39 | 70 | 87 | 81 |
2位 |
●シール |
らせら |
80 |
1020 | 44 | 67 | 80 | 87 |
3位 |
●想像力 |
かろけ |
80 |
911 | 49 | 62 | 79 | 90 |
4位 |
●日本語の難しさ |
ゆとと |
79 |
1083 | 39 | 88 | 89 | 90 |
5位 |
●集めること |
聖徳太子 |
79 |
956 | 41 | 78 | 87 | 84 |
6位 |
●日本語のむずかしさ |
パンダ |
79 |
928 | 44 | 62 | 83 | 83 |
7位 |
●シャーペンとの出会い |
らめき |
79 |
927 | 44 | 67 | 75 | 92 |
8位 |
●日本語は外国人には難しい(感) |
くあゆ |
79 |
862 | 54 | 63 | 74 | 90 |
9位 |
●表現しにくいものとは? |
くかれ |
79 |
894 | 47 | 65 | 68 | 92 |
10位 |
●集めているもの |
みるく |
78 |
852 | 48 | 96 | 88 | 86 |
1位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品になりませんでした。
5月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部114人中)
話し上手と間の関係
ナナえもん
「これから、クラス目標を決めるために話し合いをします。何か、意見がある人は手を挙げて発表してください。」学級代表の男女二人が、このように話し始め、話し合いがスタートした。私が、小学六年生になって、一週間ぐらいしたときのことだった。小学校で過ごす最後の一年間だったので、ていねいに目標を決めていこうという雰囲気がただよっていた。クラスごとに目標を決めることになっていたので、自分達の教室で、クラス全員で話し合った。私は人と話すときに適度な「間」をとることは大切だと思う。
その理由の第一に、相手に余裕を与えない話し方では、お互いに疲れるからだ。私にも似た経験がある。私が小学六年生だったときに、クラスの目標を決めるために話し合いが行われた。そのときの私のクラスでは、自分の意見を変えないで、他人の文句を言っている人が何人かいて、グループみたいになっている人までいた。私は、他の人が発表しているのを聞いていた。そして、文句を言っている人の案もふくめて五つぐらいの案が出て、多数決で決めることになった。その多数決の一回目で、文句を言っていた人の案が落選した。そのとき、文句を言っている人がいきなり話し出した。その話の内容は、何で選ばれなかったのかということを考えずに、自分の案の良いところと他人の案の悪いところだけを考えているような感じだった。そのうちに、話し出した人と仲の良い人たちがみんなで文句を言い始めた。それは、まるでとても高いところから落ちてくる言葉の滝みたいだった。五分ぐらいすると、文句を言っていた人も疲れてきたのか徐々に声が消えていった。その文句を聞いていた人も、文句を聞いているだけだったので、それに対して意見を言えずに、疲れている様子だった。そのとき私は、他人の意見も自分の意見も両方とも大切にしていかないといけないと思った。
その理由は第二に、「間」がないと相手の話を引き出すことがむずかしいからだ。相手と話を進めていく中でも、「間」を取らないと、相手が話しについていけなくなる。そこで「間」を取ることで、自分も相手も意見を言える。相手の話を上手に引き出すコツとして、「自分一割、相手九割」という言葉もある。何人で話すときでも、「間」を取って意見を伝え合い、理解しあうことが大切だと私は思う。
確かに、自分の意見をおさえずに、がんがん話し合ってお互いにすっきりするほうが良いという意見もある。しかし、「多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲れさせる。」という名言があるように、たくさんのことを言ってすっきりしても、聞いてばかりでも疲れるものだ。だから私は、人と話すときに適度な「間」を取ることは大切だと思う。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●お金に換算すること |
ひあう |
86 |
1178 | 66 | 67 | 72 | 89 |
2位 |
●話し上手と間の関係 |
ナナえもん |
81 |
1118 | 46 | 60 | 65 | 87 |
3位 |
●価値とはお金か |
にゃあにゃあ |
79 |
888 | 58 | 59 | 69 | 93 |
4位 |
●目には見えない鑑定を |
うおん |
78 |
771 | 54 | 72 | 72 | 89 |
5位 |
●物が本来もっている価値 |
リリー |
78 |
923 | 53 | 57 | 71 | 90 |
6位 |
●「間」生かす |
とうがらし |
77 |
803 | 49 | 63 | 70 | 87 |
7位 |
●学習することの意味 |
あかりんご |
77 |
930 | 67 | 54 | 62 | 92 |
8位 |
●話し上手になるための秘訣 |
ちやく |
76 |
798 | 49 | 61 | 69 | 87 |
9位 |
●お金と自然 |
らもえ |
76 |
713 | 58 | 65 | 68 | 89 |
10位 |
●失敗からのチャレンジ |
リロ |
76 |
825 | 44 | 67 | 66 | 81 |
1位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品になりませんでした。
5月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部54人中)
僕の周りの父親たちは
しゅわきち
「ばかもーん」
いつものことながら磯野家では波平さんがカツオをしかっている。しかし、今の社会ではどうだろう。今では波兵さんのように子供をしかる父親が少なくなってきているのではないだろうか。また、父親は家族を総合し、理念を掲げ、文化を伝え、社会のルールを教えるという役割がある。しかし、現在では「友達のような父親」が増えている。そのような関係では文化を伝えることも、生活の規則、社会規範を教えることもできない。「物わかりのいい父親」は父の役割を果たすことが出来なくなった父親のことを言うべきである。
しかし、やはり物分かりの良い友達のような父親はいい。いまは、大半の父親が母親の尻に敷かれている。また、父親は母親に反抗したりしない。ゆえに父親は母親に子供のように扱われ、父親は子供と同じ目線になる。ぼくが知っている家族の父親はすべて優しい。子供の目線でいてくれるからこそ、気軽に相談に乗ってもらえるため、こどもにはこんな父親が好ましいのだと思う。ぼくの父親もほとんど怒らない。怒られた覚えもない。いつも母に怒られていて、そこに父の存在がない。ぼくの父親は一年のうちほとんど出張に出ていて、家に居ることが少ないのも一つの理由かもしれない。でもやはり、その父が家に居る時はとても楽しい。ぼくは、そんな父親が好きだ。
しかしやはり、昔気質の頑固で厳しい父親にはあこがれる。いつも母親ばかりに怒られるのではなく、一度は父親に本気で怒られてみたいものだ。ぼくの友達で、唯一ちゃぶ台返しを父親にされた人がいる。その話では家族みんなでご飯を食べている時に、ぼくの友達が卓球部に入ると言ったことが父親の怒りに触れたのだという。しかし、ちゃぶ台をひっくり返したことによりその友達の大好きな味噌汁がこぼれて、そのことに対して逆切れしたのである。すると友達の母も、妹も、たまたま居合わせたいとこでさえご飯がこぼれたことに対して父親を攻めたのだという。結局父親の完敗でその友達は貼れて卓球部に入部した。厳しい父親には、憧れだけで終わりそうだ。
確かに頑固な父親にも優しい父親にもそれぞれ良さがある。頑固な父親にはしっかりと怒ってもらえるし、優しい父親には相談しやすいし打ち解けやすい。しかし、親が自分に自信を持って、優しいときもあれば、厳しいときもある。そんな父親であってほしい。『時に優しく、時に厳しく』という名言もあるように状況に応じてその場に一番適した父親が一番いいだろう。それが、これから求められていく父親なのではないだろうか。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●素朴な良さと便利な良さ |
遊愛 |
84 |
1081 | 52 | 74 | 78 | 97 |
2位 |
●僕の周りの父親たちは |
しゅわきち |
83 |
1059 | 59 | 58 | 74 | 90 |
3位 |
●社会の現状は |
オラフ |
81 |
1531 | 51 | 85 | 94 | 86 |
4位 |
●今と昔の暮らしから |
くるる |
80 |
1174 | 44 | 84 | 97 | 87 |
5位 |
●Language |
零戦 |
80 |
877 | 56 | 77 | 73 | 84 |
6位 |
●五対五 |
海太郎 |
79 |
982 | 48 | 66 | 77 | 84 |
7位 |
●機械化かシンプルか |
りなこ |
77 |
864 | 52 | 58 | 67 | 87 |
8位 |
●島国言語 |
らふま |
76 |
733 | 52 | 67 | 67 | 90 |
9位 |
●機械化された生活とされていない生活 |
みすか |
73 |
662 | 48 | 64 | 64 | 89 |
10位 |
●便利かシンプルか |
がらな |
72 |
616 | 43 | 70 | 66 | 90 |
5月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部48人中)
読書に夢中になる
りょうたろう
「この本めっちゃ面白いやん。読むのやめられへんわ。」
と僕は、部屋で独りつぶやいた。夜中の十二時頃、家族は既に眠り、家の中で起きているのは僕だけだった。
僕は、読書に夢中になる時間を大切にする生き方をしたい。その為には、どうしたら良いだろうか。ここで、二つの方法が考えられる。
その方法は第一に、自分が夢中になれる本に出会う為に、様々なジャンルの本を読むことである。例えば、僕は小学生の頃は、読書が好きではなかった。字だけが書かれている本の面白味が分からず、漫画ばかり読んでいた。しかし中学生になり僕は、国語科の基本である読書をしないのはいけないと思い、嫌々ながら学校の図書室に通うようになった。そこで色々なジャンルの本を手当たり次第に読んでいくうちに、ある作品に出会った。アガサ・クリスティの『オリエント急行殺人事件』である。この本をきっかけに、僕は読書に魅了され、今では僕の日課になっている。数年前の自分からは想像も出来ない、まるで勉強大好きの読書少年のようになったのは、自分にぴったりの一冊に出会ったお陰である。この体験から僕は、読書に夢中になる為には、しんどくても多くの本を読み、お気に入りの一冊を見つけることが大切だと考える。
第二の方法は、周りの雑音が気にならない、読書に集中できる環境を整えることだ。何をするにしても、それに合った環境を整えることは大切である。環境を整えることが、その人の能力を伸ばすことに役立つのだ。皆さんは、孟子という古代中国の思想家をご存知だろうか。性善説で有名な孟子は、幼年時に三度も引っ越しを経験している。それは何故かというと、孟子の母がとても教育熱心で、孟子が悪い環境に染まるのを恐れたからだ。三度もの引っ越しは、無駄なようにも思えるが、この母の気配りがあったからこそ、孟子は偉人になったと言えるのかもしれない。このように、良い環境は人を大きく成長させるのだ。これは読書においても同じことであり、読書には、それに集中することができる、雑音のない静かな環境が求められる。だから僕は比較的雑音が少ない夜に毎日読書をしている。僕は、自分で工夫して、読書に集中できる環境を整えることが大切だと感じる。
確かに、今の時代には、読書よりもテレビやインターネットなどの楽しく、また為になるものがあるという意見もある。しかし、「読書とは、自分の頭でなく、他人の頭で考えることである」というショーペンハウエルの名言があるように、読書程他人に感情移入でき、他人の思考法をなぞることができるものはない。つまり、読書をすることが、人の感性・知性を豊かにする最も良い方法なのだ。だから僕は、読書に夢中になる時間を大切にする生き方をしたい。これから僕は、更に多くの本を読んで感性を磨き、知性を高め、人生を豊かなものにしていきたい。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●読書に夢中になる |
りょうたろう |
89 |
1177 | 59 | 88 | 85 | 90 |
2位 |
●オノマトペの活用 |
いなりずし |
87 |
1443 | 52 | 72 | 75 | 92 |
3位 |
●少しも寒くないわ |
アレックス |
86 |
1240 | 57 | 80 | 90 | 95 |
4位 |
●「ニーズ」と「ウォント」 |
四葉のクローバー |
86 |
1228 | 56 | 65 | 75 | 87 |
5位 |
●清書 |
てつへ |
83 |
1006 | 56 | 65 | 77 | 90 |
6位 |
●夢中になること |
れたす |
83 |
1525 | 47 | 63 | 66 | 89 |
7位 |
●翼をはためかせて |
ぎんぎつね |
79 |
905 | 46 | 72 | 76 | 87 |
8位 |
●父の姿 |
にゃーみ |
76 |
809 | 61 | 54 | 66 | 79 |
9位 |
●必要最低限 |
トレジャーハンター |
76 |
841 | 54 | 60 | 63 | 83 |
10位 |
●豊かな表現 |
アルセウス |
75 |
673 | 46 | 71 | 69 | 86 |
5月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部156人中)
集団と個について考える
はるりん
一つの集団は、裏切り者と犠牲者を生みだすことによって論理的に構成される。裏切り者とは、集団の対人関係の、自己完結しようとするメカニズムが生み出すある形態の一つである。集団の中で裏切り者と犠牲者を出して自己完結しようとするのは、その集団が衰弱し始めている、という証拠なのだ。現代にも、裏切り者と犠牲者を出して自己完結を目指す集団はたくさん存在している。私は、この裏切り者と犠牲者を出さずに済むよう、集団の中にいる一人一人が強く自分を持つべきだと思う。
そうするための第一の方法は、何か失敗をした時に、責任転嫁をせず、自分に問題があったときちんと認めることだ。人間は、何か失敗をした時潔く自分に問題があったと認めることができない人間である。私の部活はチームプレイだからこそ、先輩や後輩にミスの原因を押し付けてしまうことが良くある。スタンツが崩れてしまったのは相手のベースのせい、トップが上手く乗ってくれなかったせい。自分の班だけダンスがずれていると言われるのは、後輩のダンスが下手なせい、先輩の手拍子が早いせい。自分に原因があるとは考えずに、他人に問題があるからだと私もよく思ってしまう。しかし、人に失敗した原因を押しつけて自分は正しいと思っていても、成長することはできない。自分原因があると認め、それを直す努力をしないといつまでたってもそのレベルのままなのだ。私の部活では、どうしても責任転嫁をしがちなため、練習風景や演技風景をビデオに撮ることがある。ビデオに撮れば、嫌でも自分が原因のミスを認めなくてはならなくなるからだ。自分のミスを認めれば、どこを直せばよいのかも自分でわかるし、直し方をコーチに聞くこともできる。格段に成長できるのだ。後輩に、いつまでも自分のミスを認めない部員がいたのだが、コーチや先輩がビデオを撮るようになってから、その子はとても上手くなったと言われるようになった。責任転嫁は、自分のためにも、周りのためにもしない方が良いことだと思う。
第二の方法は、内容をきちんと公にすることである。内部のことをきちんと外にも知らせることが大切だと思う。この世の中には、私たち国民が知らされていないことがたくさんあると思う。政府によって特定秘密保護法が制定されたが、これは制定すべきでは無かったと私は思う。制定の理由を、首相はいかにも国民のためになりそうは理由ばかりを並べているが、これは果たして本当にそうなのだろうか。この疑問を抱いているのは私だけではないはずだ。そのため、近くの駅では今も特定秘密保護法制定反対、という演説やビラ配布などの運動が続けられている。もし、政府がきちんと内容の説明をしてくれたのなら、国民の理解ももう少し深まったのではないだろうか。このような出来事は、国単位だけでなく、学校や友人関係でも身近に起きていることなのではないだろうか。
確かに、集団の一員として和を乱さないように行動することも大切だと思う。実際、私達は個人の意見より集団としての意見を尊重してしまうことが多いだろう。しかし、そのような行動だと犠牲者が出るのは間違いない。私達はもっと、自分をしっかり持つべきだと思う。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●集団と個について考える |
はるりん |
90 |
1312 | 66 | 81 | 85 | 86 |
2位 |
●時の捉え方 |
ピルル |
88 |
1590 | 58 | 72 | 82 | 89 |
3位 |
●さまざまなことへの柔軟性 |
カツ丼 |
85 |
1194 | 58 | 96 | 83 | 90 |
4位 |
●進化を求める代償 |
きとみ |
84 |
1470 | 62 | 118 | 105 | 99 |
5位 |
●私の存在は固有名詞 |
ことのは |
82 |
1108 | 54 | 96 | 87 | 89 |
6位 |
●集団の中身 |
ポケット |
81 |
1001 | 61 | 64 | 63 | 89 |
7位 |
●人間の知性の本質 |
トンクス |
80 |
859 | 53 | 73 | 70 | 92 |
8位 |
●心のカロリー |
えふわ |
79 |
1049 | 52 | 94 | 93 | 81 |
9位 |
●ドジなこと |
まうり |
79 |
941 | 46 | 69 | 90 | 86 |
10位 |
●幸せ待つ未来 |
マーじシャンーじ |
79 |
779 | 51 | 78 | 81 | 87 |
2024年07月の森リン大賞 |
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2023年12月の森リン大賞 |
(23年8月~23年11月未集計) |
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(20年10月~23年2月未集計) |
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2009年09月の森リン大賞
2006年9月~2009年8月までの森リン大賞
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