毎月の森リン大賞
森リンの丘
11月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部68人中)
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11月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部115人中)
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11月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部135人中)
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●人は外見ではない |
らもつ |
74 |
610 | 59 | 51 | 68 | 95 |
2位 |
●お姉ちゃんとの買い物(清書) |
らりこ |
71 |
704 | 46 | 54 | 71 | 84 |
3位 |
●うまくできたな |
らろら |
71 |
592 | 44 | 53 | 63 | 92 |
4位 |
●リニューアルでびっくりぎょうてん!(ディズニーストアーへん) |
れらせ |
70 |
1414 | 37 | 63 | 83 | 84 |
5位 |
●思い出の先生 |
わくも |
70 |
831 | 44 | 52 | 72 | 89 |
6位 |
●家族に見られながら作ったオムレツ |
ゆりりん |
70 |
558 | 42 | 58 | 65 | 84 |
7位 |
●私の作ったたまごやき |
白うさぎ |
70 |
731 | 42 | 49 | 64 | 83 |
8位 |
●ぎゅうぎゅう原宿 |
わせや |
70 |
715 | 41 | 47 | 64 | 92 |
9位 |
●がんばれ!音楽会 |
りゅうの玉 |
70 |
527 | 46 | 54 | 63 | 90 |
10位 |
●アインシュタインはおしゃれがきらい? |
コスモス |
69 |
572 | 48 | 46 | 70 | 79 |
11月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部166人中)
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●乗り物の思い出争い |
だいもんじくん |
80 |
732 | 44 | 97 | 106 | 86 |
2位 |
●僕は頑張った! |
あうん |
79 |
1309 | 43 | 67 | 90 | 86 |
3位 |
●ききいっぱつ |
ピーターラビット |
77 |
914 | 42 | 64 | 87 | 79 |
4位 |
●楽しかったフェスタ |
星空 紗由希 |
76 |
1185 | 44 | 62 | 87 | 84 |
5位 |
●電車の中のモデル |
イクラ |
76 |
785 | 38 | 64 | 77 | 89 |
6位 |
●公共の場を気持ちよく! |
ゆはる |
76 |
1197 | 44 | 70 | 77 | 77 |
7位 |
●おいしい玉子焼き |
またろ |
76 |
775 | 57 | 53 | 77 | 83 |
8位 |
●ドキドキな一日 |
なゆは |
76 |
1122 | 43 | 62 | 72 | 87 |
9位 |
●大好きな食べ物 |
わせま |
75 |
849 | 46 | 54 | 71 | 86 |
10位 |
●みんなでにぎやかに |
なゆの |
74 |
1017 | 41 | 58 | 73 | 89 |
11月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部139人中)
疑問から観察へ、観察から活用へ
あんみつ
科学的態度は、物を良く見ることから始まる。その時に先入観を持つと、素直に見ることが出来なくなってしまう。だから、先入観を持たずに物事を見なければならない。そのためには、下調べをしたり、人の意見に耳を傾けたりというような事はせずに物事を見る必要がある。
昨年行った箱根野外学習の時の事だ。泊まったホテルで食事をしていると、友達が
「この料理あんまり美味しくないよ。ほら、食べてみて。」
と言った。わたしは、友達のその一言を聞いただけで、まるで病気の時のように食欲が失せてしまった。それでも、少しは食べてみようと思って食べたら、美味しいと感じた。このように、人の意見を聞いてから物事を行うと、先入観を持つため、自分に影響が出てしまう。確かに、先に知識を増やしておくことも大切だ。その方が物事を効率良く見ることが出来るかもしれない。しかし、知識という壁にとらわれず、自分の感性を生かして素直に見ることが大切だ。知識があると、その知識をもとにして物事を見ることになる。だから、人間は先入観を持たないほうが良い。
半年ほど前に、算数で体積の勉強をした。その時に、石の体積を測る実験をした。算数で実験などというと、あまりイメージが湧かないかもしれない。石はまわりがでこぼこしているため、公式では石の体積を求めることが出来ない。そのため、ビーカーと水を使って、どんな人でも実験結果に納得の行く実験をした。石を入れたビーカーに、一番上の目盛りまで水を入れ、石を取り出し、減った分の水の体積を求めれば良いというのだ。何と簡単なのだろうか。この説明を聞いた時、いびつな形の体積は測れないと思っていたわたしの考えが覆されたのだ。その後、クラスを10のグループに分けて実際に実験してみると、全てのグループの誤差が2立方cm程になり、かなり精密に調べることが出来た。このように、自分の考えを持って物事に取り組むと、頭が硬くなって、新しい考え方や別の考え方が出来なくなってしまう。だから、人間は先入観を持たない方が良い。
「百聞は一見にしかず」という諺は、話を何回も聞くより、自分の目で一度実際に見る方が確かだという意味だ。また。「論語読みの論語知らず」という諺は、書物の内容を頭で理解するだけで,それを社会生活の中でどのように実践すべきかに思い至らないことの例えだ。更に、「人間は一本の葦にすぎないが、それは考える葦だ」という諺は、疑問を持ったり考えたりすることが大切だという意味だ。この3つの諺からわかることは、自分に納得の行かないことがあったら疑問を感じ、実際に自分の目で見て実験し、それを応用して社会生活に活用しなければならないということだ。
私たち人間は、知識によって人よりも優位な立場になろうとする。だが、知識だけでなく、自分で見て、発見していかないと、本当に優位な立場にはなれないということが分かった。ノーベルの遺言により,人類の福祉に最も具体的に貢献した人びとに授与するため設けられた世界的な賞であるノーベル賞は、本当の科学的態度を持った人にしか受賞できないだろう。なぜなら、自分が見て、実験して、発見して、人類に最も貢献した人が選ばれるのですから。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●疑問から観察へ、観察から活用へ |
あんみつ |
82 |
1324 | 54 | 64 | 73 | 92 |
2位 |
●ぼくの好きな野菜 |
茶太郎 |
80 |
768 | 43 | 73 | 91 | 86 |
3位 |
●本の国 |
ゆねち |
80 |
854 | 39 | 75 | 87 | 97 |
4位 |
●好物こそ私のごちそう |
のんの |
80 |
936 | 48 | 70 | 84 | 95 |
5位 |
●疑問は知識の第一歩 |
たろろ |
80 |
1201 | 47 | 66 | 81 | 90 |
6位 |
●科学的態度とは? |
らうみ |
79 |
1559 | 54 | 75 | 89 | 79 |
7位 |
●さるもまいった |
プリン |
79 |
978 | 44 | 69 | 78 | 89 |
8位 |
●本が好きっていいね |
らさそ |
79 |
1184 | 43 | 59 | 66 | 90 |
9位 |
●木の名人 |
85127 |
78 |
779 | 44 | 68 | 82 | 83 |
10位 |
●木登りは気をぬくときけん |
らさも |
78 |
963 | 46 | 48 | 79 | 89 |
★1位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品になりませんでした。
11月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部135人中)
自然をおびやかす公害
くあゆ
ぼくは、人間によって里山が維持されているなんて、人間が里山の一部みたいだなあと思いました。しかしぼくは、人間は自然の回復力を過信しすぎて自然をどんどん破壊していっている、と思います。里山を維持するために無駄な枝を切ったりしても、すぐに元通りに枝が伸びてきます。それを見て人間は、自然はいくら破壊してもかまわないのだと勘違いして開発をどんどん進めていったのではないでしょうか。そして公害が増えていき、どんどん自然がなくなっていき、気づいたらもう自然がないという最悪の事態に陥ってしまっています。
実際にぼくの家の近くにある野島公園の海岸では、ゴミがたくさん流れ着き、工場排水のせいで魚が死んだり海岸の砂がヘドロのようになってくさくなったりするなど、公害の影響が出ています。しかも、母が神奈川県に引っ越していた時に不動産屋の人に聞いた話では、昔は今の何倍も汚く、生活用水が垂れ流しのために泡立っていたそうです。そのために、当時も海水浴場だった海の公園は、誰も泳ぎに来ず、汚染されたアサリを誰もとろうとはしなかったそうです。おまけに魚はどんどん死に、現在の中国のような状態だったそうです。ぼくは、公害は自然をおびやかす危険なものなのだから、いずれはなくしていかないといけないと思いました。
次に、母に子どもの頃のことを聞いてみると、昔は公害が今と比べものにならないほどひどかったそうです。なにしろ、工場の出していいけむりの量が規制されていなかったために空気は汚れ、生活用水は垂れ流し、四大公害病まで起きる始末で最悪だったそうです。その汚さと言ったら、ゴミ箱の中身をぶちまけたようだったそうです。しかも人口が増えて土地の開発が進んでどんどん生き物が少なくなっていったそうです。ぼくは最近、「生き物を大切に」というのは、この過去があったからの教訓なのだろうな、と思いました。他にも「森永ヒ素ミルク事件」で、大量の有害物質が含まれた粉ミルクを飲んで大勢の人が亡くなったなど、悲しい事件も起きたそうです。今は車がハイブリッドになったり工業排水や排気に制限がかけられて公害は少なくなったりしていますが、母は
「人間がいなくならないと、公害はなくならないのかもしれないね。」
と言っていました。ぼくは、公害がどうなるのかは人間しだいなのだから、みんながしっかりしなければならないのだなと思いました。
ぼくは人間にとって自然とは、人間の手ひとつで良くも悪くもなるのだから、みんなで自然をこわす公害から守らなければいけないということが分かりました。ぼくは、野島公園の海岸で考えるのでした。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●自然のものと人工的なものの共生 |
なむな |
84 |
1157 | 56 | 68 | 74 | 80 |
2位 |
●自然をおびやかす公害 |
くあゆ |
83 |
1087 | 54 | 79 | 88 | 90 |
3位 |
●古いもの |
momoko |
83 |
1283 | 56 | 60 | 83 | 84 |
4位 |
●自然と人々 |
聖徳太子 |
83 |
1039 | 63 | 60 | 77 | 80 |
5位 |
●好きこそ物の上手なれ |
ゆこぷん |
83 |
1346 | 48 | 60 | 72 | 81 |
6位 |
●大切な自然 |
わせえ |
82 |
1104 | 53 | 87 | 92 | 90 |
7位 |
●なつかしい |
らせら |
80 |
1061 | 47 | 59 | 74 | 90 |
8位 |
●古い古い車 |
みるく |
80 |
998 | 53 | 60 | 73 | 81 |
9位 |
●思い出の刻まれた結晶 |
たすく |
79 |
1097 | 42 | 70 | 93 | 79 |
10位 |
●自然の偉大さ(清書) |
らりし |
79 |
1695 | 47 | 76 | 88 | 84 |
★1~10位の作品はすべて要約の部分が多かったので、要約の多いまま1位の作品を代表作品にしました。
11月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部90人中)
言葉の再確認
彌織
私たちが日常、言葉を使っているときは、関心は専ら内容の方にあるわけで、それを運ぶ仲介役としての言葉が入ってきてもあまり注意を払わない。しかし詩になると、否応なしに意識させられてしまう。経験が先行してそれを言葉で表すことと、言葉が新しい経験を生み出すこと、これは「伝達」と「創造」ということで捉えることもできるし、あるいは言葉の「実用的」な働きと、言葉の「美的」な働きとを言われることもある。後者の方は詩の言葉に典型的に見られるということで、言葉の「詩的」な働きという言い方をすることもある。言葉の詩的な働きというものが日常の言葉においてよりも重要な役割を果たす。私は詩的な言葉を大切にすべきだと思う。
その理由は第一に、難しい言葉ばかり羅列されてもなかなか頭に入りにくいからだ。例えば歴史の年号を覚える時などだ。数を無理矢理テストのために覚えても、うまく記憶できないだろう。もしかすると、テスト直前に詰め込んで短期記憶ならば定期考査では点が取れるかもしれないが、全国模試の頃になればおそらく忘れてしまっているだろうし、範囲も広がるので細かい部分まではしっかり確認できないだろう。そのために多くの人が利用するのが語呂合わせだろう。例えば894年の遣唐使派遣の停止。「白紙に戻そう遣唐使」などがある。これを利用すればわかりやすく、覚える効率も上がるだろう。それに、きちんと内容までつかめる語呂合わせになっているので、出来事の要点をおさえることもでき、一挙両得なのだ。
第二の理由としては、詩的な言葉は強く心に残りやすいからだ。データによると、企業の宣伝費は二〇一二年度第一位がパナソニックで六百三十五億円だったそうだ。cmのキャッチコピーでは「きれいなお姉さんは好きですか」というものがあったそうだ。私は見た記憶がないが、美しい女優さんが出ているのを見ると無性に買ってみたくなる消費者の心理をうまく利用した演出だと思う。おそらく、私も買ってみたくなっただろう。
確かに、事実をありのままにはっきりと伝えることも大切だ。しかし、「人は食べるために生きているのではなく、生きるために食べているのである。」という名言があるように、言葉がなければ話の「内容」は分からないもので、言葉があって初めて私たちは会話ができる。だから事実を伝えることではなく、ことばの存在そのものが大切なのだ。私たちが日頃目を向けない「言葉」だが、この機会にその大切さについて再確認してみるとよいだろう。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●言葉の再確認 |
彌織 |
85 |
1037 | 67 | 82 | 81 | 84 |
2位 |
●日々を一生懸命に生きよ |
りすっぴ |
83 |
1256 | 52 | 66 | 84 | 86 |
3位 |
●生きる |
らもえ |
81 |
988 | 53 | 79 | 85 | 81 |
4位 |
●木を見て森も見る! |
DAIKICHI |
81 |
1014 | 49 | 71 | 75 | 89 |
5位 |
●現在のこと・未来のこと |
たのすけ |
81 |
1047 | 61 | 74 | 70 | 77 |
6位 |
●ガンガンやる |
パルキア |
81 |
1034 | 52 | 59 | 68 | 87 |
7位 |
●小さな生き物 |
きろせ |
80 |
1019 | 53 | 77 | 84 | 86 |
8位 |
●言葉 |
未来へのランナー |
80 |
828 | 47 | 76 | 81 | 90 |
9位 |
●「ああすれば、こうなる」の短所 |
らみわ |
80 |
1020 | 54 | 64 | 65 | 83 |
10位 |
●nowを考える |
みっふぃーちゃん |
77 |
670 | 53 | 70 | 76 | 86 |
11月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部56人中)
言葉が持つ、人と人とを結び付ける作用
くるる
「それで、私の友達がそこで思いっ切りこけて・・・。」
部活中、パートごとに練習する時間がある。私のパートではたまにくだらない話をして終わってしまうときがある。自分の身の回りで起きた出来事や昔の話などだ。普段、学年も違う先輩や後輩と多様な話を出来る時間でもあるため、私は少し楽しみにしている。このように、くだらない話をして相手と楽しい時間を過ごすことも良いと思う。
確かに、言葉を交わすことは、相手と同じ時間・話題を共有でき人と人とのコミュニケーションが取れるという意見がある。私の場合、話したことのない人とでも仲良くなるのは、同じ好きなものや好きなことが分かり、そのことについて話していくことが多い。例えば、今年初めて同じクラスになった人とかだ。その人とは、何度か顔を見たことがあっても話したことが無かったりする人だった。そのため、他の子から聞いた話や雰囲気で勝手にその子の人柄を想像していた。だから、初めてその人と話したとき、何を話したら良いか分からず混乱していた。でも、話していくうちにお互い好きなアニメが好きだと分かり、まるで口に油を塗ったかのようにぺらぺらと話しだした。何のキャラクターが一番好きかや面白かった場面・そのことに関係しているアニメなど色々なことを話した。今では、その友達とはすごく仲が良い。このように、話していると相手のことがだんだん分かってきて、その人の見方が変わる。時間を共有したり、コミュニケーションを取ったりすることによって、相手のことをどんどん知れると私は思う。
しかし、だらだらと長話をすることは内容に実りがなく無駄な時間だと言う意見もある。友達と遊びに行ったり、放課後にずっとしゃべっていたりすると、話す種がなくなり内容に実りがなくなる。どうでもいい話をしていると、話している内容と違うことを話していると最初に何の話をしていたのか忘れてしまうことが良く起こる。遊んでいるときなら、そんな時間は必要だと思う。しかし、何かを作業している途中でしゃべりだすことが良くないと私は思う。例えば、美術の時間に席の近い友達とくだらない話をしていたときだ。色々な話をしていたためあまり作業が進まなかった。本当は、するべき作業があったにも関わらず最初から実りのない話をして、時間をつぶしてしまった。その時間は、無駄な時間とも言える。「牡牛と車輪」という昔話があるように、不平や不満などの無駄口はなまけた者がたたくもので、働きものは無駄口をたたかないものである。しゃべって楽しむのも大切だが、時と場合を見て行動すべきだと私は、思う。
相手と同じ時間を共有することも良い。相手のことを考えたりすることも良い。しかし一番大切なのは、伝えるべき中身と相手との距離である。「人は食べるために生きるためのではなく、生きるために食べるためにあるのである。」という名言があるように、ただしゃべるのが目的ではなく、その人との時間をしゃべる目的で使うのがふさわしいのである。これから私は、しゃべるという行為やそのための時間など自分の生活から見直していきたい。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●言葉が持つ、人と人とを結び付ける作用 |
くるる |
86 |
1282 | 58 | 68 | 70 | 92 |
2位 |
●保護する中身 |
紫電改 |
83 |
1041 | 53 | 81 | 83 | 84 |
3位 |
●ことば |
ともき |
80 |
1014 | 58 | 59 | 69 | 84 |
4位 |
●言葉の役割 |
みすか |
77 |
885 | 49 | 61 | 72 | 81 |
5位 |
●昔は今、今は昔 |
海太郎 |
76 |
792 | 44 | 61 | 72 | 89 |
6位 |
●子供のための行動? |
りなこ |
76 |
905 | 42 | 60 | 68 | 84 |
7位 |
●初めて |
わえふ |
71 |
591 | 41 | 61 | 71 | 84 |
★1位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品になりませんでした。
11月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部41人中)
「模倣」という生き方
アルセウス
今では日本で作られた製品は、性能が良いため信頼が高いが、それは、後進国だった日本が、欧米に追い付こうと懸命にキャッチアップを続けた結果である。このキャッチアップを可能にしたのは、「もの真似」である。日本人はこの「もの真似」に誇りを持つべきだ。だから僕は、模倣することに自信を持って生きていきたい。
その方法としては第一に、よい手本を探し、見つけて、模倣することだ。自分の手本となるような人物を探し出し、その手本がしていることをコピーすることが大切だ。ぼくは部活を引退した後、受験勉強を始めた。始めたばかりの時は、どう勉強すれば良いのか、どのくらい勉強すれば良いのか、ということが全く分からなかった。そこで役に立ったのが、進研ゼミの教材や、ホームページの情報である。進研ゼミの教材や、ホームページを見て、ゼミがおすすめする勉強の仕方や、ゼミの先輩方の勉強法、勉強時間などを参考にして、自分に合った勉強法を模索した。その結果、自分のペースに合った勉強法を見つけることができた。そしてその勉強法を続けていると、テストや模試で、良い得点を獲得することができるようになった。僕は以前に受験勉強をして高校に合格した人たち、つまり成功した人たちの真似をして、良い結果を出すことができた。ということは、以前に成功した人たちから、成功した方法や秘訣を学び、コピーすることで、自分も成功に近づくのではないだろうか。
また、第二の方法としては、学校で、模倣することの大切さを教える教育を行うことだ。学校で模倣の重要性を学ばせることで、社会は、模倣は良いことだということに気づいていく。社会の歴史分野では、明治維新後の出来事として、岩倉使節団を教える。岩倉使節団とは、岩倉具視を全権大使として、欧米に新政府が派遣したものである。その目的は、江戸時代に欧米の国々と結んだ不平等条約の改正と、欧米の進んだ文化の視察であった。欧米の進んだ文化を目の当たりにした使節団は、帰国後にまず、日本のレベルを欧米諸国と同じレベルまで引き上げるために、欧米の産業を模倣した。その後日本は、第一次世界大戦までの間に、欧米諸国と同じ水準までのキャッチアップに成功した。日本は欧米の文化を模倣したからこそ、その後の成長が実現できたのだ。このような、コピーすることが成功につながった例を学ばせることが、社会全体の模倣に対する理解につながる。
確かに、ただ模倣するだけで終わってしまっては、何も進歩がない。しかし、模倣し、独創性をだしていくことで、模倣することが進歩につながるのだ。「子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている。」という名言があるように、子供は大人の姿を模倣して成長していくため、その大人と同じような大人に育つと思われている。だが、子供はその大人の姿をもとに、自分なりに考えて生活し、やがては自分独自の生き方を見つけ出す。このようにして世の中は進歩していくのである。だから僕も、他の人物を模倣し、そこから独創的なものを作り上げて生きていきたい。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●模倣を個性に変える |
トレジャーハンター |
86 |
1161 | 52 | 76 | 74 | 93 |
2位 |
●「模倣」という生き方 |
アルセウス |
83 |
1268 | 49 | 88 | 82 | 90 |
3位 |
●おむすびころりんの記憶 |
Qちゃん |
83 |
1037 | 61 | 84 | 78 | 81 |
4位 |
●模倣=学びの土台 |
四葉のクローバー |
82 |
1277 | 49 | 99 | 97 | 92 |
5位 |
●諦めないという教訓 |
にゃーみ |
82 |
1076 | 52 | 88 | 89 | 92 |
6位 |
●発想の豊かさ |
かこちゃん |
82 |
934 | 54 | 65 | 79 | 93 |
7位 |
●デジタル兼アナログ人間 |
ぎんぎつね |
79 |
1043 | 47 | 101 | 91 | 86 |
★1~2位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品になりませんでした。
11月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部146人中)
個性
クッキー
私たちは、あらゆる方法に反発して私たちの個体性を持ち続けるべきだ。
そのための方法としては、マニュアルに頼らないことだ。数学には公式がある。問題を手早く解くために覚えた方が良い公式がほとんどであろう。しかし、公式の意味を理解していないと解きにくい問題も存在する。最近、数学の授業内容がどんどん難しくなっている。公式もたくさん出てきてどれをどのように使えばいいのか混乱してくるほどだ。そして、問題を解くだけではなく、公式の証明も勉強するようになった。その証明が難しくて理解できない場合、私は、とりあえずその公式を覚えるという選択に陥る。しかし実際のところ、その公式の成り立ちを理解していなければ次に習う公式も意味不明な状態になってしまう。試験で公式を忘れても、意味を理解していれば公式は自分で導き出せるものもあると数学の先生は話していた。公式を覚えようとするのではなく、過程を考えて公式を使えるようにするといいと理科の先生も教えてくれた。公式という楽なものに頼らず、しっかり自ら理解して問題を解くようにしていきたい。これは、数学に限らず、生きる上で必要な能力だ。
また第二の方法としては、正しい結果よりも途中の試行錯誤の過程を評価する社会にすることだ。哲学者は様々な事を考え、多方向から物事を見る目がある。考える力と想像力が素晴らしいと思う。ソクラテスの弟子であったプラトンは、本物とは何なのかということについて追及し、イデア論を説いた。「イデア界という本物の世界が現実という不完全な世界の他にある」という考えにたどり着くまでは、ソクラテスが残した言葉とともに追及し抜いた答えだろう。しかし、プラトンやソクラテスがそのことについて疑問を持ち続け、考えたその過程も大切である。「善く生きるという事はどういう事なのだろう」という疑問から始まり、彼らは長い時間かけ、彼らなりの答えを導き出したのである。疑問を持ち自分なりに考えることが出来る人間をもっと養うべきであり、試行錯誤の過程を大事にする社会もつくるべきである。
確かに、先人の知恵を上手く活用することも能率を上げる方法だ。その方が段取り良くこなせることは確実だ。しかし、「個体性とは、生まれつきで持っているものではなく、自らが形成し持ち続けるものだ。」というように、私たちは自分らしさというものをもっと大事にするべきだ。縛られた生き方では人生楽しいものは少ないだろう。思いっきり個性を出していい時は存分に発揮するべきだ。自己中心的になりすぎずに個性を出していけたら良い。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
1位 |
●フィンランドの |
まうり |
85 |
1321 | 58 | 98 | 99 | 86 |
2位 |
●機械と方法 |
まりあ |
83 |
939 | 54 | 77 | 79 | 84 |
3位 |
●個性 |
クッキー |
83 |
1070 | 57 | 68 | 73 | 87 |
4位 |
●人の知性 |
ジェネラル |
82 |
831 | 56 | 80 | 78 | 89 |
5位 |
●個人を重んじる社会 |
はるかぜ |
81 |
1060 | 61 | 114 | 98 | 92 |
6位 |
●未来のための現在 |
よろす |
81 |
1043 | 66 | 66 | 67 | 86 |
7位 |
●消費依存 |
らわん |
79 |
1000 | 48 | 76 | 87 | 89 |
8位 |
●人の高み |
ピット |
79 |
1035 | 49 | 72 | 85 | 90 |
9位 |
●清書 |
しょうこ |
78 |
746 | 49 | 75 | 73 | 89 |
10位 |
●私は長いこと京都に |
百合 |
77 |
805 | 48 | 69 | 72 | 89 |
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2024年12月の森リン大賞 |
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(23年8月~23年11月未集計) |
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(20年10月~23年2月未集計) |
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2009年09月の森リン大賞
2006年9月~2009年8月までの森リン大賞
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