毎月の森リン大賞

森リンの丘

 


3月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部20人中)

▼小1の森リン大賞は、ランキングを表示していません。ランキングの表示は小3から、ランキングと作品の表示は小5からになります。
 


3月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部103人中)

▼小2の森リン大賞は、ランキングを表示していません。ランキングの表示は小3から、ランキングと作品の表示は小5からになります。
 


3月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部131人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ドキドキしている加古川っ子カーニバル うさぎお花☆ 70 69247446287
2 3・11 エルサ 65 59441475884
3 バーサーロペットジャパン いあち 64 126639476280
4 ひまだった らゆみ 62 50939475676
5 おりがみ教室 さとタン 61 30938475081

 


3月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部145人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 テレビの日 わこあ 77 75347789289
2 一番さいごは大きな注射 多野河 連根 73 59147626795
3 病気や怪我 ころ 71 63441747779
4 きょう犬病と病気 いれぬ 70 95843486290
5 私の家族はあいじょうたっぷり ララ 70 61242546284
6 勇気のあるパストゥール らあき 70 63861535684
7 あったかい春 わあま 69 83642477181
8 勇気のあるパストゥール M.Kミッキー 67 50244505880
9 春が来たぞ! りよと 66 48646476181
10 さい後の一点 らさひ 64 38141445880


3月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部139人中)


ヤッターふけた
わせや
 「ボー。」
とホルンの音がひびきました。私は、初めて三年生の時にふけるようになりました。スクールバンドで私はホルンをたん当しています。三年生からスクールバンドに入れます。私は三年生のころに入りました。入る時にスクールバンドの体けんがあって、楽器をふいたりしてみて紙に第一希望、第二希望、第三希望を書いて出します。それで、先生が決めます。私は、紙に第一希望トランペット。第二希望ホルン。第三希望トロンボーンと書きました。トランペットにはなれなかったけどホルンになれたよかったです。友達は第一希望にも第二希望にも第三希望にもなれなかったそうです。私は金管楽器がよかったです。なぜならママが小学校で金管のトロンボーンをやっていたからです。しかも、げん楽器は指がいたくなりそうでいやだったからです。木管楽器は全然ふけなくて、打楽器はリズム感がないとダメだから金管がよかったです。
 ホルンを初めてふく時は、口びるを内出血しました。今では、毎日ふいているのでもう内出血はしません。
 ホルンのパートになって一番苦労したのは、手入れのやり方と管の場所です。手入れは、オイル三本で、グリスが一本で、タオルが三まいあります。あと、モケモケブラシとマウスピースブラシがあります。それをおぼえるのに、一年かかりました。管はだいたい十五ピースに分けられます。それを入れ間ちがえると音が出なくなったり、変な音だしてしまうことがあります。しかも、ふつうに管をぬくと「スポン。」
と音が出てしまうので音をちょうせつする所を、おさないとダメなので、大変です。
 スクールバンドでバイオリンとチョロとコントラバスとビオラはひけました。トランペットとホルンとトロンボーンとユーフォニウムとチューバはふけました。木管楽器は全部ふけませんでした。
 私が入った時のせんぱいは、まるでプロみたいにうまっかたです。だから、私も来年はパートリーダーになるので、三年生からプロみたいと見られるようにがんばろうと心の中で思いました。
 ホルンの音が音楽室にひびいています。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ヤッターふけた わせや 79 86348909584
2 サッカーの遺伝子 りゅうの玉 79 82846768189
3 三回できた二重跳び わくも 78 76644758186
4 好きな給食 かなん 77 85651597789
5 給食は宝物(清書) ワシタ 76 93751617681
6 気まぐれな春 コスモス 75 67741748280
7 竹馬さいこう! つ~たん 75 109842558186
8 大好きな給食 ななとや 75 76447527087
9 よく食べる四年一組 白うさぎ 75 84447556883
10 好きな給食 新ブン詞 75 77344606787


3月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部155人中)


料理の腕前を極める
イクラ
「じゃあ、」ここからは、私がやる。」
姉が当たり前のように私が持っている泡立器に手を差し伸べ、母が、
「じゃあ、イクラは、見説きなさい。」
と当たり前のように頷く。そして、私は、当たり前のように姉に泡立て器を手渡し水玉模様のエプロンのリボンをほどく。私は、台所から退散する訳なのである。我が家では、私と姉が一緒に料理を作るときによく見られる光景である。二人で料理をするときは、いつも姉が、料理の味の部分を自分の私有とする。例えば、この前一緒に作ったレアチーズケーキも私は、スーパーに売っているセロファン袋に入ったクッキーを粉々に砕くと言うことしかできなかった。だが、姉は、そんな私の横でマシュマロをなべに入れ加熱したところにレモン汁を投入したり、完成したレアチーズケーキにマンゴーやゴールデンキウイをトッピングした理等々良い役ばかりをするのだ。もちろん劇のように片役が有ってこそ成り立つレアチーズケーキなのだが、少しくらい私に姉の役を回してくれても良いのではないだろうか。そう思っているとき私にとって料理経験上一番の大舞台が到来してきた。それは、つい最近のことだ。今年の一月の初め頃に家庭科の宿題で「我が家のおみそ汁」を自分の力で作ってくる宿題がでたのだ。
元元なぜ姉が料理を作る上で一番華やかな役を担当するのか、その理由は、姉が小学生のときに料理クラブという部活動に入部をしていたところにある。だから、母も姉自身も姉は、料理について多くの知識を持っている。しかし、料理クラブでなくパソコンクラブに入部している私は、ガスコンロの火を付けることさえも難しいと思い違いをしているのだ。確かに姉の方が年上で元料理部員なので私よりいくらか料理の腕前が達者だろう。でも、私だって料理部には、入部していないが、学校の調理実習でカレーや焼きそば・白玉団子を作ったことが有るくらいだ。逆に言えば、料理経験の薄い私に色々と料理体験させるべきでは、無いだろうかと思うのだが、もちろん口には出さない。だから、このおみそ汁づくりは、私の料理の腕前を証明するための重要な試験なのである。と私は、やる気に満ちて今年の一月の第二週土曜に糸理で台所を独占し、お味噌汁づくりをスタートさせたのだ。おみそ汁の実や出汁・味噌は、「我が家のおみそ汁」なので普段母が私達のために作ってくれているのと変わりない。だから、このお味噌汁作りで大切なことは、どれだけ母のお味噌汁の味に近づけるかどうかと言うことだけなのだ。私は、まず、お味噌汁は、火の通りにくい実から煮るという決まりに従い、定番の大根を銀杏切りに、甘みを出すサツマイモを輪切りに煮ると、トロトロになる白菜を短冊切りに切っていった。私は、この三つの大物を切る中で一番緊張したのは、何と言っても大根である。どうしてかと言うと大きくて固い割りに薄く切らなければ、母の味に近づくことができないからだ。私は、まるで「大根薄く切るチャンピョン大会」にでも出場したかのような気分だった。その三つを切り終えると事前に煮干しを漬けておいた出汁に入れ強火にかけた。その間に油揚げを短冊切りに切った。油揚げを切るのは、大根に比べて驚くほど簡単に感じられた。その後は、もう簡単だ。切った油揚げを大根等が入っているなべに入れる。こうじ味噌というお味噌をお玉に取ってグツグツと言わせているなべに菜箸を使いながら説いていくのだ。おわんに全ての実が行き渡るようにして盛り付けし仕上げにネギを少々かけて色鮮やかにする。私は、ドキドキしながらダイニングテーブルにお味噌汁が入った器を乗せたトレイを運んだ。
「いただきますっ」
家族全員で手を合わした後誰もが私の作ったお味噌汁から口にした。二・三口飲んだ後私も含めた家族四人ともが、
「美味しいっ。」
と声を揃えた。味噌が程良く、実と調和していて結構母の味に近かった。父や母・姉から
「中中の上出来。」
「これからイクラにお味噌汁を作ってもらおうかしら。」
「お代わりっ。」
とお褒めの言葉を頂戴した。たぶん、母も姉もやっと私の料理の実力を分かってくれただろう。
 母が、今まで作った料理の中で一番作り外があるのは、お弁当作りだという。母は、毎日、私と姉のために学校に持っていくお弁当を作っているので進歩を見ることができるからそうだ。それを聞いて私は、もし私が母だったら毎日の進歩を見るために毎日同じメニューをお弁当のおかずにしてしまうかもしれないと思った。でも、それだったら食べる側の好物を毎日入れたお弁当でも便当でなくなってしまうなぁと心の中であれこれ考えた。
私は、自分の実力を認めてもらうためには、その力を証明するための力が必要だと言うことが分かった。「好きこそ物の上手なれ」と言う諺があるように本当にそのことが好きで得意なのならば力を証明できるはずだ。また、力を証明する機会もきっと来るはずだ。「論より証拠」と言う諺を見習ってこれから私は、誤解が生まれたときは、証拠を持って訂正をしていこうと決意した。
「じゃぁ、ここからは、私がやる。」
私が当たり前の用にそう言える日は、きっと近いはずだ。姉のエプロンよりも綺麗な私のエプロンもそう願っているはずだ。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 料理の腕前を極める イクラ 80 214849779596
2 料理 エルサ 80 111144637684
3 四つの具と味噌 まろそ 79 1318417310486
4 逆上がりでスカッとジャパン 四つ葉 79 84043768989
5 人生初 なゆの 79 122247718484
6 苦労・工夫の料理 なゆは 79 122247718484
7 いろいろ変わったかな・・。 ゆとえ 79 106546808384
8 調理実習 わいら 79 125641577789
9 価値のある実験 ゆえめ 79 86442757587
10 角度をかえて・・・ ゆはる 78 1541479711280

 

3月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部98人中)


自分の好きな食べ物
ああえり
 「ジュージュー」
今、私はお弁当を作っている。朝のラジオを聴き、朝食が終わった後のことだ。黒こげにならないように、しかし、パリッとなるようなベーコンを焼けるように頑張っている。なぜ、私がお弁当を自分で作っているのか、それには、とても深い(かもしれない)訳がある。私は、小学校の五年生あたりまで、母にお弁当を作ってもらっていた。しかし、あまり好きではないものが入っているのは、イヤなので、ある日
「好きなものばっかのお弁当を自分で作る。」
と、母と話し合って決めた。お弁当作りの難しいところは、「冷めてもおいしいもの」を入れるということだ。例えば、「あぶら」は、冷めるとかたまってしまい、おいしくなくなる。だから、キッチンペーパーなどで、なるべくあぶらを取っておくのがコツだ。
 料理で心に残っていることがある。「プリン」を作った時のことだ。私は、お菓子が好きなので、家庭科の自由研究に、プリントゼリーを作った。残念ながら、プリンは、す(高温で固まってしまい、中に空気が入ってしまうもの)が入ってしまい、あまりおいしくなかった。
 「プリンをおいしく作れるようにする」
そう宣言してプリンをたくさん作ってみた。
レシピのとうりにやってもなかなかうまくいかない……しかし、母に言われ気がついたのだ。
「温度が高すぎるんじゃない?」
なるほど、確かにすは、高温の為にできるのだった。そこで、温度を低くしてみた。なかなかプリンがかたまらず、オーブンを開けたり閉めたりしていた。それが逆に、オーブンの温度を低くしていたようで、初めてすが入らなかった。私は、「好きこそ物の上手なれ」
というように、まずは好きになることが大切だと思った。今回、ヒントをくれた母は、料理で、苦い思いをしたことがあるそうだ。
 私の母は、小学生の頃、インスタントラーメンを作れたそうだ。(麺をお湯でそこに、スープをいれるもの。)しかし、おばあちゃんが生のラーメン(麺をゆでて、そのお湯とは別のお湯に、スープの素を入れるもの)を 
「作って食べておいていいよ。」
と言って、出かけて行ったそうだ。母は、生めんなのに、インスタントラーメンと同じ作り方をする、と思ったそうだ。だから、麺をゆでたお湯で、ラーメンのスープを作ってしまったそうだ。味は、麺をゆでた味そ(?)だったそうだ。
 人間というものにとって料理とは、生きるのに必要なものだ。しかし、それと同時に趣味や楽しみになるのだと思う。なぜなら人は、
食べるのが好きだからだ。だからこそ、自分の好きな人には、自分の好きな食べ物を食べさせてあげたい、とおもうのだろう。(手作り料理や、おいしいレストランに連れて行ってあげたいなど。)それによって、料理には、たくさんの人の温かく、やさしい思いがつまっていると、私は思っている。
 今日の朝の私も、今日のお昼の自分(私)にむけて、やさしい気持ちをこめて、作っている。
「できた!」

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 自分の好きな食べ物 ああえり 85 122153637986
2 楽しんでやる努力、大きな成長 ふふふ 85 154349797892
3 自然の心地よさ 工藤コナン 85 117656597886
4 我らの道 地球の道 プリン 81 141751929889
5 頑張ったこと のび太 81 132047758284
6 土の道路の良さ 赤髪のとも 81 93853647492
7 プール られし 80 121854669790
8 私が市場へゆく道は わのし 80 98147779493
9 がんばったこと うらら 80 97548688287
10 一つのことを努力して。 らうみ 79 1704537710390

 
★1位の作文は要約が多かったため、代表作品にはなりませんでした。
3月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部82人中)


狂気には十分ご注意を
みんみ
私は、狂気というものは人間には必要だが、中には、一人一人の人間性をつぶしてしまうような悪影響の狂気もあると感じた。
 理由は第一に、狂気は緊張をほぐすために必要な「気」であるからだ。私の学校では、修学旅行を除く大きな行事が、体育祭・文化祭・合唱コンクールの計3つある。その都度、私たちは、ファミリーレストランなどで打ち上げを行っている。打ち上げは、一見みんなでわいわい騒いで仲を深めるだけの会に見えるが、私は楽しむ以外に大事な役割があると思う。それは、緊張感をほぐす役割だ。今まで、一つの行事に向けて鬼のように一生懸命活動してきて、張り詰めた空気の状態で、そのまま翌日からの普段の生活に戻るようでは、なかなか切り替えが難しい。そこで、打ち上げで狂ったように馬鹿なことをしてふざけ合ったり、いつも以上にたくさん話したりすることにより、緊迫した雰囲気から脱出し、翌日からリフレッシュして、今まで通りの生活に戻ることができた。このように、狂気は平穏な日常生活に戻す役割もあるのだ。
 第二の理由は、狂気は見極めて利用しなければ、人間に対して悪影響の「気」となってしまうからだ。世の中には、常識や通説だけを信用して、「正しいと言われているものは必ず正しいのだ!」と言い張る人がかなり多く存在する。このような人たちは、ゆ○パックのコマーシャルに代表される「バカまじめ」という狂気の持ち主たちだ。確かに、全世界の人々が、正義感が強くて、まるで優等生のようなきれいな言葉を並べた主張をしていれば、世の中は平和に保たれ、円滑にコミュニケーションができるかもしれない。しかし、それで世の中は面白くなるだろうか。一面的な考えでは新しいアイディアは生まれてこない。そして、アイディアなしでは、物は作れないし、文明の発展は永久にストップしたままになる。さらには、世界の中の違いといえば男女差だけとなり、世界は白黒二色だけのモノクロの空間になってしまう。今こうやって技術が発達し進化し続ける世の中を生み出す原動力といえば、一人として同じ人間はいないというところまでさかのぼる。一人一人の考えの違いの代表例としては、ノーベル賞受賞者である。彼らは、常識を覆して新たな発見にたどり着いた人たちで、彼らは、「バカまじめ」とは異なる類の狂気を持っている。このように、狂気には良い影響を与えるものと、個々の主張を阻害してしまう悪いものがある。だから、慎重に狂気を利用することが大切だと思う。
 確かに、平穏で同じような日を繰り返す毎日は、落ち着いていて、平和でいいかもしれない。しかし、「現状維持では後退するばかりである」という名言があるように、変化のない生活は、人間にプラスな要素を与えないと思う。その状態を防ぐには、狂気とうまく付き合っていくことが大切だ。それにより、日々が面白くなり、同じ色の日は一日としてない、色彩豊かな人生を送ることができる。以上の理由から、狂気というものは人間に必要だが、慎重に付き合っていかなければならないものだといえる。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 直感にたよりすぎると リリア 90 125858808296
2 狂気には十分ご注意を みんみ 88 125857848493
3 狂気と冷静 ひなえ 88 116359787990
4 狂気と人間 らもさ 86 137256748695
5 直感で伝える言葉 らめき 85 118754829095
6 限られた時間の中で ふう 85 117961667284
7 日本的なコミュニケーション はや 85 140152656990
8 我々が持つ「狂気」 くあゆ 83 102758799090
9 狂気 ゆおら 83 106957667989
10 狂気人か天才人か りれま 82 125854728986

 
★1~2位の作文は要約が多かったため、代表作品にはなりませんでした。
3月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部81人中)


本当の幸せとは何か
みっふぃーちゃん
 「もったい」それは「もののけ」の亜種である。それのついてないものを見ると我々はその「もの」を見ると無性に拾いたくなる。つまり「もったいない」のである。
 私たちはもっと物を大切にするべきだ。私の友達には文房具が好きで女子力が高い人がいる。見るたんびに筆箱の中身が変わっていたりする。その筆箱はもはや「筆箱」というサイズではない。ポーチに近いものだ。見た目だってぬいぐるみでもこもこしていた。今までは。つい最近また変えたらしい。今度の筆箱は、折り畳み傘のサイズ間であった。そんな大きな物の中に一体どれだけのものを入れるのだろうか。中身を以前すべて出してみた。シャープペンシルだけでも10本くらいあり彼女曰く、スタメンはこの2本であとはベンチと2軍と戦力外らしいのだ。しかし、戦力外通告を受けても筆箱からは出されないのだ。ペンもカラフルで数十本という数が入っていた。次に見た時は新しい柄のシャープペンシルが入っていた。消しゴムは前のも十分使えたのに新しいものになっていた。私の筆箱は通常サイズでスタメンしか入っていない。柄もそんなにこだわっていないし新しいものを見ても買おうとは思わない。増えてもらっては、筆箱に入らないから困るのだ。私とは正反対な彼女の筆箱は実にもったいない。
 しかし、経済を発展させるためには、古い物を捨て新しいものに置き換える新陳代謝も必要だ。現代に至っては、新しいものに置き換えなければならない。人類がこの消費社会にコントロールされている。ハイパー消費が世界を壊しているのにもかかわらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出している。消費が社会のモーターの世界では私たちは消費をひたすら早くしなければならない。消費が止まれば経済が麻痺してしまう。消費を止めないために人類は10万時間持つ電球を作れるのに、1000時間しか持たない電球しか売ってはいけない社会にいる。人がもっと働いて売るためには使い捨ての社会を続けなければならない。
 確かに物は大切にしなければならないし、この社会の中で生きるには消費もしなければ経済が発展しない。しかし世界で最も貧しい大統領はこういっている。私たちは発展するために生まれてきたのではありません。幸せになるために生まれてきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。発展は幸福を損害するものであってはならないのです。発展は人類に幸福をもたらすものではなくてはなりません。愛情や人間関係、子供を育てること、友達を持つこと、そして最低限のものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。私はこのスピーチを聞いて「本当の幸せとは何か」考えさせられた。この消費社会という悪循環を今更変えることは難しい。旧石器時代まで戻ることはもうできない。本当に必要なものは少ないと思う。でも、それ以外のものを捨てられるかと言われると難しい。「本当の幸せとは何か」深く考えなければならない。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 遊びと学び きろせ 88 133063737887
2 妖怪もったいの性質 清書 わかよ 87 144661919483
3 本当の幸せとは何か みっふぃーちゃん 87 123758808887
4 子ども時代にしておくべきこと、あるいはしておけばよかったこと りすっぴ 87 146658727790
5 ものに対しての感謝の気持ち 星のかぁびぃ 85 155052758083
6 子ども時代(感) ジャスミン 85 122354627587
7 自分の世界 おしゃべり君 85 127163616693
8 遊びと勉強 はーちゃん 84 119951898992
9 物の処理の仕方 リリー 84 103453717593
10 無駄なく とうがらし 82 101954637487

 

3月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部147人中)


大多数のニーズに合わせなくていい
れたす
 私は毎朝、ZIPというニュース番組を観ている。しかし、自分が起きる時間が悪いのかいつもエンタメの情報しか得ることができない。また、これはバラエティ番組なのかと思ってしまうほど、一つ一つのコーナーの内容が派手なのである。これは、この番組に限った話ではない。チャンネルを変えても、みんなこんな感じだ。人々が朝という忙しい時間に求めているのは、このような派手なニュース番組なのだろうか。日本のマスコミは、過剰な商業主義をやめるべきだ。そのためにはどうしたらよいだろうか。それには、二つの方法がある。
 第一の方法は、それが相手にとって本当に有益な情報なのかどうかを考えることだ。人は、他人のゴシップを聞くことが好きだ。なぜなら、他人のゴシップを聞くと、自分がその人よりも優位に立ったように思えるからだ。そしてマスコミは、視聴者にとってこのゴシップによる優越感は有益だと考えているのである。だから、毎日のように芸能人の熱愛報道が流れるのだ。たとえそれが嘘だとしても関係ない。だが、果たしてゴシップは、本当に視聴者にとって有益な情報なのだろうか。また、ゴシップによって視聴者に優越感を与えることが、マスコミのあるべき姿なのだろうか。優越感を持つことは、マスコミを利用することと相反すると考えられる。なぜなら、マスコミを利用することは、世の中のことを積極的に知ろうとしており、能動的と言えるが、優越感を持った時点で、自身はその物事を傍観する立場になる。つまり受動的になるからである。このことから、ニュースのほとんどを占めているように思えるゴシップは、視聴者にとって有益な情報ではないと言えるだろう。このように考えていくことで、マスコミは商業主義から抜け出せるのではないか。
 第二の方法は、マスコミをチェックする体制を整えることだ。福島第一原子力発電所で事故が起きた時、「放射線被害を減らすにはうがい薬を飲むのが効果的だ」というデマがTwitterなどで広まった。放射性ヨウ素が大量に体の中に入った場合に、安定ヨウ素剤という内服薬を飲む場合があり、うがい薬にもヨウ素は含まれている。しかし、うがい薬のヨウ素の含有量は少ないため、効果はなく、むしろヨウ素以外の成分が人体に悪影響を及ぼす可能性があるので、内服するのは危険だそうだ。ほかにも、東日本大震災の影響で起きた、千葉県のコスモ石油精油所の火災で、「有害物質の雨が降る」というデマがチェーンメールで広まった。しかも、その情報源を厚生労働省としていたため、多くの人がそれを信じ、パニックを起こす事態となった。普段だったら軽く受け流せられるような内容でも、震災という非常事態で情報の真偽を確かめる余裕がなく、すべて信じ込んでしまうのである。このような時、人々に信用できる情報を与え安心させられるように、マスコミをチェックする体制を整えることは大切だと言える。東日本大震災から五年が経った今日、まさにその需要は高まっているだろう。
 確かに、視聴者の興味や関心に沿った内容を取り上げることも大切だ。しかし、言論の自由とは、言葉を凶器にするためではなく、言葉ひとつひとつの存在意義を示すために保障されているのである。果たして、どれも同じような内容のニュースから、言葉の存在意義など感じられるだろうか。いや、感じられないだろう。これでは、国に制限されているか、暗黙の了解のうちに制限されているかの違いがあるだけである。だから、日本のマスコミは、過剰な商業主義をやめるべきだ。私はこれから、ゴシップではなく、日本や世界の政治の動きにもっと関心を持って、マスコミを利用していきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 大多数のニーズに合わせなくていい れたす 96 150579989590
2 マスコミと大衆の在り方 Qちゃん 91 1240661009395
3 日本人が、淡白であるかわりに ゆよた 90 119964777999
4 量と制御 まりあ 90 121474767990
5 自己決定 カツ丼 87 126459708290
6 良好な人間関係のために くるる 86 140159667189
7 法的意識と共同体的意識 きろる 85 121859979884
8 たしかブレーズ・パスカル ああえの 85 149656778486
9 つながりを断ち切らない ぎんぎつね 84 145958859787
10 量と制御 ジェネラル 84 948631019790



2024年07月の森リン大賞 |  2024年06月の森リン大賞 |  2024年05月の森リン大賞 | 
2024年04月の森リン大賞 |  2024年03月の森リン大賞 |  2024年02月の森リン大賞 |  2024年01月の森リン大賞 |  2023年12月の森リン大賞 | 
(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
2023年03月の森リン大賞 |  (20年10月~23年2月未集計) |  2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
2020年06月の森リン大賞 |  2020年05月の森リン大賞 |  2020年04月の森リン大賞 |  2020年03月の森リン大賞 |  2020年02月の森リン大賞 | 
2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
2019年08月の森リン大賞 |  2019年07月の森リン大賞 |  2019年06月の森リン大賞 |  2019年05月の森リン大賞 |  2019年04月の森リン大賞 | 
2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
2018年10月の森リン大賞 |  2018年09月の森リン大賞 |  2018年08月の森リン大賞 |  2018年07月の森リン大賞 |  2018年06月の森リン大賞 | 
2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
2015年07月の森リン大賞 |  2015年06月の森リン大賞 |  2015年05月の森リン大賞 |  2015年04月の森リン大賞 |  2015年03月の森リン大賞 | 
2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
2014年09月の森リン大賞 |  (2014年7~8月は未集計) |  2014年06月の森リン大賞 |  2014年05月の森リン大賞 |  2014年04月の森リン大賞
2014年03月の森リン大賞 |  2014年02月の森リン大賞 |  2014年01月の森リン大賞 |  2013年12月の森リン大賞 |  2013年11月の森リン大賞
2013年10月の森リン大賞 |  2013年09月の森リン大賞 |  2013年08月の森リン大賞 |  2013年07月の森リン大賞 |  2013年06月の森リン大賞
2013年05月の森リン大賞 |  2013年04月の森リン大賞 |  2013年03月の森リン大賞 |  2013年02月の森リン大賞 |  2013年01月の森リン大賞
2012年12月の森リン大賞 |  2012年11月の森リン大賞 |  2012年10月の森リン大賞 |  2012年09月の森リン大賞 |  2012年08月の森リン大賞
2012年07月の森リン大賞 |  2012年06月の森リン大賞 |  2012年05月の森リン大賞 |  2012年04月の森リン大賞 |  2012年03月の森リン大賞
2012年02月の森リン大賞 |  2012年01月の森リン大賞 |  2011年12月の森リン大賞 |  2011年11月の森リン大賞 |  2011年10月の森リン大賞
2011年09月の森リン大賞 |  2011年08月の森リン大賞 |  2011年07月の森リン大賞 |  2011年06月の森リン大賞 |  2011年05月の森リン大賞
2011年04月の森リン大賞 |  2011年03月の森リン大賞 |  2011年02月の森リン大賞 |  2011年01月の森リン大賞 |  2010年12月の森リン大賞
2010年11月の森リン大賞 |  2010年10月の森リン大賞 |  2010年09月の森リン大賞 |  2010年08月の森リン大賞 |  2010年07月の森リン大賞
2010年06月の森リン大賞 |  2010年05月の森リン大賞 |  2010年04月の森リン大賞 |  2010年03月の森リン大賞 |  2010年02月の森リン大賞
2010年01月の森リン大賞 |  2009年12月の森リン大賞 |  2009年11月の森リン大賞 |  2009年10月の森リン大賞 |  2009年09月の森リン大賞
2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


Online作文教室言葉の森