毎月の森リン大賞

森リンの丘

 


2月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部89人中)

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2月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部116人中)

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2月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部163人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 春について ふうが 79 611388710979
2 久しぶりの雪 ああはは 70 76439558073
3 犬だって家族 メガマウス 70 84048557173
4 さい高の雪 m u m u 70 61046566673
5 雪や氷 苦ちゃん 69 54446477381
6 ほかほかなおひつのごはん ああての 69 46839626293
7 雪と氷につつまれて わのき 67 49844446184
8 幸運は準備のできたものに訪れる さっちゃん 65 34243685981
9 パストゥールの発見 あんみつ 62 28039495392

 


2月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部126人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 もてもてだったぼく ああとり 79 96644718490
2 さわやかになれるランニング マーガレット 78 75548707890
3 失敗は成功のもと 清正 76 111041588286
4 思わず涙がポロリ 早雲 76 104439627689
5 なわとび エルサ 75 80946526692
6 カはきょうてき らゆみ 75 113849476393
7 カにさされた時は? あゆニャン 70 68547475987
8 かゆい、かゆい! のり子 69 59444536083

★1位の作品は、要約の部分が多かったので代表作になりませんでした。

2月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部132人中)


節分
らあき
 「鬼は外、福は内。鬼は外、福は内。」
二月三日には節分がある。そのため、学校で、豆まきならぬごみまきをした。ごみまき、というのはその名の通り、ごみを豆のかわりとして鬼になげることだ。いらなくなったプリントに、自分の中から追いだしたい、悪い鬼の名前をかいて、紙をくしゃくしゃにして鬼に投げつける。集中力がない鬼やスタミナない鬼などがいたが、私は何でもすぐにあきらめちゃいそうになる鬼にした。そして、それらを鬼へとなげつけた。今回鬼をしてくれたのは、百パーセント、担任の田中先生だと思う。そう思った理由は二つある。一つめは、先生が教室から出ていった少し後に鬼が教室に入ってきて、鬼が教室から出ていった少し後に先生が教室に戻ってきたからだ。二つめは、鬼がきているのは先生がいつもきている白いジャージだったのだ。この二つで先生が鬼役なんだな、と確信した。あとで思い出したのだが、声も先生の声だった。鬼の声なんか注意していなかった。「灯台もと暗し」というところだろうか。鬼が入ってきたときからずっとごみをなげていたら、鬼が突然、
「鬼は外って言われないと出ていきません。」
と言ったので、本当は大きな声で「鬼は外、福は内。」って言わなければならないけど、
「鬼は外、鬼は外、鬼は外、鬼は外……。」
と言い続けた。そのおかげかどうか、鬼はすぐ教室から出ていってくれた。
 音楽の計良先生が音楽の時間に話してくれたことだ。自称とってもやさしい計良先生は、一年生の鬼役をひきうけたらしい。鬼のお面として、とっても怖いものをプリントアウトしてつくったのだ、と言ってみせてくれた。それをみたのだが、誰もが内心「一年生は絶対泣いちゃうよ。」と思ったはずだ。夜道にでてきたら、大人でも怖がるに違いない。結局、それでは怖すぎるということで、にっこにこのかわいい鬼のお面を使うことになったそうだ。あとで計良先生に教えてもらったのだが、それは「般若」という能で使うお面の一種で、うらみをもった、死んでいる女の姿として使われているそうだ。まるで「名探偵コナン」に出てきそうな話だなぁーと思った。
 「節分」というのはどういう意味なのか、調べてみた。立春の前の日のことを指し、豆まきを行うならわしがある、とかいてあった。もとは、季節の変わる時を指し、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉だったようだ。おそらく、一番寒い立春の前の日に、病気を鬼にみたてて、おいだそうとしたのだろう。え方まきはというと、実は節分でえ方まきを食べるようになったのはごく最近だそうだ。私はてっきり、これも昔からのならわしかと思っていた。初めは、大阪のある海苔屋さんが、自分のお店の海苔を売るためにえ方まきを考えたそうだ。それが全国に広まったというわけだ。ちなみに、ドアにいわしの頭とひいらぎの葉を飾っておくのにも理由がある。鬼はいわしの臭いがきらいで、ひいらぎはその刺で鬼の目を刺すといわれているため、だそうだ。
 「いわしの頭も信心から」ということわざがあるように、昔の人はいろいろ見立てていたのだということが分かった。そして、見立てることで健康でいようとしたのだと思う。
「ガラガラガラ」鬼が教室から出て行った。私の心からも鬼が出て行ったはずだ。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 適応した環境とは あいつつ 81 111051697587
2 節分 らあき 79 134848627887
3 練習が大事 ああるそ 78 91942707184
4 生き物を飼う大切さ ああとあ 78 133649556192
5 節分 くるみ 77 78744618584
6 大小様々な ころ 76 63542728689
7 生命の大切さ おむれ 76 78046638483
8 ファミリーディナー ムーム 75 69142657590
9 油断大敵なサッカー あいまへ 74 67342717776
10 メダカを育てていること 清書 あえいと 73 62941647292

★1位の作品は、要約の部分が多かったので代表作になりませんでした。

2月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部96人中)


実行の重要性
サーサ
 「では次に、協力委員会の発表です。」
少し前に、体育館で僕の入っている協力委員会は、全校生徒を前にして発表をした。僕は、もう二年間協力委員会の委員はしていて、代表委員会と呼ばれる会議には慣れているが、こうした体育館での発表はあまりしない。このときの発表内容は、「ぴかぴか大作戦についてだった。「ぴかぴか大作戦」というのは、掃除によって校舎を綺麗に保つ活動で、協力委員会が発案した活動だ。この発表で僕は、工事会社の方々がどのようにこの校舎を建てられたかという大まかな流れと、それを知って校舎を綺麗に保ちたいと思った、というような感想をプレゼンテーションし、そのあとに各委員会の取り組みの発表へとつながっていく。この原稿を考えるのも大変だったが、何より緊張して一番困ることは、原稿通りに上手くよめなくなりそうになることだ。頭が真っ白になることも無くはない。しかし、そのとき僕は、緊張しながらも自分に言い聞かせて乗り切っている。これからは学校教育推進会議があるのでそこでも僕は、頑張りたい。
 しかし、僕は最近、もっと緊張した出来事がある。それは、国会議事堂見学に行った時のことだった。何と参議院別館の「国会体験プログラム」というもので厚生労働委員長を務めたのだ。プログラムの流れは、補助犬の利用を保障する法案を衆議院議員二名が提案し、それを委員会で話し合う。そして最終的に本会議場でもう一度採決するのだが、このデモンストレーションをする人は限られた人だけで、僕は、皆が見ている中で立候補をした。それから委員長になったのだ。しかし、このプログラムでは二校が合同でやったので、協力委員会とは訳が違った。椅子に座り、会を信仰しているときには変な汗まで出てきた。また、質疑応答の時には委員が挙手して、
「委員長。」
と言うので僕は、思わず驚いてしまった。委員会のときにはその位で済んだが、本会議ではもう大変である。委員長は、登壇して委員会での一部始終を発表するのだが、そのときに僕は、まるで心臓が飛び出してしまいそうなほどドキドキした。発表しているときに少したどたどしかったが、緊張に耐えて発表を言えた自分が僕は、何だか誇らしかった。
 このことを母に話すと、母は、
「人と三回手に空書きすると、緊張しなくなるという迷信があるのよ。」
と言っていた。また、三回手に空書きした後にその手を口に持っていき、飲む真似をするそうだ。しかし、国会に関してはもし、僕が国会議員になれたらの話だが、多分、学校の代表委員会のように慣れて緊張しなくなるだろう。だからこの迷信を僕はあまり使わなくていいだろう。それから、今ふと思ったのだが、迷信とはやけに「三回」という数にこだわる。例えば、流れ星が流れている間に願い事を三回言うと、願いが叶う、などだ。話は大分わき道に逸れたが、僕は、その迷信で緊張が解決できるのか試してみたい。
 緊張とは、人間にとって恐れと嬉しさが混じった、複雑な感情である。しかし、「案ずるより生むが易し」という諺があるように、前もって不安を抱えていても、やってみると、意外とできるものだ。だから、「国会体験プログラム」は、僕にとっていい経験になったと思う。これから僕は、このような貴重な体験を緊張してでもしていき、自分のものにしていきたい。
「これで発表を終わります。」
そう僕が締め括ると、周囲が拍手に包まれた。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 中身で決まる あえきの 81 99054898593
2 実行の重要性 サーサ 80 14045110110292
3 緊張も楽しみの内 ゆり 79 127646909690
4 緊張の一日 りゅうの玉 79 143044798689
5 新しい事をする勇気とは らよろ 77 87842636990
6 自然の大切さ なっち 77 82746586897
7 きんちょうしたしゅんかん らろら 73 76942546289

 

2月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部81人中)


行間と余白
ぜろくん
 作文は、行間や余白がないと見づらいことがある。それに対し、チラシなどの広告はお客さんに来てもらえるような文章やイラストなど、行間や余白をなくすことでよりよくなることもあるだろう。行間や余白は、その場に適応して使っていかなければならないと思う。私は、行間や余白に目を向けていくべきだ。
 その理由は第一に、行間や余白は重要な役割を果たしているからだ。学校の授業が全て説明では面白く学習が出来ず、集中力が途切れてしまう。しかし、先生が雑談をしてくれるととても面白くなる。実際に先生が言っていた雑談が役立ったことがある。漢字のつくりについての雑談を聞いたことがあり、それがそのままテストに出たことがある。知っているだけで得するような雑談もしてくれる。その雑談の中には、いつか役に立つこともある。雑談がある授業はいつもより頭に入ることがある。また、その雑談を聞いて笑って、嫌なことなど忘れられる。
 その理由は第二に、行間や余白というものがなかったら体が持たないからだ。学校は休み時間があることで休憩でき、集中して授業を受けることが出来る。私が行っていた小学校は中休み昼休みを除いて授業間の休み時間はなかったため、休憩する時間がなく集中力が落ちていた。行間や余白があることで、良いことはたくさんある。しかし行間や余白を取りすぎてしまうことはいけないことであると思う。その理由としては、少しと思っていた、休憩が長引いてしまい、物事への関心、やる気が失われていくからだ。メリハリをつけてやるときはやる、休む時は休むなどできればいいのだが、少しの休憩でそのままもとやっていたことに取り組まないなんtこともあるだろう。私は、勉強をしている途中に休憩としてコタツに入ってねっころがっていたことがある。そんな時、少し休憩するだけと思っていたのにもかかわらず暖かいコタツに入っていたため寝てしまったのだ。そのかげでその日のうちにやろうとしていたことも終わらず、1日は過ぎていってしまった。だからこそ、行間や余白の限度というものを考えていくべきだと思う。勉強というものはすればするほど知識として身につき自分の能力となるが、休憩せずに長くやり続ければ良いというものではない。スポーツでも同じことが言いえるのではないだろうか。サッカーは練習すればするほど上手くなるし、陸上は走れば走るほど、速くなり体力がつく。しかし休養はスポーツをやる身として大切にしなければいけないと思う。休憩を取らなければ、体がつかれきってしまう。すると、動くのがだるくなり、病気やけがにつながってしまうかもしれない。学校の授業ノートでも余白がなく、ぎっしり書いても後から見返したとき見づらいだけだ。余白をあけて色分けしたりと工夫をすることで見やすくきれいなノートになる。だからこそ、行間や余白はなければならないと思う。「収入増と、労働時間短縮のどちらかを選ぶか」というデータによると、男性は収入37パーセント、時短は49パーセントである。女性の場合でも、収入が28パーセント、時短が52パーセントと男女共に圧倒的差で労働時間短縮のほうが多い。その理由として、収入が上がるのはいいが、自分の休養の時間を増やした方がその分集中して仕事ができるからということが考えられる。
 確かに、内容が充実していることは大切だ。しかし、「雑草とは、まだ、その美点がはっけんされていない植物のことである。」という名言もあるように、行間や余白はなくてはならないきわめて重要なものだと思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 行間と余白 ぜろくん 89 145761688590
2 記述 なゆの 85 134261597786
3 言葉の使い方 ハリー・ポッター 85 125553717480
4 新聞を読むとは イクラ 83 143354828781
5 誠実な言葉か言葉に対して誠実か デルタ 80 86453737289
6 I K・Y 72 60247626487

 
★1位の作品は、要約の部分が多かったので代表作になりませんでした。

2月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部64人中)


自分自身の価値観、時代の価値観
られし
 価値観とは、自分で決めることができる。自分自身で一人、ただ自分のやりたいことばかりして生きていくのも良い。しかし、周りに合わせて皆で何かを一緒にして生きていくというのもまた良い。どちらも楽しいだろう。僕は、両方好きだが、どちらかといえば、皆で何かを一緒に楽しむことよりも、一人で自分自身で好きなことをすることの方が好きだ。僕は、自分の意見を反対されることがあまり好きではないから、一人ならば、誰にも反対されないためだ。もし、旅行へ行くとしたら、一人で行けば自由気ままに自分のいきたい場所へ全てプランを立てて訪れることができるが、団体で行くとなれば、そうはいかないだろう。しかし、皆で何かをすることも、もちろん大好きだ。僕の中学校の部活のメンバーは、今の学年の男子の部員数が自分を含めて5人しかいない。そのため、出会って2日くらいでとても仲良くしてくれるようになった。そのメンバーでは、休みの日は、色々なところへ行った。例えば中1の頃の校外学習の鎌倉遠足の一週間前には、皆で鎌倉や江ノ島の方へ下見に行ったり、久里浜花の国というとても大きな公園へ行ったり、お好み焼き食べ放題の店へ行ったり…と、一人では、絶対に楽しめないような経験をした。どちらも良い。
 自分自身の価値観に従って生きることは大切だ。常に人の支配する通りに生きていたら、自分自身の人生を楽しく送る事は出来ない。自分の思うがままに自由きままに生きていく方が当然楽しいだろう。例えば、旅行へ行くタイミングや場所なども、自分自身で計画をして、本当に自分がしたいことばかりして過ごせば、最高の思い出になるだろう。他人が計画した旅行へ行っても大して楽しくないだろう。僕の学校では、毎日昼食後に、約30分間の昼休みがある。その時には、皆、友達と話したり、外へ出て部活の練習をしたり、本やマンガを読んだり、テスト前には、勉強をしたり…と、それぞれ自由な時間を過ごしている。疲れて寝ている人もいる。それぞれ自分のやりたいことを自由にやっているため、皆とても充実する。この昼休みにやることを、全て先生や学級委員が決めていたら、当然つまらないだろうし、絶対に全員が充実することはないだろう。だから、個人個人のすべきことをするのだろう。
 しかし、その時代の価値観に従って行動することも大切だ。いくら自分が本当にやりたいことだとしても、あまりにもおかしな行動をとることは良くない。自分勝手なことばかりやっていたら、周りの人に嫌われてしまうだろう。今の時代あまりにもおかしな行動だと、通報されてしまうかもしれない。いくら自分が本当にやりたいことでも、やり過ぎてしまえば、周りに嫌われて結局自分が、損をしてしまう。昔話の、桃太郎でも、鬼退治へ行くときに、スーツを着て行ったら、犬も猿もキジも、誰も近づいて来ないだろう。
 確かに、自分の価値観に従って行動することも、他人の価値観に従って行動することもどちらも大切だ。しかし、最も大切なことは、「未来には、ひとりでにできる未来と、自分で作る未来との二つがある。」という名言があるように、出来る限り、自分の理想の未来に近づけるような行動をすることである。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 言葉のあるべき姿 あええる 89 123162718686
2 自分自身の価値観、時代の価値観 られし 88 131968697887
3 文化のコードをどう利用するか ああなは 87 128866767880
4 多数決と全員一致 にえけ 86 114356737692
5 自分と他人の価値観 らこむ 86 125561687092
6 言葉を厳密に使う あいはる 80 82352818492
7 従うべき価値観 わくゆ 80 79662767989
8 経験 みいた 79 104859616280
9 自分の信じた道 わよむ 75 80151576381
10 何かを決めるとき あいぬと 72 63042566295

 

2月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部38人中)


本当にこどもですか?
われり
 私は、幼いころから早く、お仕事ができる大人になりたい、と思っていた。それは、プライドがとても高かったから、「ゆいはちゃんは、子供ね」といわれるととても腹が立っていた。しかし、私の知り合いに早く大人になりたい、と思っている人はかなり少なかった。その人たちに共通することは、皆自分のやりたいことがない、自分の社会の中での存在意義がわからない、などと言っていた。そのように言う人は結局自分の好きなこと、やりたいことが見つからずに一度しかない人生を送ることになってしまう。自分のやりたいことを見つけるためには、まずは、社会の中で自分の役割を果たすことによってアイデンティティを持てるような人間になろう、と考えられるようになるだろう。
 そのためには、実際の社会を体験することだ。中学二年生のとき、神奈川県の三浦半島のところに行き、農業体験をした。その農業体験は、いつも私たちがやらないようなことをたくさんやり、農家のお手伝いもさせてもらった。その時、戦力にあまりならないながらも、一生懸命に仕事をした。そのとき、農家の人にとても感謝されたので少しでも必要とされてよかった、と思った覚えがある。私は、夏休みにボランティアに行かなければならなくなり、しぶしぶ行った。その時、老人ホームで働いているスタッフの人に少し怒られた。「私たちは、見て分かる通りとても人手不足です。なのにどうして休んでるの。」とかなり本気のトーンで怒られた。一応、こちら側にも言い分はあるが、そのときに不覚にも苛立ちよりかは感動が先に来た。いつもの、私だったらたぶん普通にキレていただろう。しかし、こんな私でも必要といしてくれる人がいるんだと、思い心を動かされた。
 また、社会も、いつまでも若者を子ども扱いせず、重要な役割にどんどんつけていくことだ。日本の会社の仕組みは、年功序列で終身雇用という形態をとっている。皆、新入社員で入った時には能力の高い人も低い人も同じ給料で、年齢が上がるにつれて、どんどん給料が上がっていき、その会社を辞めるまでクビにはされないというシステムだ。アメリカは日本と違い、能力のある人は給料が他より少し高かったり、逆に使えないと思われた人は、「次の日から会社にこなくていいよ」といわれる。日本は新入社員のことも周りの大人周りの大人と比べたら、まだまだ子供だ、という人もいる。アメリカでは十八歳の若者だろうと、六十歳の老人であろうと同じ大人としてみている。日本の会社が悪いというわけではないが、若者の自立心や好奇心などを削いでることもあるかもしれない。
 確かに、世の中が複雑になると、子供という期間が長くなる傾向はある。親も共働きの世帯が増え学校以外の習い事や学童のようなところに預けられている子供もたくさんいる。しかし、最も大切なことは、「トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである」という名言があるように、実際の社会の中で自分がどのような役割を果たすことができるか考えることだ。もしかしたら、自分の気づかないようなところで必要とされていると思うと、なぜだかやる気が出てくることもある。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 本当にこどもですか? われり 86 130354718290
2 社会の中で自分の役割を ゆこぷん 84 130253646996
3 文化もパーソナリティも(感) はれそ 82 95164676797
4 笑顔の力 シナモン 81 106854807087
5 社会に役立つこと レモン 80 104742908992

 
★1位の作品は、要約の部分が多かったので代表作になりませんでした。

2月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部113人中)


好奇心
おしゃべり君
 学校に、いつものように登校する時、誰しもが決まった通学路を通るはずだ。しかし、そんないつもの通学路も、季節や日によって変化することがあるはずだ。小学校の場合、引っ越したり廃校にならない限り、通学路は基本的に変わらないため、6年間同じ道を歩く。その6年の間に変化するものはある。家がリフォームされたり、空き地に家が建ったり、車が変わっていたり、たくさんの変化があるはずだ。些細な変化に気づくことが出来れば、勉強や人のちょっとした変化も分かるようになると思う。だから私は、常日頃から、好奇心を持つことが大切だと思う。
 第一の方法として、何事にも新鮮な好奇心をもつことである。私は、昔から好奇心旺盛な子と言われ育ってきた。とくに、機械には興味があった。おかげで、鉄道、車、旅客機に関しては、一般人以上の知識は持っているつもりである。自分でも、気付いた時には良くキョロキョロと周りを見ていたり、ものを分解していたりする。一度知りたいと思ったら止まらなくなる性格らしい。分解しては、中を良く見てからまた組み立てて元に戻す。これを色々な物でやってきた。ラジコンカーや鉛筆削り、時計、ラジオ。数々の物を分解してきたが、ラジコンカーだけ元に戻せなかった。歯車やシャフトの取り付け位置が分からなくなり、走行不能になってしまった。そのとき以来、分解の頻度は減ってしまった。だが、好奇心のおかげで小さいときから、いろいろなことを発見できた。日々の生活でも、変化をもたらすと、新しい発見があるかもしれない。
 第二の方法として、若者が旅に出やすい環境をつくることである。今この時代では、学校でも各鉄道やバス会社で、学生が旅行に行きやすくする環境を整えている。例えば、JRでは、学校側が発行した学割というものを提示すれば、一定距離以上の移動であれば、中学生と高校生は料金が安くなる。これは、距離が遠ければ遠いほどお得になっていく。これは、働いていない学生にとってはうれしい限りであり、親の負担も軽減される。そういった意味では、学生が旅をしやすくする環境は整っていると言えるだろう。グローバル化が進んでいる今、海外に行っていない若者は、学校の勉強だけで異文化を理解しなくてはならない。そのため、大人になり、外国の人と何か交流をするときに、誤った態度をとってしまうかもしれない。しかし、私立の中学校や高校、一部の公立中学校、高校の修学旅行や研修旅行で海外に行くところもある。私の高校もそうだが、多くの公立中学、高校の修学旅行は国内である。しかし、多少お金がかかったとしても、高校の修学旅行は、海外にするべきだと思う。自国の文化は中学で学び、高校生になったら海外に目を向けた方が、大人になった時に大きな力になると思う。
 確かに、日常生活を大事にするという考え方も大切である。しかし、常に同じ場所に留まっていれば、それ以上の成長はない。些細な事にも興味を持ってみるだけで、初めての発見をするかもしれない。内側に引きこもらないで、もっと外に出てみることが大切だと思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 内面 きろせ 91 1228727380100
2 好奇心 おしゃべり君 90 126962959187
3 暇と余裕 しろめウサギ 90 167068848286
4 前進 りすっぴ 85 104857788289
5 安全なやり方と危険なやり方(感) ジャスミン 85 115154748087
6 多様なイメージ 四葉のクローバー 84 119556899487
7 清書 ああけえ 84 113156948889
8 大相撲をはじめて見にいったときに(清) わよつ 77 14635412512787



2024年07月の森リン大賞 |  2024年06月の森リン大賞 |  2024年05月の森リン大賞 | 
2024年04月の森リン大賞 |  2024年03月の森リン大賞 |  2024年02月の森リン大賞 |  2024年01月の森リン大賞 |  2023年12月の森リン大賞 | 
(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
2023年03月の森リン大賞 |  (20年10月~23年2月未集計) |  2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
2020年06月の森リン大賞 |  2020年05月の森リン大賞 |  2020年04月の森リン大賞 |  2020年03月の森リン大賞 |  2020年02月の森リン大賞 | 
2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
2019年08月の森リン大賞 |  2019年07月の森リン大賞 |  2019年06月の森リン大賞 |  2019年05月の森リン大賞 |  2019年04月の森リン大賞 | 
2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
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2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
2015年07月の森リン大賞 |  2015年06月の森リン大賞 |  2015年05月の森リン大賞 |  2015年04月の森リン大賞 |  2015年03月の森リン大賞 | 
2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
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2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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