毎月の森リン大賞

森リンの丘

 


6月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部39人中)

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6月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部99人中)

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6月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部132人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 がんばったこと あいかり 71 76039567684
2 フレフレ運動会 あいねわ 71 57041547290
3 遠くへ旅をする鳥(清書) リリー 70 54449467284
4 なんでおぼえているんだろう マカロンピョン 70 68948446589
5 たのしかったサッカー あうれよ 68 57439536880
6 いろんなわたり鳥 あいまみ 68 58042446692
7 パワフルエイサー あうれも 68 58241556592
8 最高のおでかけ プリエ 68 54944535779
9 カエルを見つけたこと あいにれ 68 60443445684
10 鳥ってすごいなぁ あずき 67 58246445876

 


6月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部164人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 私の夜 ふうが 77 219349706981
2 家族の長所 苦ちゃん 73 81047606279
3 大変だった自由研究 あうあゆ 71 58344596286
4 おもしろいお父さん ああての 69 65441476484
5 長所と短所 神山 69 59243516087
6 夏だ?プールだ? m u m u 68 54946515980
7 とくいなソロバン あうゆり 50 137434353


6月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部124人中)


もったいないを心がけて
清正
 自転車はインドでは貴重品だが、日本では毎日多くの自転車が乗り捨てられていく。これは、子供たちの教育や心によい影響を与えない。現代、快適な生活になってもったいない意識が薄れているのではないだろうか。
 僕は、普段大切にしていないものがある。それは、消しゴムと嫌いな食べ物だ。消しゴムは、よく学校で失くしてしまう。けれど、家にあるからいいやと思って真剣に探さない。
「えっ、また失くしたの。」
ついこの前、新しい消しゴムをなくしたばかりだ。仕方なく、今は僕の筆箱の中には、使い古した小さな消しゴムが入っている。もし、インド人が、僕のこのような態度を見たらどう思うだろう。だが、僕にも大切にしているものはある。それは、自転車や昔作った工作のもの、本などだ。自転車は、高いから次から次へと買い替えることはできないし、昔作ったものは、全く同じものは作れないからだ。それから、僕と妹は、普通なら捨てるような空き箱で喧嘩をする。先日、ヨ‐グレットの箱とサイコロ型の箱で、
「これは、僕のだ!私のだ!」
とお互いにまるで綱引きのように引っ張り合った。母は、
「はあ、困るわね。箱ごときで喧嘩だなんて」
とため息をつく。この時は、僕が譲ったが、こんな空き箱で喧嘩する家なんて、滅多にないだろう。
 父に、もったいないということについて話を聞いてみた。すると父は、水についての話をしてくれた。外国では飲料水を買わなくてはならない。しかも高い。だから、公園ですぐ蛇口をひねったらすぐに出る日本は、水に恵まれていると父は言う。それに、潜水艦の中では水が限られているからひねった時しか出ない仕組みだそうだ。妹がよく行く公園の蛇口にも同じ仕組みのものがあるという。先日父と行ったいきなりステーキ店の節水の話がちょうど話題になった。水を節約するため、この店では、ノズルを変えて水が玉のような形で出てくるようにすることで、一年で三千万円も節約しているのだ。通常の蛇口から出る水は、汚れた部分に当たるのがごく一部で、玉の形にすると、それぞれが汚れに当たり高い洗浄力を発揮する。このように日本には高い技術があるからその力でもっと資源を大切にできるはずだ。
 ものを大切にしなくなったのは、すぐに手に入るし、ものがありすぎるからだろう。江戸時代では、「灰買い」や古釘などを飴や簡単なおもちゃと変えてくれる「取っけんべえ」などがあり、ものを大切に最後まで使い尽くすという考え方で自然とリサイクル社会を作り出した。温故知新という言葉のように江戸時代のリサイクルから学んで創意工夫していくことが必要だとわかった。僕の使い古した小さな消しゴムも、江戸時代のリサイクルを見習ってロケット鉛筆のようにいくつも並べて使い切る仕組みにしたらどうだろうか。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 もったいないを心がけて 清正 80 115147838787
2 本当のゆたかさとは ああらゆ 76 77449667490
3 リサイクルしていますか? リンゴアイス 75 75746616589
4 みんなを理解する 早雲 74 73646556393
5 お父さん、ありがとう! あうみか 73 58539767681
6 物を大切に スライム 73 68243656484
7 惜しくも あうのな 72 57641747481
8 損して得取れ 幸村 72 60642627089
9 先生のすごいところ マーガレット 72 73538506592
10 うわさは、きけん さとタン 67 48042466286


6月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部125人中)


自然保護
くらくら
この文章を読んで心に残ったのは、身近な動植物も姿を消しかけた事と、アメリカが自然保護の先進国になった理由だ。

心に残った一つ目の、身近な動植物も姿を消しかけている事は僕の近くでも起こっている。それは、僕の住む滋賀県にある琵琶湖の魚、ニゴロブナが人間の持ち込んだ外来種などに食べられて数がすくなっている事だ。詳しく言うと、滋賀県の特産物、鮒寿司の原料である。それをブルーギルやブラックバス(オオクチバス)といった外来種が食べているという事だ。その事によって昔はハスやフナ、運が良ければビワコオオナマズが釣れたそうだが、現在は、ブルーギルとブラックバス(オオクチバス)しか釣れない。ああ人生で一度でいいから、ビワコオオナマズを釣ってみたい。(笑)

二つ目のアメリカが自然保護の先進国の事だが、正直自然保護の先進国とはいえがたいと思う。なぜならアメリカのトランプ大統領は環境保護にはあまり前向きではなく、排気ガスも世界でもトップレベルの割合を中国の次に締めているからだ。しかし、郊外の森などの自然に行くとアメリカは一変してとても空気が美味しくきれいである。この面からすると、アメリカは自然保護の先進国と言っていいだろう。さらに作者の言うように、早く自然を破壊したために自然保護に取り組んだというのであればさらに納得いくだろう。

また最近僕は、理科の授業で習った光合成は太陽の光が必要だが、工場から出る煙によって太陽が隠され枯れてしまう。そうすると二酸化炭素を吸って酸素を出してくれる植物が消え、地球温暖化がますます進んでしまうだろう。さらに地球温暖化が進むと台風が多く発生したり、海水の水面が上がり地球の生物全てに終わりが来てしまう。

この事を書いて行くうちにある事に気付いた地球人はあと残りわずか十頭とか追い込まれないとそれを本気で保護しようとしないという事だ。そんなに遅ければまた日本産のトキ「キン」のような最後を迎えてしまい、同じ誤ちを起こしてしまうだろう。もしこの文章を国際連合が読むのであればこう書きたい。残り10,000頭ぐらいになったら絶滅危惧種に指定して保護してほしいと。もし僕が、自然保護の責任者であれば、死ぬ気で保護するのに(笑)

この事などから、自然を守る事で人間を守れるという事に気付かされた。そして、自然とは人間にとって、歩み寄り共存する事が必要な存在といえるだろう。つまり、自然の事も考えて生きていかなければならない。これからは、僕たち若い世代が地球の自然を救うのだろうか。子孫のためにも頑張って取り組んでいきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 自然保護 くらくら 88 1081599491103
2 笑って一つ らみの 80 115847698287
3 家族は朝型 政宗 79 893418110189
4 「遊び」は身近 おむれ 79 86646939481
5 清書 ああもな 79 926521059289
6 人間 らあき 79 77847698095
7 さがの先生 くるみ 79 86846667892
8 本当に何を必要とするのか ムーム 78 93647617177
9 長所は短所と紙一重 あいつつ 77 88649576487
10 楽しい先生 清書  あえきて 73 69243566196

 
★1位の作品は、要約が多かったため代表作品になりませんでした。
6月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部80人中)


学ぶことは楽しい
サーサ
 「ようし、がんばるぞ」
僕は、思わずつぶやいた。僕は、学ぶことを楽しみながら続けることは大切だと思う。
 その理由は第一に、学ぶことが楽しいからだ。学び続ける果てしない旅というと大変そうに思えるが、僕は今までに学んでいて良かったと思うようなことがたくさんある。まず、自分の頭が良くなること自体が嬉しい。体が成長しているときに筋肉を使うのが嬉しいのと同じように、僕は、自分の頭が良くなるのが単純に嬉しくてたまらない。しかし、今の学校での勉強は内申点つまり点で決めるのだ。赤点では合格できなくて当然である。これはむしろ、恐怖の勉強と言っても過言ではないほどになっている一つの原因だと僕は、思う。それで面白い気がしないが勉強の本質とは楽しいものである新しいことを知ると興味や好奇心がわく。新しいことを学び楽しむということは本来、どの分野においても共通するものだったと思う。人間としては学ぶことで色々なことを習得する。せっかく勉強してもそういうことが分かっていないとつまらない上、身に付きにくい。そもそも、遊ぶにしてもルールを学習するように生き生きとした時間を送ることができるためには学習が不可欠だ。学校だけが学習ではない。学校以外で学ぶことも、良い刺激になる。繰り返しになると思うが、学校の勉強は、他から課題を与えられてすることが多い為、楽しさよりも苦しさを感じることの方が多いかもしれないが学校の授業の勉強に限らず学ぶこと全体をとってみれば、何かを学んで自分自身が成長することが嬉しいから勉強をするというのが人間の本来の姿だ。学校の勉強であってももし僕が明日から学校に行く必要がなくなったとしたら、最初の数週間は楽しいかもしれないが、すぐに学校に通いたくなると思う。このように、当たり前のようにある学習もなくなると急に寂しくなってしまう。要するに、学習はもともと面白いのだと、僕は感じる。
 また第二の理由としては、学ばないと楽しくないからだ。「理由一」を逆に言っただけなのだが、学ばないと次の学ぶというステップができなくなるのだ。犬や猫は学習も簡単で一回しかすることはないが、人間は、一回だけでなく、上乗せして新しいことを勉強できる。特に数学では積み重ねの勉強と言われる。例えば、加法が分かっていないと乗法が分かりにくく、乗法が分かっていないと三角形の面積は計算しにくい。このように、積み重ねていかないと次の学習ができないので学校では演習をするのだが、それが長く続くので、数学が嫌になってしまうケースが多い。しかし、やはり「継続は力なり」で、ずっとやっていると、僕は、自分の勉強をしている実感がわいてくる。まるで開拓者になったような気分だ。学び続けないとその楽しさは分からない。小学校、中学校ではまだそのまま成果として生きないことが多い。それで、自分で発明、発見することがあまりなく、面白くない。一方、高校・大学・社会人と上層部に進むにつれて色々考えだせることが沢山ある。その土台を僕達は今作っているのだ。大切なのは最初に土台がないと、本当に楽しい学習というものが見えてこない。勉強は、学び続けることに意義があるのだ。例えば、僕の父も、
「一生勉強だ。」
と言っている。とても身近にそういう方がいるということは、僕は、良いことだと思う。
新しい発見があったり、新しい知識を得たり、分からなかったことが分かるようになることは嬉しいことだ。人から言われていやいやする勉強は本当の意味では身につかない。学習を楽しいと思い、自ら進んでする勉強こそが自分のためになると僕は、思う。
 確かに、休んだり、寝たりすることも人生で大切だという意見もある。しかし、「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」という名言があるように、自分から進んで楽しく勉強すれば学んだ知識を生かしていくことができるだろう。だから僕は、学ぶことを楽しみながら続けることは大切だと思う。これから僕は、自分の学習能力を生かして楽しみながら学び続けたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 楽しく、笑顔で かなん 83 103857696990
2 学ぶことは楽しい サーサ 82 168256626890
3 比喩表現の大切さ らよろ 80 96849807889
4 学びは人生に必要不可欠 ゆり 80 96754656589
5 比喩の素晴らしさ なっち 79 98949536690
6 落ちてきたら honeysnow 75 81158606480
7 Family あえあく 73 75941585992
8 比喩表現を使う まがり 72 66944556490
9 学び 吉岡龍一 72 59754606383
10 物事の見方 あいえと 67 53947525580

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部75人中)


一つに染まらず
れりか
 私も、古いものはそれ独自の良さがあると思うし、反対に新しいものにも良さがあると思う。
 確かに、古いものには素朴で趣があり、目にするだけでやわらかく包まれているような感じがする。例えば人が知っている有名なもので言うと、愛知県に名古屋城がある。名古屋城は日本の百名城に選定されており、国の特別史跡に指定されている。しかし、戦争や自然災害により、初めて建てられた時から何度も焼かれたり、壊れたりしている。つまり、今ある名古屋城は再建されたものということだ。とはいえ城には昔の立派な建物ということで、家の中のもの全てが昔に戻ったようで、新鮮でまた趣があるという長所」がある。小学生の時、市内分散学習で名古屋城に行った。好きな時代の歴史上の人物が関わった城として、私はとても興味を抱いていた。名古屋城は車から遠目でみたことはあったが、城に入るのは初めてだった。中に入ると昔のものがたくさん展示されてあった。廊下にはふすまに豪華な絵が描かれていて、絵のタッチも古風で今にない趣を感じた。犬山城の階段も今の家に無いような階段でぎしぎしときしみ、木の色がそのまま使われて素朴でとても味わいがあった。このようにお城などの昔のものは古い歴史や趣で染まっている。多少不便と思いがちだが、またそこに趣があって、今の私たちにとっては新鮮そのものなのだ。だから今も、大切に残されているのだろう。
 しかし、古いものには手間などが見られる。そういった点を補い、手間を最低限にするよう考え出されたのが新しいものである。考えてみて洗濯などはすごく手間がかかることだと思う。冷たい水で、しかも手洗いとなれば時間はかかるし人に負担がかかる。それが洗濯機の発明によってどんどん進化していき、汚れがひどいこと以外は今では手で洗うことはほとんどないと思う。洗濯機という新しいものがなければ選択は人の手は固く冷え、時間ばかりかかる苦しい作業だったに違いない。このように、新しいものは私達の仕事や生活から手間を省き、時間を生み出してくれる。新しいものを有効活用すれば、さらにまたそれは新しいものを生み出していく。人間は進化・発展していけるのだ。
 確かに、古いものにも新しいものにもそれぞれ良さがある。しかし、一番大事なことは両方の良さをどう活かしていくか、である。「悪書を読まないことは、良書を読むための最初の条件である。」というように、古いものの活用には新しいものに頼り過ぎないことがその条件となるだろう。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 一つに染まらず れりか 86 103359818589
2 学問における芸術と科学 デルタ 85 99954828095
3 直感と理論 イクラ 83 106356949390
4 さすがや、な先生 すが 80 92751908987
5 フィクションとノンフィクション なゆの 80 113249848892
6 自分らしい考え方 らろこ 80 102552686996
7 情報伝達 かとう 80 102351756692
8 どちらも 小泉 環 72 64856635990
9 カタツムリ わえへ 71 62047616874
10 ノンフィクションの隠し味 K・Y 71 61047576190

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部61人中)


テレビだけでは伝わらない情報
られし
 我々は少しテレビという画面だけに情報を求めすぎていないか。テレビだけでは伝わらない奥の部分に、もっと目を向けるべきではないか。例えば、日本大学アメリカンフットボール悪質タックル問題の時、当初テレビニュースでは、悪質タックル瞬間の映像だけをズームで放送して、当初完全に選手が悪いというような言い方をしていた。真実が放送されたのはその二、三日後で、もちろん、選手本人も悪いが、監督たちからの厳しい圧力が原因だったようだ。その間、選手は、自分自身はあまり悪くないのにもかかわらず、監督たちのせいで汽車会見を開かされたり、テレビで名前やそのプレーの瞬間を何度もテレビで写されたりして、とてもつらい思いをしたと思う。実際に僕も、当初のテレビニュースを見たときは、なんてひどい選手がいるのかと思った。しかし、本来ひどいのは地位だけを武器にして選手たちを脅かす監督たちだった。このように、たった一回の一つの放送局の情報に捉われず、約一週間くらいの、たくさんの放送局の情報、またテレビだけではなく、新聞、ラジオ、ネットニュースなど、さまざまな情報機関のデータを集めてから、その情報を信じるべきだ。僕は、そんな物事を総合的に見られるような人間になりたいと思う。
 その方法は第一に、目に見えるものをそのまま信じるのではなく、まずは、半信半疑で聞くことだ。今の世の中、これだけたくさんの情報、情報機関、情報を得る方法があれば、もちろん、正しいものもあるし、正しいものの方が多いが、間違えた情報もあるはずだ。そんな中でその内の全てを信じ込んでしまのはよくない。これは、ニュースだけに関わらず、身の周りの様々なことに言える。僕の中学校のクラスに矢口聖来というひとがいる。その人はポカリスウェットのCMの主演をやっている子供の方のいとこだそうだ。その人がそういう人とは、中学校に入学して数日で耳に入った。部活動が同じだったため、聞いたのだ。それまで僕は大物芸能人の身内の人というのは何かのテレビで見た、常に大金を持っていて、あまり学校などの規則に従わないような普通の人ではないというイメージだった。しかし、その矢口という人は、普通に部活に入っていて、毎日学校にも来て、学校の制服で来て…というようなごく普通の人だった。話してみても、普通と同じような会話ができる人で驚いた。このように、確かにそのような非常識な人もいるかもしれないが、ふつうの人もいる。テレビは、少し偏っているかもしれない。
 また、第二の方法として、自分の考えをしっかりと持つことだ。自分の考えを持っていれば、テレビなどで誤った情報が流れていたら気付くはずだ。もしかしたら、監督からの指示があったのかもしれない、例え芸能人の身内でも一般的な人はいるというように、自分で考えたことというものを少しでも頭に入れておくと、僕も、勘違いしないだろう。よく考えてみれば、全国大会に出場するようなアメフトの選手は、あんなプレーはしないだろう。芸能人が身内にいても、一人の人間がいるだけだろう。という考えは、簡単にでるはずだ。簡単なニュースに自分の考えを持てるようになれば、大きな複雑なニュースでも総合的に見れるだろう。
 確かに、映像による情報は分かりやすく手軽だ。しかし、「花は誰が見ていなくても咲いている」という名言があるように裏情報という映像では伝わらない情報があるかもしれない。だから、僕は表の情報も、裏の情報も総合的に見られるような人間になりたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 テレビだけでは伝わらない情報 られし 89 144464828384
2 直感と論理 あええる 85 123153888993
3 周りに目を配る みいた 84 113467686981
4 テレビで見える戦争の部分と にえけ 76 82147606589
5 心の遊びについて あうらほ 75 83746586581
6 一番大切なのは自分 ああなは 73 73952576081
7 国際感覚があるということは あいぬと 72 79944585879
8 高い教養を身につけたい うらら 70 58848595981

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部141人中)


清書
ああけえ
 自分の仕掛けたフェイントに、逆に裏をかかれてはいけない。なら、自分が操作するコンピューターに操作され、惑わされるのはいかがなものか。AIでもなく、こちらの一方的なインプットなのに相手に惑わされる。これは、コンピューターいがいにも最近のテクノロジー全般によく見受けられるが、もともと人間の助けをするものなのではないのか。人間はコンピューターにペコペコするような立場にはない。しょせん道具で、自分自身が主人なのだ、とういう発想からコンピューターの在り方を考えるのは大きな意味があるだろう。
 テクノロジーに対して受け身であるこの社会は問題だ。
 まず、その最初の原因として、皆のテクノロジーとのかかわりが少ないために、テクノロジー=自分の届かない未知の領域、かのように考えがちであることだ。難しく考えてしまっていくうちにテクノロジーとの距離はどんどん離れていく。自分も例外でなく、中学校の時に習った専門用語の羅列を見て引いてしまった。しかしそんな自分の先入観を変えるような経験をすることができた。校外学習において、日本未来館というところに行った。そこでは、いろいろな科学の分野における技術や理論の紹介のための展示や、体験型の施設も入っていた。最初は深海6500などをみてやはり圧倒されるわけだが、ある展示を見てから180°見方が変わった。小さなリニアモーターカーの動く模型を見たのだが、そこに書いてある説明、どう働いているか、などを見たとき、その時中学二年だった自分が既に知っている程度の磁石の理解で充分であったことに驚いた。その後も見るうちに同じような経験があり、リニアモーターカーなど、身近なテクノロジーではないが、今まで必要以上に難しく考えていた自分に気づくとこができた。先入観はやはり何においても怖い。
 次に、高度経済成長期を終えた社会において、量産が求められていたたために量産を生むその主体のテクノロジーに対する関心はそれてしまい、テクノロジーに対して疑問を持ち、批判する姿勢が失われたためだ。テクノロジーへの無知が生んだ最たる例といえるのが、公害病などではないか。イタイイタイ病や水俣病などなにも理解せずに汚水を流して多くの人が被害にあい、今でも後遺症が残る人がいる。防げたはずの被害だが、テクノロジーへの疑問を何も持たずにいたからこそ起きてしまった。似たもので、自然界における例として、酸性雨をはじめとした環境問題がある。工場などからの排ガスなどにより起こり、何キロも離れた木々などに多大な被害を与える。日本の高度経済成長期だけでなく、昔からの、産業、発展を優先させたテクノロジーへの無関心がこの酸性雨などを起こしてきた。一番最初の例の一つと知られるのがイギリスの産業革命だ。この時国内のところどころで霧が発生したり、木々が被害を受けたりした。また、木々だけでなく、魚などが変死するケースもある。先入観と並び怖いのが無関心であることだ。蝋燭は身を減らし人を照らす、というが蝋燭ではなく自然が身を減らす必要はないだろう。
 確かに、テクノロジーをそのまま受け入れ、素直に使うことが効率的であることもあるし、ほかのことに興味を抱くことも確実に大事なことだ。しかしながら、やはりテクノロジーに対して受け身であるこの社会は問題だと思う。「自分が主人だ」と機械に主張しなければいけない。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 清書 ああけえ 91 139568969186
2 均質な管理社会の落とし穴 しろめウサギ 91 107673888993
3 会話をもっと楽しく よゆゆ 86 121053737790
4 檻の中からの景色 われり 85 154858798889
5 本来の美 シナモン 84 96061777787
6 経験による判断 らめき 84 101853767296
7 先日、日本産トキの わよつ 82 929639810995
8 深くより広く わえふ 82 112051748389
9 現状維持に甘んじがちな現代人(清書) ああしめ 80 67547819190
10 経歴に欲圧される感性とは 音花 寧々 79 9165211011177



2024年07月の森リン大賞 |  2024年06月の森リン大賞 |  2024年05月の森リン大賞 | 
2024年04月の森リン大賞 |  2024年03月の森リン大賞 |  2024年02月の森リン大賞 |  2024年01月の森リン大賞 |  2023年12月の森リン大賞 | 
(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
2023年03月の森リン大賞 |  (20年10月~23年2月未集計) |  2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
2020年06月の森リン大賞 |  2020年05月の森リン大賞 |  2020年04月の森リン大賞 |  2020年03月の森リン大賞 |  2020年02月の森リン大賞 | 
2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
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2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
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2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
2015年07月の森リン大賞 |  2015年06月の森リン大賞 |  2015年05月の森リン大賞 |  2015年04月の森リン大賞 |  2015年03月の森リン大賞 | 
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2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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