毎月の森リン大賞
森リンの丘
5月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部20人中)
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5月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部79人中)
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5月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部100人中)
順位 題名 ペンネーム 得点 字数 思考 知識 表現 文体
1 位
● 大へんなしごと
織田信長
68
463 41 49 57 106
5月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部117人中)
順位 題名 ペンネーム 得点 字数 思考 知識 表現 文体
1 位
● わたしの歯の歴史
クミ
75
757 43 58 87 84
2 位
● 急ぐのはよくない
あやポケ子
75
709 44 58 82 93
3 位
● 初めて作るごはん
マカロンピョン
75
837 42 57 74 86
4 位
● 楽しみだワンちゃん
あいかり
73
736 41 62 71 81
5 位
● りょうりを作ったこと
ああゆみ
72
635 43 54 65 89
6 位
● できるかな?
あいねわ
71
655 42 52 71 83
7 位
● あせりは禁物!
あずき
71
739 42 47 68 90
8 位
● また作りたい!
プリエ
69
618 39 59 64 81
9 位
● 急ぐよりかはゆっくりていねいに
あうれよ
66
440 43 51 72 77
10 位
● ちかみちきけん
金メダル
66
412 41 46 59 96
5月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部141人中)
人間対機械
わのき
人間のような機械は、コンピューターを脳のかわりにしている。そして、心臓はポンプ、目はカメラ、食事は充電地、血流は電流といういうな構造になっている。アメリカでは、何年も前から火星へのロケット着陸と、ガン制圧という2つの研究目標をたてて、ロケット着陸の方は成功し、ガン制圧は、諦めざるを得なかった。なぜなら、機械の技術は計算どおりに進歩するが、医学や人間に対する発展は計算どおりにいかないくらい難しいからだ。人間には生きている限り、心があるから、機械やロボットのようにコントロールすることが不可能である。
私には似た話がある。それは、日本のATMのアナウンスが本当の人の声と違って、機械がかっていると言葉に温かみが感じられない。駅のアナウンスもそうだ。
「ご利用ありがとうございます。」
と言われても機械がかってたりするとあまり嬉しくは思わない。別に悪いというわけでもない。というよりも、どうでも良い。駅でも同じだ。
私にはもう一つ似た話がある。それは将棋のエーアイと人間が勝負をした時に絶対にエーアイが勝つことだ。なぜエーアイが勝つかというとその名の通り人間以上に賢いからだ。ちなみにエーアイはアーティフィシャル・インテリジェントの略らしい。計算機もエーアイと似ている。なぜかというと人間が計算しようとしても無理な計算を、計算機は、=をのボタンを押した時に、まるで水風船が破裂するような一瞬で計算してしまうからだ。
私はこの長文を読んで人間と機械には差がありすぎると思った。機械は技術が発展するほど人間の頭がついていけないくらい賢くなるけれど、心がないから会話に暖かみがない。反対に人間はアニメや漫画のように機械の体に改造して強くなったりはできない。だが機械には人間にあるものがないことが分かった。例えば温もりや心、思いやりなどの暖かみのあるものを人間は持っているが、機械は持っていない。
順位 題名 ペンネーム 得点 字数 思考 知識 表現 文体
1 位
● 人間対機械
わのき
79
797 46 83 80 93
2 位
● 楽しかったしゅうかく
毛利元就
78
1087 38 63 91 84
3 位
● 人間とロボットは違う
メガマウス
78
849 48 67 74 87
4 位
● 運しだい
紫式部
76
809 49 56 72 76
5 位
● 笑いすぎた日
ああての
73
733 41 55 78 92
6 位
● おなかがよじれるほど笑ったこと
m u m u
71
659 38 54 74 87
7 位
● 人間と動物の違い
あんみつ
71
601 44 60 67 81
8 位
● 人間ときかいは全ぜんちがうぞ
苦ちゃん
64
415 49 46 56 74
★1~4位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品にはなりませんでした。清書では、要約は省略するか、自分の言葉で書き直すようにしてください。
5月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部124人中)
ガラクタ集め
リンゴアイス
「また、こんな物を集めて-」
母のためいきをつくような声がしてリビングのドアを開けると、机と同じ色をした、葉っぱやどんぐりが山盛りある。ということが私が小学校三年生ぐらいまではしょっちゅうあった。集めるのが好きな妹が、自分の気に入った物は何でも、ポケットに押し込み、家に持ち帰っていたのだ。でも、今でも母のそんな声が聞こえる。「また、こんな物を集めてー。」
私も、妹も集めるのといたずらが大好きだ。キラキラしたもの、フワフワしたもの、大切な人からもらったもの何でも集める。そして、最近は、水晶や貝がらなどを学校で拾っては集めている。日に当てると、キラキラ光る水晶は、本当にきれいだ。形が変なもの、スベスベしているもの、少しザラザラしているものなどいろいろな水晶が宝箱の中に入っている。この前、こんなことがあった。妹が二時間以上、自分の部屋から出てこない。どうしたものだと、ドアを開けると、集めていた水晶をじっとながめていた。二時間以上もそんなことをしていたのかと思うとびっくりだ。それに、妹は、水晶が貝がらだけではなく他にもいろいろ集めている。この前は、同じ形をした色違いのおもしろ消しゴムを集めては私に自慢していた。ペンやキンホルダー、ビーズ、ゴムなどもたくさん集めては私に見せている。集めるのは本当に楽しい。そういえば、私の友達におもしろいものを集めている子がいる。折り紙だ。何百いや、何千種類の折り紙を集めている。例えば、甚三紅芝かん茶などよく分からない色が家にあった。この子は、またすごい子で折り紙一つ一つにプレートをはり、意味もかいてあるのだ。男の子は、収集ぐせがあるなと思った。
動物も何かと集めるのが好きらしい、ゴールデンウィークに、父の実家へ遊びに行った時、祖父の靴が片方だけなくなっていた。祖母のも見当たらない。どこいったとさがしてたら
犬がくわえていた。という、ことがあった。犬は、靴下や靴をなぜ集めるのだろう。カラスはなぜ、光る物を集めるのだろう。不思議だ。まるで、動物博士になった気分で考えてみた。もしかしたらなわばりかもしれない。でも、父に聞いたらその予想ははずれ。犬は、人間の有機物のにおいが好きだから靴下をもっていくらしい。まだ、はっきりしていないが、
人間にとって、何かを集めるということはこれが自分のそんざいを示すためなのかもしれない。ちりもつもれば山となるということわざがあるように、自分らしさをみつけながらもっと集めていきたい。私は、今日も宝箱をのぞく。
順位 題名 ペンネーム 得点 字数 思考 知識 表現 文体
1 位
● 日本語は
あうみか
84
1068 51 72 73 93
2 位
● 誰でも使える通信手段
スライム
80
821 54 77 80 83
3 位
● 国際普及の日本語
マーガレット
80
937 51 63 73 84
4 位
● いくら天才でも感情は読み取れない(清書)
たくと
80
2058 54 61 69 81
5 位
● ガラクタ集め
リンゴアイス
79
1048 47 62 88 87
6 位
● 表現することの難しさ
清正
79
985 51 57 78 95
7 位
● もちもちのタピオカ
ピンクレモン
73
829 41 50 71 86
8 位
● 感想文
あきつぐ
73
784 49 52 59 87
9 位
● 大笑いしたこと
あいりす
70
537 42 57 72 87
10 位
● グットモーニング
E233系0番台
70
531 43 58 72 83
★1~5位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品にはなりませんでした。清書では、要約は省略するか、自分の言葉で書き治すようにしてください。
5月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部83人中)
間は塩
らあき
「間」があるかどうかが話し上手とおしゃべりの違いだ。「間」があれば連想し想像し思考する余裕がある。
私は「間」はとても大切だと思う。
第一の理由として、間がないと全てのことが面白くないからだ。授業で教えるのが上手な先生は一〇〇パーセント必ず間をとっている。私が一番教えるのが上手だと感じる中国語のL先生は、別に面白いことを言って笑いを起こす様な先生ではないが授業が面白いと感じるし、話していた内容がよく頭に入る気がする。多分それは話に間があるからだと思う。逆に物理のZ先生はみんなに不評だ。私もあまり好きではない。もともと物理は難しいのもあるが、話し方に強弱や間があまりなくて眠たくなる。話している内容が変わる時も、パソコンと同じように矢継ぎ早に言われると頭の処理が追いつかないが、少し間があると頭がすっと切り替えられる。また頭だけではなく運動でも同じで卓球やバトミントンなどで、「ずっと弱く打っていたのにいきなり強く打ち始めた」り、「ずっと左に打っていたのにいきなり右に打たれた」りするとおっと思うはずだ。
第二の理由として、間がないと全てのことが楽しくないからだ。友達との楽しい会話の中には必ず間がある。一人が間も少しもあけずにずーっと話し他の人がずーっと聴くだけでは、他の人は気を悪くするだろう。一人ずつ交互に話す間をもたせるからこそ会話は弾む。また、クイズを出された時、もしも考える時間がなかったら、答えがすぐ言われてしまったら、クイズは全く楽しくないだろう。まるで一方的に豆知識を言われているような気がするし、そもそもクイズになってない。
確かに間があきすぎると気まずいし、面白くも楽しくもない。しかし「時間をつくる第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」という名言があるように、私は「間」はとても大切だと思う。私は話しがスイカだとすると間は塩で、話しというスイカに間という塩を入れ過ぎても少なくてもいけないと思う。間という塩を適度に入れることで、離しというスイカの味が引き立つのだ。
順位 題名 ペンネーム 得点 字数 思考 知識 表現 文体
1 位
● 本当の良さ
ああもな
84
1045 56 76 81 86
2 位
● 森林関係の研究所に(感)
政宗
82
930 58 77 74 83
3 位
● 心のこもったプレゼント
あうさよ
81
977 58 68 70 86
4 位
● 物の価値
ああるそ
80
982 62 64 67 81
5 位
● 経験から学ぶ
あいつつ
77
853 53 60 68 84
6 位
● 間は塩
らあき
77
866 64 55 66 86
7 位
● 色々な「間」
りっか
73
702 49 59 64 89
8 位
● 学習とは
ああおよ
72
648 47 63 68 70
9 位
● 話し上手の人がいます(清)
ああつさ
72
632 56 61 59 92
10 位
● 経験vs書物
おむれ
71
658 48 56 59 81
5月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部62人中)
生活に大切なこととは
サーサ
「洗濯一つとっても、昔と比べて随分と速く終わるようになったから別のことが出来るようになった」母は、いつだったかこのようなことを言っていた。戦後から、高度経済成長期を経て、私たちの生活は大いに便利で快適になった。
確かに、機械化された文明的な便利で快適な生活は良いという意見がある。科学の発達により、私達は快適に生活できるようになった。空調を適宜変化させられるようになり、装置一つで瞬時に涼しくしたり暖かくしたりできる。いつでもどこでも遠くにいる友人と話をすることもできる。車や航空機などの交通網の発達により、世界一周もできるようになった。心地良い音楽を聴くことが可能になり、洗濯などの家事も容易にできるようになった。科学の発達によって便利になったことや、快適になったことは他にも沢山ある。それを今となっては戻すことはできない。文明の利器と切り離された生活をしていると、生命の危機的状況に置かれる可能性も大きくなってくることもある。科学の発達が人類の幸福に貢献していることは確かだろう。
しかし、機械化されていない、素朴で単純な生活もよいという意見もある。文明のぬるま湯に浸っていると、いざという時に生き抜く力、即ち生命力が衰える。その場合、災害が起こったとき、私達の文明が危うくなる。本当に機械化する必要があるかどうか疑うようなものまで機械化されているのが現状だ。そのために失われているものもある。本当に必要なものだけを身の回りに置いて、自然をありのままに受け止め、簡素に生活することによって見えてくるものがありそうだと、私は思う。つまり、人が生きるために何が大切か、そのようなことを多くの人は物が多すぎて見失っている。くどいようだが、科学の発達によって、私達の生活は本当に便利で快適になった。しかし、ただ便利ならよいと割り切ってしまってよいものなのだろうか。部屋に籠もってばかりで外で活動せず、楽だからと階段を利用しなかったり、歩いて行かれる距離でもすぐに車や列車を使ってしまったりする。こんな生活が体に良いわけがない。本当に必要なものをどんどん削ぎ落とした素朴な生活の方が人間らしく自然と調和している。一般に現代人が当たり前のように使っている様々な文明の利器は、本当はなくても足りるものだ。現代人として、良寛の真似はできないが、一度立ち止まって、便利になり過ぎた生活を考え直すことはできる。そうすると、自分達がいかに文明の提供する利便性や快適さの誘惑によって余計なものを持たされているかに気づくというわけだ。扇風機の風より自然の風の方が心地良く感じるのもその一例である。日本には二千以上もの自然風の呼び方がある。例えば気象庁風力階級表の「零」に当たる風の呼び方だけでも、「小風」「微風」「軟風」「軽風」などの詳細な風の名前がある。これは、いかに人間が自然と関わりを持ってきたかを顕著に表している資料の一つと言えるだろう。例えば私も道端を歩いているとき、車に乗っていては気付かない、嬉しい発見をすることもある。これも、物そのものの価値ばかりを求めていては、見失ってしまうものがあるということを示していると、私は感じる。自動車、自動販売機、自動扉などと、考えてみると、「自動」のついたものを中心に、なくても別に不自由しないものは身の回りにたくさんありそうである。素朴な生活で生きる方が心豊かに生きられると前述してきたが、文明の利器に頼らない単純な生活には新しい発見が本当に沢山ある。人間は自然の一部である。だからこそ自然と触れ合える素朴な生活こそが本来の人間の生き方だといっても過言ではないと、私は思う。
確かに、科学の発達によってもたらされた機械化された便利で快適な生活にも、素朴で文明の利器に頼らない生命力がつく素朴な生活にもそれぞれ良さがある。しかし、「寒さに震えたものほど、太陽の温かさを感じる。」という名言があるように、便利な生活しか体験していなければ、自然のありがたさを感じられない。だからと言って、やり過ぎて寒さのあまり凍え死んでしまうのもよくない。一番大切なことは、即ち自分の満足のいく生き方を常に模索しながら生きていくことである。これから私は、便利な生活の弊害と利点を取捨選択してよりよい生活を送りたい。
順位 題名 ペンネーム 得点 字数 思考 知識 表現 文体
1 位
● 生活に大切なこととは
サーサ
89
1764 59 81 84 92
2 位
● 父が父でなくなっている
honeysnow
82
1305 51 73 84 80
3 位
● 父親の大切さ 清書
あうそら
80
1024 51 74 78 79
4 位
● 難しい父親の在り方
ゆり
80
835 51 76 77 99
5 位
● 機械の良し悪し
あえあく
80
1015 44 65 68 90
6 位
● 会話
吉岡龍一
79
781 49 74 83 87
7 位
● 未知の道
あうそよ
79
799 44 79 79 90
8 位
● 生活の仕方(清書)
リヨーシャ
78
794 42 77 76 93
9 位
● 通じる言葉
なっち
77
874 53 59 63 92
10 位
● 父が父でなくなっている
あうさほ
74
698 49 63 66 95
★1位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品にはなりませんでした。清書では、要約は省略するか、自分の言葉で書き直すようにしてください。
5月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部50人中)
質のある結果のために
れりか
私は本にのめり込むかのように何かに夢中になれる人間になりたい。
そのための方法として第一に、途中であきらめずに最後までやり遂げようとする強い意志を持つことだ。技術の授業でコンピューター室を使った際にタイピング練習を兼ねたゲームをした。私はキーポジションがめちゃくちゃで良い点を取れなかったが、隣の子は遠くに座っている人がのぞきに来るほどのキーの打ちようだった。私は足元にも及ばないと悟ったが、絶対あの子には勝てないと思ったわけではない。今まで自分流で打っていたため、正しいキーポジションで打つとリズムよく打てずイライラしていた。しかし小さな目標を少しずつ達成しあの子に勝ちたいという思いが湧き上がっていた。それを毎日繰り返していると次第に文字の位置を覚え、連続で打てるようになってきたのだ。目標にしていた点に届くと嬉しすぎて思わずガッツポーズをしてしまった。この目標を達成できたという感覚を確かめるように、私は夢中でさらに何度もトライしていったのである。このように、たとえ小さな目標でも道半ばで心を揺らがさずそこに届くように頑張ることが大切だと思う。「そこに届いた瞬間」はうれしさで今までの努力が報われたと感じる。さらに新たな目標が生まれ、またそれを達成したいという思いが芽生え始める。この良くありたいという永遠の上昇志向こそ人間の本質であると思う。この本質を呼び起こせば人は夢中になれるのである。
また、第二の方法としては好きなことを集中してできるような環境を整えることだ。学年が上がるごとに、どんどん暇な時間が減っていく気がする。だから、その限られた時間をどう活用するかに困っているのだ。データによると一般的な週末などの過ごし方は「テレビや雑誌などの見聞き」となっている。その割合が「家族のだんらん」よりも多いことには正直驚いた。私は好きなことというのは、居心地のいい空間でこそできる物だと思っている。何故なら、実際まんがなどの好きなことに集中できる場所は自分の家だったからだ。病院の診察の待ち時間に漫画でも読もうともっていったが全く集中できなかった。やはり慣れない場所と知らない人ばかりにかこまれていると落ち着かず内容があたまにはいってこないのである。だからこそ平日の余暇時間にでもできるテレビなどの見聞きよりも、好きなことへの集中力の源となるような家族との団らんを大切にしたい。互いに協調し、家族の支えを返せるような人間になりたいのだ。
確かに夢中になれば何もかもうまくいくわけではない。夢中にさせてくれる集中力にも限界があるからだ。しかし、私は上手くいくかどうかで足を踏み出せずにいるのではなく、目の前のことに一生懸命に取り組むことが大切だと思う。大事なのは結果ではなくその過程である。結果が良くても中身が空だったら質は最悪だ。私は結果を気にせず、今日のことだけに夢中になれる生き方をしたい。
順位 題名 ペンネーム 得点 字数 思考 知識 表現 文体
1 位
● 環境
なゆの
85
1195 56 69 72 81
2 位
● 質のある結果のために
れりか
84
1205 53 79 91 90
3 位
● 読書の仕方
イクラ
82
993 52 74 79 96
4 位
● 情熱大陸
ハリー・ポッター
80
935 56 67 67 89
5 位
● 清書
らなも
73
591 43 70 73 87
6 位
● 自分にとっての快適
あういさ
72
624 49 61 64 92
7 位
● 夢中になれるもの
たまき
72
737 44 54 58 84
8 位
● 集中している時間
らろこ
71
611 42 56 60 93
★1位の作品は要約の部分が多かったので、代表作品にはなりませんでした。清書では、要約は省略するか、自分の言葉で書き直
すようにしてください。
5月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部130人中)
『日本がいかに湿潤な国か(清書)』
あいゆえ
『日本語 表と裏』において、著者の森本哲郎氏は日本語の特質とも言える、オノマトペの多様性について述べている。日本語のオノマトペといった擬声語・擬態語は、他の言語に翻訳へ翻訳することは困難だ。だが、その擬声語の意味を知っている者には、意味が通じるのである。森本氏の『日本語 表と裏』を読み終えた後、私は擬音語で使われるような豊かな表現を大切にできるような生き方をしたいと考えた。擬音語を大切にするということは、自身の文化を重んじることと同意義だからである。
オノマトペを大切にする生き方を実現するための方法として、読書を行う事が良いと私は思っている。小説といった物以上に、オノマトペが多用されているものはないからである。特に推薦する本として、宮沢賢治の著書が挙げられる。
宮沢賢治は、独特なオノマトペを使用する事で有名だからだ。例えば、宮沢賢治は『オツベルと象』において、巨大な象の群れが移動する際に『グララアガア』という擬音を使っている。数文字だけで群れの規模を表現するのではなく、擬音を使用したのである。擬音だけで、登場人物の感情やその場の雰囲気、状況を読者に伝える事ができるのだ。
また、例えば、『よだかの星』において、主人公のよだかが空高く飛びながら嘆き叫ぶシーンにおいて、宮沢氏は「キシキシ」という擬声語を使っている。だが、このシーンを英語に翻訳したとしても、
“He flew up high and screamed with sorrow…”
という風に、「彼は空高く飛びながら悲しみ叫んだ」という風にしか翻訳出来ない。何故なら、「キシキシ」という擬声語が英語には存在しないからである。だが、ただ「彼は叫んだ」と書くよりも、「キシキシと叫んだ」と書いた方が、よだかの感情がより強く読者に届き、物語に引き込まれて行くのである。
このように、宮沢賢治の著書でふんだんに使われている擬声語擬態語を、読書を通して表現力をインプットしていく事が出来るのである。
また別の方法として、読書によって身に付けた表現力を実際に応用する事が挙げられる。つまり、詩や小説を書くなどの創作をする事だ。実際にアウトプットが出来ていなければ、読書によって身に付けた表現力を他者に伝え、使う事が出来ないのである。テストにおいて、参考書を読んで理解しても、実際に問題に答えられなければ無意味な事と同じ感じだ。
創作物は、他人に見せる必要はなく、ただ自身のノートやパソコンに保存しておく事も良い。また近年は、自分の作品を投稿する小説投稿サイトの利用が非常に盛んだ。このような場所で、擬声語擬態語を応用した作品を投稿していき、表現力のアウトプットを学んでいく事が出来る。
また、自分で何かを書くことによって、より多くのことを学ぶ事ができる。例えば、実際にあった私の体験で、小説投稿サイトを使用すると、当然、人の目に触れる。すると他の書き手や読み手と交流することになるのだ。その交流を経て、より多くのものをインプットし、お互いに評価しあったりする事ができ、非常に良い勉強になる。
他者に見せるか否かは、そこまで重要ではない。だが、読書によってインプットされた表現力をきちんと文字として書き起こす事が出来るかどうかが重要なのだ。
確かにオノマトペのような、抽象的な表現ではなく、理知的な文章の方が読者により正確に物事を伝える事ができる。オノマトペでは、人によって解釈が異なってしまい、翻訳に支障が生じてしまうのだ。
だが「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という言葉があるように、自分の心に擬声語擬態語といった豊かな表現を秘めていれば、それを自身の財産として使い、生活をより豊かにして行く事が出来るのではないだろうか。
順位 題名 ペンネーム 得点 字数 思考 知識 表現 文体
1 位
● 集団の理想
あええる
92
1283 69 80 84 102
2 位
● 『日本がいかに湿潤な国か(清書)』
あいゆえ
88
1575 62 88 82 93
3 位
● 生活上の惰性(清書)
ジャスミン
87
1159 59 87 91 92
4 位
● ときを操る
レモン
86
1089 62 72 75 99
5 位
● 7時47分発(清書)
おしゃべり君
84
1349 57 97 100 87
6 位
● プレーを見て
ああけえ
84
1641 58 105 96 87
7 位
● 私達日本人の課題とは
あうみね
82
907 67 73 69 90
8 位
● 分析をやめてみる
りすっぴ
81
823 57 78 76 89
9 位
● 清書・多様な価値観を守ろう
ああしめ
80
911 49 117 119 84
10 位
● 創造には、情念の力がいる
わよつ
79
734 53 91 94 84
2024年07月の森リン大賞 |
2024年06月の森リン大賞 |
2024年05月の森リン大賞 |
2024年04月の森リン大賞 |
2024年03月の森リン大賞 |
2024年02月の森リン大賞 |
2024年01月の森リン大賞 |
2023年12月の森リン大賞 |
(23年8月~23年11月未集計) |
2023年07月の森リン大賞 |
2023年06月の森リン大賞 |
2023年05月の森リン大賞 |
2023年04月の森リン大賞 |
2023年03月の森リン大賞 |
(20年10月~23年2月未集計) |
2020年09月の森リン大賞 |
2020年08月の森リン大賞 |
2020年07月の森リン大賞 |
2020年06月の森リン大賞 |
2020年05月の森リン大賞 |
2020年04月の森リン大賞 |
2020年03月の森リン大賞 |
2020年02月の森リン大賞 |
2020年01月の森リン大賞 |
2019年12月の森リン大賞 |
2019年11月の森リン大賞 |
2019年10月の森リン大賞 |
2019年09月の森リン大賞 |
2019年08月の森リン大賞 |
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2019年04月の森リン大賞 |
2019年03月の森リン大賞 |
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2019年01月の森リン大賞 |
2018年12月の森リン大賞 |
2018年11月の森リン大賞 |
2018年10月の森リン大賞 |
2018年09月の森リン大賞 |
2018年08月の森リン大賞 |
2018年07月の森リン大賞 |
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2018年03月の森リン大賞 |
2018年02月の森リン大賞 |
2018年01月の森リン大賞 |
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(2014年7~8月は未集計) |
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2006年9月~2009年8月までの森リン大賞
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