毎月の森リン大賞

森リンの丘

 


10月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部30人中)

▼小1の森リン大賞は、ランキングを表示していません。ランキングの表示は小3から、ランキングと作品の表示は小5からになります。

 


10月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部78人中)
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10月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部108人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 小さな秋 謙信 69 56342486999
2 秋の産物 織田信長 68 53441516283

 


10月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部117人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 どきどきしたこと マカロンピョン 76 96646517993
2 どきどきしたっていいんだよ あいねわ 75 74944617586
3 お米のき重さ ジャンヌあルク 73 66846547990
4 大変な江戸時代 はると 73 62548556890
5 仕事の苦労 プリエ 71 70743486186
6 秋ははだ寒い チーバクん 69 43243607189
7 バラエティー走でドキドキ! ああゆみ 68 62541525380
8 秋の季節 あえたき 67 57141476573
9 だいじょうぶかお母さん 金メダル 64 33639485499

★1位の作品は要約の部分が多かったので代表作品となりませんでした。
10月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部132人中)


ずっと好きなおにごっこ
毛利元就
「くるっ。」
よし。ぼくは、またかわせた。
ぼくばいままででいちばんすきなあそびは、おにごっこだ。これは、みんなが知ってるとおり、おにがつかまえて、他の人がにげる遊びだ。最近では、朝もやりたい人で集まって遊んでいる。学年全員でできるからとても楽しい。
 ぼくが、おにごっこが好きな理由は、逃げるスリルがあるからだ。中でもかわす時が、一番楽しい。ぼくが今までで一番かわせて楽しかったのは、この間の二十分休みに遊んだ時だ。かわすといってもドリブルではない。ぼくのかわし方は4つある。まずぼくは、スピードを出しておにがいる方に手をのばした。近づいたらくるっとジャンプしながら回転し、手もくるっとおにがのばした手の下をくぐらせた。しかし、また、さっきかわしたおにが飛びかかった。ぼくは、一番じゅんびが早いかわし方の左に右手をやってななめ後ろ右にジャンプするほうほうでかわした。しかしこのかわし方では、ただ後ろにジャンプするだけなので、すぐ追いかけられてしまう。そして、ついにぼくは、次の手を考えた。「おには、背が高い。背を低くして、相手ののばしているうでの下をおしりと手を使っておにがのばしている手の下を転がりこんだらぎゃくほうこうに行けるから、すぐダッシュすればいける。」こうして、ぼくは、このようにかわしたりタッチされたりして、この時間を楽しんだ。
 ぼくが習い事に行って帰ろうとするときの話だ。ぼくは、あるよけ方を思いついた。それは、手をのばされたらおにの手と手の間に自分が手をのばし、上からくぐらせる方法だ。ぼくはこの前のおにごっこみたいなやり方をしてたから、動きが分かる人も多い。そして、相手が、「これならタッチできるかも。」と思う気持ちが強くなり、かわしやすい。退けるじしゃくのようにかわせる。おにごっこには、のう力も大切だということが分かった。ぼくは最近のおにごっこでもずいぶんやり方が変わったなあと思った。ぼくはようちえんの時でもおにごっこが好きだった。
「例外のない規則はない。」というふうに遊びもどんどん変わっていく。昔はただ、おにが来たら「わーわー、キャーキャー」逃げてるだけだった。しかし今では、遊具を利用したり、遊具でおにごっこをしたり、ドリブルをしたり、かわしたり、かくれたりなどという色んなやり方が生まれてる。こうしてどんどんおにごっこが楽しくなってくるんだなーと思った。
 お母さんに昔の人の遊び方を聞いてみると、
「ドロけいがすごい盛り上がったよ。スリルがあるし、みんなが自分のおかげで助かったらやりがいがあるからやっていたよ。今は、忙しいからドロけいどころじゃないよ。でも人の役に立つボランティアをして、みんなの役に立ちたいって思っている。」
とニコニコしていた。
 年れいが上がるにつれて、その遊びがアレンジされていくことが分かった。明日は、足を使って思いっきりおいかけられたいなー。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 自己否定の言葉 わのき 78 89244657389
2 ずっと好きなおにごっこ 毛利元就 77 120741508089
3 あやまれなかった自分 紫式部 77 95144557381
4 友達と遊ぶと楽しいよ? m u m u 76 81341687483
5 人生恐れるな! あえるら 75 75142647290
6 好きなことがあるのは大切なこと ああての 73 68839527095
7 自分を認められる人、認められない人 あいめえ 69 63843496079
8 手作りと機械の良さ わてひ 66 42638586277

★1位の作品は要約の部分が多かったので代表作品となりませんでした。
10月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部109人中)


人の欲の深さ
らはよ
 人はなぜ科学の発展を望むのだろう。それは快適に日常を過ごしたいからなのかと大体の人は考える。その快適な暮らしとは「楽」や「楽しい」感情を求めていると言えるのではないのだろうか。いわば、生きがいを増やし、自分に不利益なことを限りなく少なくしようというわけだ。ところでその「楽しい」を作るのは自分である。「楽しい」という感情は自分で作ると言っても頭の中で唱えるだけでは心は感じていないので「楽しい」という感情は呼び起せない。呼び起こすには一人一人それぞれ異なる条件がある。それに合った道具や友、周りの環境があり初めて「楽しい」とゆう感情を呼び起こすことができるのだ。
 例えば、今僕の中で夢中になっている遊びは、高学年らしくないけれど遊具をつかったものだ。大きいっ遊具から一歩も落ちずに、1分で1対1の鬼ごっこをするというものだ。まるで、未就学児画するようなことのように聞こえるかもしれないけれど、実際やってみればそうではない。今はルールを複雑にしても理解できる。元はルールが簡単でも少しルールを複雑にし、それをさらに応用して・・・とやっていけば高学年の遊びへと一気に響きが良くなる。その遊びは、低学年ではできない飛び移って逃げる技などたくさん戦略的に遊べてとても白熱する。基本的には鬼が有利なので1回ずつ交代制でやる。だだしそれでは勝敗がつかないので、3回目はじゃんけんで決める。でもそれだと鬼になった人が有利なので、鬼に条件をつけたりする。このように応用さえすれば単純な遊びもさらに楽しくなる。
母はどうだろうか。家にいるときは韓国ドラマを見たり、寝たりしていることが多い。ただそれは「遊び」ではないだろう。あまり思いつかないけれど唯一あるとすれば、裁縫や図書室の飾り付け作りだ。母は学校の図書室の飾り付けを担当している。母はその仕事を無理にやっているのではない。「楽しい」のだ。それを家でやっているとき、母は険しい顔をしている。しかし一仕事終わり、自分が思っている理想のものが作り出せると一気に顔が晴れる。しかしそれとは正反対に、思っていたのとは程遠いものが出来上がるとその1日はずっと無視を足で潰したような顔で過ごすことになってしまうのだ。ただ、母は自分が気にくわない作品はすぐ修正したり、新しいものを作るので大した問題ではない。人は「楽しみ」を求め前へ進む。そしてその前へ進む足は永遠に止まることはない。さらに、その足をつけている道に終わりは存在しない。つまり人の取って遊びとはいつまでも変化しつずける生きがいであり、これまでもこれからも人を成長させるものだ。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 カキ あうみか 84 105253747987
2 人の欲の深さ らはよ 84 108459667587
3 柿って いいものなんだよね? リンゴアイス 82 122351789087
4 素晴しい柿 スライム 79 80848658292
5 努力はいい結果に あいりす 78 1191419112889
6 遊び(改) あきつぐ 78 23454811912087
7 とくい、苦手 さとタン 72 62543637377
8 名前には意味がある たくま 71 69649515789
9 わからなかったものごとがわかるようになるためには何が必要か 清正 68 43339617187

 
1から7位までの作品は要約の部分が多かったので、1位の作品を代表としました。
10月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部67人中)


科学に頼らない
ああるそ
 「ドラえもん」は、「鉄腕アトム」や「鉄人28号」などのスーパーヒーロー型とは異なったタイプのロボットとして誕生した。現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。「ドラえもん」は科学のしでかす失敗の連続に走り回るしかないということがテーマとして作られているだろう。そこで私は、科学文明を過信するべきでないと考える。
 その理由は第一に、科学に頼りすぎていると対応に困ってしまう場合があるからだ。最近、日本に台風19号が上陸した。この台風はかなり大型なもので、怪我をしたり、家が壊されたりするなどの被害が出た滅多にないものだった。私の家の近くでは川は氾濫せず、屋根が吹き飛ばされるということもなかった。しかし、一つだけ困ったことがあった。それは、調べ物がしたくてネットを開こうとしたらつながりにくい状況に陥ってしまったことである。学校のグループ学習で私たちは「著作権と肖像権」というテーマで資料をそれぞれ持ってくることになっていた。その資料を探して印刷をするところまでやろうと思っていたのだが、ネットにつながりにくかったためにとてもイライラした。そのため、私はその日にデータを集めることを諦め、次の日に調べることにした。ネットだけに意識を置いていると不安定な立場に立たされてしまうのである。
 そして、科学文明を過信するべきでない第二の理由は、科学を過信していると、少し後になってから地球に関わる問題だということに気づく場合もあり、人間が大変になるからだ。最近になって環境破壊について詳しく言われるようになった。脱プラ化を進めるお店もだんだん増えてきたし、生き物の中から大量のプラスチックが見つかると新聞に大きな記事で報じられる。ようやく環境に人々の意識が傾いてきた感じである。環境問題の中で私が特に心配しているのが、地球温暖化だ。地球温暖化は二酸化炭素などの温室効果ガスが増加することによって引き起こされる。2009年のビュー気候変動研究センターによると、これまでの二酸化炭素排出による温度上昇への責任は先進国全体で77%、途上国全体で22%だ。そして、現在の総排出量に占める割合は、先進国52%、途上国48%となっている。先進国はやはり責任もあるし、現時点でも先進国は二酸化炭素を多く排出している。世界各国が科学の力によって便利で快適な生活を求めすぎてしまったせいだろう。
 確かに、科学の発達によって前よりも暮らしが楽になったことは否定できない。情報を得ることが難しい社会は大変だ。しかし、「カメラマンは、レンズのほこりを払う前に目のほこりを払わねばならない」という名言があるように、人間は自分で考えるということも大切にしていくべきだろう。そうすれば、科学に頼らない社会になるはずだ。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 科学に頼らない ああるそ 87 116863959981
2 未来の地球を考えて らるせ 84 164064666886
3 私に漫画「ドラえもん」 政宗 81 94052727790
4 不思議が生み出すもの らよあ 81 91856657592
5 清書 ああもな 80 93347686990
6 不思議 ああおよ 79 95456626484
7 好奇心は必要だ ちひろ 77 90256596383
8 口げんか らあき 76 78853537087
9 清書 りっか 74 63757616989
10 豪族にだって勝てる意思 あうさよ 73 78343565983

 
1位の作品は要約の部分が多かったので代表作品となりませんでした。
10月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部57人中)


集団競技から考える目的
サーサ
「よくやった。」
よく集団競技ではこのような誉め言葉が飛び交う。私もこの言葉を誰だったか、体育祭で言っているのを耳にした。
 確かにスポーツの勝ち負けにこだわることで成長や達成感というプラス面がみられるという意見もある。例えば私も、学校で五月に行われた体育祭で、大きな競争意識を感じた。その競争意識のため、体育祭は盛り上がり、私達は真剣に競技を行うことができた。このように、競技に勝ち負けが不可欠だからこそ良い面は多い。人間は、競争好きなところがあって人と比べたがり、勝ったのと負けたのとでは気持ちが大きく変わる。体育の授業でもこのような人間の感性を利用し、体育へ関心を持ってもらおうとする教育委員会の趣向が見える気がする(笑)。それ以外にしても、競技中首尾一貫して自分のできることをやり抜き、互いに進歩できるのも勝ち負けがあるからだと私は思う。もし、勝ち負けがなければ、このような能力は開発されずに自分の持っている可能性に気付かなかったかもしれない。話は違うが、試験にしても相対的な評価があるから精一杯努力できる。逆に合格できなかったことや自己最低点を取ったことを踏まえ、新しい可能性を拓くこともできる。それは、審査員が何を求めているかを考えて行動することにもつながる。それならば集団競技でも、敗戦や失敗はこれと同じように新たな可能性を見出す手立てなのではないだろうかと、私は、感じる。
 しかし、スポーツの勝ちにこだわるあまりのマイナス面が生じる、勝ち負けにこだわるのはよくないという考えもあるのだ。その主な理由としては、勝ち負けにこだわると、相手の間違いや欠陥を喜ぶような心理が生まれるからだ。それではスポーツに参加することの意義が失われてしまうことがあるのではないかと私は、感じる。元来、スポーツ競技は気晴らしに行われるもので、勝敗はあまり気にしないものだった。私は、このことから勝つことよりも参加することに意義があるという考え方が生まれたのだと思う。しかしながら現代では、競技種目は勝ち負けがあるばかりに、相手の反則や失敗等を喜んでしまうような場面も出てくるということなのだ。総じて、勝ち負けなど気にしないほうが平和的解決や和解できる心は育まれるのであると私は、感じる。さらに、勝ち負け以外の要素を見る必要があるということも生じるであろう。例えば、各競技種目において技能の高い人とそうでない人がいる。これが勝ち負けに傾倒すると技能の高くない人は競技メンバーから除かれてしまうかもしれない。そうではなくて、最初から学習しないでできる人などいないのだから苦手な人も得意な人も勝ち負けは一つの過程でしかないと思い、力を合わせて次に生かせば良いのだ。
 スポーツの勝ち負けを重視するのも良い、スポーツによる達成感や満足感を味わうのも良い。しかし、一番大事なことは、勝ち負けが良いか悪いかということではなく、その勝ち負けを通して互いに成長していけるかどうかということではないか。「ライオンは、一匹のウサギを倒すためにも、全力を尽くす。」という名言があるように、どんなスポーツでも自分の持てる力を尽くして戦うことが大切なのだ。これから私は、勝ち負けの先にある目的を忘れずに努力を重ね、成長したい。そう思うと、教室の賞状がまるで鏡のように私の目には輝いて見えた。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 集団競技から考える目的 サーサ 89 138058778196
2 自立の時代、無邪気な時代、それぞれの大切さ 清書 あうそら 87 161967667389
3 感想文(清書) honeysnow 85 108957707695
4 三つの関係 かなん 84 113254668489
5 情報知識知恵の必要性 あうそよ 83 117253808087
6 勝ち負け なっち 83 94254737986
7 永遠に不滅 吉岡龍一 80 80452758484
8 脱皮する人間 らよろ 79 102849748587
9 もう一本 ゆり 78 85149686889
10 少年時代 あえあく 76 87844576289

 

10月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部35人中)


科学技術の商品
わえへ
 現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。便利の言う言葉に浮かられて出来合いの科学を大量に買い込んで、これでもかという失敗を繰り返したも、実に平気なのである。楽にすることを求めるあまり、科学のなんたるかを忘れて暮らす現代生活のあり方に浴びせたほうがいいのだ。時々現代の科学に頼りすぎかもしれない。
 第一の理由は、自分たちの身の回りには科学技術の商品がたくさん生活に使っているけど、この商品が壊れると生活が困るからだ。私のパパはいつも、
「今私達は科学商品に頼りすぎ!」
と文句を言っている。例えば、一回私、ママ、パパ、と姉がおじいちゃんとおばあちゃんの家に二週間くらい遊びに行った。冷蔵庫の戸を開けっ放しにして、中の食べ物が腐ってしまった!食べるものが無くなっていた。科学商品がない生活を知らないで過ごしているのだ。
 もう一つの理由は、科学商品で本来持っている体、能力、や伝達の方法が衰えていることだ。便利な科学商品で、あまり体を使わないで運動不足から健康問題が多くなることがるのだ。計算機で簡単に算数の問題を問えるけど、能力が弱くなることがある。早くて便利な伝達の方法はいいけど、友達関係に問題が多く出てくる。例えば、携帯電話で簡単にテキストで、
「今日は会えない。」
と予定をキャンセルできる。テキストで小さな誤解で喧嘩になりやすくて、私と友達の会話が時々難しくなる。
 もちろん、科学技術商品で様々な素晴らしいことできて発見できるけど、、時々今の便利な生活から離れて、自分に、
「頼りすぎかな?これがなかったらどうする?」
と聞くことが重要なのだ。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 科学技術の商品 わえへ 76 70546707884
2 中身 たまき 74 73151656787

 
★1位の作品は要約の部分が多かったので代表作品となりませんでした。
10月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部114人中)


「ふしぎ」に思うこと
みきずか
 10月2週目の課題文は「ふしぎ」に思うことの大切さについて述べられていた。私は「ふしぎ」に思うことは大切だと思う。
 「ふしぎ」に思うことが大切だと思う理由は、第一に新しい発見が増えるからだ。私は20代だった頃、朝食を食べた後で腹痛が起きることが頻繁にあった。しかし、それは毎日ではなく不規則に起きて、牛乳を飲んでいない日には腹痛は起きないのだ。「ふしぎ」に思った私はインターネットで調べてみた。すると、どうやら牛乳が体に合わない人がいるらしく、大人になってから牛乳を分解するラクターゼという酵素が減っていくせいであることがわかった。こういった症状を乳糖不耐症と呼ぶらしい。ヨーグルトやチーズなどの加工された製品は乳糖が乳酸菌により分解されているので食べてもお腹は痛くならないそうだ。そこで、次の日から意識的に牛乳を飲まないようにしてみると腹痛は起きなくなった。それ以来、まるで牛乳を悪者のように避けているのだが、小学生の頃には飲めていた牛乳が、大人になると飲めなくなると言うのはなんとも「ふしぎ」である。科学的に説明すると先程の酵素の話になるが、自分の中に適当な物語を見いだすとすれば「牛乳が飲めなくなったのはもっと他のおいしいものがあると体が知ってしまったからだ」などと言えそうだ。
 「ふしぎ」に思うことが大切だと思う理由は、第二に「ふしぎ」に思うことで知識が定着しやすくなることだ。つまり、何かを学ぼうとする時、ただ一方的に教えられるよりも、自分が「ふしぎ」に思ったことを自ら調べたり、質問したりする方がより深く学べるということである。平成29年に栃木県教育委員会が実施した児童を対象とした調査によると勉強していて「ふしぎ」だな「なぜだろう」と感じると回答した児童の教科テストの正答率が72%であるのに対し、感じないと答えた児童の正答率は60%であったという。
 確かに、「ふしぎ」に思って物思いに耽っていると、そこで一旦立ち止まることになるので、そうしない場合に比べて時間がより一層かかると思う。例えば本を読むときに、本の中で直面した「ふしぎ」と向き合って読むのとそうでないのとでは読み終えるまでの時間は大きく違うだろう。「ふしぎ」と向き合うことは一見効率が悪く思えるかもしれない。しかし、「知識が梯子を作ったのではなく2階に上がりたいと言う熱意が梯子を作ったのだ」と言う言葉があるように、「ふしぎ」に対する答えを自分で考えたい、あるいは見つけたいといった意欲が学びにつながるのである。よって、私は「ふしぎ」に思うことは大切だと考える。本文中に「子供の世界はふしぎに満ちている。」といった記述があったように、小さい子供はなんでもかんでも「ふしぎ」に思うとよく聞く。私の子供はまだお喋りができる年齢ではないが、今後、自分の子供と一緒になって「ふしぎ」に思ってみることが楽しみである。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 真の効力感を求める あええる 92 117868989590
2 「ふしぎ」に思うこと みきずか 90 119667838793
3 大人になって(清) わよつ 89 1156689410490
4 経済的な価値観よりも ひなえ 89 113663939081
5 物語的に解釈を らこむ 81 92454657992
6 大人になって(清) うらら 78 93453605993
7 自分の意志を伝えること あうふふ 71 87442646195



2024年07月の森リン大賞 |  2024年06月の森リン大賞 |  2024年05月の森リン大賞 | 
2024年04月の森リン大賞 |  2024年03月の森リン大賞 |  2024年02月の森リン大賞 |  2024年01月の森リン大賞 |  2023年12月の森リン大賞 | 
(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
2023年03月の森リン大賞 |  (20年10月~23年2月未集計) |  2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
2020年06月の森リン大賞 |  2020年05月の森リン大賞 |  2020年04月の森リン大賞 |  2020年03月の森リン大賞 |  2020年02月の森リン大賞 | 
2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
2019年08月の森リン大賞 |  2019年07月の森リン大賞 |  2019年06月の森リン大賞 |  2019年05月の森リン大賞 |  2019年04月の森リン大賞 | 
2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
2018年10月の森リン大賞 |  2018年09月の森リン大賞 |  2018年08月の森リン大賞 |  2018年07月の森リン大賞 |  2018年06月の森リン大賞 | 
2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
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