毎月の森リン大賞

森リンの丘

 


11月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部31人中)

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11月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部78人中)
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11月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部109人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 11月16日のサッカー第3回目 (清書) あおいゆ 72 75539737389
2 ボロをまとえど心はにしき 謙信 68 53441517577

 


11月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部120人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 おいしいぷっつんおそば・うどん 信繁 77 73158567489
2 好きになったもの ジャンヌあルク 77 95157656884
3 食べられないきらいな食べ物 ああゆみ 76 85248547186
4 インディカの良い所 プリエ 74 93451566584
5 おにぎり選び マカロンピョン 73 70048496687
6 楽しいバスの旅 あいねわ 72 89842456580
7 新かん線の中で チーバクん 69 51439547890
8 大好きなラーメン あえたき 68 58342576770
9 おいしいお米 かんたろう 68 54946575883
10 米が一番 金メダル 67 45046466383


11月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部129人中)


巨大アスレチック
毛利元就
「ひゃー。」
ぼくは、頭を真っ白にしながら心の中でひめいをあげた。ぼくはこの前筑波のフォレストアドベンチャーに行った。それは森の中で遊ぶアスレチックであるが、ただのアスレチックではない。何と、高さ平均10mの立体的な巨大アスレチックなのだ。ハーネスを着用して危険な木の上でも渡れるようになっている。又、ぼくが人生で一番楽しくスリルを感じたアスレチックなのである。
 そのアスレチックの中でも一番スリルがあったのは、まるで蜘蛛の巣のように張ってある巨大なネットに上にぶら下がってるロープをハーネスに固定し、サーカスの空中ブランコをするようにネットめがけて飛んでいくところである。母がロープを固定するのを手伝わなくてはいけなかったので、なんとぼくが一番にチャレンジすることになってしまったのだ。ぼくは、ネットに直撃するところに恐怖を感じた。どれぐらいの衝撃になるかわからないし、当たる前には目をつぶってしまう習性があるので、いつ接触するかわからないのだ。ドキっドキっ、ブルブルブルぼくは、怖さ半分の中、「おもいっきりとんでやるぞ」と決心した。ぼくは、思い切り飛べるように、少し足踏みをしてから飛ぼうと考えた。そしてついにその時が来た。
「たんたんたんたんたん、ぴょーん。」
ぼくは心の中でひめいをあげた。たぶんこれが、今までの中でいちばんこわかったアスレチックだろうぼくは、足踏みをした後少し飛び上がってしまったせいで、一瞬宙に浮いたのだ。ネットのことばかり考えていたので、まるでお化け屋敷の中でこんにゃくが急に落っこちてきてしまったかのようにびっくりしたのである。そして今度はついにネットに飛びつく時が来た。当たった瞬間、ぼくは気持ちよくなった。案ずるより産むがやすしである。そのネットはまるで布団のような反発力で、考えていた硬さと反していた。そのあと安心してネットを登って進んで行った。やっぱり高いところでアスレチックをするのは最高だなと思った。
 母は、子供のころ、体育館で壁沿いに梯子があり先生が用意をしてくれたマットに、飛び込むことがすごく楽しかったという。4mくらいの高さから落ちる時の浮いた自由な感じがワクワクして、二十分くらいずっと登っては飛び込むのくり返しをしていた。夢中になって時がたつのを忘れるくらいで、今は感じられない感覚のようだ。
 高いところでアスレチックをやると、普通のアスレチックでは経験できないスリルと楽しさが満載だということが分かった。
「やっほー。」
 ぼくは下の景色を見下ろしながら100メートルのターザンを滑空した。
 

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 巨大アスレチック 毛利元就 78 1079427410087
2 スリル一杯アスレチック 紫式部 78 1079427410087
3 昔からの宝物 あえるら 77 83048618080
4 体感と理解 わのき 77 93241707183
5 人間はサル目のなかまです あいめえ 74 75243597184
6 さるになった木登り ああての 74 77444557087
7 やき肉と言えば…ハラミ! m u m u 69 58243476289
8 なぜだろう? 苦ちゃん 65 43159465479
9 清書 好きな食べ物 あいゆう 63 34239515289

★1~4位の作品は要約の部分が多かったので代表作品となりませんでした。
11月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部105人中)


古いものといえば・・・・
たくま
「昆虫図鑑買って買って。」
「しょうがないな」
これは僕が4歳の時の話だ。4歳のころ、今よりも昆虫が本当に好きだった。そして昆虫図鑑のあまりの欲しさにおねだりして買ってもらった。その時は今までで一番喜んだと思う。
僕が昆虫に出会ったのが、3歳の秋、海の習い事をしているときハイキングをしに行ったことが始まりだ。そしてそのハイキングのついでに大きい原っぱに行ったことを覚えている。そこに行ったとき何をするのかなとわくわくしながら思った。僕は楽しく原っぱを歩いていた。次の瞬間 「りんりんりん」何か音が聞こえてきた。これは何だろうそう思った瞬間に習い事のリーダーさんに、
「これはエンマコオロギというコオロギの仲間だよ。」
といわれた。そう言われた瞬間原っぱをじっと見つめてみた。すると、何やら動いてるものがいる。僕はその時「これがエンマコオロギだと確信した。ほかにも原っぱの中を探してみた。すると、大きい鎌を持った虫がいる、それを見た瞬間またリーダーさんがその虫の名前を言ってくれた。
「それはオオカマキリだよ。」
といっていたのを覚えている。その時僕はこう思った。まるで世界にこんなものがいたんだと首里城が燃えた時と同じくらい驚いた。僕はそこから昆虫に疑問を抱くようになり昆虫が大好きになった。今でも昆虫は大好きで学校からも「昆虫博士」と相手からも評価されるぐらい好きだ。こんなに好きになったのは、この思い出の昆虫図鑑のおかげだ。そして今は、ファーブル昆虫記全巻をそろえるほど昆虫の生態系を知りたくなった。
僕は昆虫以外にも好きなものがあるそれは恐竜だ。昆虫の図鑑と同じ日に買った図鑑だ。僕は恐竜にも少し興味があって買ってもらった。恐竜が好きになったのは、小学校1年生のころ、恐竜博物館に行ったのを覚えている。僕が心に残ったのは、恐竜の化石だ。なんといっても大迫力のティラノサウルスだ。かっこよすぎて30分以上見ていた。それから恐竜もずっと好きで今年の夏休みの読書感想文も恐竜の化石のことを書いた。この時、生き物の研究家になりたいとふと思った。
人間にとって、家にある古くて好きなものとは、とてもとても思い出深いものだとわかった。何故かそれは3歳のことを覚えているほど心に残っているからだ。普通なら3歳のことなんてすっかり忘れてしまっている。僕はこのようなことからとても歴史を感じさせてくれるものだとわかった。
「クワガタってそういうふうにできてるんだ。」
僕は今も調べ続けている。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 自然の減少 あうみか 89 116059828595
2 一長一短な自然と人工的 スライム 89 133964757895
3 頑張るって破滅? 翼(タスク) 86 175763617586
4 自然のめぐみ らはよ 82 106153657389
5 古いものといえば・・・・ たくま 80 104146787886
6 木登り リンゴアイス 79 162152668881
7 木登りでまさかの落下 あきつぐ 78 91853588384
8 人工のものは自然を守る あいりす 74 63347677879
9 これまでの人の観察 ああいせ 72 55841637293
10 海外からの日本 あえまと 72 72147635886

 

11月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部68人中)


小さなものの役割
ああるそ
 全く役立っていなさそうなものでも、大きな役割を果たしているものがある。そこで私は、人間が気にしないような小さなものの果たす役割を気にかけるべきだと考える。
 その理由は第一に、人間にとって邪魔な存在だと思う生物でも重要な役割を果たしているからだ。毎年、夏になると蚊がやってきて、人間を一苦労させる。私はよく外に遊びに行くため蚊が周りによって来るし、場合によっては夜、耳元で蚊が飛ぶブーンブーンという音で起こされる時もある。このように蚊は人に害しか与えないと思われている。実際私も、蚊がどこにとまってくるか目をいつも光らせている。しかし、そんな蚊はでも欠点だけしか無いわけではない。蚊の成虫はもちろん、幼虫のボウフラも食物連鎖の中で重要な役割を果たしているのだ。もし一匹の生物が絶滅したのならば、生態系に大きな影響を与えるだろう。蚊を食べている生物はトンボやカマキリといった肉食系以外にもたくさんおり、ハエトリソウなどの食虫植物も食べる。また、ボウフラはトンボの幼虫のヤゴなどに食べられる対象となる。人間にとっては嫌な存在でも、他の生き物にとっては割と良い存在だということがあるのだ。
 そして、小さなものの果たす役割を気にかけるべき第二の理由は、小さなものでもそれが多く集まると、人間か制御できないほどの大きさになってしまうからだ。例えば、地球温暖化を進行させている原因として言われている、牛のゲップから出るメタンである。電気事業連合会によると、2010年の温室効果ガス総排出量の中で16%を占めるのが、メタンだった。また、メタンガスは二酸化炭素の25倍以上の温室効果を持っている。しかし、地球温暖化の進行を和らげるために牛の数を減らすというのは少し悲しい。人間中心の考え方ではあるが牛がいなければ牛乳を飲むことができないし、牛肉を食べることができなくなってしまう。だから、個人的には牛のゲップに含まれるメタンガスを減らしながらも、私たちの食べることができる牛の数を保っていってほしいと思う。最近では、餌の材料が重要視されるようになり、海藻を少しだけ加えるという実験がされたそうだ。あまり心配が必要なそうなことでもそれが積み重なっていくと地球を巻き込む大問題に発展していってしまうのではないか。
 確かに、細かく見るのではなく、内容を大きく捉えようとすることも大切である。しかし、「雑草はまだその美点を発見されていない植物だ」という名言があるように、あまり目立たないところに着目しないといけない。そうすることで、人間は生き物と共存していくことができるのだろう。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 小さなものの役割 ああるそ 87 108159818696
2 詩的な言葉 らあき 86 109461909486
3 ”印象” おむれ 77 82949668386
4 私たちが日常 政宗 77 81859586487
5 もう一人の自分と生きる らよあ 75 78556526487
6 言葉とは思い???清書 あおいと 74 64449656787
7 面白い言葉 ころ 73 60246586993
8 今やりたいことを大切に あうさよ 72 65047546289
9 過去、現在そして未来 ああおよ 72 82656535581
10 詩的はステキ らきひ 70 53546596089

 

11月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部56人中)


交話機能はどの野郎
あうさほ
 まず、交話機能という言葉は電子辞書に載ってなかった。人が作り出した言葉だろう。とりあえず、交話機能の意味は言葉で人々の気持ちを結びつける作用の事だ。まず、人は心の交流をしてから何か一緒に楽しい事をしようと考える。心の交流でも、心が合わなければこれから一緒に何しようかなどの思考をしないだろう。逆に、交合すれば溢れ出るほどの出来事を想像するだろう。気持ちが結び付けられれば、きっと心が温暖な焜炉になれる。誰だってそれを欲求する。不必要そうな人でも、心の奥底では欲しいと思っているに違いない。そういう心を神様は製造のだ。仕方のない事だ。つまり、コミュニケーションということで間違いない。
 実際、それは世間では良い言葉だ。しかし、悪く考えるならそれは時間の無駄でもある。どうでもいい人と話をしている事でもある。気まずい、しかも無駄な話だ。自分に必要な話だけを取り入れれば良い。しかし、ためになる無駄話だってある。例えば、人見知りの人と二人っきりになったときに話した雑談が役立ったりする。その後、もっと話したいと思う。印象だって良くなる。しかし、それが役立ったときの話だ。
 確かに言葉には潤滑油としての役割があり、それを生かしていくことが必要だ。例えば、学校に行く途中近所の人に挨拶をし、返事があればお互い自然に親しみを感じる。その一日のスタートが一日中元気で過ごせる意図となる可能性だってある。道端であまり一緒に会話しない同級生と擦れ違って、挨拶してみれば、相手も返してくれるだろう。それだけでも、少しずつ話していい雰囲気になる。友達が増えれば、幸福だって増える。逆に挨拶せずに通り過ぎれば、段々話しずらくなるだけだ。擦れ違ったときに、話さないくせに他のところで話すのはとんでもないとお互い思考が進むだろう。生きてる上で大切なのは人生の一秒一秒だ。一日一日でも良い。せこいと思う硬い殻を少しずつ壊していく事が大切だ。
 しかし、潤滑油としても機能だけで、中身のない話ばかりも困る。例えば、学校の先生が雑談を始めたとする。すると、雑談は楽しい話なので皆目を輝かせながら聞く。生徒の心は勉強するより雑談の方が楽しいと言う事だろうが。その輝かしい目が先生の雑談を前進させる。先生の話す雑談は授業に関係あることだがほとんど役立たない話だ。例えば、ピノキオという昔話だ。これは、嘘をつけばこうなる、と教化出来る楽しい雑談なのだ。しかし、実際発生する現象でもないので無駄話といっても過言ではない。嘘つくなと言えばいいはずだが、ピノキオの話に入ったとたんピノキオの話をだらだらと話していたら時間の無駄だ。やっぱり、雑談を話すのにも本題が必要だ。
 このように、言葉には潤滑油としての働きと内容を伝えるの両方がある。しかし、一番大切なことは言葉が全てではないという事だ。人が困っている時、大丈夫かと聞くのではなく行動に移さなければならない。見た感じ大変なのだから聞かなくても分かる事だ。それか、聞かなければ分からない鈍感な人なのか。鈍感な人ならば、聞くこと事態しないだろう。困っている人は、心配されることよりも手伝って欲しいのだ。言葉の優しさはあまりいらない。行動して欲しいのだ。言葉だけが持つ人々の気持を結びつける作用なんてない。最後は、それ自体を否定してるようなものだが、相手は何をして欲しいのかしっかり考慮する必要がある。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 交話機能はどの野郎 あうさほ 90 140669698687
2 中身と表現 サーサ 86 127759909081
3 科学は自然に及ばない あえれふ 85 107752747692
4 言葉のそれぞれの大切さ 清書 あうそら 85 142564686692
5 古典の良さ あえあく 84 114051597297
6 古い物と新しい物 あうそよ 83 110352778396
7 清書 honeysnow 81 119152768681
8 世界は今・・・。 吉岡龍一 79 10634911711784
9 健康の成長(清書) リヨーシャ 79 95449939379
10 保護の度合い らよろ 79 91849858193

 

11月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部37人中)


最終目標は模倣じゃない
れりか
 私は模倣できる能力を大切にしていきたい。
 そのための方法としては第一に良い手本を探すことだ。中学生になると小学生のときとは打って変わってテストが本格的になる。そのテストに向けていつも同じやり方で勉強しているのが原因なのか,下がる教科が増え始めていた。勉強の仕方の手本として先生が学年一位の子のものを紹介してくれた。その子は毎日五教科勉強していて一つに偏らないように工夫していた。自分はそのやり方とは真逆だったため、決定的な違いはそこにあるのだと確信した。毎日五教科に取り組むことで一つに絞った時のように、できなくなる教科がなくなり知識が均等に蓄積される。私は自分の考えの骨組みまで全壊するほど圧倒されたような気持ちになったが、新たな方法を知ったのなら一度それを試してから自分に適したものかどうか考えたいと思った。試してみると自分の理想の点数まで近づけることができた。このように自分のやり方は長年続けていると悪い部分に気付きにくくなるが、よい手本を見ればそれと比べることで自分を客観視できるようになる。やはり何かを達成できない時は、それを達成したものを見本とすることが一番の解決の糸口となるのだ。
 また第二の方法としては人として大切なことを親の姿で見せていくべきだ。「クリミアの天使」で知られるフローレンスナイチンゲールは裕福な家庭で育った。彼女の家族は親切で、貧しく食べ物がない人達にもよく食糧を分け与えるほどだった。そんな姿勢に感心したからこそ、家族のように人を助ける看護師になりたいと志したのだと思う。このように模倣することを教えていくのは若者にとって大切だ。先に人がやっていることを真似ることで、そのうえで大切なことがより鮮やかに浮かび上がり、若く柔軟な頭で吸収力も高まるからだ。始めの土台をしっかり強固し後からアレンジを加えていくのが、正しい手順なのだ。
 確かにその場しのぎの付け焼刃のような模倣だけで終わってしまってはそこから自分のものにすることができない。常に目標達成とセットで行うことが大切だ。「時間を作るための第一の方法は、急ぐことではなくどこに時間を使うか考えることである。」というように、焦って目標に到達するのではなく正しい順序で到達していく、そのために模倣が有効なのである。私は模倣を大切にして基礎を固め、そこから自分なりの工夫を凝らしていきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 最終目標は模倣じゃない れりか 80 98949748092

 

11月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部113人中)


自然を維持することの大切さ
みきずか
11月1週目の課題は、ミミズが有機土壌の形成に大きな役割を担っていることを例に、自然は複雑に絡み合って生態系を構成しており、それを維持することの大切さについて書かれていた。私は自然の働きに対して人工的に手を加え過ぎるのは良くないと思う。
自然の働きに対して人工的に手を加え過ぎるのは良くないと思う理由は第一に、人間が自然に手を加え過ぎると生態系が乱すことに繋がるからだ。例えば、十八世紀から十九世紀にかけて、アメリカのカリフォルニアに住むラッコが毛皮目的で大量に捕獲された結果、その地域の海が荒廃してしまったという事例がある。ラッコは貝やウニなどを食糧として生活する肉食動物だが、ラッコが大量に捕獲されて一時的にいなくなったことで、ラッコを天敵としていたウニが増えた。ウニはケルプと呼ばれる海藻を食糧としているのでそれを食べ尽くし、その結果、海藻を住処としていたカニやアワビなどの他の生物も生息できなくなってしまったという。これはラッコの乱獲が、海という環境にも大きな影響をもたらした例であるが、このように生物は人間の知らないところで複雑につながってバランスを保っている。そこに人工的な手を加えると、生態系を乱すことになる。
もう一つの理由は自然の働きに対して人工的に手を加えすぎると、予期しない不具合が生じると危惧されるからだ。例えば、遺伝子組み換え作物は生命の基本情報を人工的に組み替えていて、それが自然や人間に対して実際にどのような影響及ぼすか現時点では分かっていない。一方で、世界の遺伝子組み換え農作物の生産量は年々増加している。国際アグリバイオ事業団(ISAAA)の報告書によると、平成三十年の遺伝子組み換え作物の栽培面積は1億9000万ヘクタールになり、遺伝子組み換え作物の商業栽培が始まった平成8年に比べてると113倍にもなる。
確かに背に腹は変えられぬと言うように、我々は生活をしていくために自然に対して手を加える必要があることも往々にしてある。ラッコを捕獲しないと生活費を稼げない、遺伝子組み換え作物を作らないと食料が足りないなどと言う意見もあるかもしれない。しかし、犠牲にしているのが小事かどうか判断できないうちは慎重になるべきだと思う。よって、私は自然の働きに対して人工的に手を加え過ぎるのは良くないと思う。今回の課題文を読んで、思いがけないところで自然に対して悪影響与えたり、または人工的なものの影響を自分が受けたりする可能性があるとわかったので、具体例を更に知りたくなった。今後は生物や環境問題などの本も読んで見識を広げたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 自然を維持することの大切さ みきずか 85 1076639010181
2 鯨や象は(清書) わよつ 82 11537213412986
3 人間の知性 あいはる 80 84653728195
4 自然の「知性」 みいた 80 101658626887
5 わたしは長いこと京都に(感) うらら 79 96244677193
6 ミミズがある生態系に あえわこ 78 93546979392
7 メインディッシュとデザート ドグマ 78 92466586784
8 初対面の印象 あうふふ 73 107943707195



2024年07月の森リン大賞 |  2024年06月の森リン大賞 |  2024年05月の森リン大賞 | 
2024年04月の森リン大賞 |  2024年03月の森リン大賞 |  2024年02月の森リン大賞 |  2024年01月の森リン大賞 |  2023年12月の森リン大賞 | 
(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
2023年03月の森リン大賞 |  (20年10月~23年2月未集計) |  2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
2020年06月の森リン大賞 |  2020年05月の森リン大賞 |  2020年04月の森リン大賞 |  2020年03月の森リン大賞 |  2020年02月の森リン大賞 | 
2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
2019年08月の森リン大賞 |  2019年07月の森リン大賞 |  2019年06月の森リン大賞 |  2019年05月の森リン大賞 |  2019年04月の森リン大賞 | 
2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
2018年10月の森リン大賞 |  2018年09月の森リン大賞 |  2018年08月の森リン大賞 |  2018年07月の森リン大賞 |  2018年06月の森リン大賞 | 
2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
2015年07月の森リン大賞 |  2015年06月の森リン大賞 |  2015年05月の森リン大賞 |  2015年04月の森リン大賞 |  2015年03月の森リン大賞 | 
2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
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2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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