毎月の森リン大賞

森リンの丘

 


6月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部23人中)


 


6月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部77人中)


キャンプ場で噴水ショー
るなるな
 私は、6月22日に、「時之栖」というキャンプ場に行きました。キャンプでは、ボール遊びを汗だくになるまでやりました。夜は疲れたので、早くテントに戻って、布団にもぐったり、星の王子さまを見たりして遊びました。すると、突然、パパが、
「噴水がめっちゃ高く上がってるよ。」
と、びっくりした声で言いました。私は、急いで外を見てみました。
「わあ、すごい。」
私は思わず叫びました。暗闇の中で、色とりどりの噴水がキラキラ光っていました。まるで水の虹のようにきれいでした。噴水は、青や水色、ピンクから赤など色を変えて落ちるものもあれば色を変えずに落ちるものもありました。ママも、私と同じように、
「わあ、すごい。」
と目を丸くして言っていました。私は、本物の噴水ショーが見られたので、またこのキャンプ場に来て噴水ショーを見たいなと思いました。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 キャンプ場で噴水ショー るなるな 64 36641555971
2 サンドイッチづくり あさあさ 64 68138535683
3 アスレチックは楽勝 あかよし 63 32238595774
4 あわかも川の海 あきかや 61 21238485689

 


6月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部132人中)


飛行機みたいに飛べる渡り鳥
なな
このお話を読んで一番興味を持ったのは、毎年渡り鳥がインドネシアやフィリピンといった遠いところまで移動するところです。どうしてかというと人間は飛行機に乗らないと遠くまで行けないけど、渡り鳥は小さい体で自分で遠くまで行けるからです。まるで渡り鳥は遠くまで飛んでいける飛行機のようだと思いました。形も飛行機に似ていると思いました。

もし私が渡り鳥だったら、たぶんすぐにくたびれると思います。なぜかというと私は長い距離を走るとすぐに疲れてしまうからです。オオソリハシシギという鳥は、一度も途中休憩をはさまずに一万一千キロも飛べるそうです。私は休まずに走れるのは二、三キロぐらいなので、とても比べものにならないと思いました。

私は渡り鳥が旅の途中にどこで休むのかという疑問を持ちました。そこで調べてみたところ、水かきを持っている鳥は疲れたら海に降りて海面で休み、水かきがない鳥は漁船や漂流物に降りて羽を休めるということがわかりました。まさか鳥が海の上に降りて休むとは思わなっかたので、とてもびっくりしました。そして、お母さんに渡り鳥を見たことがあるか聞いてみました。子供のときに家の雨戸の戸袋にツバメが巣を作っていて、その中でひながかえったそうです。ひながえさを求めて口をぱくぱくしていたのがとてもかわいかったそうです。私もひなが口をぱくぱくしているところを実際に見てみたいです。

私は今まで鳥にあまり興味がありませんでしたが、このお話を読んでもっと鳥のことが知りたくなりました。からすやはと、すずめはよく見かけますが、まだ渡り鳥は近くで見たことがないので、今度はよく観察してどんな渡り鳥が周りに来るのか調べてみたいと思いました。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 飛行機みたいに飛べる渡り鳥 なな 72 71344617190
2 頑張ればできる!(清書) みきひさ 71 65042566587
3 鳥のいろいろ ゆきのん 71 67049575895
4 渡り鳥のいろいろ のんのん 69 53749515597
5 ドッジボール りょうたろう 67 40847536086

 


6月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部196人中)


先祖の力はハイパワー(清書)
あかたよ
 先祖の力はハイパワー

「きゃー!つめたーい!!」
四方八方にキラキラ飛び散る水しぶきに、ぼくは大興奮しました。
今日は学校の遠足で、羽村市郷土博物館へ社会科見学と、玉川に川遊びへ行きました。
玉川上水は、江戸幕府が江戸の町の水不足を改善するため、清右衛門と庄右衛門兄弟にお願して作った川で、羽村から四谷大木戸まで約43キロを、たったの8か月という短い期間で完成させたという、まるで魔法のような川です。
遠足の前の晩、川遊びのことを考えると、ワクワク興奮して眠れませんでした。

心に残ったことは、偉大な川で水鉄砲をしたことです。
遠足の1週間前に大きな水鉄砲を買って、
「シュッー!シュッー!」
「早く遠足へ行きたいなー、広い河原で思い切り水遊びをしたいなー。」
毎日僕は、お風呂やベランダでびしょびしょになって練習をしていました。
遠足当日、たくさんの友達と水合戦をした時は、声が枯れてしまうほど大声ではしゃぎました。
「友達って最高ー!」
クラスメイトと過ごした時間は、まるで宝物のようでした。
みんなと一緒に泥んこになりながら、キラキラ光るダイヤモンドを見つけたような気持になりました。

帰宅してからお母さんに、楽しかった川遊びの話をすると、お母さんは、
「小さい頃、利根川で遊んでいたわね。卵から育てたサケの稚魚を、利根川に放流したりもしたわ。」
と教えてくれました。そして、
「昔は川がきれいだったのよ。蛍もたくさんいたしね。」
澄んだ水の川で遊んでいたことをニコニコしながら、懐かしそうに教えてくれました。
今では川の水が汚くなってしまったことや、蛍がいなくなったことに、ぼくはとても残念な気持ちになりました。

世界中には水道が無い国の人たちがたくさんいると新聞を読んだことがあります。
でも僕たちの住む日本は、なん百年も前の人たちが、川や水道を作ってくれたおかげで、蛇口をひねると当たり前のように水がでて、安全な水を毎日使うことができます。
地球沸騰化で自然が破壊されているので、自然や資源を守って、未来の地球を大切にしたいです。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 バシュ!(清書) あえひの 79 78044738689
2 先祖の力はハイパワー(清書) あかたよ 78 87642939989
3 マス釣り ゆい 75 85043527989
4 母への感謝 あきよさ 73 65244626293
5 おこる母 あきうい 72 66941627187
6 卑怯だぞ水鉄砲と人数が あきひろ 71 49742787777
7 はちゃめちゃ水たまり遊び すみれ 71 61943576486
8 しっぱいもいいけっか(清書) たいせい 70 55843625986
9 プールでの水遊び けいひめ 69 44838807481
10 怪我の功名 ゆうたろう 69 54542606184



6月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部233人中)


思い込み
みさ
 人は思い込みによって感性が変わると思う。私も、そのような経験はある。とあるアイスクリーム屋の話だが、新商品のチョコが3種類使われたアイスクリームが発売されたとき、私はチョコレートが余り好きではないため買おうとはしなかった。しかし試食を進められ渋々食べたら、いままでにない程の美味しさで私は大好きになった。私は、チョコはあまり美味しくないからチョコレートアイスクリームも美味しくないと決めつけていた。まずまずチョコレートは美味しいのに今まで私は勘違いをしていたのだ。なぜなら昔、父から貰ったチョコレートがカカオ90%でとても苦かったから、チョコは苦いと決めつけていたのだ。私は思い込みのことをなにかと勝手にいっている。しかし正直思い込みということの意味はよく知らないので調べてみた、すると出てきたのが自分の物差しで物事を決め、そのことを信じ込んでしまう人のこととが思い込みであると丁寧に書いてあった。私の話と完全に似ており、全くその通りだと感じた。
 母の話で例えると、子供達が嫌いだと思い込んでいた、ほうれん草のベーコン炒めを父が食べたいというので久しぶりに出してみたら、美味しい!とすべて完食してくれてとても嬉しかったらしい。母は成長とともに味覚も変わるし、小さい頃苦手だったものも出してみなきゃと思って最近は昔苦手だったものも出しているそうだ。私も昔はイクラのプッチとした触感が嫌いだったが、よくよく考えるとコーンと一緒だと気が付いてから、イクラが大好きになった。そういう知識がついて物事をちゃんと捉えることをできるようになった気がする。最近は苦手な食べ物にも挑戦している。しかし兄はなかなか食わず嫌いが治らないのだ。イクラも美味しいよ、というのに兄はプッチとした触感が嫌だとなかなか食べようとしない。私が、
「コーンと一緒でしょ。」
というのにそれとこれはわけが違うと認めない。これこそ思い込みの良い例文だと思う。
なぜ人は思い込みをするのだろうか。このテーマをもとに分かったことがある。もちろんその生まれた土地の習慣なども影響があるとは思うが、おそらく自分を主観でしか見ることができないため、周りの考えなどがおろそかになっているのではないかと思う。このように人は思い込みで物事を自分勝手に決めていることがあると思う。もしかしたらこの考えも、この自分の物差しも思い込みかもしれないと自分で疑える、少しでも批判的思考を心の中で保っておくことが必要だと私は思案する。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 思い込み みさ 80 103552738387
2 気持ちを伝えたい あえみも 80 105744717481
3 本当の豊かさ あかりる 80 101148597287
4 限りある資源を大切に あきあぬ 80 107651636789
5 綺麗な雑音 はる 79 117141758381
6 自分のために清書 ゆき 79 87249687190
7 日本人とインド人 あえこあ 78 94642728084
8 僕のお母さん(清書) たくみ 78 96647557489
9 一人ひとりの考え方 あえさた 78 91652566690
10 学校には色々な先生がいる あきはな 77 87154576681


6月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部246人中)


生き物は、大切に
あきたい
 先日、日本産トキの絶滅が確実になったと報じられた。「1989年に環境庁が発行したレッドデータブックには、緊急に保護を要する動物だけでも約3万7千種近くが記載されているのだ。他方日本では、1931年に国立公園法が制定され、一1950年に自然公園法に代わったのだ。」「アメリカは自然保護で先進国となった。今日でもカマキリを自由にとらえて、飼育観察できる東京に、ささやかな幸せを感じた経験だ」
 2年前に、僕は、京都の水族館を訪れた。その水族館の1番の人気は、天然記念物のオオサンショウウオだ。オオサンショウウオは、昔はたくさんいたようだが今、川で見かけるのは、極めて珍しい。だから水族館で見る事ができるのだ。もちろん天然記念物なのでさわれないけれど僕は一度触ってみたいのだ。オオサンショウウオは、大きなトカゲのようだ。オオサンショウウオのすごいところは、水陸どちらでも生活できるところだ。昔は、さわれたようなのだが今は触れない。僕は、それが悲しい。もし機会があったら触ってみたい。
 僕の母は、最近、ツユクサを見なくなったそうだ。ツユクサは、鮮やかな青い小さな花が朝に咲き、昼にはしぼむ植物だ。昔、ツユクサは、雑草のように扱われるほど沢山見かけたのだが、今はほぼ見ない。もちろん母が引っ越したのはあるけれど、2年前に母が育った場所、兵庫県の西宮市に行ったが、ツユクサを全く見なかったそうだ。そして、母は、ムクドリも最近街で見なくなったそうだ。ムクドリの卵は、エメラルドグリーン色で、とても綺麗だそうだ。僕はテレビで見たことがある。昔は、それを街で見られたそうだ。僕は、1度見てみたいと思った。
 オオサンショウウオも、ツユクサもムクドリが減っている正確な原因が何かは詳しくはわからないが、きっと居場所だった自然が破壊されたので、減っているのではないかと僕は思った。やはり自然を意識して守って行かなくてはならないと思った。
 僕は、メダカを昨年から飼っている。普通は、アクアリウムで飼うのだが、僕はビオトープという方法で飼っている。そのビオトープは、なるべく自然環境に近づけてメダカを飼育するというものだ。僕は、これは出来るだけメダカを優しく自然に近い状態で飼う方法だと思う。あまり観賞用には向いてないが、卵を産んでくれたりメダカ以外にも植物が成長したり、思いがけず他の生き物が住み付いたりすることもありとても面白い。僕は、この育て方は、自然にもメダカにも優しい。そして、面白いのでベストな飼育方法だと思う。 
 僕は、これらのことを書いているうちに、自然とは、やはり人間にとって守らなくてはならない大切なものであると思った。そして、後悔先立たずと言うことわざがあるように、いなくなってきてからではもう遅いので、全ての生き物に対して優しく、その生き物が生きやすいように生き物の気持ちを考えて接することが大切だとわかった。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 生き物は、大切に あきたい 86 120858929687
2 自然への思いやり さき 86 102061959495
3 先日日本産トキの あきあや 85 113558959589
4 人間にとって楽しい先生とは こうた 84 120647747493
5 先日、日本産トキの(感)清書 すりりんご 83 12046210211383
6 先日、日本産トキの 清書 あきぬい 83 133153819289
7 覆水盆に返らず あきよえ 83 121651949192
8 地球上の資源を大切に あかりん 81 90949767595
9 家族の長所 あかたえ 80 10934410010289
10 先日、日本産のトキの(感)清書 あかまな 80 117347889086

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部271人中)


学習に対する感情(清書)
あおらえ
  人間の生涯は物事を学び続ける果てしない旅である。この世に生まれた瞬間から、人間は学び始める。何事かを学ぶことができるというのは、生物として優れた能力を持っているしるしだ。人間がほかの動物と比較して異なることの一つは、いつまでも学び続けるという点にある。人生の様々な場面で、様々な状況の中でいつも勉強がある。人間が味わう充足感や感動の大半は、物を学ぶことから生まれるのではなかろうか。そのため、ぼくは学習することは楽しいことと思うべきだと考え、またそうであるべきであるとも思う。
 第一に、発見は楽しいからだ。難問が解けた際には達成感もある。発見し、楽しいと感じてそれを発展させてゆく力があるからこそ、科学やその他の学問でも、ここまで発展してきたと考える。また、その力があるため、将来的には様々な難問が解決、または証明され発展することだろう。例えば、今話題になっている数学界の超難問といわれる「ABC予想」という問では、京都大学数理解析研究所の望月博士がIUT、宇宙際タイヒミューラー論を解決するカギとなるとして発表し、議論が巻き起こっていた。名誉獲得を目指している数学者もいるだろうが、彼らは達成感や充実感を求めているのではないか。また、それが楽しいと感じていると思っている。ぼくも、受験勉強の中で問題をきれいに、力ずくではない手法を使って解いたときに達成感を感じた。きれいに、力ずくではなくというのは「発見」するということでそれが楽しいとも感じられた。
第二に、自分から進んで行った方が頭に入りやすい。特に暗記事項の場合だと、やれと言われてやったらすぐに忘れてしまう。小学校6年生の時に理科のテストが複数回あったが、最初のテストは覚えるべきことがたくさんあった。上海のインターナショナルスクールで理科をあまり習わなかったからで、もちろん日本語でも習わなかったからだ。しかし不思議なことにぼくの興味がある宇宙の分野の単語等は一度見ただけで覚えてしまうが、その時に覚えたほかの部分はすぐに忘れてしまった。また、自ら進んで勉強したほうが発展させやすい。「こうしたらどうだろう」、「ああしたらどうだろう」と考えるようになり、それが発明につながり、発見につながり、考えることが得意になる。もちろん前提条件として頭に入っていて、自分がやりたいと思っていないと無理だ。
 しかし、時によっては勉強がつらい、もう勉強はやめてしまいたい、と思うときもある。ぼくとして、それは誰でも感じ得ることだと思っていて、人間であるからにはしょうがないと思う。だが、そこでいかにくじけないかが重要であり、続けられるかが大事になってくると考えている。未来の自分への「投資」と考え、「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である」という名言があるように、自分から進んで、学習をなるべく楽しいと思いながら勉強すれば、将来必ず生かせるようになるだろうと考えているために勉強を楽しいものであると感じるべきだと思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 先日、日本産トキの あけまゆ 87 121258918981
2 学習に対する感情(清書) あおらえ 86 126277837886
3 物後の本質 あかれせ 86 120263657586
4 学習は習慣を造ることから ゆう 85 105157747793
5 学ぶことの楽しさ あえさし 84 149056979183
6 僕と先生 清書 あおまい 83 98556687889
7 比喩によって表現を豊かにできる(清書) あかるら 82 97053677095
8 日常生活の中の学び すみひな 82 144763646774
9 比喩を使う利点 あきかは 82 150162586386
10 やっぱり比喩があるほうが分かりやすい(清) たによし 80 104452707089

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部266人中)


大笑いさせにいこう
あおさみ
 偶然は大切にすべきだ。私たちの周りには偉大な発明品や発見で溢れている。その中には、偶然の発見から発明品が生まれたものもある。例えば、レーダー機器の近くにあったチョコバーが溶けたことに気づいたエンジニアがきっかけで発明された電子レンジや、客の要望にうんざりしたシェフが発明したポテトチップスなどだ。調べてみると偶然の発明品の数は予想以上に多い。その発明や発見は私たちの生活をより便利にしてくれたり、そのものが関係する分野を大きく発展させてくれたりする。1964年にはベル電話研究所のペンジアスとウィルソンが偶然、「宇宙マイクロ波背景放射」を発見した。技術者の二人がアンテナに入ってくる「雑音」を取り除こうとするもどの方向からもその「雑音」が入ってきた。するとその雑音の正体が、1940年にガモフが予言していた「宇宙マイクロ波背景放射」だったそうだ。二人は1978年にノーベル物理学賞を受賞した。今気になっているであろう宇宙マイクロは背景放射とは、約137億年前に放たれた人類が見ることのできる最古の光のことである。宇宙背景放射は宇宙の初期情報を持っているため、観測から宇宙の謎に迫ることができるそうだ。私は偶然とは、チャンスだと考える。些細な疑問やきっかけをチャンスだと見て次に進めるか。出来事を「偶然でチャンス」と見るのか、「ただ起きただけもの」と見るのかそれは自分自身次第だと思う。もしかすると私にも偶然をチャンスと見ることができて世界的有名人になれるかもしれない。偶然の発見を見逃さないためにもさまざまなことを学んで小さなことでも見逃さないようにしたい。これからノートとペンを持って面白い発見や発明品の後を走って追っていこうと思う。

 一方で、論理的な思考も大切だ。私は数学が好きだ。得意ではないが、好きと得意は「=」でつながらないというのが私の意見だ。なぜ数学が好きなのか、それは解き方を覚えると、その解き方を使ってさまざまな問題を解くことができるからだ。一見難しそうに見える問題でも公式や解き方を駆使すれば意外とすんなり答えを出すことができる。私は数学をするにおいて大事なのは、答えが合っているかではなく、その「過程」だと思っている。小学生の頃、私はテスト95点女王だった。いつも最後の問題でうっかりミスをして、悔しくて、でも立ち直ってうっかりミスだから仕方がないっかと思って。その繰り返しだった。だが5年生の県版テスト(県の冊子のテスト)で問題を3問も間違って85点という過去最低点を見ることになった。私は悔しくて家に帰って自分の回答と比べてみると、私の回答は解く順番を一つ飛ばしたり、計算ミスをしたりしていることに気づいた。過程に重点を置かないばかりに思い込みで解くことが癖になっていたようである。その時からテストの前は「過程」の確認をするようになった。いくら方程式や比例と反比例のグラフを覚えても、いざ使うときに数や問題の答え方が違うのであれば覚える意味はない。この5年生の時のことをきっかけにテスト95点女王からレベルアップし、100点女王になれたのではないかと思う。もちろん95点も見たくないほどとったが。今は友達に教え方が上手と言われる。それは私が問題の軸がわかっている証拠だと思えて嬉しい。論理的に考えることで未経験のことにも対応しやすくなる。その問題にはどう答えるのか、どう答えを導くのかなどを頭の中で整理・分析する能力を高めることができると思う。そのものの本質を見極め、抽象化することでさなざまな問題への対応をよりやりやすくなるのではないか。私も問題解決事務所をたちあげることができるほどの解決能力が高い人になりたい。

 
 確かに、偶然にも論理的な思考にもどちらにも良さがある。しかし、「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ」という言葉があるように、熱意を持って物事に向かっていくことが大切なのだと思う。何が起きようとも一生懸命過ごしていたら結果につながると信じたい。幸運の女神に微笑んでもらうのを待っているのではなく、自分で女神を大笑いさせに行こうではないか、というこの積極的で前向きな精神で過ごしていきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 大笑いさせにいこう あおさみ 87 174457768486
2 清書 あいりき 86 126661707189
3 直感と論理的思考の大切さ ちさたん 85 107352797893
4 同じと違うは紙一重 あいたぬ 84 17715810210389
5 考えろ、考えろ、とにかく考えろ あおふね 84 103177847781
6 清書 あかりり 83 139552617287
7 言葉の重要性 あおらは 82 13495610110489
8 伝えようとする想い あおやの 80 92351747990
9 考え方 あうさの 80 109046787580
10 物は大切に! あうるか 79 87157637283

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部167人中)


現代では学術研究の場において 改
あかたか
 現代では学術研究の場においてだけでなく、企業活動においてもまた専門化が進んでいる。専門家は専門分野については良く知っているが、他の分野についてはほとんど無知である。常識は言論の大きな基盤だ。しかし、知恵を伴う言論ということになると、教養が基盤となる。教養というのは、その道の専門家になるために学ばれるのではなく、一個の素人としての自由人にふさわしいものとして学ばれるのだ。私は、専門的な知識だけでなく、幅広い教養を身につけた人間になりたい。
 そのための方法としては第一に、得意な分野、好きな分野以外のことや興味がないものにも目を向けることだ。私は、小さいころから昆虫が好きで、毎日のように公園にいって虫取りをしたり、虫を観察したりしていた。小学四年生になったとき、生き物好きの仲の良い友達ができた。その友達は、特に爬虫類のニホンカナヘビが大好きだった。私は、あまり爬虫類には興味がなかったが、その友達と休み時間や放課後にカナヘビを捕まえるようになり、少しずつカナヘビが好きになっていった。その友達はとてもカナヘビに詳しく、カナヘビの好物や飼育の仕方まで教えてもらった。私も本格的にカナヘビを一年間飼育し、生き物を扱う難しさや、命の重み、大切さを学ぶことができた。このことから、自分には興味がないことにも目を向けることで新しい発見をすることができ、知識の幅を広げることができると考える。
 第二の方法としては、幅広い分野を学べるような教育をすることだ。私は、幼稚園の入学祝いで十冊ほどの図鑑をかってもらった。図鑑は様々な生物や天体や乗り物など幅広い分野であり、毎日一ページずつ読み進めていった。私がとても興味をもったため、それからも誕生日祝いで新しい図鑑をかってもらった。そのおかげで、生き物全般は分かるようになり、その他の機械や乗り物、日本の歴史なども知ることができた。私は数多くの図鑑によって幅広い知識を得ることができた。このような幅広い知識を多くの人が得るためにはどうしたらよいだろうか。そのために重要なことは、教育である。日本の教育は教科書の知識を詰め込むだけで、少しのことしか学ぶことができない。そのため、もっと幅広い分野を様々な体験を通して学び、経験と繋げて楽しく学ぶという方針で教育すべきだろう。
確かに、専門的な知識を学ぶことも必要だ。しかし、「辞書のような人間になることではなく、辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」という名言があるように、物事の目的をしっかり考えなければならない。そのため、私は、専門的な知識だけでなく、幅広い教養をみにつけていきたい。科学者のアインシュタインは物理学の全域にわたり、多大な業績を残した人物である。しかし、彼が発表した特殊相対性理論によって多くの人が無差別に殺されることになってしまった。それは原爆である。彼が生み出した公式、「E=mc2」によって原爆が作られ、広島、長崎に原爆が落とされてしまった。彼は当時の状況を誤解して、その行為を死ぬまで後悔してしたと言われている。ノーベル賞を受賞した科学者だとしても、それと同時にそれがどういう場面で使われるかにも関心をもたなければならない。幅広い教養とは、様々な分野の知識を身に着けることによって養われる心の豊かさである。私は、将来サッカー選手になりたいと考えている。幅広い教養を身につけることで、仲間とコミュニケーションをとったり、自分との向き合い方を知ったりすることができる。これらのことは、普段の生活だけでなく、自分の目標であるサッカー選手になるためにも欠かせないことであると考える。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 現代では学術研究の場において 改 あかたか 90 150662898589
2 見えるものの真実 あえてり 87 151756778187
3 「知識」と「経験」の相乗効果(清書) あえにな 86 15156411710697
4 清書 なな☆ちき 85 133053898786
5 清書 あきいの 83 101254737686
6 手ぇクモう幸せへ向けて あかぬり 83 139952717677
7 国際感覚があるということは ああすな 80 18404610310292
8 ノンfフィクションの書き手は、 かんたろう 77 77846727090
9 教養の手に入れ方 あえたき 77 93548646386

 

6月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部424人中)


価値観な社会
かずま
  産業革命以来の技術革新は物財の量的増大を求める欲求に沿って進んだものであり、主として物財の供給の増大と加工度の向上に役立った。よって、技術進歩、電気技術などは境的影響をもっている。ところが、今進行している技術革新は、主として多様化、情報化による「知価」部分の増大と省資源化による物財消費の削減を目指すものだ。それは産業革命以来二百年以来に人類が迎えた「新社会」を生み出す大変革、いわば「知価改革」なのであ。私は、新しい「知価」という価値観を受け入れるべきだと思う。
 第一の方法は、選ぶ自由を認めることである。新たにLGBTQ+やジェンダーレスなど、多様という社会が認められるようになった。働き方にも「現代」がでてきつつ、政治界などで変革の動きがある。昔ではフリーターという職業は、数年前はほぼ聞かないものだ。だがいまは、むしろフリーターの方が稼ぐ時もあり、会社に入り、すぐやめるような人も増えたという。ほかにも、制服を着なくてもいいだとか、学校に来なくてもいいだとか、様々な点で自由が増えた。昔が自由でないわけでないが、より自由が増えたことは間違いないだろう。人生のうちで、常識にとらわれ、自ら知価を下げ、そうでなくともあげられるチャンスがあるとき、向上できなるなどの事柄は、少なくなってきているのではないか。私としては、この新時代の方がいいとは思う。もちろん、それで損をした人がいることも事実だろう。改革に犠牲はつきものなどということは言わない。ただ、それぞれ合った生き方をするべきだと思う。
 第二の方法は、情報の健全的普及を図ることである。現代社会では、恐ろしいほど情報であふれている。ユーチューブ、ティックトック、2ch(5ch)など、情報媒体は、目まぐるしい変革とともに我々の物となっている。しかし、それは善意によってとはいいがたいものもある。フェイク動画などがニュースで取り扱われる。当然それで害が出るからだ。急激な情報の混雑は、人間が適用するのに使うべき適用時間を大きく短くして、代わりに混乱を生み出した。つまり正常に使いこなせていないのだ。もちろん、嘘ではなく、善意や好奇心で、正しい情報を発信していることもあるし、それの方が多数であろう。だが、多くの中に小さな嘘が曲げれていると、人は、嘘に敏感になれない。嘘じゃなくとも、いい加減な表現により、事態を本来より、もっと大きな課題に、逆に極端に小さいものと見せかけることもある。全SNSがプロパガンダの側面を有する。それこそ大きな問題だろう。解決は困難だが、やるべきだ。具体的な例は、残念ながら学校での教育や、個人情報などに関する法以外の、今行われている政策など以上の行動は、私は考えられないが、皆での討論などを積み重ねるべきだ。正しい、偏りのより少ない情報を均等に切り分けてこそ、新たな社会を生み出せるのだろう。
 確かに、過度に知価に寛容となり、物財の幸福を捨てるのはいいこととは一概にいけないと思う。物財に限らず無駄というのは、案外論理によって簡単に捨てられるものではいけないのだと思う。無駄をなくしても、人間のよりいい発達が得られるとは考えることは出来ない。しかし、物も買うときに、値段より価値観が優先される。どちらがより大切にするかは明白だろう。おなじものを値段で選ぶことはあるが、それはその、同じものが必要。という価値観があるからこそ、値踏みしたりするのだ。価値観は人それぞれ、どちらが優れるなどはない。だが、人生を謳歌するうえで、よりよい価値観がはぐくめるチャンスがあり、情報などもあり自由な世界を作るべきであると考える。価値観社会の重要性は、大きいであろう。あくまで個人論だが。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 価値観な社会 かずま 95 153277969980
2 精神の問題(清書) わえへ 89 134858818092
3 落書きは作品だ あいめえ 89 142756807992
4 周りを見て行動すること あえほゆ 87 119958779097
5 身体 あきつぐ 87 121763647983
6 科学技術は地域や民族の/感 ああほい 86 98164949693
7 「美」清書 ばにら 81 16535812311095
8 井戸端園の あかれけ 79 77351989183



2024年07月の森リン大賞 |  2024年06月の森リン大賞 |  2024年05月の森リン大賞 | 
2024年04月の森リン大賞 |  2024年03月の森リン大賞 |  2024年02月の森リン大賞 |  2024年01月の森リン大賞 |  2023年12月の森リン大賞 | 
(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
2023年03月の森リン大賞 |  (20年10月~23年2月未集計) |  2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
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2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
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2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
2018年10月の森リン大賞 |  2018年09月の森リン大賞 |  2018年08月の森リン大賞 |  2018年07月の森リン大賞 |  2018年06月の森リン大賞 | 
2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
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2015年07月の森リン大賞 |  2015年06月の森リン大賞 |  2015年05月の森リン大賞 |  2015年04月の森リン大賞 |  2015年03月の森リン大賞 | 
2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
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2010年01月の森リン大賞 |  2009年12月の森リン大賞 |  2009年11月の森リン大賞 |  2009年10月の森リン大賞 |  2009年09月の森リン大賞
2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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