毎月の森リン大賞

森リンの丘

 


11月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部33人中)


 


11月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部90人中)


窓からこんにちは
るなるな
 この前、図工で「窓からこんにちは」という授業をしました。私のテーマはまだ決まっていませんでしたが、好きなものを描いていて、星と猫まで描いたら、
「あっそうだ。ホラーハウスにしよう。」
と独り言を言いました。ちょうど私が言い終わったとき、ももねちゃんが、
「るなちゃんは何にするの。」
と聞いてきました。
「ホラーハウスにするんだ。」
と私は言いました。
「ももねちゃんは何にするの。」
と私は聞き返しました。
「空のテーマにするんだ。あと、自由帳に描いた自分で作った動物のキャラクラーで窓の中身を作るんだ。」
と、自由帳を見せながら行ってくれました。

 私は、カッターを使うとき、まるでひとこともしゃべりたくないと思うような気がしました。私は、カッターを使い終わると、
「疲れたね。」
とももねちゃんに言いました。ももねちゃんは、
「そうだね。」
と頷いてくれました。私は、思わずにっこりと笑いました。私は、カッターを使うのは大変だけれど、楽しいなと思いました。

 絵を描く段階にいったときに、星と猫は描いたので次は何を描こうと少し考えましたが、すぐに決まりました。魔女の部屋にしようと思いました。そうして、台紙を選びました。セットの中に入っている画用紙は裏表の色が違います。セットとは、「窓からこんにちは」を作るためのセットです。ちなみに私が選んだセットの画用紙んも色は表が赤、裏が水色です。私は、テーマ的に赤色がいいなと思いました。なぜかというとホラーハウスなのに明るい色だとただの古い家のようになってしまうからです。私は、「窓からこんにちは」をやって、猫や星の窓を描いた後にお化けの窓や悪魔の窓を描けたし、暗い色や明るい色を見分けて、よく考えてできたからとても良かったなと思いました。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 窓からこんにちは るなるな 83 794918898114
2 森の学舎で器づくりに挑戦したこと(清書) こうき 82 5818490102112
3 ファミリーファンナイト けいけい 81 465898696113
4 初めて受けた全国係テスト あさあさ 80 614838894116
5 おじいちゃんとのかくれんぼ あかよし 76 429818395107
6 サンタさんに新しいソフトを買ってもらう話 あきかや 66 29562758997

 


11月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部156人中)


週末にアジを_清書
みきひさ
 僕は、週末にアジを買います。理由は、アジが美味しいからです。僕は、目を皿のようにして、アジの目が黒い物を探します。なぜかというと、目が黒いということは、新鮮ということだからです。魚の目が透明な理由は、魚が健康で生きていた時に近いからです。新鮮な魚の目は、黒目がはっきりしています。でも、鮮度が落ちると、目の色が全体的にぼやけます。理由は、細胞が壊れ始め、色素が失われていくためです。僕は、魚の目が透明な理由は、魚が健康でいたときと似ていることを初めて知ったから、驚きました。僕は、
「釣った魚の目が黒いので、生きていた時とほぼ同じだ。」
と気付きました。

 僕は、魚の鮮度を知って買うことは良いと思います。良いと思う理由の一つ目は、毎日美味しい魚が食べられるからです。二つ目は、まるで宝探しのように魚を探せるので楽しいからです。僕は、アジやサンマなどの目が一番黒い魚を探して買います。しかし、魚の鮮度を知って買うことで、悪い例もあります。例えば、お客さんが買ってくれないから、売れなくて、店員さんは困ります。

 僕は、できるだけ売れるようにするために方法を考えました。一回目は魚の頭を切って鮮度を分からなくして、お店で売ります。この時、「Let the buyer beware.」という言葉があるように、買い手の方が注意して買わないといけません。二回目は魚をお弁当やお惣菜やおにぎりなどにします。すると、職場でご飯を作れない人がたくさん買ってくれます。けれども、実は、作った日に全て売らなければいけません。どうしても売れなければ捨ててします。本当は、食べてほしいと思います。だから、売れなかった商品をなくす方法を考えます。今、実際に日本でみんなが協力している活動があります。 それは、フードバンクというシステムです。食品関係企業や食品小売店、一般家庭や農家などで余っている食べ物や飲み物をフードバンクが引き取り、福祉施設の人に渡したり、炊き出しにしたり、支援団体から生活困窮者などに送ります。この活動は、フードロスにもならないし、困っている人を助けられるから、よい活動だと思います。これから、ぼくもフードバンクというシステムに参加したいです。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 週末にアジを_清書 みきひさ 86 94378107104118
2 誰からも親しまれるアインシュタイン なな 81 801839195115
3 私は卵焼きのコックさん ゆきのん 78 708757998121
4 家族で買ったたから物 たんたん 78 635767998120
5 中身が大事 めるくん 77 525788598106
6 はじめての買い物 あえつな 77 571847794113
7 ピカピカの三まいおろし あやか 76 674728299113
8 はじめての買いもの りょうたろう 74 649856992113
9 算数の先生がアインシュタインだったら のんのん 73 588847887103
10 友達との買い物 しょう 71 408707995101

 


11月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部212人中)


電車の旅
あえたし
電車の旅
ガタンゴトンと音楽が聞こえてきます。
ぼくは、普段電車にあまりのっていない。なぜなら台北には地下鉄しか通ってないからだ。しかも地下鉄は地味であまり面白くない。だから日本に行ったときに色々な電車に乗るのは大の楽しみだ。

日本にいた時大好きな江の島水族館にいった。そこに行くいこには電車に乗らなけばいけない。電車に乗るとたくさん楽しいことがある。例えば改札をとおるのはすごく楽しい。改札にきっぷをいれるとシュッと出てきて、まるでトンネルみたいで、中はどうなっているのかと不思議に思った。

 ホームで待っている時はぼくはいつもドキドキする。早く楽しいことがたくさんある電車に乗りたいからだ。いよいよ電車がやって来た時、すごく大きな風が起きてすずしかった。ホームには鳥の声もする。いつどこでどの電車が来ても、同じ鳥の鳴き声が聞こえる気がするから変だな、本当の鳥ではないのかと疑った。

日本の電車の席はクッションがあるのでリラックスできる。けれども、台北の地下鉄はプラスチックでできているので固くてなかなかリラックスできない。もし電車に乗った時に座れる席がなかったら、ぼくはドアの近くの角に立つ。なぜなら、きれいな景色がさえぎられずに見えるからだ。ぼくは線路の見え方で今のスピードがどれくらいかをゲームのように当てた。

電車に乗っている時は、色々な音がして音楽会みたいだとぼくは感じる。とくに電車がすれ違う時はよく大きな音におどかされるので、ぼくはいつまたやってくるのかとドキドキした。すると、反対方向の電車がガタゴトガタゴトとすれ違って、ぼくをおどかした。

お母さんが小さい頃に電車に乗った思い出を聞かせてくれた。お母さんが小さい頃は、年に二回おばあちゃんの家に遊びに行くときだけ特急列車に乗ることができたそうだ。

家から特急列車の始発駅まで電車に乗って一時間ぐらいかかる。お母さんは電車に乗ると「もう駅まで着いた」と途中何でも聞いた。そのうち待ちきれずに電車の床の荷物の上で座り寝てしまった。特急列車は席を動かして向かい合わせで座ったり、お弁当を食べたりとても特別な時間だったそうだ。

ぼくは、お母さんが新幹線が特別だということには同感する。しかし、小さいから電車の乗り換えを理解できなかったのは、かわいいと思った。もしぼくだったら、すぐに分かったかもしれないと考えた。

電車に乗ることはぼくにとって遊んでいるように面白い。電車の中は楽しいこともたくさんあるから、ぼくは電車が大好きだ。
ガタンゴトン、電車の旅の始まりだ。 

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 電車の旅 あえたし 81 1129818598120
2 電車の中にはくもの糸 わかば 81 1660908192123
3 友達とのバス旅行 あえよう 78 799859195102
4 大切なお米 ゆうたろう 77 739778798106
5 ぱくぱく おいしい あきひろ 77 1208739398104
6 私の大好きな肉まん ゆい 76 681798095111
7 美味しいパスタ たかさら 76 1078777793117
8 大好きな味噌の食事 あかたる 76 705838392106
9 プリンの幸せ あきよさ 76 596827991112
10 田舎と都会の差 あきうい 75 660847689110



11月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部243人中)


今と昔の木登り
あきあぬ
   妹に、「びわの木に登ろう」と私は誘った。なぜなら、びわがたくさん実っていたため、とって食べるために木に登ろうとしたからだ。

 私の家の近くの公園には遊具がたくさんあり、春には桜がさき、秋にはもみじの葉が赤色に色づきとてもきれいだ。さらに、グミの木やびわの木、さくらんぼの木などがある。まるで、フルーツ公園だ。その公園は、家から、一分もかからないところにあり、今年の夏にびわの木に登って、実を家に持って帰ろうと思った。まず、枝に手をひっかけた後、足も枝の隙間に入れてから木に登った。それから、私は、きれいなびわの実を見つけ、母はそれを高枝切りバサミで切るということをした。妹も木に登って一緒に手伝ってくれた。私は、木に登る時、必ず、幼稚園のころに木に登ろうとして棘が手に刺さってとるのに苦労したことを思い出す。さらに、細い枝にのった時に折れないかなど、安全性について考えるとかなり危険だ。だけど、今回は、勇気をふりしぼって登った。木登りは登る時はいいが、降りる時が怖い。なぜなら、足を踏み外して落ちるかもと考えるととても不安になるからだ。木に登ってとったびわの実は、家に持って帰って冷やして美味しく食べた。来年も木に登って、びわの実をとることを楽しみにしている。

 私は、なぜ、子供が木に登るのが好きなのか調べてみた。子供だけではなく、人間は、高いところが好きだ。東京タワーや、スカイツリー、高層ビル、山登りなど、大人も高いところに行き、景色を見るのが好きだ。諸説あるが、「いいことがあると遺伝子が記憶しているから」だそうだ。この場合の「いいこと」 とは獲物が見つけやすくなることだ。狩りをするためにはまず獲物を見つけるのが先決で、高い所に登ると獲物が見つけ やすくなるからである。私は、今やそんな能力は必要ないと思える。しかし、大昔は、人間が生きるために最も必要な食料確保の手段だった。私も、かくれんぼでみんなを探すとき、滑り台に登って見下ろしている。昔も今も共通した、人間の叡智の表れなのではないかと思う。

 昔の木登りは生きていくために必要な手段であったが、今は子供達が楽しめる遊びだということがわかった。昔と比べ、木登りをする子供は減っていると聞いた。遺伝子の記憶も徐々に薄れていくと考えるとこれから先、さらに減ると思うと寂しく感じる。
 私は来年のびわに備えて、公園へ行き、妹と木登りをして遊ぼうと思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 これまでの人の観察や あえたや 85 167069115114107
2 今と昔の木登り あきあぬ 82 1021828799120
3 読書は得だらけ とやちな 82 1107899497109
4 本を読む利益とは あけやの 81 964809197116
5 初めてできた木登り たくみ 81 1251947997114
6 先入観と希望 あきあと 79 1489819699102
7 科学的態度は積極的に ななつ星 78 933708798117
8 自分だけの あこりお 78 1092847585130
9 これまでの人の観察や(感) ほのか 77 1111718793116
10 先入観と考え 清書 ゆき 76 871719095109


11月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部254人中)


自然とは何か
あえわた
 日本人にとっての原風景とは、森林と川に囲まれた扇状地の集落である。日本では、住民の生活は森と川の恩恵のもとで営まれて来た。里山は生活資源を提供し、また、川は良質な生活用水を提供して来たのである。里山が長く維持されて来た理由に、必要な時に必要な分だけを求める摘み取りと言う収穫方式があったので、長く維持出来たのである。日本人は、地上のありとあらゆるものに、神々が宿ると見る心から、山や川までが素朴な信仰の対象になっていた。このことから、自然への順応を支えて来たと見て良いだろう。その象徴が、集落を囲む里山の一角に必ずあった、それが鎮守の森であり、今で言えば保存林に当たる聖域でもあった。この文章を読んで、現代の日本には、里山と言える様な自然はほとんど無くなったと思った。

 僕の今住んでいる家の周りには、里山と言える様な自然はあまり無い。何故ならば、僕の家の近隣に生えていた木でさえも住宅地へと変わりつつあるからだ。そして、どんどん自然が無くなっていって、悲しかった。しかし、僕の祖父の鹿児島県の金峰町の実家の周りは違った。近代化が進んだ今でも、昔と変わらず里山と似た様な自然が沢山ある。例えば、家の後ろに山があったり、近くに林があったりする。他にも、僕の家の周辺ではトカゲを見かけることはほとんど無い。まるで、ビンゴに当たるくらいの確率だ。しかし、僕の祖父の家の周辺では、少し雑草などを手でカサカサすると何かしらの生き物、もちろんトカゲだって出てくる。なので、自然が多いと川や山(森林)などがあって、生き物も沢山いると思った。このことから、里山に似た様な自然がある場所は、近代化が進んだ今でも自然の恵みが沢山あると思った。

 母にも話を聞いた。母は、自然に神様がいると感じたことがあると言うことについて話してくれた。僕は、サッカーをしている。そして、その僕のサッカーの試合に母はいつも送り迎えをしてくれている。ある日、サッカーの試合会場が遠い時に山越えをしたことがある。母は、その山に入る時に自然の美しさを感じ、ここには神様が絶対にいると思ったと言っていた。しかし、僕はその山に入る時に神様がここに居るとはこれっぽっちも感じなかった。母が神の気配を感じたのは、あながち嘘とは言えない。何故ならその山の中に、伊野天照皇大神宮と言う昔からある大きな神宮があるからだ。なので、母の感じた気配とは本当なのかもしれない。しかし、その母が神様の気配を感じた山の木が切られていくとその気配は無くなって行ったと聞いた。母は、自然があると本当に神はいるのかも知れないと思ったと言っていた。このことから、僕は自然があるところには神がいるかも知れないと思った。

 確かに、自然がなくても今の時代は生きて行ける。しかし、人間は自然があったからここまで生きて来れた。人間にとって自然とは、縁の下の力持ちという諺がある様に、今は表には出ないが裏で人々を支えているのである。これからは、自然を無くさない様にし、自然と言うものを忘れさせない様にして行きたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 自然とは何か あえわた 85 127310092100109
2 地球環境を見直す(清書) すりりんご 83 10477093107123
3 自然の大切さ あえさち 82 9778097105107
4 身近な自然 あおほゆ 79 1012858897106
5 今のものと昔のもの あきたい 78 10617398101103
6 人工物と自然由来 あかそよ 77 1179878690107
7 異なる言語環境や文化を持った生徒 あかまな 75 846639495112
8 清書 桃太郎 あえのも 75 1024739294101
9 清書 あかりん 73 871688692106
10 古いものの価値 ほたか 72 974668795101

 

11月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部278人中)


今が未来をつくる(清書)
あかるら
 私は今この瞬間を大切に生きるべきだと思う。この理由は二つある。

第一に、一時一時を豊かに生きることができるからだ。未来のためと言いながら永遠に今ある時間を捧げるのはどこか寂しい人生だ。この瞬間だからこそ可能なこともあるのだ。私が以前読んだことがある『モモ』からもこのことが言える。作中たくさんの人の時間を奪う時間泥棒達は灰色の服に黒い鞄を持った色のない、つまり個性がない人物と捉えることができる。しかしモモは違う。彼女は今を大切に生き、豊かで個性的な色や考えを持っている。だからこそ様々なものに喜怒哀楽を示し、果敢に挑戦する登場人物として描かれているのだ。私達の人生は川の流れのように一定に進み老化や死へと向かう。その中で、想像のつく未来のために今ある気持ちや好奇心を捨てる必要はないのだ。自分の気持ちに忠実に生活することで得られるものは「予定された未来」よりは遥かに多い。私の同級生に自分の得意な短距離走を続けたことで様々な大会で優勝をしている人がいる。またUpper LIFEというウェブサイトによると今この瞬間と向き合うマインドフルネス瞑想を定期的に行った生徒たちの算数の成績は、そうでない生徒たちに比べて15%も高いスコアを記録したそうだ。この瞑想にはストレス軽減やうつ症状の改善、集中力の向上、免疫機能の強化など、心身両方に多くの利点が報告されている。私達が漠然とした未来に向けて行動していること一つ一つが人生に彩りを与えているのだ。

第二に今が未来を作っているからだ。どんな過去や今の活動も振り返ると全て意味がある。私は小さい頃家族と共に様々な場所へ行き、多くの経験をした。当時としては一つ一つの楽しい思い出や遊びとしか考えていなかったが、今は違う。この幼いときのことが今の私の精神や知識と結び付いていると感じる。例えば私はよく近所の小さな郷土資料館に行き、タッチパネルのクイズで遊んでいた。これは一ステージごとに用意されてありクリアするとカードとスタンプがもらえるため長年参加していたことを今でも覚えている。ここに通うことによって地元の知識だけでなく挑戦する気持ちややり抜く心を培うことができたと考える。このことは今でも英検やボランティア活動に参加するたびに生かすことができている。私がこの資料館に通っていたのはその時に興味があったからだ。もしも幼い頃から先の学校生活だけを見据えて生活していれば、様々な力を得ることができなかっただけでなく、人生に楽しさを見出すことが難しかっただろう。

確かに未来を見据えた計画と行動は効率的だ。私自身、少し先の未来に向けて計画を立てることでやるべきことを明確になり、その目標を達成させることができた経験がある。しかし「私たちの人生は私たちが費やしただけの価値がある。」という言葉がある。どんな経験にもそれぞれ意義があり、これによって人間の生活が支えられているのだ。私はこれからも今自分がやりたいことをしっかりと考え向き合うことで一度しかない人生を豊かに、そして学びの多いものにしていきたい。このことから今この瞬間を大切に生きるべきだと私は考える。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 今が未来をつくる(清書) あかるら 88 132178102112123
2 今を生きてゆく(清書) あおらえ 88 14299791100125
3 詩の言葉 すみひな 79 13066888100121
4 ああすればこうなる(清書) あえもま 78 1329698694123
5 詩的な言葉の強さ - 清書 マムアン 77 1138708090129
6 この瞬間にあるもの ういんず 76 1341649596111
7 今を全力で楽しむ あきかは 74 1376758284117
8 人間に見えていない小さなもの(清書) 明香里 73 1135659110197
9 「ああすればこうなる」(感) なかそう 73 115990808797
10 詩的な表現で表現する_清書 あえかわ 72 1484619192105

 

11月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部272人中)


今と昔の人気者について~人々からの人気の秘訣について~
あいたぬ
 神戸とはいえ、北の冬の朝は厳しいことが多い。部屋の温度は10度前後、外は低くて5度まで下がる。僕は自身の家で飼育している昆虫のために温室をつくっているのだが、その温室でも、15度と言う異例の寒さとなっている。みなさんは昔の人がこの寒さをどのようにしのいだか知っているだろうか。茅葺き屋根という言葉を聞いたことがあるだろうか。茅葺きとは藁や茅(茅とは葦やススキ等の背の高い単子葉植物のことである)を使用して作られた布のような素材のことである。茅葺屋根はこの茅葺を使ってつくられた屋根のことを言う。この言葉が表しているように昔米農家は脱穀のあとに残った藁を生活によく使っていた。実はススキは真ん中に空洞があり保温効果もある。やはり自然とは偉大なものだと実感する。ただ、いまになって町中で藁を羽織って歩いている人は、京の町を探してもなかなかいないだろう。やはり今の科学技術はすごい。空気の対流効率を考えて設計されたエアーコンディショナーや、吸湿発熱素材、つまり水蒸気が水に変わるときに発生する凝縮熱を利用した素材(主にヒートテックなどに使われている)の使われた寝巻きなど、最近のものは驚きと便利さの両方を与えてくれる。

さて、ある程度の読者はなぜ僕がこんなことを語り始めたか少々疑問に思っているだろう。理由を説明すると長くなるのだか少し省いて説明するのならば、ある文書を読んで古くから伝わるものと、今現代でよく使われているもの(いまの若いひとはこれを「流行り」というらしい)はどちらが優秀か気になったからである。その文書の内容はドストエフスキーやファーブルなどの20年以上前の本を読み返した作者が古典文学について、「古典文学はその時代の考え方や特徴をよく表す。現代の素材でないことが、逆に心に響く」などといった感想を並べたものだった。では僕がこの文書を読んで疑問に思った事への解決の道筋を記す。

まず二極化した二つの意見「古くから伝わっている伝統的なものがどこか心惹き付けられる上に便利でよい」と「現代「流行り」のものは魅力もあり便利である。」について、それぞれの利点欠点その他気付きを挙げていく。
まず前者について、これは自然に関することに該当する場合が多い。たとえば干し柿などである。渋味の強い柿を3週間ほど干すことで渋味成分のタンニンが抜け、甘味が強くなる。これは確かに科学的に証明はされている。しかし、ほんとに大切なのは結果より過程である。昔の人が長いこと試行錯誤を繰り返した末に生まれた方法である。こんなに感動的なストーリーはなかなかない。このように古くから伝わることには一つ一つ感動的な物語がある。また、日本の昔話には「さるかに合戦」や「十二支の伝説の物語」等、動物がメインキャラクターとして登場するものが多い。これは昔の人が自然と密接に関わっていたことがよくわかる。人間は、少し違うかもしれないが部下が上司を尊敬するように偉大な存在に惹かれるという性質を持っている。もしかすると古くから伝わる物事からは自然独特の畏怖を感じ、それにまた惹かれるのではないだろうか。一方で古いしきたりに縛られ過ぎて全く前に進めない時もあるという欠点も持っている。

さて、後者はどうだろう。これについて、機械類に関係するものに該当するものが多いと思う。昔の生活にはなかった機械が普及するようになり、人々の生活全般が晴耕雨読的な生活から一変した。どの世帯の片手にはスマートフォン、両耳にはワイヤレスイヤホンがついており、娯楽と言えばゲーム、ユーチューブ、ティックトック等昔の人は想像もつかないような情報社会に成長した。例えばユーチューブでは最近機械が歌を歌う「ボカロ曲」というものがリリースされている。歌い方やキャラクターに癖があるものもある歌に比べて、無機質で歌い方も一定だが、どこか心をつかまれるようなものがあり、人気があるようだ。このように、昔とは違う社会で人気のあるものは機械がらみのあるものが多い。また科学技術が発展するようになって、何事も裏付けができるように、つまり証拠を提示できるようになった。そのため、信頼性のある製品が取り扱えるようになった。これもまた現代のものが人気の理由の一つでもあるだろう。

では、この二つの意見から最終的な結論を出す。今までの意見を振り返ると、人気があるものは生活に直結しているものが多かった。つまり人間は無意識に身近なものを好むことがわかった。つまり僕が出す結論はどちらが優秀かとかが問題ではなくその本質が大切だと言うことだ。いくらきれいな水槽だったとしても、中が海水なら金魚は死ぬように、大切なのは結局中身なのである。
この意見に皆さんは納得していただけただろうか。意見は人それぞれであり、中々理解してもらえないこともあるのは重々承知の上でこの文章を書いている。そして、もう一つだけお願いしたいことがある。もし理解できなかった人がいるならば、いやこの文章を読んだのならば、どんなしょうもない議題でもいいから(例えば、きのこの山かタケノコの山かなど)一度考えて書き出してみてほしい。答えが出たときの爽快感を是非味わっていただきたい。夜も更けて、気温が下がってきた。僕ももう床に付くとしよう。冬の夜空は凍るような寒さにもかかわらず、ただひたすら輝き続けていた。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 今と昔の人気者について~人々からの人気の秘訣について~ あいたぬ 85 221272107115111
2 フィンランドの(感) あきえよ 82 1333828798123
3 過保護について 清書 あささえ 81 10147298113103
4 newとold ゆうゆ 77 15086991101108
5 成長の継続 あおふね 77 1379798289120
6 交話機能とは(清書) のんの 77 1853689589120
7 潤滑油 あうれめ 76 5956610194106
8 古典と流行の魅力(清書) 75 15526484106110
9 昔と流行 あけおう 75 11086495103100
10 ? あきはる 75 13165797103110

 

11月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部170人中)


模倣したうえで作り上げる
ヨーヨ
 奈良の大仏や鉄砲、現代の工業製品といった日本は最新技術を受け入れ消化する潜在能力があった。近年では真似することが独創性の欠如であるかのように言われているが、日本は真似ることが確実な方法であると考える伝統がある。僕は模倣にコンプレックスを持たず、自信をもって生きていきたい。

 そのための方法として第一に良い方法を探すことだ。手順を追ってやるよりも、完成形を見た状態でやったほうがうまくいく。これはイメージを意識することで手順の一つ一つのずれを減らせたり、堂々と行える。例えば初めてするバレーボールやサッカーは技の名前やルールを説明されてもイメージするのは難しいと思う。それよりも実況をみたり、実際に動画を見たほうがわかると思う。「百聞は一見に如かず」というが、まさにこのことなのだ。また、手本を見てやるほうが一から自分なりの方法でやるよりも早くできる。確かに自分なりに考えてみることは大切であり、必要なことである。しかし、いままでの多くの人が積み上げてきたものを利用していくことも大切だともう。特に関心のある人はその部分を追及してもいいと思うが、最低限のことを学んだり求めている人はそこまでしなくてよいと思う。すなわち、手本を見て学ぶことで効率の良い学びができ、イメージを持つことができるのだ。

 また、第二の方法としては、学校などで模倣の大切さを教えていくんべきだ。今の社会では著作権の問題で引っかかっていなくても似ているだけでパクリという風潮が根付いてしまっている。そのため、周りの人とは違うことをしないといけないという感情を皆持っていると思う。それは教育によるものであり変えていかなければならないと思う。実際、模倣したほうがうまくいくことが多くある。本などの昔の人が書いた体験や研究をもとにしていくことで、スタートを一段階上から始めることができ、よりレベルの高い発明が生まれる。例えば今までのニュートンなどの大きな発見をもとにして新たな発見をするといったところだ。これはパクリという決して悪いことではなく、模倣という活用のようなものでよいことなのだ。伝記などでよく出てくるエジソンは生まれつきの独創性があったかのように書かれるが、図書館の本を参考にしていたということは知られていない。つまり、本を読むことでそれまでのぶんかをしっかり模倣してきたからこそ、その後の発見につながっていくのだ。

 確かに、模倣だけで終わってしまうことは進歩がない。しかし、「いいと思ったものをコピーしよう。コピー。ひたすらコピー。その先に自分が見つかる。」というように、そのもとにした手本からその人の独創性を生かしていくことが大切なのだ。僕は模倣する力を持っていることに自信を持って生きていきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 行動力は寛容さから あかぬり 67 1102737084103
2 模倣したうえで作り上げる ヨーヨ 65 1151816971103
3 昔話 あうては 60 100966688485
4 清書 あきいの 57 106363736291
5 時計の見方 あきしお 56 114560656695
6 今 清書 あかれり 56 105874696085
7 科学的態度は積極的に 瑞風 53 933684758105
8 デジタルとアナログ あかさも 39 64756533877
9 学ぶは真似る あえたき 32 76157492679

 

11月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部427人中)


知性(清)
ばにら
鯨や象は明らかな「知性」を持つ。しかし、人間の知性とはまた別種のものだ。人間のそれは、自然を意のままに操ろうとする攻撃性によって発達してきた。これにより、私たちは科学技術の進歩や巨大な社会の構築を可能にしてきた。反対に、鯨や象などのそれは穏やかな受容性の知性であると言える。彼らの驚くほどの自然との融和や繊細な理解はこれによって成されているのだろう。現代社会において、私たちの攻撃的な知性は数多の軋轢と問題を生む。実際に、それは戦争に伴う大量殺戮、急速な都市工業化による環境汚染など、様々な形で現れている。だからこそ、私たちも彼らのように、自然との調和を重んじる知性を会得するべきではなかろうか。そのためには二つの方法が見出せる。

第一に、人間の社会活動が盛んな都市部などの地域にも、自然と触れ合える環境を整備する、という方法が考えられる。そうすることによって、人工物以外のものに無意識下で注目を集められるからだ。コンクリートやアスファルトの道、天に届きそうなオフィスビルの群。これらは人間社会の脅威的な力を顕示すると共に、私たちの本来の出自を忘れさせてしまう危険性を孕んでいる。旧約聖書における創世記に、バベルの塔の神話がある。天まで届く塔を建てた人類は、その傲慢さを罰せられた。この有名なエピソードは、力を過信する私たちへの警告として捉えられるだろう。だからこそ、人間もあくまで数多いる生物の一種に過ぎないことを思い出す必要があるのではなかろうか。故に、個人が積極的に行動しなくとも、日常的に自然を意識する環境を作ることは非常に有用であると私は推察する。

第二に、自らの思考そのものを分析し、その源を探るという方法も挙げられる。前提として、人間の思考は欲求から成り立つ。マズローによると、生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求がピラミッド型に連なって私たちを構成しているという。欲とは私たちの行動の祖であり、すなわち思考の源泉である。これを考察すると、私たちの「攻撃的な知性」というものがどのような欲求から支えられているかを見極めれば良いのではないか?なぜならば、人間の攻撃性は飢えた欲求から発現するからだ。具体例を挙げよう。子供が店でお菓子を盗もうと思いつく。すると、こう考える。どうすればこっそりバレずに盗めるだろう?どのお菓子を盗めばより大きな利益が期待できるだろう?これらの思考を五つの欲求のどれかに当てはめよう。その状況の前提により変わるが、例えば「お菓子を食べて腹を満たしたい」という生理的欲求、「リスクを冒して何かを手に入れたい」という自己実現欲求だったりする。子供の悪さと、人類の破壊的な活動の本質は同一だ。目先の欲求を満たすための自己中心的な行動の蓄積が、取り返しのつかない事態を招くのである。だからこそ、私たちはこの原理を理解して扱う術を学ばなければならないと考える。

確かに、私たちはこの攻撃性の知性により、その文明を飛躍的に発展させた。現代の先進諸国の高い生活水準も、このお陰で成立している。しかし、人間の豊かさの本質は物質的な豊かさではない。移ろい変わる季節や美しい景色、多様な感情の揺らぎや他者との絆・・・それらを感覚的に理解し、写像として表現しようとする文化的な豊かさなのではなかろうか。それこそ、鯨や象のそれのような、別の形の知性が支えてきたものではなかろうか。故に、この受容型の知性を私たちはより尊重するべきと主張する。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 知性(清) ばにら 83 14637796106114
2 歴史家の専門の あかれけ 80 1194848999110
3 清書 (親は親、子は子) さゆ 77 1222748897108
4 広告の新たな仕組み さとり 76 1239798096110
5 恥じること あいめえ 76 1059768493110
6 個性探求の旅 あうそな 73 1026718194108
7 コマーシャル あきつぐ 71 1401727290110
8 歩みを止めること勿れ わのき 70 1285696791114
9 鯨や象は あおつゆ 65 769706485101



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