● Re: 本の読み聞かせ以外の実践(facebookグループより)
メグ
2013年04月26日 10時35分03秒
79
子供が幼稚園〜小学校の頃、「会えば日本語で話すお友達」作りに賛同してくださったご家庭と一緒に、毎週一回日本語子供勉強会をを自宅で行ないました。4年ほど続け、毎回8人前後、多い時は15人ほど集まっていました。夏には3泊4日の日本語合宿も行なっていました。その時は日本語を話してくれていましたが、6−7年経った今ではやはり仏語が多くなってきています。
漢字を覚えて欲しいので、日本語の本を優先させて読ませていましたが、その弊害があとから来ました。仏語のボキャブラリーが極端に少ないのです。フランス小学校の勉強は何とかなりましたが、中学以降はどの教科も作文形式でテストされるため、ボキャ不足、スペルミスがとても影響します。自分たちが仏語が下手だとわかっているので、授業中も殆ど発言せず、私も先生に何度も注意されました。
学校でなんと言われようと、我が家では敢えて日本語を優先させています。ですが、学校で遅れを取ってはいけないと仏語を優先させるご家庭も多いようです。どちらがいいというわけではありませんが、親がしっかりした考えを持っていないと、子供たちも困ってしまいます。
日本語と現地語のバランスの取り方は我が家では永遠の課題かもしれません。(^_^;)
● Re: 本の読み聞かせ以外の実践(facebookグループより)
メグ
2013年04月26日 10時33分21秒
76
こんにちは。フランス在住、16歳、15歳の姉妹がいます。主人はフランス人です。
下の子が小学校に行き始めて2ヶ月も立たないうちに、二人の会話がフランス語に変わってしまい、ショックを受けたのを思い出しました。
それ以来、JSTBは契約していなかったので代わりにDVDはたくさん買いました。ベビーシッターが必要な時は、遠くまで日本人を迎えに行ってお願いしていました。そして日本人、特に同年齢のお子さんがいる家族に遊びに来てもらえるように努めました。その甲斐あって、「会えば日本語で話すお友達」が何人もできました。二人の会話は仏語が多いですが、日本語で会話していることもあります。自然に出てくるみたいで、意識してそうしているわけではないようです。
現在、私を含む日本人とは日本語で話してくれます。日本語でどう言うかわからない時は、何ていうの?と聞いてきます。
10歳ぐらいまでは「通じればいい」と日本語仏語混ぜていたけれど、大きくなってしっかりしてくると、大好きな日本で過ごすことを意識してか、自発的に分からない言葉を聞いてくるようになりました。
● 倉本聰さんの幼少期のエピソード(facebookグループより)
メグ
2013年04月26日 09時46分07秒
64
現役コピーライターの先輩が投稿した画像(朝日新聞be切り抜き)をシェアします。
脚本家の倉本聰氏が、“ぼくが文字を読めるころになると、おやじは毎週一冊ずつ宮沢賢治の作品を音読させました。…”という幼少期のエピソードを披露しています。
“音読しても意味がまだわからないけれど、それでもいいと。言葉のリズム、韻律を覚えなさいと言うんです”
... “六十近くになってわかりました。おやじからすごくでっかい遺産をもらっていたんだと”
「言葉の森」が推奨する、小さい頃からの音読(による暗唱)が、言葉の力を大きく育て、ひいては後々の人生の滋養となりうるということをとても端的に表すエピソードだと思います。
● スカイプで「短い音読の会」(facebookグループより)
メグ
2012年10月26日 11時54分04秒
63
具体的にやっている取り組みの共有をしてみようかな…と思い、投稿します。
毎週月曜日と木曜日の週2回、朝7時ジャスト、同じインタープリスクール出身の仲良しの子とスカイプをつなげて、「短い音読の会」を続けています。
とはいってもまったく難しいものではなく、朝起きて着替えて朝ごはんを食べた後にスカイプをつなげ、
子ども:「おはよう〜」
...親:「はーいじゃぁ今日はこれ読もか?」
子ども「じゃぁ、いっせーのーで…」
と、短い日本の詩を二篇だけ共読みで音読するのです。
終わったら「じゃばいばーい(※写真)」とあっさり切ります。所要時間約3分から5分くらい。
子どもはそのことは忘れたかのように朝の支度の続きをし、あっという間に登校してしまいます。「勉強した」などという感覚はほとんど持っていない様子です。歯磨きと同じ感じなのか…!?
バイリンガル環境のお子さんの中には、まず、読書させるのが一苦労、日本語の長文を見ただけで面倒くさそう、音読させようとするとすぐ抵抗感を示してしまう子がいます(私の息子がそうです…)。
北原白秋の「五十音」、谷川俊太郎「ことばあそびうた」(音韻が独特で読んでいて楽しい!)、もしくは草野心平や金子みすゞやまどみちおなどの詩やから短いものを一篇読むだけなら、わずか数分で済みます。
やはり塵も積もれば山となるのか、ウオーミングアップ効果はあるようで、昔はあれだけ音読をいやがっていたのに今は「言葉の森」の暗唱長文にも比較的スッと入っていけているように思います。
最大のコツが習慣付けなので、仲良しのパートナーを見つけるのはおすすめです。スカイプ環境さえあれば、日本に住む友達、従兄弟姉妹、あるいは学齢の違う子がパートナーでも全く構わないと思います(^^)続きを読む
● Re: ママ友達と「子ども会」(facebookグループより)
メグ
2012年10月26日 11時43分00秒
60
それは素晴らしい企画ですね。
学校に行くようになると、子供の言語は、第一に友達関係、第二に親子関係の中で形成されるようです。
友達と楽しく遊ぶ場面に日本語を使う機会があるというのは、海外で暮らす子供たちにとっては貴重な経験だったと思います。しかも、夏合宿まで(笑)。
これは、子供を連れて海外に赴任する方などにぜひ参考にしてほしいですね。
遊びの中で学ぶというのは、日本にいる日本の子供たちにも生かせそうです。
● アイデンティティの在り方を確かなものとするための日本語教育を(facebookグループより)
メグ
2012年10月24日 10時58分42秒
57
私の場合、長男が年中・長女が乳児のときに滞米生活を終え帰国しました。上の子はそのままインターナショナルプリスクールに入園し昼間はほぼ英語のみの園生活を送りました。母親である私自身、小さい頃から読書好きで大の日本語好き(?)、当然の流れとしてわが子にも読書の喜びを知ってほしいと色々なことを試しましたが、バイリンガル環境のせいか本人生来の特質によるのか、息子は言葉がなかなか発達せぬまま、帰国当時はバイリンガルならぬダブルリミテッド(日本語と英語どちらも母語となりえない状態)の状態に陥ってしまいました。
周囲を見渡すと、インターナショナルプリスクールでは我が家と似た境遇の多くのご家庭が子どもの日本語力について悩んでおり、他の皆さんと自分の悩みを共有することができたのはありがたいことでした。
...特に私が大きく心動かされたのが、多くの親御さんが、「日本語がきちんと使えるようになってほしい」という願いを、単なる国語教育の枠を大きく超え、心の健康や自己肯定感や、その子のアイデンティティの在り方の問題を左右する親の命題として捉えられていたことでした。
家で読書をしない(表出言語が少ないので難しい本は読むのがしんどいから)、親との深い対話もない(そもそも親と子どもで母語が違うケースも)、作文は嫌い(しゃべるけど読み書きは嫌いだから)という子どもは、本当は、心も寂しいのだと思います。
子どもの理解力、思考力、創造する力を植物の蔦に例えると、蔦をぐんぐん大きく伸ばすためにはつるが巻きつくための軸となりうるしっかりとした言葉の力が必要不可欠なのだと痛感します。
バイリンガル子女の親たちの多くは、見た目はカラフルで中身は誘導形式で子どもを”わかったつもり”にさせる作文教材ではなく、子どもの心の平穏、穏やかな自己肯定感、日本にルーツを持つというアイデンティティの在り方を確かなものとするための日本語教育を、我が子に与えたいと願っているのだと思います。
その後、私はフリーライターの仕事をたたみ、「低学年の帰国子女・バイリンガルキッズの日本語力を上げることばの教室、作文教室を開こう」と決め、最初に言葉の森ネットワークの認定講師資格をとることにしました。なぜなら、日本全国の民間作文通信講座の案内やパンフレットをすべて取り寄せ、並べてみた中で唯一、言葉の森だけが「読書、音読、暗唱、対話、そして作文」を重視する、ガーデニングに例えて言うなら「土作り専門」の日本語教育をうたっていたからです。
私のほうの実際の教室運営(in大阪)まではいろいろな障壁もあり、相変わらず試行錯誤の毎日ですが、同じ志を持つ皆様とつながることで、多くのことを学びたいと考えています。
● Re: アイデンティティの在り方を確かなものとするための日本語教育を(facebookグループより)
メグ
2012年10月24日 10時59分19秒
58
実体験をもとにした詳しいお話、ありがとうございました。
幼児期から小学校低中学年にかけての言語教育というのは、実はまだ解明されていない部分が多く、確実なものは何もないぐらいだと思います。
ただ唯一確実と言えるものは、できるだけ自然に近い状態で過ごさせるということです。
だから、日本の子供は日本語環境で暮らすというのがいちばん自然です。
いちばん不自然なのが、幼児期からCDで英語を聞かせるような学習をすることだと思います(笑)。
小さいころは、勉強というよりも楽しい生活を送るということが大事ですから、読書、対話、作文(作文はもっとあとでもいいのですが)を中心にやっていくのがいいのだと思います。
● Re: 日本語環境が親子の会話だけ(facebookグループより)
メグ
2012年10月24日 10時53分01秒
55
日本語学習の重要な時期は、小1-3と小4-6の二つあり、小1-3のころは、日本語脳の形成時期なのでいちばん重要だと思います。
小4-6のころは、バイリンガルの能力が育ちやすい時期なので、この時期も複数の言語を同時に学ぶ上で重要な時期だと思います。
「読み書き」とはよく言いますが、大事なのは「読み」の方です。それから対話です。
しかし、家庭の中だけで読みと対話を充実させることはかなり難しいところがあります。
そこで、今おすすめしているのは、毎朝、朝ご飯前の日本語の長文音読です。わずか2、3分でできますが、これが最も効果があると思います。
大事なのは、読み方が下手でも間違っていても一切注意はせずに、いつも、「よく読めるようになってきたね」と褒めてあげることです。
● 耳から聴く読書(facebookグループより)
メグ
2012年10月12日 09時43分21秒
53
音読は大事ですが、それよりももっと大事なのが「耳から聴く読書」
お母さん達にはぜひ10才くらいまでは読み聞かせを続けてあげてほしいと思います。海外で子育てをした経験からそう思います。
音読では字を読むのに一生懸命で、行間を想像するというところに行くまで時間がかかります。
耳から聴くことで、まず情景を思い浮かべることができ、その後字を読んで行間を読むことができるようになります。その発達には2,3年の差があります。海外生活では日本にいる以上に読み聞かせの時間を大事にしてあげてほしいと願っています。
● 日本のマンガ、アニメ、ドラマなどで日本語を(facebookグループより)
メグ
2012年10月12日 09時38分02秒
51
南フランス在住17年、16歳と15歳の娘がおります。現地補習校は遠く、通ったことがありません。3才〜小学校6年までは、日仏の子どもさんに週一回集まっていただき、日本語で話して遊ぶ子ども会を実施しておりました。また個人的には6〜7月頃に日本へ帰省し、日本の学校へ体験入学をしていました。
その後は現地の勉強が忙しくなったこともあり、帰国回数が減りました。それを補おうと、子供たちが興味を示すマンガ本で日本語を読み、ネットで日本のアニメやドラマで日本語を聞いております。
こちらでは二人とも高校生なので、日本語の勉強は本人たちに任せています。ですが将来日本の大学に行きたいという夢もあるようですので、親として何か情報を得ることが出来ればいいな、もしかして他の方々のお役に立てないか、と思ってコンタクトを取らせていただきました。
● Re: 日本のマンガ、アニメ、ドラマなどで日本語を(facebookグループより)
メグ
2012年10月12日 09時40分16秒
52
とても参考になりました。
「日本語で話して遊ぶ子ども会」というのは、いい企画ですね。誰にもできることではないと思いますが、親が主体的に日本語を使う場を作るというのはとても大事だと思います。
マンガ、アニメ、ドラマで日本語に接するというのもいいですね。勉強というよりも、生活の中で日本語に触れる機会を増やすことが大事なのだと思います。
高校生は(日本にいる高校生も同じですが)、難しい語彙を読みこなす力をつける必要があるので、
・岩波新書、ジュニア新書、中公新書、新潮選書などの面白そうな本
・大学入試国語の問題集の問題文
などを読む時間をとっていくといいと思います。
● 海外赴任で日本語学習を続ける方法
森川林
2012年10月10日 11時08分57秒
50
日本語学習の重要な時期は、小1-3と小4-6の二つあり、小1-3のころは、日本語脳の形成時期なのでいちばん重要だと思います。
小4-6のころは、バイリンガルの能力が育ちやすい時期なので、この時期も複数の言語を同時に学ぶ上で重要な時期だと思います。
「読み書き」とはよく言いますが、大事なのは「読み」の方です。それから対話です。
しかし、家庭の中だけで読みと対話を充実させることはかなり難しいところがあります。
そこで、今おすすめしているのは、毎朝、朝ご飯前の日本語の長文音読です。わずか2、3分でできますが、これが最も効果があると思います。
大事なのは、読み方が下手でも間違っていても一切注意はせずに、いつも、「よく読めるようになってきたね」と褒めてあげることです。
● 海外における日本語環境
メグ
2012年04月09日 17時50分03秒
48
外では英語、家の中では日本語、とはっきり分けていると、子供はそれに対応するようですねん。
また、夫が外国人、妻が日本人という場合は、お父さんと話すときはその言葉、お母さんと話すときは日本語と分けておくといいようです。
現地の言葉が母語になるのはやむを得ないのですが、日本語の場合は、日本語脳になる臨界期というのがあるので、その時期だけ3年間日本に留学するというような対策がとれるといいのではないかと思っています。
もうひとつ考えているのが暗唱の練習。日本語の場合は、母音が中心になる言語なので、その母音が身につくように暗唱をするといいのではないかと思います。
あとは、海外で暮らした経験者の書いた本を読むことだと思います。
いずれにしても、お母さんの苦労は、日本で暮らすよりもかなり大きいのですが、その分得るものも大きいと思います。
● 大学側が帰国生に求めるもの(facebookグループより)
メグ
2012年04月06日 10時30分16秒
46
あまりこの年代の話題は投稿されていませんが、もし大学受験年代の高校生を持つ方が購読されていましたら参考になるかもしれません。
今日、2011年秋,海外教育講演会(高校部・大学入試)@Hilton Garden Inn Cupertinoに参加しました。
講演は1時間で配布資料にある詳細は解説せずポイントのみに絞って話していたので、その内容から更に抜粋して記載します:
...
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大学側が帰国生に求めるものは概ね~
1.英語のコミュニケーション能力
2.考えを述べるディベート能力
3.海外での経験
但し、滞米年数は長いから有利ということは無い。かえって日本語できないとダメ。
帰国生は、自分のやりたいことと今やるべきことをきっちり整理して取り組むことが大切。帰国生入試は決して楽な入試ではないことを心すること。
甘い話に飛びつかないこと。これからやたらと子供や親の間で甘い噂話が出回るので危険。卒業生した合格生の話で、勉強しなくても受かったというのは根拠のない話。必ずやっている。
SATのスコアの伸び代は、初回のスコアから大体300点程度、500点アップした生徒も居る。
SATの英語は文章読解力重視、文法は日本の受験英語問題に似ていて、いつもは使わない単語や語法が頻出する。Essayは文法が重要、きっちりとした英語を書くこと。
SATの数学の内容のレベルは中学入試程度、苦手な分野を無くすこと。ケアレスミスを如何に無くすかが鍵。できて当然なので集中力を切らさない。
SAT Subjectテストの日本語は11月にのみ実施される。日本語含めて四教科受けておくと良い。
TOEFLは外国人対象の英語のテストなので、単語力、難しさはそれ程でもない、また発音も問題でない。iBT(パソコンテスト)で受ける、試験時間が4時間かかるので慣れておく。
内容は高校生活で使う言葉が重要。授業のテキストも絵ばかり見て読み飛ばさず、しっかり文章を読むと効果的。他に考えを述べたりまとめたりする訓練。
Readingは30点満点。Listeningがキー、学校でちゃんと学校生活を送る、先生の話を良く聞いて友達と会話する。Speakingは相手にどれだけ伝わるかが問われる、先生にもっと質問すると訓練になる。WritingはTyping練習をする、Essayでは文法を重視。
帰国生は志望理由がしっかり伝えられなければ合格できない。
(大学毎の解説は割愛)
最後に、まずは一つ大学を選んでWEBサイトをじっくり調べること。また、保護者は一歩下がって、本人にやらせる、考えさせる。
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● 確かに響きは似ているけれど……。(facebookグループより)
メグ
2012年04月06日 10時27分41秒
44
折り紙で作ったアジサイを見て、娘が言った言葉。”きれいな白菜”
確かに響きは似ているけど、ぜんぜん違うもの。
絵本、児童書をよく読んでいるけど、実際のものがどんなものかを忘れ始めたのかな…、図鑑も持ってくればよかったと後悔しています。
補習校で図鑑も借りてくれるといいな。