元の記事:小6 ヒイラギの山 7.3週 「私は改めて自分の部屋に」(感想文) (1048字)
いと(ito)
2012/07/18 13:37:34 254 9 7.3週、今回の課題長文は、いつも以上に楽しく読めると思います。
なぜかというと、この文章を書いたのは“さくらももこ”先生。漫画『ちびまるこちゃん』の作者だからです。
今回の長文も、そのまま『ちびまるこちゃん』の世界といった感じで、漫画を読むような感覚で読み進められるでしょう!
内容は、家庭訪問についてです。
普段ズボラなももこちゃんは、自分の部屋をまったく片付けていませんでした。しかし先生が来るとなって、お母さんが慌ててそれを綺麗にし、ひとまず見た目だけ取りつくろいました。
ここでももこちゃん本人が、「そんな風にごまかしても仕方ないだろうに……」と冷めた態度なのが面白いところですね。(笑)
実際に、家庭訪問に来た先生には一目でそのことがバレてしまい、とどめには日頃のゴチャゴチャを押し込めた引き出しの中を見られ、笑われてしまいました。
ただでさえいつもだらしないのに、それを隠そうとしたことまで知られては、「恥の上塗り」というものです。ももこちゃんもお母さんも一層いたたまれなかったことでしょう。
先生が帰った後、お母さんはお決まりの小言を言いますが、ももこちゃんにとっては「余計なお世話」だった気持ちもあるのでしょう。いつものように、それを軽く聞き流してしまうのでした。
皆さんの学校には、家庭訪問がありますか?
家での自分をよく知るお母さんお父さんと、学校での自分を見ている先生。両者が改めて話し合うとなれば、やはり緊張するし恥ずかしい思いもあるでしょう。
家庭訪問がなくても、六年生になった今なら「保護者面談」や自分を含めた「三者面談」などが行われたことがあるかもしれません。“似た話”、体験実例として、そうした話を書いていけるといいですね。
また、もう少し単純に「自分の部屋の片付けや、大掃除」の話なども書けそうです。ももこちゃんのように散らかりっぱなしにしておくと、いざという時が大変なのです。こんなことならきちんと整理整頓しておくのだった、と後悔した経験がある人もいるのでは……?
★項目は、
構成【要約】
題材【体験実例】
表現【たとえ/ユーモア表現】
主題【一般化の主題】
の四つ。
本文の中にも、「まるで賢い子供の部屋のようだ」「ちらかっていた昨日までの子供部屋のミニチュア版という感じである」「脳天にマグマが上昇してゆくような熱さを感じた」など、非常にユーモアがあって面白い【たとえ】表現が多用されていますね。
これらを参考にして、ぜひ自分の作文にも生かしてみてください。