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言葉の森オンライン新聞/オープンの川
  

言葉の森オンライン新聞
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●Online作文教室言葉の森 TEL 0120-22-3987
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言葉の森新聞2024年8月4週号 通算第1816号 (8614字) 言葉の森事務局(jun) 2024/08/22 12:57:30 16316   1     

言葉の森新聞2024年8月4週号 通算第1816号
文責 中根克明(森川林)


■■8月29日(木)・30日(金)・31日(土)は休み

 8月29日(木)・30日(金)・31日(土)は、第5週のため通年クラスの授業はありません。振替授業もお休みです。


■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)

 幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
 小学1年生以上の生徒は、清書を行います。

■清書の意義と方法
 清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
 内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。

 書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。

■清書の投稿
 清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
 手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。

 新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
 投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
 同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。

●小学生新聞の投稿先

■104-8433東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
■100-8051(住所はいりません毎日小学生新聞「さくひん」係(600字以内)

●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に

 新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
 その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。

※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。


■■詰め込む学習から、創造する学習へ――小1から高3までのオンライン作文

●優秀な子供たちほど、詰め込みの勉強に飽きている。創造する勉強がこれからの本当の勉強。

 小学校高学年から中学生になると、優秀な子供たちほど、詰め込みの勉強に疑問を感じるようになってきます。子供たちは、もっと自由で個性的な勉強をしたいと思っているのです。
 その個性的な勉強のひとつが作文です。しかし、30人から40人学級の一斉指導の中では、一人ひとりの生徒に対応した作文指導はできません。
 しかし、現在の大学の総合選抜入試にも見られるように、作文はこれから最も必要な勉強になってくるのです。

●言葉の森の作文は、43年の実績、毎週の作文提出率ほぼ百%、小1から高3までの一貫指導、読書紹介と対話のある授業。

 言葉の森の作文教室は、1981年創設で、43年の実績があります。
 オンラインクラスの作文の提出率は、毎週ほぼ100%です。
 その場でみんなが一斉に作文を書くので、提出漏れがありません。
 また、少人数クラスなので、毎回全員の読書紹介があり交流があります。
 だから、言葉の森には、小学1年生から高校3年生まで作文の勉強を続ける生徒が何人もいるのです。

●小1から高3の作文一貫指導は言葉の森だけ。小学生で終わる作文指導ではほとんど何も身につかない。

 言葉の森の作文指導は、小1から高3までの一貫指導です。
 小学生から高校生まで、段階的に進むカリキュラムで指導を行っています。
 言葉の森の作文指導では、小学5年生から、説明文の感想文が入るようになり、受験作文に対応できるようになります。
 中学生からは意見文になり、更に高校生からは大学入試に対応した論説文になります。
 作文の本格的な勉強は、中学生から始まります。小学生までで終わる作文指導ではほとんど何も身につきません。

●少人数のオンラインクラスだから、毎週、全員の読書紹介があり、毎月、全員の発表会がある。

 言葉の森のオンライン作文クラスは、4人から5人の少人数で行っています。
 毎週、クラス全員の読書紹介があるので、自然に読書の質と量が向上します。
 また、毎月、クラス全員の作文発表会があるので、互いの作文のよいところを参考にすることができます。
 これからの勉強は、先生からの一方的な授業と一律の宿題と一斉のテストによる評価ではなく、生徒一人ひとりの個性に応じた発表と対話が中心になってくるのです。

●実力のつく作文指導。作文コンクール入賞69名(2023年)。中学入試、高校入試、大学入試の作文試験にも多くの成果。

 作文の勉強は、ほかの勉強に比べて上達に時間がかかります。
 しかし、言葉の森で勉強を続けていれば、どの子も必ず作文が上手に書けるようになります。
 言葉の森の生徒の中には、自主的にさまざまな作文コンクールに応募している人がいます。
 2023年は、自治体レベル以上の作文コンクールで入賞者が69名でした。
 また、小学校編入試験、中学入試、高校入試、大学入試などの作文小論文試験では、毎年多くの成果を上げています。

●小学校高学年、中学生、高校生の感想文学習では、難しい説明文を読み感想文を書くので国語読解力が伸びる。

 言葉の森の作文指導は、小学5年生から説明文の感想文が勉強の中心になります。
 小学校高学年の感想文の学習では、中学入試レベルの説明文を毎回読み、その説明文についての感想文を書くので、国語読解力が身につきます。
 中学生の学習では、高校入試レベルの説明文を読み、高校生の学習では、大学入試レベルの説明文を読みます。
 読む力と書く力を並行して進めるので、読解力と作文力の両方の力がつくのです。


■■保護者から、「小学生のカリキュラムまでしかない今の作文講座をやめて、高校生までの指導がある言葉の森の作文を体験したい」という話

 ある日、小学校高学年の保護者の方から、
「小学生のカリキュラムまでしかない今の作文講座をやめて、高校生までの指導がある言葉の森の作文を体験したい」
という相談がありました。

 これは、大事なことです。
 小学生までの作文は、登山で言えば、麓(ふもと)近くのアプローチの部分です。
 なだらかな道が続くだけですから、まだ山登りでも何でもありません。

 だから、小学校低中学年の作文指導は、誰でもできるのです。

 しかし、この時期に書き慣れておくことが、次の中学生高校生の作文の勉強を続ける土台になります。

 小学生時代の作文は、その時代の勉強に意味があるのではなく、中学生高校生になったときの準備として意味があります。

 それなのに、小学6年生で作文のカリキュラムが終わったのでは、何のために勉強していたのかわかりません。

 小学4年生のころになると、読書力のある生徒は、作文もかなり自由にのびのびと書くことができるようになります。
 それを見ると、保護者の方は、「作文はもう書けるから大丈夫」と思ってしまうことが多いのですが、それは勘違いです。

 小学4年生で作文が上手に書けることと、中学生になって作文が上手に書けることとの間には、大きな質的な違いがあるのです。

 それは、森リン大賞の、小学生の作文と中学生の作文と高校生の作文を比べてみてもらえばわかります。
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php?nenn=2024&tuki=07


 たまに、「うちの子はよく書けるから、学年の先取りで作文を書きたい」という保護者の方もいます。

 学年の先取りができるのは、数学や英語など知識として理解することのできる勉強だけです。
 作文のように思考力を必要とするものは、その学年にならないとできないのです。


 小学生までのカリキュラムまでしかない作文の勉強は、作文の勉強とは言えません。
 敢えて言えば、作文の準備段階の勉強です。

 本当の作文(小論文)の勉強は、中学生の意見文の勉強から始まるのです。


■■小1の作文は親子作文として書いていく方法がある――小1のころの作文の勉強の仕方が大事。それは、中学生高校生の作文の土台となるのが小学生の作文だから

 小1の平均的な字数は、100字から200字です。
 しかし、生まれた月によっても、かなり個人差があります。

 小1のころは指の力がないので、作文を長く書くのが難しいのです。

 これが、小2のころになると、指の力がついてくるので、今度は長く書くことに喜びを見出すようになります。
 この長く書くことに熱中するのは、小3までです。

 小3になると、長さよりも、作文の中身の価値ということを考え出すので、長く書くことにはあまり気が向かなくなります。
 そのかわり、自分なりに面白い話を書こうとするようになります。

 この作文の中身に関心を持つのは、小4まで続きます。

 だから、小3、小4のころは、子供が最も小学生らしい作文を書く時期です。

 小5になると、主題を考えて書くようになるので、作文は急に難しくなります。
 小5の感想文の課題は、中学受験の国語の説明文のレベルなので、読むこと自体が難しくなるのです。

 さて、小1のころの作文指導で、どこに力を入れていくかというと、それは4つあります。

 第一は、題材作りです。
 子供に、自由に書かせるだけでなく、お父さんやお母さんが、子供が作文に書く題材を作ってあげるのです。
 一緒に料理を作ったり、実験をしたり、虫や魚を捕まえに行ったり、植物を育てたり、生き物を飼ったりということをしてあげます。
 そして、子供が、「今度の作文、何を書こうかなあ」と言ったら、「この前の○○なんて、いいんじゃない」とアドバイスをしてあげるのです。

 小1や小2のころは、子供に自由に書かせると、毎日の学校生活の平凡なことを毎回書くようになります。
 小1や小2の子供は、作文の中身の面白さということは考えていないので、保護者が題材作りを手伝ってあげるといいのです。

 第二は、書いたあとの作文に、アドバイスをしたり、書き直しをさせたりしないことです。
 親の善意のアドバイスであっても、子供はそれを自分の書いた作文が否定されたと感じます。
 いつも、いいところだけを見て褒めてあげることです。

 第三は、読書に力を入れることです。
 読書には、読み聞かせも含みます。
 作文の表記は、作文の上で直すのではなく、読む力をつけることによって自然に直るようにしておくことです。
 作文は褒めるだけ、読む力をつけることによってよりよい作文を書けるようにするということです。

 第四は、まだ書く力がない小1や小2の生徒の場合は、親子作文としてやっていくことです。
 親子作文は、次のようにします。

1)お父さん、又は、お母さんが、子供と話をします。
 「今度の作文どんなことを書くか教えて」という感じです。

2)親は、子供と話をしながら、それをメモします。

3)そのメモの中に、子供の話だけでなく、親の話も入れていきます。
 「へえ、そんなことがあったんだ。実は、お母さんも小1のときね……」という話し方です。
 子供から作文に書くことを引き出すのではなく、親が似た話をおもしろおかしく話してあげるのです。
 この親からの対話によって、子供の語彙力と理解力が育ちます。
 作文は、子供から書くことを引き出すものではないということをよく覚えておいてください。
 子供の中には、まだ引き出す中身となるようなものはほとんどありません。
 中身を付け加えてあげるのが、親からの対話なのです。

4)子供と対話をしながらメモを書く時間は15分程度です。

5)メモを書いたあと、子供はそのことを絵にかきます。
 たまに絵をかくのが苦手という子がいます。
 それは、小さいとき自分がかいた絵を否定されたことがあるからです。
 子供は、本来絵をかくのが好きです。
 その子供の絵心を引き出すには、親が、子供がかこうと思っていたことをかいてあげることです。
 つまり、親が下手なりに楽しそうにかくことによって、子供は、「絵をかくというほ、そういう適当なことでいいんだ。そして、楽しいことなんだ」と理解するようになるのです。

6)子供が絵をかいている間、親はメモをもとに作文を書きます。
 字数は、子供の書ける字数に合わせて100字から200字にとどめておきます。
 大人が書く普通の漢字かな交じり文で書いて、漢字にはすべてふりがなを振っておきます。
 親が書く作文には、できれば、ダジャレなどの楽しい部分も入れておけるといいです。

7)親が書いたふりがな付きの作文を子供に音読させてみます。
 音読は、どんなにつっかえながら読んだり、読み間違えたりしても、褒めるだけにします。
 音読は、褒めていれば、上手になります。
 読み方を注意すれば、下手になります。

8)親子作文を続けていると、親が楽しそうに書いているのをみて、そのうちに、子供が、「自分も書きたい」と言ってきます。
 そうしたら、最初は題名だけとか、最初の1文だけとか、途中までとか範囲を決めて子供に書いてもらいます。
 大事なことは、子供が書いたものを直さないことです。

9)もし、お父さんやほかの兄弟も親子作文に参加できるようなら、親子作文のあとに、コメントを書いてもらいます。
 つまり、家族全員の合作で親子作文を仕上げるのです。

10)親子作文には、子供の絵以外に、その話に関連する写真などがあれば、それもノートに貼っておきます。

 以上が、親子作文の方法です。
 このやり方なら、幼長の子でも、幼中や幼小の子もで、親子作文が書けます。

 親子作文で書く練習をした子は、作文を書くことが好きになります。
 楽しくて褒められるだけだから、好きになって当然なのです。
 作文は、この最初の出発点で楽しい感覚を持つことが大事です。

▼親子で書く構想図の例

https://www.youtube.com/watch?v=DA3_a9F-ZSA

https://www.youtube.com/watch?v=RdLqUBxLc08


 ところで、なぜ言葉の森が、小1の作文について、このように余裕を持った指導ができるかというと、それは、子供たちの作文を高3まで教えていく展望があるからです。

 小学生の作文の範囲で上手に書かせることが目的なのではなく、中学生や高校生になったときの準備として小学生の作文を書くという目的で勉強をしているからです。

 これが、小学生までの作文指導しかしていない作文教室や作文講座との大きな違いです。


■■2024年8月保護者懇談会資料

●受講料値上げのお知らせ

 8月1日の「森からゆうびん」とホームページの記事で、受講料値上げをお知らせしました。
 9月から、作文は、11,000円に、自主学習の講座(国数英、基礎学力、総合学力、創造発表、プログラミングなど)は、8,800円になります。

 近年、新規の問合せ者が減少しているため、今後、言葉の森が新しい企画を行うためには受講料の改定必要だと判断して値上げを実施しました。
 ご理解くださるようお願いいたします。

●新しい企画

 今後、言葉の森は、次のような新しい企画に取り組み、充実した指導をしていく予定です。

・学習グラフで、生徒それぞれの現在の学習状況がわかるようにします。
 字数、森リン点、読検点については、点数だけでなく偏差値も表示するので、成績の位置もわかるようになります。
https://www.mori7.com/gs/

・個別れんらく、発表室連絡を充実させ、生徒と先生だけの学習ではなく、生徒―先生―父母を三者の連係で学習を進めていきます。

・学習の基本は、事前の準備と毎日の家庭学習ですが、生徒によっては、授業に出ることだけを勉強のように考えている人もいます。
 今後、予習と毎日の家庭学習を、先生の方で詳しくチェックしていきます。

・プレゼン作文発表会のように、全体で発表会を行う企画を再開していきます。
▽旧発表会のページ
https://www.mori7.com/hpk/
▽新発表会の予定のページ
https://www.mori7.com/pre/

・作文の進級試験を厳密に行い、所定の点数に達しない場合は、進級できない場合もあるというふうにしていきます。
 進級試験をきっかけに、字数も作文力も伸びるということが多いからです。

・暗唱検定に英語の暗唱検定も取り入れ、暗唱力をつけていくようにします。
https://www.mori7.com/askt/

・森リン大賞などを更に充実させ定期的に発表していきます。
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php

・コロナ以降、遠足やサマーキャンプはしばらく休んでいましたが、来年からは再開したいと思います。
 現地で生徒どうしが実際の交流をすることで、よりより人間関係ができるようにしていく予定です。
 サマーキャンプには、保護者の方も参加できます。

●小学校低学年の学習の重点

・自主性を育てるために、親は指示をしすぎない。
・ただし、家庭学習の習慣をつけるために、短い時間でいいので、自分で毎日決まったことを決まったようにできるようにしておく。
・家庭学習の基本は、簡単にできて習慣化しやすい百マス計算、漢字の書き取りなど。
・低学年は、読書が最も大切。読書には、親の読み聞かせも含む。

●小学校中学年の学習の重点と受験勉強

・学校の勉強はまだ易しいので、引き続き勉強よりも読書が優先。
・ただし、算数は苦手にならないように、その学年の算数問題集は完璧にできるようにしておく。
・中学受験については、言葉の森では受験する人がほとんどだが、やりすぎの弊害を感じる人も多い。
▽参考図書
「「中学受験」をするか迷ったら最初に知ってほしいこと: 4万人が支持する塾講師が伝えたい 「戦略的高校受験」のすすめ」
https://www.amazon.co.jp/dp/4053059054/

●中学受験に関する中根の個人的な考え

 ・中学受験は、受験勉強のしすぎで、その後勉強に飽きる子がいる。
(高校入試、大学入試の場合は、子供が自覚しているので勉強のしすぎによる弊害はない)
 ・中学受験の勉強で特に算数は、難しすぎるがその後役に立たないことが多い。
 ・受験勉強のために、読書や好きな趣味をやめてしまう子がいる。
 ・公立中は荒れているところもあるが、それもひとつの社会勉強。また、人間はどんな環境でも自分次第で勉強できる。
 ・中学受験のよい点は、中高一貫校は数学の1年間以上の先取りをするので大学入試に有利。
 ・しかし、人間は本気になれば、成績は急上昇する。
(ビリギャルの例もある。ただし、成績が急上昇する力のある子は読書をよくしていることが多い)
 ・中学生ぐらいの子は、周囲に影響されるので、周囲が前向きな子が多ければ前向きになり、周囲に後ろ向きな子が多ければ後ろ向きになることが多い。
 ・大学入試でいい大学に入っておくと、就職時の幅が広がる。
 ・しかし、これからは、スタートアップ又は副業からの自立を目指す人が増えるので、就職先はむしろ自分の学べる場にする必要がある。

●小学校高学年の学習の重点

・小学5年生から、作文だけでなく、すべての教科に、抽象的な思考力が必要とされるようになるので、勉強は難しくなる。
・作文の準備としては、親子の対話の機会を作り、親が似た例や自分の感想を話してあげると、子供の語彙力、思考力が伸びる。
・勉強は、忙しくなるが、読書は必ず毎日続ける。
 ほかの生徒の読書記録を見て、読書傾向を次第にレベルの高いものにしていけるようにする。

●中学生の学習の重点

・高校入試のある中学生は、中3になったら必ず過去問を自分なりにやって分析する。
・塾や予備校や学校に任せるのではなく、自分と家庭で高校入試を独自に取り組む必要がある。
・試験で間違えたところがあれば、今使っている問題集又は参考書のどのページを見ればできるようになるか分析する。
 今使っている問題集又は参考書に載っていない問題はできなくてもよいとする。

●高校生の学習の重点

・高校の教科は、全教科できるようにしておく。これが、社会人としての一般教養になる。
 受験に出る教科以外は手を抜くというのは駄目。そういう姿勢は、人生のほかの場面でも出てくるから。
 今後は、文系でも数学が必要になるので、数学は1冊の問題集を完璧にという原則でやっておく。
 総合選抜が増えているので、自分の好きな分野があれば、学問的に深めておき、発表できる資料を作っておくとよい。
 こういう学習は、入試に使わなくても、将来の大学生、社会人になってからの生活に役立つ。



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