- ● 言葉の森新聞2024年12月1週号 通算第1829号 (5043字) 言葉の森事務局 jun 2024年12月02日 09時45分
17049 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2024年12月1週号 通算第1829号
文責 中根克明(森川林)
■■12月1週は作文進級試験
12月1週(12月1日~12月7日)は、作文試験の週になります。
この週は、これまで勉強してきた項目と字数が全部できるように書いてください。
また、項目は、ただ書いただけではわかりにくいので、自分が項目として書いたということがわかるように、項目マークを入れておいてください。
手書きの作文の場合は、項目マークは手書きで書いてくだい。
・構成 (枝の絵なら何でもいいです)
・題材 (葉の絵なら何でもいいです)
・表現 (花の絵なら何でもいいです)
・主題 (実の絵なら何でもいいです)
パソコン書きの場合は、全角山カッコ2つの間に文字を入れます。
・構成 < <構成> >
・題材 < <題材> >
・表現 < <表現> >
・主題 < <主題> >
(半角の二重山カッコではなく、全角の山カッコを2つつなげて入れるということです)
字数は、必ずその級の字数ができるように書いてください。
作文の提出の締切は12月7日です。
■■8月の森リン大賞
発表が遅れてしまいましたが、m(_ _)m
8月の森リン大賞を掲載しました。
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php?nenn=2024&tuki=08
今回の森リン大賞は、これまでの古い森リンによる採点をもとにしています。
森リン点をもとに、人間が内容を見て大賞を選んでいます。
11月からは、新しいAI森リン「森リー」になったので、点数の基準が若干変わりました。
したがって、11月からは、新しい森リンによる森リン大賞になります。
森リン大賞全体の代表作品を紹介します。
●三匹のこぶた
中3 あえにな
子供の頃は、歩き慣れた道を体に染み付いた感覚に従って歩いていることが多いため、道に迷うことは少ない。一方で大人になって行動の可能性が広がると、地図から差し出される情報を扱わなければならないため、たびたび道に迷う。これは、他人から差し出された情報は、正しく使わなければ人間の行動の妨げになることもあるということを的確に表している。
他人から得た情報を活用することは大切である。例えば本を読む時、小説からエッセイまで様々な本のジャンルにおいて、私達は著者の意見や表現力に触れることができる。私は、小学五年生の頃に出会った『みをつくし料理帖』という本からたくさんの状況描写の仕方を学んだ。この本は江戸を舞台とし、大阪出身の女料理人、澪が数々の美味しい献立を作り出していく様子がとてもリアルに描写されている。まるで本当にその料理を眼の前にしているかのように感じられるため、この本を読んだあとは必ずお腹が空くほどだ。その中でも、私は「昆布出汁の旨味は、まろやかで甘いんです。口にいれると全体にふんわり広がっていく感じ。逆に鰹出汁かつおだしの旨味は鋭くて、舌の上に集まってくる感じがするんです」という描写が特に気に入っている。この表現を、私は実際に作文を書くときに真似したことがある。揚げだし豆腐につけるめんつゆを「舌の上に集まってくるような鋭い旨味」と表現し、先生から高い評価を得た。このように、他人から学んだ方法や知恵を使うことで成功する事がある。つまり、私は他人から得た知恵を自分の力に利用することは重要であると考える。
しかし、自分の経験から得た知恵や知識を活かすことも大切である。他人の考えを借りるのではなく、たとえ遠回りであっても自分の体験から自分で考えることは人間にとって重要だ。例えば、私がカナダの自然区域市に指定されている森にハイキングに行ったときのことだ。その日は残念なことに雲が厚く空を覆っており、なんとも怪しげで暗い雰囲気だった。私は生い茂る木々の間から見る暗い空の様子を一言で表したいと思い立ち、一人で悶々と考え始めた。それから約30分ほど立って、自分が見た空の様子を描写するのにうってつけの言葉を考えつくことができた。それは、「森の木々によって歪いびつな形に縁取られた空」という表現だ。私はこの描写を実際に作文を書くときに使うことで、森リン採点で高い表現力を評価された。このように、自分の体験からオリジナルの表現を生み出すことは、自分の語彙力や表現力を磨くうえでとても大切なことである。アンデルセン童話の「三匹のこぶた」でも、末の豚は自分が頑丈だと信じるレンガ造りの家を汗水たらしながら建てることで、最終的に幸せを掴むことができた。つまり、自分を信じて突き進むことが良い結果をもたらすこともあるのだ。要するに、他人に頼るのではなく自分自身の経験を利用して結果を出すことが大切であると私は考える。
確かに、「読書とは自分の頭で考えることではなく、他人の頭で考えることである。」という名言がある通り、他人の情報を活用することも、自分の体験で方法を見出すことも、どちらも大切である。しかし、最も大切なのはどちらか一方に頼るのではなく、2つを両立することだ。他人から学びを得ながらも自分の頭で考えることにより、自分自身をさらにブラッシュアップすることができると考える。
読みやすくするために、段落ごとに改行し、いくつかの漢字にふりがなをつけました。(言葉の森)
■■9月の森リン大賞
9月の森リン大賞の代表作品を2つ紹介します。
https://www.mori7.com/oka/moririn_seisyo.php?nenn=2024&tuki=09
●一番好きなのは寿司
小4年 すみれ
「うわ!おいしい。」
あまりのおいしさに感動してしまい、思わず口に出してしまいました。
私は、回転寿司へ行ったとき初めてはまちとぶりを食べました。いつも回転寿司へ行ったときは、私が一番大好物なサーモンや、エビや、マグロを頼みます。でもあまりにもぶりがおいしそうだったので、頼んでみたらとてもおいしかったです。
よくお店に売っている刺身にもたまにぶりが入っているものがありますが、回転寿司のメニューではぶりがあまりありません。前に、食べて感動したぶりをもう一度食べたいと思ったけど、メニューにはのっていなくて「ガーン。」と頭に雷が落ちたようにびっくりしました。
とてもぶりとはまちが美味しかったのは、高級の魚ではないのかと考えました。
ぶりがとれるところは、長崎県で、10775トン、北海道は9574トン、千葉県で1387トンとれ、主な収穫値は、鹿児島県で37260トン、愛媛県は37091トン大分県で26521トンが収穫されるそうです。東京の外側でとれる魚なのだと感じて輸入できるのは少ないのか。と思ったので回転寿司にあまりぶりがないことは、遠いところでぶりが収穫されるということが分かり、もう少し食べたかったと思いました。
また、まちとぶりを両方食べた時、ぶりと、はまちの色や味が似ているので調べてみるとぶりとはまちは同じ魚だそうです。ぶりの前がはまちで、はまちがもっと成長するとぶりになるそうです。
家族に好きな食べ物を聞いてみました。
お母さんはえびが入っている料理が好きだそうです。小さいころにエビが入った鍋を食べたらしくなべにえびのエキスが浮いていたので、それがおいしかったらしくそれからえびの料理が好きになったそうです。
兄は豚骨ラーメンが好きらしく、福岡で食べた豚骨ラーメンのしるにだしがとても入っていたから美味しかったそうです。
お父さんは、ジャガイモが入っている料理が好きらしいです。理由はじゃがいもがほくほくしているからと言っていて、肉じゃがと豚汁が好きだそうです。
妹はチーズケーキが好きだそうです。たぶん8月ぐらいに家で作ったチーズケーキが美味しかったから好きになったのだと思います。
家族が好きな食べ物は全部私も好きですが、自分の大好物なものにはやっぱりついていって、ラーメンや、豚汁や、エビ料理や、チーズケーキもみんな好きだけど自分が大好物な寿司が一番おいしいのは寿司だなぁ。と思いました。
★自分自身の感動のある体験とともに、調べた話、取材した話が幅広く書かれています。
これからも、おいしいお寿司をたくさん食べられるといいですね。
(読みやすくするために、こちらで段落ごとに改行しました。)
●清書
さゆ
近代社会では、人間は法律に違反しないかぎり何をしようと自由だという建前で運営されている。すると、そういう社会で自分が満足した財産や地位を持てないのは、自分の努力が足りないか、社会が悪いかということになってくる。誰もが自由になる半面、分を知ることが難しくなり、顔の見えない他人とを比較して、限度のない自己実現を迫られる程度が増したことが問題である。
今後の対策として第一に、自己実現にとらわれすぎないことだ。今までは自分の所属している組織の中でのみ競争することができた。しかし、昨今では、大衆社会に触れ始めた。インターネットが普及して、今までより他人と近づくことができる時代になった。狭い組織の中で満足できていたのに、より上を目にすることができるようになり、目指したいと思えるようになってしまった。だが、上には上がいて実現しようとするならば、それは不可能なことだろう。
私も理想を高く持つことはよくある。他人の良いところが気軽に見ることができるようになったため、知らなくてもいいことも目に入るようになった。やはり羨ましく思い、そうなりたいと思うことがよくある。しかし、人はみな異なるため、その人に近づくことはできても、その人にはなれないのだ。その人はその人、自分は自分とわけて考えることが大事だと考える。
今後の対策として第二に、際限のない自己実現に追われる社会から、自己表現を奨励する社会へ転換していくことである。表現は実現と違って、財や地位の量的な尺度で計られず、魅力を理解する親しい他人の目があれば足りる。それは閉鎖的な階層組織ではなく、相互に顔の見える柔らかな社交の集団を作り、人はその小世界で認められることで、「何者か」であることができる。今の時代、自己実現をする場が少なく感じる。逆に、自己表現をすることでよく思わない人がいるのではないかと考える人が多いだろう。そうなってしまっていることがまず問題である。大人数の場で自己表現するのが難しい場合は、少人数の場で自己表現するのでも良い。自己を表現して、認めてもらう経験をしたらそれが自信に繋がり、より良い人生が築いていけるだろう。また、アサーションという考え方がある。アサーションとは、相手も自分も大切にした自己実現のことである。お互い意見が違うことを前提にして、相手を尊重しながら、けれども安易に妥協せず互いに意見を出し合って、納得のいく結論を出していくプロセスを大切にするのだ。この考えが広く伝われば、周りの目を気にしすぎて、自分の意見が言えないということが減るだろう。自分だけではなく相手も配慮するというのがお互いに正直に向き合うことができ、良い人間関係を築くことに繋がるので良いことだ。
確かに、自己実現していくことは自分の成長に繋がることなので、大切である。しかし、それにとらわれすぎてしまい、顔の見えない他人とも比較することで、限度のない自己実現を迫られる程度が今よりも増すことは問題である。自己実現にとらわれすぎるのではなく、人はそれぞれ異なった魅力があるので、みんなが自己表現することができたら、今より良い社会になるだろう。
★課題の長文を読み取り、内容を自分のものに消化して書いています。対策を深く考えたことがよくわかる力作です。
(読みやすくするために、こちらで段落ごとに改行しました。)
■■【合格速報】広尾学園小石川中学校
広尾学園小石川中学校 T.E.さん
<担当講師より>
作文クラスと国語読解クラスを受講してどんどん実力をつけてくれました。作文も国語読解も予習に手を抜いたことが一度もなく、いつも真摯にそして素直に課題と向き合ってくれました。曖昧な部分を残さないところまでしっかりと学んできた成果が出て嬉しいですね(^^)。誰に対しても明るく礼儀正しくポジティブなコメントを伝えてくれるEさん、これからもたくさんの友だちと切磋琢磨しながら充実した中学校生活を送られることと思います。ぜひ楽しんで下さいね!
合格おめでとうございます!
- ● 標準新演習算数小6 95ページ 大問3 (158字) あかそよ akasoyo 2024年11月23日 20時24分
17024 算数数学掲示板より
3の1はできました。
2は、答えを見るとなんとか理解できました。
3も、答えを見るとなんとか理解できました。
だけど、自力では解ける自信がありません。
ただ、4は、答えを見ても理解できません。
AF:FBがどうして三角形OCA:OBCとなるのか理解できません。来週定期テストがあるので、教えてください。よろしくお願いします。
- ● Re: 標準新演習算数小6 95ページ 大問3 (211字) 森川林 nane 2024年12月02日 15時58分
17052 算数数学掲示板より
これは、確かに難しいけど、何度も解いていると、だんだん感覚でわかってくる。
図形の問題は、考え方に慣れるのが大事だから、すぐに理解できなくても、日をおいて解いてみるといいよ。
(1)(2)(3)(4)は、すべて同じ発想の問題。
(1)と(2)と(3)の解き方を、逆から考えたのが(4)。
(1)(2)(3)は、底辺の比をもとに面積の比を考えた。
(4)は、面積の比をもとに、底辺の比を考えただけ。
わかったでしょ(笑)。
- ● 言葉の森新聞2024年11月4週号 通算第1828号 (3534字) 言葉の森事務局 jun 2024年11月22日 15時40分
17018 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2024年11月4週号 通算第1828号
文責 中根克明(森川林)
■■11月29日(金)・30日(土)は休み
11月29日(金)・30日(土)は、第5週のため通年クラスの授業はありません。振替授業もお休みです。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●小学生新聞の投稿先
■104-8433東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に
新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
■■2024年11月保護者懇談会資料
●サーバー移転に伴うトラブル
本当に、いろいろご迷惑をおかけしました。
OSの変更とプログラムバージョンの変更で、30年前からのすべてのファイルを修正しなければならなくなったのが原因です
大きなところは大体修正しましたが、まだ修正するところは残っています。
当面、メールの文字化け対策をする予定です。
ただし、サーバー移転により、ChatGPTのAIと連携できるようになり、Pythonも本格的に使えるようになりました。
●AI森リンで学年ごとの講評がでるようにします
AI森リンは、現在特許申請中です。
今後、語彙力の評価と指導項目の評価を取り入れたAI講評が出るようにする予定です。
小学4年生以上の人は、ローマ字入力ができるので、少なくとも4週の清書のときはパソコンで作文を書いて送ってみるといいと思います。
手書きの練習は、学校でたっぷりやっているので、週1回の作文のパソコン入力は何も問題ありません。
漢字の練習は、作文の勉強の中でやるのではなく、漢字の練習として独自に取り組むものです。
ただし、入試に作文のある人は、3ヶ月前から、手書きに戻しておくといいです。
それは、うっかり間違えて覚えている漢字のミスが見つかることがあるからです。
●家庭学習は、自習室を活用する仕組みを考案中
勉強は、家庭学習として行うのが最も能率がよいものですが、両親が仕事をしているために家庭学習が日常化できない家庭が増えています。
そこで、読書、作文、国数英の教科の学習、暗唱の練習などで、保護者の方と相談しながら生徒ごとの自習室利用のメニューを作ることを考えています。
自習室のメニューは、国数英の確認テストの点数なども基準にします。
なお、国数英の確認テストは、今後、該当する問題集を購入すれば、教科のクラスを受講していない方も毎月できるようにしていきます。
その際、採点は解答を見て翌日の自己採点というかたちにするので、保護者の方が採点を行えば、子供さんの勉強の現状が把握しやすくなると思います。
●創造性を活かす教育は、発表の機会を利用して行います
言葉の森の勉強の特徴は、生徒の思考力と創造力と共感力を活かす仕組みを考えていることです。
そのために、授業の中で、読書紹介や一人一言や発表の時間をできるだけ設けるようにしています。
国数英は評価の基準があるので、発表にも力を入れていくようにします。
一方、作文や創造発表やプログラミングは、評価の基準がないので、今後、発表広場(仮称)を作り、生徒の発表を一覧できるページを作る予定です。
そこで、生徒保護者講師が1人何票かで投票できる仕組みを作り、発表大賞のようなものを創設します。
その際、得票できない人がいないように、ほかの人の作品に1票を投票すれば、その分自分にも1票+αが入るようにします。
●言葉の森を一生続く勉強の機会に
昔の言葉の森は、個別指導が中心でしたから、先生と生徒の関係だけが長く続き、生徒どうしの関係というのはありませんでした。
現在は、オンライン少人数クラスというかたちで、生徒どうしの関係が作れるようになっています。
生徒によっては、小学校低学年から言葉の森で勉強を始め、高校生まで勉強を続ける人もいます。
すると、毎週の授業の中で、親しい友達関係になる場合も出てきます。
将来は、言葉の森を卒業したあとも、同窓会で、その後の勉強や仕事の交流ができるようにしていきたいと思っています。
■■これからのAI森リン「森リー」の開発方向
AI森リン「森リー」がスタートしましたが、今はまだ3分の1の力しか発揮していません。
今、行っているのは、講師の講評を参考にしながら、AIが独自に作文を評価してコメントを書いているというところまでです。
それでも、かなり的確にコメントを書いているので、AIのレベルはかなり高いと思います。
しかし、ここまでだけで終わっていては、せっかくの語彙力評価や項目指導が活かせません。
次に取り組むのは、言葉の森が独自のアルゴリズムで抽出した、作文ごとの思考語彙、知識語彙、表現語彙などを、AIのコメントに取り入れることです。
そのためには、学年別に新しい森リン点を大量に取得し、学年ごとの平均点や標準偏差を出す必要があります。
これに、これから取り組みます。
もうひとつの課題は、項目指導を評価の中に取り入れることです。
例えば、小学校低中学年だったら、作文の中に、個性的なたとえやダジャレが入っているかどうかを評価します。
しかし、AIは、もともとアメリカ出身なので、ダジャレの評価はまだ苦手です(笑)。
これから、AIが日本の文化になじんでくれば、だんだんダジャレも上手になっていくと思います。
小学校高学年や中高生の項目指導の重点は、意見の中に光る表現があるかどうかです。
小学6年生だったら、一般化の主題、中学生だったら反対意見の理解、高校生だった自作名言などです。
また、データ実例、昔話実例、伝記実例、歴史実例なども評価できます。
ただし、あまり特殊化すると、一般の人が使えないので、項目指導の評価は言葉の森の生徒に限るかたちになると思います。
さて、AI森リン「森リー」の活用がもっとも生かせるのは、中学や高校での作文指導です。
作文指導の大切さを多くの先生が理解していながら、中学、高校では実際に作文指導がほとんどなされていないのは、先生の評価が大変だからです。
これは、小学校高学年から授業で作文指導がほとんどなくなるのと同じ事情です。
現在、学校での作文指導は、ほぼ夏休みの宿題に限られています。
しかし、AI森リン「森リー」を活用すれば、生徒全員の作文指導を毎日のように行えます。
しかも、ただAIが評価するのではなく、客観的な語彙力評価や項目表ををもとにした評価ですから、生徒にとっても納得できる評価になります。
納得できる評価が大事なのは、そこからよりよい作文を書くという方向が理解できるようになるからです。
よりよい作文を書く方向というのは、作文の書き方を工夫することだけではありません。
本当に大事なのは、読書力を高め、考える力と表現する力を伸ばすことなのです。
- ● 2024年11月保護者懇談会資料 (1428字) 森川林 nane 2024年11月22日 06時08分
17015 森の掲示板より
●サーバー移転に伴うトラブル
本当に、いろいろご迷惑をおかけしました。
OSの変更とプログラムバージョンの変更で、30年前からのすべてのファイルを修正しなければならなくなったのが原因です
大きなところは大体修正しましたが、まだ修正するところは残っています。
当面、メールの文字化け対策をする予定です。
ただし、サーバー移転により、ChatGPTのAIと連携できるようになり、Pythonも本格的に使えるようになりました。
●AI森リンで学年ごとの講評がでるようにします
AI森リンは、現在特許申請中です。
今後、語彙力の評価と指導項目の評価を取り入れたAI講評が出るようにする予定です。
小学4年生以上の人は、ローマ字入力ができるので、少なくとも4週の清書のときはパソコンで作文を書いて送ってみるといいと思います。
手書きの練習は、学校でたっぷりやっているので、週1回の作文のパソコン入力は何も問題ありません。
漢字の練習は、作文の勉強の中でやるのではなく、漢字の練習として独自に取り組むものです。
ただし、入試に作文のある人は、3ヶ月前から、手書きに戻しておくといいです。
それは、うっかり間違えて覚えている漢字のミスが見つかることがあるからです。
●家庭学習は、自習室を活用する仕組みを考案中
勉強は、家庭学習として行うのが最も能率がよいものですが、両親が仕事をしているために家庭学習が日常化できない家庭が増えています。
そこで、読書、作文、国数英の教科の学習、暗唱の練習などで、保護者の方と相談しながら生徒ごとの自習室利用のメニューを作ることを考えています。
自習室のメニューは、国数英の確認テストの点数なども基準にします。
なお、国数英の確認テストは、今後、該当する問題集を購入すれば、教科のクラスを受講していない方も毎月できるようにしていきます。
その際、採点は解答を見て翌日の自己採点というかたちにするので、保護者の方が採点を行えば、子供さんの勉強の現状が把握しやすくなると思います。
●創造性を活かす教育は、発表の機会を利用して行います
言葉の森の勉強の特徴は、生徒の思考力と創造力と共感力を活かす仕組みを考えていることです。
そのために、授業の中で、読書紹介や一人一言や発表の時間をできるだけ設けるようにしています。
国数英は評価の基準があるので、発表にも力を入れていくようにします。
一方、作文や創造発表やプログラミングは、評価の基準がないので、今後、発表広場(仮称)を作り、生徒の発表を一覧できるページを作る予定です。
そこで、生徒保護者講師が1人何票かで投票できる仕組みを作り、発表大賞のようなものを創設します。
その際、得票できない人がいないように、ほかの人の作品に1票を投票すれば、その分自分にも1票+αが入るようにします。
●言葉の森を一生続く勉強の機会に
昔の言葉の森は、個別指導が中心でしたから、先生と生徒の関係だけが長く続き、生徒どうしの関係というのはありませんでした。
現在は、オンライン少人数クラスというかたちで、生徒どうしの関係が作れるようになっています。
生徒によっては、小学校低学年から言葉の森で勉強を始め、高校生まで勉強を続ける人もいます。
すると、毎週の授業の中で、親しい友達関係になる場合も出てきます。
将来は、言葉の森を卒業したあとも、同窓会で、その後の勉強や仕事の交流ができるようにしていきたいと思っています。
- ● 11月の読解検定の問題文を送り直しました【送信指定】 (205字) 森川林 nane 2024年11月21日 11時24分
17010 言葉の森オンライン新聞より
このメールは、11月の読解検定を受検される方にお送りしています。
先にお送りしました読解検定の問題文と解答用紙のうち、問題文の内容が10月のものになっておりました。
本日、正しい11月の問題文をお送りしました。
受検は、新しい問題文が届いてから行っていただくか、又は、ウェブで表示されている問題文を印刷して取り組んでくださるようお願いいたします。
(ホームページのトップに問題文の印刷リンクを載せてあります。)
- ● 言葉の森新聞2024年11月3週号 通算第1827号 (2314字) 言葉の森事務局 jun 2024年11月20日 12時22分
16999 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2024年11月3週号 通算第1827号
文責 中根克明(森川林)
■■言葉の森の今後の展望―これからの教育の3つの柱
サーバー移転が、まだいろいろ手直しがあるものの、基本的には一段落したので、今後の展望を説明します。
言葉の森が考える教育の柱は、3つあります。
第一は、子供たちの学力をつけることです。
ただし、宿題やテストや競争で煽るようなやり方ではなく、子供たちが自主的に勉強に取り組むような方法でやっていきます。
そのために、考えているのは、今の学習グラフを更に見やすいものにし、毎回偏差値の推移のグラフなどが見られるようにすることです。
結果がビジュアルに分かれば、講師も生徒を褒めたり励ましたりしやすくなるので、保護者連絡もやりやすくなります。
成績が上がっている子は、褒めるだけでいいのですが、成績が上がらない子に対しては、単に注意をするだけでなく、自習室への参加を義務付けるようにしたいと思います。
自習室は、ブレークアウトルームを100個ぐらい作って、個人が1つのブレークアウトルームで勉強するようにします。
先生や親は、あとで自習の記録を見て、自習の内容を確認できます。
読書不足の子なども、自習室の10分間読書で対応できるようになります。
勉強は、方法がよければ、かけた時間に比例して成績があがるので、自習室での勉強は、すぐに成果に結びつくと思います。
ただし、自習室の参加義務付けは、中学2年生までとします。
中学3年生以上は、自分で自覚して勉強できるので、義務的なものはあまりやらないようにします。
第二の教育の柱は、創造力を育てる教育を行うことです。
主な講座としては、作文、創造発表、プログラミングですが、国語読解、算数数学、英語でも、できるだけ創造的な勉強を入れていくようにしたいと思います。
中根がやっているのは、国語読解では、問題文の要約・短歌・感想を書くこと、算数数学では、自分で面白い問題を作成すること、英語では、自分で面白い英作文を作ることなどです。
ただし、創造力を育てる教育は、教科の勉強のように成績がはっきりしないので、子供に意欲をもたせるが難しい面があります。
そこで、発表広場というページを作り、毎月4週目は、自分の作品をそこに発表するようにします。
これは、発表室への発表をそのまま自動的に発表広場にも入れられるようにすればいいので、子供にとっては手間はかかりません。
そして、発表広場に載った作品については、生徒や保護者や講師が1人何票かの票を持って投票できるようにします。
票が入らない子がいるとかわいそうなので、自分が誰かに投票すれば、その分だけ自分にも票が入るようにします。その際、ランダムにおまけの票もはいるようにします。
創造教育における意欲づくりは、この発表広場の投票と表彰によってやっていきたいと思います。
第三の教育の柱は、子供たちのコミュニティ作りです。
これは、まだ一部のクラスでしかできていませんが、同じクラスに参加する生徒どうしが仲よくなり、読書紹介や一人一言や質問感想などのやりとりを通して親しくなることが目標です。
子供たちの学校生活や日常生活であとまで残るのは、勉強の知識よりも、友達との交流です。
言葉の森は、場合によっては、小1から高3まで勉強を続けて、その間、同じ生徒と何度か一緒のクラスになって交流するということがあります。
こういう長期間の交流の可能性は、学校以外にはなかなかありません。
いずれ、言葉の森の生徒どうしが、一生の友だちになるようなケースも出てくると思います。
同様に、先生と生徒と保護者の関係も、子供たちが卒業したあとも、続く可能性があります。
私は、勉強で何かを身につけるのと同じかそれ以上に、こういう人間的なつながりが大事になると思います。
以上の教育の3つの柱をもとに、これから、講師と保護者の連絡を更に充実させていきたいと思います。
■■新しいAI森リン「森リー」の点数の付け方
AI森リン「森リー」のページがスタートしました。
ただし、森リンベストなどはまだ開けません。
作文を送信したあとのページ、又は、すでに「山のたより」に入っている作文のページに、☆という小さな星のマークがあります。
この星のマークをクリックすると、「森リー」のページに飛びます。
題名、本文、生徒コードなどが入っているので、パスワードを入れ直してそのまま「点数を見る」のボタンをクリックしてください。
本文と点数が表示されるので、そのあと、「講評を見る」のボタンをクリックしてください。
「講評を見る」は少し時間がかかりますが、送信が完了すると、講評と点数と字数などのグラフが表示されます。
今回、表示する点数は、まだデータが少ないため、仮の点数としています。
また、中高生を標準とした点数ですので、小学生の作文は点数が低くなっています。
今後、データが多くなれば、学年別の点数にする予定です。
■■11月23日(土)は「休み宿題」(再掲)
カレンダーに記載してあるとおり、11月23日(土)は「休み宿題」となります。
作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」
http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」
http://www.mori7.com/mine/ike.php
作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
- ● 現在森リンベストを修理中 (180字) 森川林 nane 2024年11月20日 12時09分
16998 森川林日記より
このあとの予定。
・森リンベストを直す(直した)
・森リンベストの中身を直す
・森リン大賞を作る
・メールの文字化けを直す
・(森から郵便を作る)
・(受験作文コースの課題を作る)
・(講師伝送事務)
・(生徒伝送事務)
・新森リンにデータを入れる(大量)
・新森リンの点数を学年別にする
・全ファイルのエラー表示を直す
・プログラミングクラスの学習ファイルを作る
というところかなあ。
- ● 入会手続きについて (159字) やすひろ asayusi 2024年11月15日 14時52分
16965 森の掲示板より
お世話になっております。
個別掲示板を開けませんので、ここに投稿します。
入会書類をいただきましたが、子供二人とも11月は3週分の授業しか受けませんので、料金は間違っていると思います。この間のお電話で11月は3週間分の料金だけでよいと伺っていますので、料金を再度計算してご案内をいただけませんか。
よろしくお願いいたします。
- ● Re: 入会手続きについて (174字) 言葉の森事務局 jun 2024年11月15日 15時13分
16966 森の掲示板より
お世話になっております。
弟さんのみご入会が1週間延期になりましたので、そのように手続きを変更いたしました。
11月3週からのご入会で今月の授業は2回となります。(5週目はお休みです。)
書類は本日お送りいたします。
お兄様は変更なしで11月2週からのご入会で、今月の授業は3回です。
お送りしました書類のとおりです。
よろしくお願いいたします。
- ● 言葉の森新聞2024年11月2週号 通算第1826号 (2895字) 言葉の森事務局 jun 2024年11月12日 18時04分
16759 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2024年11月2週号 通算第1826号
文責 中根克明(森川林)
■■11月23日(土)は「休み宿題」
カレンダーに記載してあるとおり、11月23日(土)は「休み宿題」となります。
作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」
http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」
http://www.mori7.com/mine/ike.php
作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
■■サーバーの重要なところはほぼ直りました。現在、AI森リンを開発中です
10月末のサーバー移転から約2週間、いろいろご不便をおかけしましたが、重要なところはほぼ直りました。
ただ、言葉の森のサーバー内にあるファイルは大量ですので、手直しが必要なところはまだ残っていると思います。
お気づきの点があれば、ご連絡くださるようお願いいたします。
さて、過去をふりかえるようなことは、普通はしないのですが、一応経過を報告させていただきます。
サーバーの移転は、長年の懸案事項でした。
3年前に、サーバー移転を決心して、新しいサーバーを立ち上げて準備をしたのですが、少し移転を始めてみると、言葉の森のファイルのほとんどがそのままでは使えないことがわかりました。
そのため、3年間、準備だけで何もしなかったのですが、海外からのDDOS攻撃が急に増えたことと、これまで使っていたサーバーのOSやプログラム言語のバージョンが期限切れに近づいてきたため、やむを得ず10月末に移転することにしました。
そのときの見通しでは、移転はかなり難しいので、せめて最低限のところだけ、山のたよりやオンラインクラス一覧表だけ動かせるようにしておこうという悲壮なものでした(笑)。
しかし、ここで強力な手助けがあることがわかったのです。
それは、ChatGPTとPerplexityです。
ChatGPTは、それまでも、ちょっとしたことを調べるのに使っていましたが、今回のサーバー移転で、これほど強力なツールだったのだということが改めてわかりました。
何しろ、大きなことから小さなことまで、高度なことから初歩的なことまで、何を聞いても、同じように丁寧に優しく説明してくれるのです。
しかも、早いときは、朝の2時や3時から夕方まで、また、土曜も日曜も同じペースで、十数時間質問を続けても、嫌な顔ひとつせず(あたりまえか)わかりやすく説明してくれます。
その結果、移転作業を始める前までは、不可能だと思っていたようなことも、少しずつ解決することができました。
ただし、そのための時間はかなりかかりました。
一つのファイルを直すのに、2、3時間かかるということもよくありました。
今回の、ChatGPTの活用によって、私は、子供たちの勉強も、ChatGPTでやればかなり能率がよくなると思いました。
勉強や仕事で、いちばんのネックになるのは、わからないことがあったときに近くに聞く人がいないことです。
しかし、もし聞く人がいたとしても、朝から晩まで聞き続けるわけにはいきません。
また、人間相手だと、何度も同じ質問をしたり、あまりにも初歩的な質問をしたりすることははばかられるところがあります。
ChatGPTなら、そういうことはありません。
わからないところを聞く勉強で、いちばん効果があるのは、数学とプログラミングです。
これから、ChatGPTや他のAIを利用した数学やプログラミングの勉強は、広がっていくと思います。
さて、ここまでが過去の話で、このあとは未来の話です。
今回のサーバー移転のひとつの目標は、森リンをAI化することでした。
森リンがこれまで使っていた日本語形態素解析ソフトのchasenがmecabに切り替わっているので、移転を機会に、mecabを利用し、併せて森リンの採点の仕組みを根本から見直そうと思ったのです。
AIの利用というのは、森リンの集計した語彙の点数を参考に、ChatGPTがアドバイスをしてくれるという仕組みを作ることです。
ところが、ホームページとChatGPTをつなぐAPIがまだ不十分なようで、別途作っていたカスタムChatGPTとつなげることができませんでした。
また、ChatGPTのバージョンも3.5turboということなので、やや力不足の気がします。
しかし、実際に動かしてみると、作文を送信したあと、一応それなりのコメントを返してくれました。
今後、ChatGPTとのAPIが改善されれば、更にいいコメントが返せると思います。
語彙の集計の仕方も見直したので、これからは学年別の採点ができるようになります。
今までは、小学生から高校生まで同じ基準で評価していましたが、今後、学年別の評価にすれば、もっとわかりやすい評価の見方ができるようになると思います。
言葉の森のホームページとChatGPTをつなげるAPIができたので、今後は、作文の評価だけでなく、他の勉強についても、ChatGPTの利用ができるようになります。
この分野は、まだ未知の世界ですから、これからいろいろおもしろいことができると思っています。
さて、今回のサーバー移転をきっかけとしてChatGPTの利用を経験して、これからの子供たちの勉強も大きく変わると思いました。
私がよく言っていることですが、第一は、家庭での自学自習が勉強の中心になるということです。
第二は、家庭での学習は、基本的な学力をつけるためのもので、本当の勉強は、創造的なものになるということです。
第三は、勉強の目的が、大学に合格することではなく、社会に出て活躍することになるということです。
そして、その社会に出て活躍するというのは、必ずしもいい会社に入って仕事をすることではなく、自分の個性的な仕事を立ち上げるということです。
近い将来か遠い将来かわかりませんが、エネルギーが限りなくフリーに近くなり、収入のほとんどがベーシックインカムになるような時代がやがて来ると思います。
そういう社会で楽しい人生を生きることが、これからの子供たちの目的になっていくと思います。
■■合格速報
●フェリス女学院大学 グローバル教養学部
<担当講師より>
小学生から入会し、高3まで、毎週必ず提出、欠席連絡も必ずしてくれました。本当によく頑張られました。継続は力なりです。これから、培った力を発揮していってくださいね。
●立教大学 スポーツウエルネス学部
<担当講師より>
合格おめでとうございます! 何事にも全力投球、絶対にあきらめない強い気持ちで取り組む姿勢は本当に立派です。一回一回じっくり取り組んでいた、その地道な努力が大きく実りましたね。これから始まる大学生活でも、大きな目標に向かって一歩また一歩と着実に歩みを進めてください。応援しています!
- ● 言葉の森新聞2024年11月1週号 通算第1825号 (2288字) 言葉の森事務局 jun 2024年11月05日 15時34分
16697 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2024年11月1週号 通算第1825号
文責 中根克明(森川林)
■■オンラインクラス一覧表が、開けるようになりました
11月1日にサーバーは、新しく更新されましたが、オンラインクラス一覧表は、生徒のみなさんには開けない状態が続いていました。
講師や事務局では開けるようになっていたので、事情がわからず、対応が遅れてしまいました。
ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。
現在、オンラインクラス一覧表は開けるようになっています。
作文の送信もできますので、よろしくお願いします。
原因は、次のようなことです。
言葉の森が、ホームページを作ったのは、1996年とかなり早い時期でした。
今回の新サーバーでは、プログラム言語がバージョンアップされていたため、昔の古いプログラムで使えない箇所が多数出てきました。
一応、一括で直したのですが、手作業で直さなければならないところがまだかなり残っています。
ただし、新しいサーバーと新しいプログラム言語にしたことによって、ChatGPTなどのAIが、ホームページの中で使えるようになりました。
当面は、AI森リンを作りますが、そのあとは、教科の勉強にもAIを使えるようにしていく予定です。
■■国語読解クラス、基礎学力クラス、総合学力クラスの生徒の読解検定のやり方
読解検定のページが直りました。
上記の3クラスの生徒は、ウェブで読解検定を受けることができます。
しかし、読解検定として申し込んでいない場合は、問題の郵送、結果の郵送はありません。
【読解検定のやり方】
1.オンラインクラス一覧表の「国語読解クラス」「基礎学力クラス」「総合学力クラス」のいずれかのタイトルをクリックする。
2.左上から2行目の「読解検定と長文」をクリックする。
3.自分の学年と月をクリックする。
すると、問題文が4ページ表示される。
画面で見るのでは読みにくいので、できるだけプリントするとよい。
4.左上の「読解検定送信フォーム」をクリックすると答えが入力できる。
5.点数はすぐ表示されるので、×だったところはその理由を考える。
6.考えてもわからないときは、国語読解の掲示板に書く。
https://www.mori7.com/ope/index.php?k=45
■■勉強の種類――知識の勉強、理解の勉強、身体化の勉強
現代の勉強の性格は大きく変わりつつあり、従来の知識中心の学びから理解、そして身体化へとシフトしています。
この変化は、時代のニーズやテクノロジーの進化によるものです。
勉強には大きく3つの種類があります。
それは「知識の勉強」「理解の勉強」、そして「身体化の勉強」です。
これらは、それぞれの時代において異なる役割を果たしてきましたが、今後は身体化の勉強が中心となっていくと考えられます。
まず、「知識の勉強」とは、従来の教育における基本的な学びの形態であり、単に情報や事実を記憶し、知識を蓄積することが目的です。
かつては黒板と教室、そして教師がこの学びの中心でした。
しかし、インターネットの発展により、知識の習得はより効率的かつ迅速に行えるようになりました。
例えば、オンライン辞書や動画講義、Eラーニングプラットフォームなど、様々なツールを使うことで知識を手軽に得ることができる時代になっています。
その結果、知識の勉強が個人の生活や仕事の基盤であった時代は終わりを迎えつつあります。
次に、「理解の勉強」とは、単なる知識の暗記に留まらず、情報を自分の中で整理し、納得することを目指す学びです。
特に、数学や理科のような科目では、理解が深まることで初めて応用力が身につきます。
この理解の勉強において、重要なツールは詳しい解法の書かれた参考書や個別指導の先生です。
しかし、近年ではAI(人工知能)の導入により、理解の学び方も変わりつつあります。
AIは24時間365日対応可能で、初歩的な質問から高度な質問まで受け付けてくれるため、学習者が「分かったふり」をする必要がありません。
さらに、AIはどれだけ同じ質問をしても、常に丁寧に答えてくれるという利点があります。
このような環境での学びは、学習者の遠慮や恥ずかしさを軽減し、より深い理解を促進することが期待されています。
最後に、「身体化の勉強」とは、知識や理解を超えて、習得したことを自然な行動や習慣として身につける学びです。
スポーツや音楽、図工といった分野はこの身体化の勉強の代表例です。
これらの分野では、知識や理解だけではなく、身体を使って経験を通じて学びます。
ここで重要なのは、日本語力の身体化です。
特に抽象的な概念を自然に使いこなすことができるようになることが、思考力の向上に繋がります。
言い換えれば、日本語力を身体化することは、他の勉強をする上でも重要な基礎となります。
このように、現代の勉強は「知識」から「理解」、そして「身体化」へと段階的に進化しています。
知識を学ぶだけではなく、それを理解し、さらに自然に使いこなせるようになることが求められているのです。
身体化の勉強は、反復練習と時間の積み重ねが欠かせません。
具体的には、日々の読書や暗唱、発表、そして対話を通じて、自分の中に取り込んでいくことが大切です。
これからの時代、勉強の中心となるのは身体化であり、日々の実践が重要な役割を果たします。
したがって、これからの学習者は知識の蓄積に留まらず、理解を深め、さらにその理解を身体化することに努めていくことが必要になるのです。
- ● 言葉の森新聞2024年10月4週号 通算第1824号 (3910字) 言葉の森事務局 jun 2024年10月24日 10時27分
16627 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2024年10月4週号 通算第1824号
文責 中根克明(森川林)
■■10月29日(火)・30日(水)・31日(木)は休み
10月29日(火)・30日(水)・31日(木)は、第5週のため通年クラスの授業はありません。振替授業もお休みです。
なお、29日~31日は、サーバー移転のため、言葉の森のホームページは使えません。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●小学生新聞の投稿先
■104-8433東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に
新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
■■2024年10月保護者懇談会資料
●サーバー障害のお詫び
9月下旬から10月にかけて、サーバー障害によりホームページの閲覧や送信が大幅に遅れるようになりました。
ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
原因は、海外からのDDOS攻撃という手法で、膨大なアクセスを言葉の森のサーバーに送りつけサーバーをダウンさせ、サーバーの中に入ろうとしていたということのようです。
対策として、遅いクエリを修正することと、新しいファイアーウォールを設定することで、対応しました。
●11月から新しいサーバーに移転――しばらくの間、一部のページしか使えません
11月から新しいサーバーに移転します。
OSも、プログラム言語も新しいバージョンになるので、直すところがかなりあります。
現在、全ファイルの修正を行っているところですが、複雑な作業になるため、11月からは、一部の必要なページだけを稼働することになりそうです。
とりあえず、現在ほぼ直っているところは、
・ホームページの表紙・オンラインクラス一覧表・個別れんらく板・検索の坂
までです。
このあと、
・作文の丘・山のたより・発表室連絡・読書記録・自習記録・確認テスト・暗唱検定・教材注文・森リンベスト・絵の実・森の掲示板・受講案内・体験学習
などのページを直す予定ですが、1日に2つぐらいずつしか直せないので時間がかかります。
10月29・30・31日は、サーバー移転のため、言葉の森のページはどこも使えませんので、この期間に振替授業に参加される方は、27日までに予習メモ、読書記録などをアップロードしておいてください。作文の送信は、11月1日以降にお願いします。
●ChatGPTを活用した新しい勉強法
今後の勉強は、AIを活用したものになります。
ChatGPTは、まだ検索の代わりに使うような利用が多いと思いますが、実は、あらゆることを教えてくれる一流の家庭教師のような存在です。しかも、無料です。
より高度な利用をするなら月額20ドルの有料になりますが、普通に使うだけなら無料でいいです。
将来、中学生や高校生などで、学校の定期テストや志望校の模擬試験を、ChatGPTを使って作るような子も出てくると思います(笑)。
これまでの過去問を読み込ませれば、そういうこともすぐにできます。
また、自分が苦手な分野の問題と似た問題を、ChatGPTを使って大量に作ってもらうこともできます。
英語などでは、音声でChatGPTとやりとりをして、そのあと、自分の話のどこを直したらいいか教えてもらうこともできます。
言葉の森でも、サーバー移転が一段落したら、AI森リンをはじめとして、AIを利用した学習システムを作っていく予定です。
13歳からは、Gmailでメールアドレスを作れるので、そのメールアドレスで、ChatGPTの無料アカウントを作っておくとよいと思います。
13歳未満でも、保護者の監督のもとで生徒個人用のメールアドレスを作ることはできます。
今後、AIの利用によって、勉強の仕方は大きく変わってきます。
子供たちの適応力は高いので、新しい技術には早めに対応できるようにしていくといいと思います。
●吸収する勉強から発表する勉強への転換
これまでの勉強は、知識を吸収しそれをテストで再現するという勉強でした。
今でも、多くの学校の試験は、そのパターンです。
すると、記憶力のいい子か、勉強時間を長くかけた子が、いい成績を取るようになります。
昔は、そういう勉強にも意味がありました。
しかし、これからは、そうではありません。
大学入試の総合選抜、高校の授業の探究学習などに見られるように、勉強の方向が大きく変わってきています。
同じようなことを言っている人がいました。
「東大の入試問題を見れば「頭のいい子」の条件がわかる…名門進学校の教諭が最も重視する"学力以外"の能力」
https://president.jp/articles/-/86772
ここに書いてあることは、簡単に言えば、「吸収するよりも発表すること」「読むよりも書くこと」が大事だというようなことです。
東大の入試は、確かに国語の選択問題は1問もありません。すべて記述問題です。
選択問題は、大学入試共通テストまでです。
読む力、選ぶ力よりも、書く力、表現する力が評価されるようになっているのです。
しかし、発表型の勉強は、優秀で意欲的な生徒でないと、かつてのゆとり教育のような勉強になりがちです。
また、子供自身も、発表型の勉強よりも吸収型の勉強の方が、勉強した気がする面があります。
言葉の森では、今後、子供たちが意欲的な発表ができるような仕組みを作っていきたいと思っています。
その主なやり方は、表彰システムを大幅に拡大することです。
●家庭での自学自習が勉強の基本――自習室を活用しやすくする方法を検討中
勉強は、学校や塾でするよりも、家庭で自分ひとりでするのが最も能率のよいやり方です。
しかし、小学生や中学生は、まだ勉強の自覚がないので、ひとりではなかなか勉強に取り組めません。
そこで、自習室をもっと活用しやすくし、先生がその子の勉強の様子を見て、自習室での勉強を指示するというようなこともしていきたいと思っています。
国語、算数数学、英語の確認テストを見ると、成績の悪い子が時どきいます。
今後、それぞれのクラスの授業を受けない人でも、問題集さえ購入すれば確認テストができるようにして、勉強のトータルなアドバイスをできるようにしたいと思っています。
●読書のレベルが、将来の学力のレベルになる
中学生や高校生で、読書の質が低い生徒がいます。
また、物語の本しか読んでいない子もいます。
逆に、小学校高学年で、読書の質が高い生徒もいます。
子供たちは、学校の勉強を第一に考えがちですが、あとになって残るのは読書の力です。
読書の質が低い、または、読書の量が少ない生徒は、学年が上がるにつれて成績が上がらなくなります。
それは、読書とは、思考力をつけるものだからです。
そのためには、難しい本を読む必要があります。
小中学生のころは、勉強にまだ考える要素が少ないので、勉強さえしていれば成績が上がるように思いがちです。
しかし、高校生、大学生になると、考える力がなければ、勉強だけしていても成果を上げることはできなくなります。
中学生以上の生徒は、やさしい本や物語の本だけでなく、できるだけ難しい説明文意見文の本も取り入れて読むようにしていくことが大事です。
ただし、難しい本を読ませようとして、読書量が低下しては、かえって読書力がつかなくなります。
複数の本を並行して読むような方法で、読書量は低下させずに、少しずつ難しい本を読むことに慣れていくといいと思います。
複数の本を読むには、付箋読書が役に立ちます。
https://www.mori7.com/mori/hp_senn_husenn.php?table=beb_article
- ● 2024年10月保護者懇談会資料 (2892字) 森川林 nane 2024年10月22日 03時01分
16613 森の掲示板より
2024年10月保護者懇談会資料
ムラサキシキブとリンドウ
●サーバー障害のお詫び
9月下旬から10月にかけて、サーバー障害によりホームページの閲覧や送信が大幅に遅れるようになりました。
ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
原因は、海外からのDDOS攻撃という手法で、膨大なアクセスを言葉の森のサーバーに送りつけサーバーをダウンさせ、サーバーの中に入ろうとしていたということのようです。
対策として、遅いクエリを修正することと、新しいファイアーウォールを設定することで、対応しました。
●11月から新しいサーバーに移転――しばらくの間、一部のページしか使えません
11月から新しいサーバーに移転します。
OSも、プログラム言語も新しいバージョンになるので、直すところがかなりあります。
現在、全ファイルの修正を行っているところですが、複雑な作業になるため、11月からは、一部の必要なページだけを稼働することになりそうです。
とりあえず、現在ほぼ直っているところは、
・ホームページの表紙・オンラインクラス一覧表・個別れんらく板・検索の坂
までです。
このあと、
・作文の丘・山のたより・発表室連絡・読書記録・自習記録・確認テスト・暗唱検定・教材注文・森リンベスト・絵の実・森の掲示板・受講案内・体験学習
などのページを直す予定ですが、1日に2つぐらいずつしか直せないので時間がかかります。
10月29・30・31日は、サーバー移転のため、言葉の森のページはどこも使えませんので、この期間に振替授業に参加される方は、27日までに予習メモ、読書記録などをアップロードしておいてください。作文の送信は、11月1日以降にお願いします。
●ChatGPTを活用した新しい勉強法
今後の勉強は、AIを活用したものになります。
ChatGPTは、まだ検索の代わりに使うような利用が多いと思いますが、実は、あらゆることを教えてくれる一流の家庭教師のような存在です。しかも、無料です。
より高度な利用をするなら月額20ドルの有料になりますが、普通に使うだけなら無料でいいです。
将来、中学生や高校生などで、学校の定期テストや志望校の模擬試験を、ChatGPTを使って作るような子も出てくると思います(笑)。
これまでの過去問を読み込ませれば、そういうこともすぐにできます。
また、自分が苦手な分野の問題と似た問題を、ChatGPTを使って大量に作ってもらうこともできます。
英語などでは、音声でChatGPTとやりとりをして、そのあと、自分の話のどこを直したらいいか教えてもらうこともできます。
言葉の森でも、サーバー移転が一段落したら、AI森リンをはじめとして、AIを利用した学習システムを作っていく予定です。
13歳からは、Gmailでメールアドレスを作れるので、そのメールアドレスで、ChatGPTの無料アカウントを作っておくとよいと思います。
13歳未満でも、保護者の監督のもとで生徒個人用のメールアドレスを作ることはできます。
今後、AIの利用によって、勉強の仕方は大きく変わってきます。
子供たちの適応力は高いので、新しい技術には早めに対応できるようにしていくといいと思います。
●吸収する勉強から発表する勉強への転換
これまでの勉強は、知識を吸収しそれをテストで再現するという勉強でした。
今でも、多くの学校の試験は、そのパターンです。
すると、記憶力のいい子か、勉強時間を長くかけた子が、いい成績を取るようになります。
昔は、そういう勉強にも意味がありました。
しかし、これからは、そうではありません。
大学入試の総合選抜、高校の授業の探究学習などに見られるように、勉強の方向を大きく変わってきています。
同じようなことを言っている人がいました。
「東大の入試問題を見れば「頭のいい子」の条件がわかる…名門進学校の教諭が最も重視する"学力以外"の能力」
https://president.jp/articles/-/86772
ここに書いてあることは、簡単に言えば、「吸収するよりも発表すること」「読むよりも書くこと」が大事だというようなことです。
東大の入試は、確かに国語の選択問題は1問もありません。すべて記述問題です。
選択問題は、大学入試共通テストまでです。
読む力、選ぶ力よりも、書く力、表現する力が評価されるようになっているのです。
しかし、発表型の勉強は、優秀で意欲的な生徒でないと、かつてのゆとり教育のような勉強になりがちです。
また、子供自身も、発表型の勉強よりも吸収型の勉強の方が、勉強した気がする面があります。
言葉の森では、今後、子供たちが意欲的な発表ができるような仕組みを作っていきたいと思っています。
その主なやり方は、表彰システムを大幅に拡大することです。
●家庭での自学自習が勉強の基本――自習室を活用しやすくする方法を検討中
勉強は、学校や塾でするよりも、家庭で自分ひとりでするのが最も能率のよいやり方です。
しかし、小学生や中学生は、まだ勉強の自覚がないので、ひとりではなかなか勉強に取り組めません。
そこで、自習室をもっと活用しやすくし、先生がその子の勉強の様子を見て、自習室での勉強を指示するというようなこともしていきたいと思っています。
国語、算数数学、英語の確認テストを見ると、成績の悪い子が時どきいます。
今後、それぞれのクラスの授業を受けない人でも、問題集さえ購入すれば確認テストができるようにして、勉強のトータルなアドバイスをできるようにしたいと思っています。
●読書のレベルが、将来の学力のレベルになる
中学生や高校生で、読書の質が低い生徒がいます。
また、物語の本しか読んでいない子もいます。
逆に、小学校高学年で、読書の質が高い生徒もいます。
子供たちは、学校の勉強を第一に考えがちですが、あとになって残るのは読書の力です。
読書の質が低い、または、読書の量が少ない生徒は、学年が上がるにつれて成績が上がらなくなります。
それは、読書とは、思考力をつけるものだからです。
そのためには、難しい本を読む必要があります。
小中学生のころは、勉強にまだ考える要素が少ないので、勉強さえしていれば成績が上がるように思いがちです。
しかし、高校生、大学生になると、考える力がなければ、勉強だけしていても成果を上げることはできなくなります。
中学生以上の生徒は、やさしい本や物語の本だけでなく、できるだけ難しい説明文意見文の本も取り入れて読むようにしていくことが大事です。
ただし、難しい本を読ませようとして、読書量が低下しては、かえって読書力がつかなくなります。
複数の本を並行して読むような方法で、読書量は低下させずに、少しずつ難しい本を読むことに慣れていくといいと思います。
複数の本を読むには、付箋読書が役に立ちます。
https://www.mori7.com/mori/hp_senn_husenn.php?table=beb_article
- ● 言葉の森新聞2024年10月3週号 通算第1823号 (3948字) 言葉の森事務局 jun 2024年10月16日 12時45分
16596 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2024年10月3週号 通算第1823号
文責 中根克明(森川林)
■■【連絡】個別れんらく板の先生からの連絡は差し出し人が先生のペンネームとコードになります
個別れんらく板からの連絡について、これまで、先生からの連絡は、
「○○様←中根克明」などとなっていましたが、10月13日から、
「○○様←森川林(nane)」と、ペンネームと講師コードを併用したかたちになります。
■■【重要】受講停止・退会の連絡は、毎月15日までにお願いします
受講停止又は退会の連絡は、20日までに連絡があった場合、その月の末で終了としていました。
しかし、この日程ですと、受講料自動振替を金融機関に報告する日程とぶつかることがわかりました。
そこで、10月より、受講停止・退会の連絡は、毎月15日までとさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
■■勉強の基本は、家庭での自学自習。家庭学習をやりやすくする新しい自習室のシステムを計画中
■ 家庭での自学自習の重要性
勉強の基本は、家庭での自学自習にあります。
現在、世の中には解法がていねいに説明された参考書が数多く出回っているため、自分で学ぶ環境は整っています。
そのため、答えが存在するような学習内容については、必ずしも塾や家庭教師に通い、人から教わる必要はありません。
しかし、学習を自ら進めるには自己管理能力が求められ、それが未熟なうちはなかなか独力では勉強が進まないのも現実です。
■ 子供にとっての学習環境と家庭の変化
子供が中学生までの年齢では、ひとりで勉強をする自覚がまだ育っておらず、教室のような仲間と一緒に学べる場があって初めて集中できることが多いものです。
高校生以上になれば、自己管理の意識が芽生え、自宅での学習もできるようになりますが、それまでは適切な環境づくりが欠かせません。
昔は、保護者や家族が家にいる時間が長く、子供が学校から帰宅した後、自然と勉強する習慣を家庭内で身につけやすい状況がありました。
しかし、現代では多くの家庭で保護者が仕事で帰りが遅くなるため、家庭内で子供の学習をサポートすることが難しくなっています。
■ 宿題とテストに依存しない自学の仕組み
その結果、子供の勉強は、宿題やテストといった「外部からの強制」に依存する傾向があります。
しかし、本来、学力を高めるためには、自分で選んだ教材を繰り返し学習することが大切です。
宿題やテスト対策のためだけに時間を費やしても、十分な力はつきません。
子供が自ら学ぶ習慣を身につけ、外部の強制ではなく、自己決定による学習を促す取り組みが必要とされています。
■ 言葉の森による自習室の活用と今後の展望
「言葉の森」では、自習室をさらに使いやすくし、家庭学習を支援する新たな方法を導入しようとしています。
具体的には、国語や算数・数学、英語などの授業で、生徒が次の週までに家庭で行う学習計画を立て、その計画を生徒・先生・保護者が共有します。
生徒は家庭でその計画に従って、自習室に入って勉強を進めます。
自習室では、Zoomのブレークアウトルームを利用し、100か所の個室で自由に学習ができます。
各個室はカメラをオンにした状態で利用し、他人の目を意識することで集中力を高めます。
しかし、もちろん他人に部屋の様子が見えることはありません。
このシステムでは、他の生徒とペンネームを通じて交流し、仲の良い友達と同じルームで勉強することも可能です。
学習の内容や時間は、事前に自習記録に登録することで、後から振り返ることができます。
また、タイマーを使って「この勉強は何分以内で終わらせる」といった時間制限を設けることで、集中力を高める工夫をすることが大切です。
ネットを通じた学習では、休憩の際に他のサイトを見ることもありますが、タイマーを使った計画的な休憩により、時間のコントロールができます。
このような自習室を小学校低学年から利用できるようにすることで、中学生や高校生になったときにも、同じように自学自習の習慣を続けられるようになります。
このような自習室を活用した学びのスタイルが、今後の勉強のスタンダードになると思います。
■■AI時代の教育は、積み上げ型から山頂型へ。学校は知識を蓄積する場ではなく、創造し発表する場に
● AI技術の進化と教育の変化
AI技術の発達によって、これからの教育は大きく変わっていきます。
従来の教育は、知識や記憶を積み重ねていく「積み上げ型」が主流でしたが、これからは「創造」と「発表」を重視する「山頂型」へと移行していくと考えられます。
積み上げ型の教育は、学んだ内容が次のステップの基礎となる一方で、学習の成果が見えにくく、達成感を得づらいという課題がありました。
しかし、AIの導入によって、教育のゴールを先に設定し、その後に必要な学びを補うという新しい学習の形が可能になります。
● 各教科と積み上げ型学習の課題
積み上げ型の学びの代表的な教科として、算数・数学やプログラミングが挙げられます。
これらの科目は、基礎の積み重ねが大切ですが、その一方で、特に初期段階の学習が退屈であることも事実です。
算数や数学は四則計算のような基礎から順に学ぶカリキュラムが整備されているため、学習の初期段階で行き詰まることは少ないですが、プログラミングでは学習の進め方がまだ確立されていない部分もあります。
たとえば、ビジュアルプログラミングのScratchから、コードを書くJavaScriptに移行する際に、多くの学習者がつまずいてしまうことがあります。
英語は積み上げ型の側面を持ちながらも、生活の中で使う「手段」としての性格が強いため、将来的にはAIによる通訳や翻訳などのツールがこの役割を代替する可能性があります。
理科や社会科は、理解することで学びが完結するため、読書のように知識を吸収する科目と考えられます。
国語、つまり日本語の学習は、単なる知識ではなく、考える力や表現力を育む重要な教育であり、今後の学びの中心になると考えられます。
● AIによる学習スタイルの転換
従来の積み上げ型学習では、新しい知識を積み重ねても、なかなか目に見える成果を感じられないことが多くあります。
しかし、AIを活用することで、このような学びを「山頂型」に切り替え、まずは結果を出すことを優先し、その後で理由を学ぶという流れが実現可能になります。
学習途中でわからないことがあっても、AIに質問すれば解決でき、積み上げ型の学びに戻る必要はありません。
必要なときだけAIに頼り、より深く知りたい部分だけを掘り下げて学べば十分です。
このように、学習が山頂型に変わることで、教える先生や教科書、そして学校という「教える場」の存在意義が再考されるかもしれません。
AIを活用して、自学自習を進めることができれば、子供たちは自分のペースで学び、知識を活用する力を伸ばせます。
そして、学校は学ぶ場というよりも、創造したものを発表する場としての役割を果たすようになるでしょう。
● 反転学習の本格的な普及と創造的学習への移行
この新しい学びのスタイルは、かつて「反転学習」と呼ばれていたものの進化版ともいえます。
反転学習とは、授業で教えるのではなく、自宅で学び、学校ではその学びを深めたり発表したりする形の学習法です。
AIを利用することで、この反転学習はより意味のあるものとなり、子供たちは創造と発表を重視した勉強に取り組めるようになります。
ただし、多くの子供たちや学校がこの変化についていけていないのが現状です。
現在、中学生たちの学びの多くは、宿題をこなし、テストで良い成績を取るためのものであり、そのために時間をいかに効率的に使うかが求められています。
私自身も、かつて「1分1秒でも惜しい」と感じながら勉強に励んでいた記憶がありますが、それが知識と記憶の積み上げに基づく勉強だったからだと、今になってわかります。
本当の勉強は、何時間も何日もかけて考えるものです。
AIを活用した新しい学びのスタイルは、子供たちが創造的に考え、自分の考えを表現し、それを発表するものになります。
これからの教育では、知識を蓄えるだけでなく、考える力を伸ばし、創造力を育むことが求められるようになります。
● 未来の教育と学びの姿
AI技術を活用した教育の進化により、これからの子供たちの勉強は、知識や記憶のためだけのものではなく、創造と発表のための学びへと変わっていくでしょう。
自学自習のスタイルを確立し、AIにサポートを受けながら、自分のペースで学びを進めることが当たり前の時代が来るでしょう。
そして、学校は知識を教える場所ではなく、創造と発表の場へと変わり、子供たちは自らの考えやアイデアを発信する経験を積むようになるでしょう。
こうした変化が、これからの新しい教育のスタンダードとなっていくと思います。
■■【合格速報】上智大学 総合人間科学部心理学科
●上智大学総合人間科学部心理学科 M.R.さん
<生徒さまより>
長年の作文の経験は受験準備中も受験日当日も常に生きていると感じ、本当にやっていて良かったなと思っています。辞めるまで毎週作文を見てくれて、前向きなコメントをくれたH先生には、感謝してもしきれないくらいです。本当にありがとうございました。
<担当講師より>
書くことが大好きで毎週欠かさず取り組んでいました。レッスンでも課題はもちろんのこと、作文以外の話も分かち合ったりしていました。合格報告を受け、我が子のことのように嬉しく感じています。
- ● 言葉の森新聞2024年10月2週号 通算第1822号 (4264字) 言葉の森事務局 jun 2024年10月09日 11時29分
16561 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2024年10月2週号 通算第1822号
文責 中根克明(森川林)
■■10月14日(月)は「休み宿題」
カレンダーに記載してあるとおり、10月14日(月)は「休み宿題」となります。
作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」
http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」
http://www.mori7.com/mine/ike.php
作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
■■ChatGPTは、ワンポイントのアドバイスをしてくれる超一流の家庭教師――特に、数学の苦手な子にとっては新しい勉強法になる
中学生、高校生は、数学の勉強にChatGPTを活用しようという話です。
ChatGPTは、自分専用の超一流の家庭教師です。
どんなことでも、専門家として教えてくれます。
しかも、夜中に突然質問をしても、同じことを何度も聞いても、初歩的すぎて人には聞けないようなことも、いつでも丁寧に返事をしてくれます。
ChatGPTを使った勉強法は、まだあまり行われていません。
しかし、数年後には、ChatGPT勉強法が主流になります。
中学生以上のみなさんは、今からChatGPTを使った勉強に取り組んでいきましょう。
最初は、自分(森川林)の体験から話をします。
サーバーの障害と外部からの攻撃が重なって、言葉の森のホームページがなかなか開けない状態が続いていました。
そこで、ChatGPTに原因になりそうなことを聞いてみました。
すると、いろいろな原因の中に、データベースのクエリの中に重い動作をするものがあるということもありそうでした。
そこで、ChatGPTに、動作の遅いクエリをどう探すのか聞いてみました。
こういうことは、データベースの本を何冊か読まないとわからないことです。
それを、ピンポイントで焦点を絞って教えてくれるのです。
私は、このとき、ChatGPTの価値がよく理解できました。
2日間ぐらいのChatGPTとの対話で、問題点がほぼわかったのです。
もうひとつ、私の昔の話ですが、高校生のころ、数学の勉強をしてわからない問題があったときのことです。
私は、そういうときは、その問題を考えながら、夜の街を何時間も歩くことにしていました。
それで、わかるときもあるし、わからないときもありました。
私は、高校生のころ数学は得意だったので、数学はそういう勉強をするものだと思っていました。
しかし、これは、答えのある受験数学の勉強法としては、もっともよくない方法だったのです。
ということが、今はわかります。
わかるまで考えるというのは、答えのない数学に取り組むときの話です。
それは、数学者の仕事です。
受験の数学は、答えがあるのですから、考えるのは解法を理解するために考えるということでよかったのです。
数学の苦手な子供に、どういう勉強をさせるかというと、わかるところまで戻って教えるというのが、これまでのオーソドックスな数学の勉強の仕方でした。
しかし、これでは、成果が出るまでに時間がかかりすぎます。
これからのいい勉強法は、できない問題があったときに、ピンポイントでChatGPTに解き方を聞くのです。
それでわからなかったら、更に質問を続けてわかるまで聞けばいいのです。
更に、その解き方を身につけるために、似た問題も作ってもらいます。
同じような勉強法は、国語でも英語でも理科でも社会でもできますが、私は、数学の勉強に使うのが最も効果があると思います。
ChatGPTの活用法は、まだあまり出ていませんが、これからいろいろな工夫が生まれてくると思います。
中学生(13歳)以上の人は、自分のメールアドレスをGmailで作れます。
13歳未満であっても、保護者の監督のもとに、生徒個人のメールアドレスを作ってもらうことができます。
メールアドレスがあれば、ChatGPTのアカウントが無料で作れます。
ChatGPTで、プログラムを作るというような「作る」作業をするには、月20ドル(約3000円)の有料アカウントが必要になりますが、それはそういう「作る」作業をしたくなってからでいいです。
AIテクノロジーは、これから更に発展していきます。
生徒のみなさんは、ぜひ、こういう新しい技術を早く使えるようにしていってください。
■■プログラミングの学習も、数学の学習も、どの教科の学習も、やがて山頂型学習になる――AI時代の教育は大きく変わる
プログラミングの学習は、役に立ちます。
特に、自分で新しく何かを始めようとする人にとっては、ある程度のプログラミングの知識技能は必要です。
それは、自分で何かを始めようとする人にとって、車を運転できることがある程度必要であるのと似ています。
ところが、プログラミング学習の難しいところは、積み重ね型の学習であるために、最初のころの知識の習得に時間がかかることです。
見晴らしのいい尾根に上がるまでの間に、歩かなければならない単調なアプローチの距離がかなり長いのです。
その対応策として、プログラミング学習の導入部分を、興味の持てるゲーム作りにしたり、ロボット作りにしたりという工夫が数多く生まれました。
しかし、ビジュアルプログラミングで、自分なりのプログラミングを作れるようになった子も、その後、コードプログラミングに移行する段になると、その単調さに飽きてしまうことが多かったのです。
ところが、この積み重ね型のプログラミング学習が、大きく変わる可能性が出てきました。
それが、AIの活用です。
プログラミングの学習と似た事情は、数学の学習についても言えます。
子供がある時期に数学が苦手になると、それを得意教科にするまでがんばるということは、なかなかできなくなります。
それは、数学が、典型的な積み重ね型の学習だからです。
苦手になったときに、どこから手をつけていいかわからなくなるのです。
積み重ねが必要だということは、多かれ少なかれ、どの教科の勉強にもあてはまります。
しかし、それらが、AIの利用によって変わる可能性が出てきたのです。
積み重ね型の学習に対して、正反対の学習を山頂型の学習と呼びたいと思います。
スキーの練習のごく初期のころは、麓から山頂まで歩いて登る過程が必要でした。
今は、リフトで山頂まで行けますが、リフトのない山には行くことができません。
ところが、ヘリコプターで山頂まで行くという方法もあるのです。
スタートが山頂で、そこからゆっくり麓まで降りていくというスキーの仕方です。
プログラミングの学習における山頂とは、「こういうものを作りたい」というイメージです。
数学の学習における山頂とは、「この問題を解きたい」という目標です。
積み重ね型の発想をしているかぎり、そのイメージや目標を実現するためには、長い下積みの苦労をしなければならないというのがこれまでの考え方でした。
しかし、AIを利用すれば、すぐに自分の望むプログラミングを作ってもらえます。
数学でも、すぐに解き方を教えてくれます。
そのあと、そのプログラミングの詳しい意味を聞いたり、数学の解き方の更に詳しい説明を聞いたりしていけばいいのです。
聞くことにも、もちろん時間はかかります。
しかし、下から登っていく苦労に比べたら、上から下へ降りる苦労は、比較にならないぐらい小さなものです。
下から登るためには、麓を全部回る必要がありました。
上から降りるには、必要なところだけ下っていけばいいのです。
これが、山頂型学習の特徴です。
AIの利用によって、これからの勉強の仕方は大きく変わります。
AIは、答えを教えてくれるだけではありません。
もし、自分の苦手な問題があれば、それと似た問題を何問も作ってもらうこともできます。
英語の場合は、音声のやりとりもできるので、ヒアリングとスピーキングの勉強も同時にできます。
AIと英会話で話をしたあと、自分の言った英文のどこを直したらいいかを聞けば、丁寧に教えてくれます。
人間では、なかなかここまではできません。
AIは、勉強のすべての分野をカバーしている、自分だけの超一流の家庭教師です。
山頂学習ということで言えば、登りたい山の頂上にすぐに連れていってくれる空飛ぶ乗り物と言ってもいいでしょう。
では、実際に、プログラミング学習がどういうかたちになるかというと、まず、生徒は、自分の作りたいものをChatGPTに作ってもらいます。
すると、Pythonのプログラミングコードがわかります。
勉強好きな子なら、そのコードを読むために、AIに更に質問をするか、又は、Pythonの勉強を始めるでしょう。
この下り坂の勉強の仕方は、自分のしたかったことと結びついています。
ゲーム作りやロボット作りから、コードプログラミングに移り、長い登り坂を経て尾根に上がる勉強よりもずっと楽にできます。
しかし、そういうプログラミングの勉強をわざわざ始めなくても問題はありません。
こういう命令をしたら、こういうものができたから、次は、どういう命令をしてみようかと考えるようになればいいのです。
ちょうど、Midjourneyなどの画像作成ソフトの使い方と同じです。
言葉による入力と、画像による出力との間のブラックボックスがどうなっているかは誰にもわかりません。
作った人自身がわからないのが、深層学習の特徴です。
だから、わかることよりも、使えることが大事になるのです。
AIの活用に伴って、勉強のスタイルも変わってきます。
これまでは、答えのある知識を吸収することと中心に勉強が組み立てられてきました。
そのわかりやすい表現が、テストや宿題や点数や成績でした。
これからの勉強は、吸収するだけの勉強ではありません。
これからの勉強は、創造し発表することが中心の勉強になるのです。
言葉の森が今考えているのは、データベースとChatGPTを組み合わせ、山頂型学習で学力を身につけ、創造発表教育で、勉強の方向を吸収から創造と発表へと発展させる教育です。
これから、新しい勉強法を作っていきたいと思います。
- ● 小3、作文クラスに参加しています (222字) みきみき mikimiki 2024年09月30日 20時22分
16518 森のアンケートより
作文クラスに参加して8か月がたちました。全てに満足しているので、要望はありません。
担当の先生はどんな時でも息子を認めてくださりますし、常に新しい方向に息子を導いてくださります。そんな先生に出会えたことは奇跡だと感じています。
作文クラスは刺激的なようで、先生や生徒さんの話をメモしながら聞いています。また、作文クラス内で紹介された本を買いに行くのも息子の楽しみの一つになっています。おかげで、息子の選ぶ本と思考の幅がびっくりするほど広がりました!
- ● Re: 小3、作文クラスに参加しています (182字) 森川林 nane 2024年10月02日 16時41分
16538 森のアンケートより
ありがとうございます。
子供は、褒めてみんなよくなるので、基本はいいところを認めるということでやっています。
クラスでの生徒の交流が、意外と子供の成長にはプラスになっているようです。
低中学年から少人数クラスで勉強していると、そのまま高学年になったり、中学生になったりしても、その友達関係が続きます。
これからも、読書紹介や発表会で、楽しくやっていってください。
- ● Re: 「素の自分」の読み方 (575字) 森川林 nane 2024年10月01日 02時14分
16520 森の掲示板より
「素の自分」の読み方については、以下のように説明できます:
● 正しい読み方
「素の自分」の正しい読み方は「すのじぶん」です。これが一般的で広く受け入れられている読み方です。
● 「そのじぶん」という読み方について
「そのじぶん」という読み方は、厳密には誤りとされます。しかし、この読み方をする人も少なからず存在します。
● 理由と解説
1. 「素」の読み方:
- 「素」という漢字は、単独では「す」と読むのが一般的です。
- 「そ」という読み方もありますが、「素」を「そ」と読む用例は限られています。
2. 慣用的な表現:
- 「素の自分」は慣用的な表現として「すのじぶん」と定着しています。
3. 意味の違い:
- 「すのじぶん」:飾らない、ありのままの自分を意味します。
- 「そのじぶん」と読むと、「その時の自分」や「その自分」という別の意味に取られる可能性があります。
● 結論
「素の自分」を「そのじぶん」と読むのは正確ではありません。正しくは「すのじぶん」と読むべきです。ただし、日常会話などでは「そのじぶん」と読む人もいるため、完全な誤りとは言い切れない面もあります。公式な場面や文書では「すのじぶん」を使用するのが適切です。
> 「素の自分」を「すのじぶん」と読む人が多いですが、これを「そのじぶん」と読んだら、間違いなのでしょうか?
- ● Re: 「素の自分」の読み方 (650字) かきくけ かきくけ 2024年10月01日 03時41分
16521 森の掲示板より
丁寧なご説明をありがとうございました。
> 「素の自分」の読み方については、以下のように説明できます:
>
> ● 正しい読み方
>
> 「素の自分」の正しい読み方は「すのじぶん」です。これが一般的で広く受け入れられている読み方です。
>
> ● 「そのじぶん」という読み方について
>
> 「そのじぶん」という読み方は、厳密には誤りとされます。しかし、この読み方をする人も少なからず存在します。
>
> ● 理由と解説
>
> 1. 「素」の読み方:
> - 「素」という漢字は、単独では「す」と読むのが一般的です。
> - 「そ」という読み方もありますが、「素」を「そ」と読む用例は限られています。
>
> 2. 慣用的な表現:
> - 「素の自分」は慣用的な表現として「すのじぶん」と定着しています。
>
> 3. 意味の違い:
> - 「すのじぶん」:飾らない、ありのままの自分を意味します。
> - 「そのじぶん」と読むと、「その時の自分」や「その自分」という別の意味に取られる可能性があります。
>
> ● 結論
>
> 「素の自分」を「そのじぶん」と読むのは正確ではありません。正しくは「すのじぶん」と読むべきです。ただし、日常会話などでは「そのじぶん」と読む人もいるため、完全な誤りとは言い切れない面もあります。公式な場面や文書では「すのじぶん」を使用するのが適切です。
>
> > 「素の自分」を「すのじぶん」と読む人が多いですが、これを「そのじぶん」と読んだら、間違いなのでしょうか?
- ● 先生でも事務担当者でもない相談者 (344字) あえもも aemomo 2024年09月30日 19時00分
16516 森のアンケートより
こんにちは。先生にはいつもとても丁寧にご指導頂き、感謝しております。
指導面には、十分満足しております。また言葉の森が、9月から家庭との関係をより深めて行くという方針に変わったことにとても喜んでいます。ありがとうございます。
私は、言葉の森と家庭をより深く繋ぐために、先生でも、事務担当者でもなく、助手の先生のような、ある程度生徒のことを把握したどんなことでも気軽に相談できる方がいて下さったら良いのになあと思っています。できればZoomで三者面談できるような担当者。
九州の私達からは、横浜の言葉の森は、実際に見たこともない塾なので、最初は見えない不安を少し感じていました。言葉の森からの発信はたくさん頂くのですがこちらから意見を言える機会がなかったので、今回のアンケートは有り難かったです。
- ● Re: 先生でも事務担当者でもない相談者 (253字) 森川林 nane 2024年10月02日 16時35分
16536 森のアンケートより
ありがとうございます。
生徒と先生の関係は、ただ勉強を教えるというだけでなく、生涯続くつながりにしたいと思っています。
まだ、先ですが、将来は、同窓会などで一緒に勉強している生徒どうしが交流できるような機会も作りたいと思っています。
コミュニケーションの機会としては、このほかにオンラインサロンなども行いたいと思っていますが、なかなか継続するのが難しいです。
とりあえずは、担当の先生と面談などで時どき話をしてくださるといいと思います。
また、何かご質問がありましたら、個別れんらく板からお寄せください。
- ● アンケート (406字) Nao aonari 2024年09月30日 12時40分
16515 森のアンケートより
姉弟でお世話になっています。
本人達の課題はそれぞれにありますが、先生方の暖かいコーチングのおかげで、私自身長い目で見守る姿勢を学ばせていただいています。
振替の授業を受けるとそれぞれの先生の色が出ていて参考になるのですが、やはりいつものクラスの方が安心して授業を受けられるので、月曜の祝日にもできたら開校してほしいです。
何より先生やクラスメイトとの交流が貴重だと思いますので、授業中に書く時間が少なくなっても、発表やコミュニケーションの時間をたっぷり取ってもらいたいです。
学校の授業や本を読むだけだとほぼ受け身の勉強です。発表で分かりやすく伝える練習が出来てありがたいです。以前まで親子の対話が少なかったのかなと反省しています。
それから、課題フォルダに暗唱のページが載っているので取り組んでみていますが、進みが遅いです。授業の限られた時間ではありますが、作文クラスでも暗唱発表の機会を作っていただけないでしょうか。
- ● Re: アンケート (225字) 森川林 nane 2024年10月02日 16時36分
16537 森のアンケートより
ありがとうございます。
月曜日は確かに振替休日が多くなるので、対策を考えているところです。
とりあえずは、居心地のいいクラスに振替で参加してくださるといいと思います。
勉強は、家庭学習でできるので、授業はできるだけ発表と交流があるかたちにしたいと思っています。
自分で発表する時間の方が頭を使うので、より深い勉強になると思います。
暗唱は、実は、毎日やる方がやりやすくなります。
短くてもいいので、朝ご飯の前に暗唱をする週間が作れると理想てきです。
- ● 無題 (313字) すずゆ akasuna 2024年09月29日 21時40分
16511 森のアンケートより
言葉の森にお世話になり半年が経ちました。本をほとんど読めず、読まなかった生活が一変、毎日少しずつ読むようになりました。まだ読書の面白さに気付いていないような気がしますが、色々な本を読み自分に合った本に出会えれば良いなと思っております。
先生方にはいつもほめていただき楽しく授業を受けることができています。親はアドバイスしているつもりでも注意のようになってしまうことがあり、授業を傍らで聞いていて私自身も勉強になります。
月曜クラスが祝日で休講になることが多く、振替をとらなければならないことと先生が変わってしまうことが残念です。
できましたら、祝日も通常通り授業をしていただけると助かります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
- ● Re: 無題 (151字) 森川林 nane 2024年09月30日 04時15分
16514 森のアンケートより
ありがとうございます。
よその子は褒められますが、自分の子はなかなか褒められないものです。
子供は、そういう両方のバランスの中で育っていくのだと思います。
読書が進むようになったのは、とてもよかったです。
今度、おすすめ図書リストのようなものを作って、更にいい本に出合えるようにしたいと思っています。
- ● 無題 (198字) はななは hananaha 2024年09月29日 17時00分
16510 森のアンケートより
いつもご指導ありがとうございます。
人見知りな性格で人前で話すことが苦手なのですが、言葉の森の授業ではしっかりと自分の意見を述べる姿を見ることができて感心しております。授業後はハイテンションなことが多く、良くおしゃべりをします。それだけ授業が楽しいのだと思います。
もっと早くから受講させてあげたかったと悔やまれますが、これからの伸び代に期待しようと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
- ● Re: 無題 (152字) 森川林 nane 2024年09月30日 04時13分
16513 森のアンケートより
ありがとうございます。
いつもしっかり話ができるので、人見知りなどとは全然思いませんでした(笑)。
何でも経験を重ねるうちに成長していきますから、これからは、みんなの前で発表することが得意になると思います。
いつも前向きの姿勢でがんばっています。
中学生になっても、ぜひ続けていかれるといいと思います。
- ● Re: 私の成長 (118字) 森川林 nane 2024年09月30日 03時56分
16512 森のアンケートより
ありがとうございます。
子供たちの勉強は、友達どうしの交流の中で進みます。
作文も読書もがんばっているのは、たぶんクラスの雰囲気がいいからだと思います。
みんなとの交流の中で、発表の力もつきますから、これからもぜひがんばってください。
- ● 小4女子_創造発表クラス (332字) ひなすみ akohina 2024年09月27日 14時20分
16503 森のアンケートより
創造発表クラスに参加して3ヶ月ほどになります。気になることを本やネットで調べてパワーポイントを作っています。チャットGPTに聞いてわかりやすく説明してもらったり、参考になりそうなサイトを教えてもらったりして、楽しみながらやっています。たまに他のクラスの発表も見てみたいと言っていました。
ちらと思ったのですが、他の分野のクラスの振替を創造発表にもできると楽しいのではないでしょうか。顔ぶれが固定しないでしょうが、自分の興味のあることを発表する機会になりますし、いろいろな学年の子供たちの発表を聞けたり、自由に質問し合ったりして面白いと思います。振替で遅れた分は自分ですすめて、ちょっと違う雰囲気のクラスに参加してみるというような。。
現実的ではないかもしれないですね。
- ● Re: 小4女子_創造発表クラス (211字) 森川林 nane 2024年09月28日 07時45分
16507 森のアンケートより
ありがとうございます。
小4でいろいろなツールを活用しながらやっているのですね。
すごいなあ。
そういうお子さんは、何でも前向きにやる姿勢があるので、ほかのことでもすべて個性的に取り組んでいくと思います。
創造発表クラスも、プログラミングクラスも、作文クラスも、今後は、全体交流会のようなことをする予定です。
また、振替は随時できますが、みんな遠慮するので、たまに振替週間というようなものを作ってもいいかと思っています。
- ● Re: 中1女子_作文クラス (176字) 森川林 nane 2024年09月28日 07時42分
16506 森のアンケートより
ありがとうございます。
今は、毎週かなりよく考えて書いています。
たぶん、小6のころは、考える力があったために、かえって小学生の作文は書きにくかったのだと思います。
これから課題の文章が難しくなるにつれて、自然に点数も上がっていきます。
そのうち、森リン大賞になると思います(笑)。
これからも、みんなと話し合いをしながら楽しくやっていってください。
- ● 無題 (205字) みうつう miutuu 2024年09月27日 06時37分
16501 森のアンケートより
いつもお世話になっております。
読書発表は読書の習慣と人に内容を伝える力をつける点で大変良いと思います。人に要点をわかりやすく伝える力がまたまだ本人に足りないので、作文発表や他の人の話を聞いて自分の意見を述べる機会がもっと増えると有難いなと思います。作文については、字数を増やすことがなかなかできていないので、何を書き足せばより良い内容になるのかをご指導いただけると有難いです。引き続きよろしくお願いいたします。
- ● Re: 無題 (284字) 森川林 nane 2024年09月28日 07時34分
16505 森のアンケートより
ありがとうございます。
みんなの前で自分のことを話す練習は、これからとても大事になると思います。
毎週の読書紹介などで、時間がたつほど上手に話ができるようになります。
これからも、発表の機会を増やしていきたいと思います。
作文の字数の目安は、小4の場合400~800字ですから、毎回800字以上書くことを目標にしていくといいです。
そのコツは、(1)読書量を増やすこと(2)お母さんやお父さんが似た例を体験談として話してあげることです。
話してあげたことは、必ずしも作文の中に書かなくていいです。
読書と対話によって語彙力がつき、自然に長く書けるようになってきます。
- ● 学びあいの場 (439字) ドラミ ああすな 2024年09月24日 21時05分
16479 森のアンケートより
学校のクラスメートとの会話(LINE含む)を見聞きしていると、単語のみや、2〜3語だけでやり取りしていることが多く、「言葉をどこかに置き忘れてしまったのかな?」と心配になることがよくあります。語彙力は大丈夫かな?話はきちんと通じているのかな?と感じることも多々あります。
一方で、ことばの森の発表では、本のあらすじや感想、コメントなど、言葉選びに注意を払うようになり、読書を通じて言葉への感度も高まってきました。娘も、より適切な言葉や表現を考える力がついてきているようです。
ことばのクラスメートの皆さんは、娘が普段は選ばないような本を紹介してくれます。みなさん話し方はとても上手で、個性的でユーモアがあり、話にリズムがあるので、聞いていていつも楽しく、感心しております。そんな素敵なお仲間と一緒に学べることに感謝しております。
さらに、先生がいつも笑顔でポジティブな声かけをしてくださるおかげで、娘は読書や作文に対して全くマイナスの感情を抱かなくなりました。心から感謝申し上げます。
- ● Re: 学びあいの場 (204字) 森川林 nane 2024年09月25日 09時27分
16481 森のアンケートより
ありがとうございます。
確かに、人間は言葉によって成長します。
読書や作文や発表の機会が増えると、語彙力も思考力も増してくるようです。
ちょうど話の合う子供たちが同じクラスにいてよかったですね。
みんなと話す時間が毎週あると、子供たちどうしだけでなく、大人との話も上手になるようです。
こういう能力は、今は気がつきにくいですが、将来面接などがあるときに役に立ったと思います。
これからもがんばってください。
- ● 総合クラス (167字) まめパン akawaka 2024年09月22日 20時33分
16453 森のアンケートより
気が付いたら一番長く続いている習い事になっていました。子どもにあっているのだと思います。最初は読書紹介も言えませんでしたが、いつの間にか自分で紹介できるようになっていました。
子どもに要望を聞いたら、可能なら、読書紹介の時に、他のお友達が紹介している本を画面共有で見せてもらえると、気になった本の題名が覚えられるのでいいとのことでした。
- ● Re: 総合クラス (233字) 森川林 nane 2024年09月23日 01時22分
16454 森のアンケートより
ありがとうございます。
みんなの前で発表するというのは、最初は恥ずかしい気もしますが、慣れてくると、みんなに自分のことが言えるというのが、楽しくなるのでしょうね。
読書紹介の本を見せるのは時間の関係でできないのかもしれませんが、今度、ホームページの読書記録のページは、クラス名でも検索できるようにしておきます。
そうすると、一緒に勉強している友達の読んでいる本がすぐわかるようになると思います。
https://www.mori7.com/teraon/ds.php
- ● 言葉の森新聞2024年9月4週号 通算第1820号 (8409字) 言葉の森事務局 jun 2024年09月22日 12時23分
16447 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2024年9月4週号 通算第1820号
文責 中根克明(森川林)
■■9月29日(日)・30日(月)は休み
9月29日(日)・30日(月)は、第5週のため通年クラスの授業はありません。振替授業もお休みです。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●小学生新聞の投稿先
■104-8433東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に
新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
■■2024年9月保護者懇談会資料
●動画
https://youtu.be/nmsN-X10L_c
●受験作文コースの勉強の仕方で重要なこと
通常の作文の勉強では、ご家庭では、子供の書いた作文を見て、いいところを褒めるだけがいいのですが、受験作文の場合は違います。
お母さんとお父さんが子供さんと一緒に、書き上げた作文を推敲します。
そして、もっといい実例はなかったか、感想をもっと深く書くにはどうするか、ということを検討します。
検討の結果、家庭で作文に赤ペンを入れ、推敲した作文を子供が毎日読めるようにします。
受験のときは、親が関わることが大事です。
子供も、受験のときは、そういう親の関わりを嫌がりません。
●読書のすすめ
中学生、高校生になると、本を読まなくなる子が増えます。
それは、小学生時代に物語文の本しか読まなかったために、中学生や高校生になっても読書というと物語文の本を考えてしまうからです。
物語文の本は、娯楽の本ですから、勉強が忙しくなると、自然に後回しになります。
しかし、説明文の本の面白さを知らないので、そのまま読書をしなくなってしまうのです。
対策としては、小学校高学年からは、物語文のほかに説明文の本を読む習慣をつけることです。
●いい本の選び方
全国学校図書館協議会のページに、例年の読書感想文の課題図書の一覧が載っています。
課題図書の今年の本ではなく、過去の本を見てみます。
https://www.j-sla.or.jp/contest/youngr/pastbook/612015.html
課題図書になっている本は、それなりに面白い本が多いです。
その本の署名をアマゾンで検索すると、多くが1円から数十円の中古品になって売られています。
中古品の本の送料は250円ですから、比較的手軽に良書を手に入れることができます。
近くにブックオフなどがあれば、そこで、過去の課題図書になったことのある本を選ぶこともできます。
子供には、良書をすすめることが大事です。
子供の好きな選択に任せていると、怖い本とか気持ち悪い本とかが中心になることがあります。
こういう商業主義で作られた本は、ほどほどにしておくことが大事です。
いずれ学校図書館協議会の本は全部リスト化して、スマホで検索できるようにしたいと思っています。
(GPTsを使うと、そういうことができるようなので)
●授業に遅刻、欠席する場合は連絡を
ほとんどの人が、遅刻や欠席の連絡を入れてくれます。
また、たまにどうしても事前の連絡ができず、あとから連絡を入れてくれる人もいます。
こういう連絡さえあれば問題ありません。
しかし、子供によっては、いつも漠然と数分の遅刻する子がいるようです。
日本の社会では、遅刻は信用をなくすいちばんの原因になります。
家庭でのしつけとして、遅刻や欠席をするときは必ず連絡を入れるということを子供さんに伝えておいてください。
●作文の準備をきっかけとして親子の対話を進める
小学3年生から、題名課題と感想文課題になります。
あらかじめ書く課題が決まっていますから、これを利用して親子の対話を進めることができます。
土日の家族のだんらんの時間に、次の週の作文の課題を子供に聞き、その課題について、お父さんやお母さんが自分の子供のころの体験談を話してあげるのです。
小学校中学年のころに、この親子の対話の習慣ができると、子供が小学校高学年になってもこの対話の習慣を続けることができます。
中学生になると、子供も反抗期になるので、対話はあまりできなくなりますから、小学校高学年のころの対話は貴重な機会になります。
この対話によって、子供の語彙力、思考力、題材力が育ちます。
作文の準備を生かして、親子の対話を進めていってください。
●子供の片付けと掃除の習慣作り
夏休みの宿題などで、早めに仕上げてしまう子と、ぎりぎりまで後回しをする子がいます。
私(森川林)は、ぎりぎりまで後回しにする子でした(笑)。
後回しにする子は、最後に爆発的な集中力で仕上げる力があることが多いのですが、社会生活では、いろいろ困ることが出てきます。
やらなければならないことは早めに済ませる習慣を子供のうちからつけておくと、生涯役に立つ習慣になります。
そのための方法としておすすめできるのは、掃除や片付けの習慣です。
「賢い子のそうじ力」
https://www.amazon.co.jp/dp/4534061072/
どこか、一か所でもいいので、毎日きれいに掃除をし片付けることを義務化しておくと、生活全体が早めに片付くようになります。
中学生高校生の定期テスト対策は、普通の子がテストの1週間前から勉強するところを、2週間前から始めることです。
掃除や片づけの習慣をつけておくと、こういう先取りの勉強が自然にできるようになります。
こういう習慣づくりは、小学生のできるだけ小さい時期から始めるといいと思います。
■■未来教育宣言(その1)――受験のための勉強を超えて、自分の向上のための勉強を
現在の教育の問題点の第一は、受験のための教育が中心になっていることです。
学校は、生徒に差をつけるために、間違えやすい問題を出します。
生徒の人生にとって重要な問題を出すのではなく、間違えやすい問題を出すのです。
すると、塾や予備校は、その入試問題に合わせて、間違えやすいところの勉強に力を入れます。
学校側は、塾や予備校の対策を上回るように、更に間違えやすい問題を出します。
子供にとって人生に役立つ重要な問題ではなく、試験をする側にとって選抜しやすい間違えやすい問題を出すことを中心に教育が行われているのです。
子供は、もっと本当に大事なことを中心に学ぶべきです。
そうすれば、今よりもずっと短時間で必要な勉強を身につけることができます。
では、どうしたらいいかというと、今の受験勉強を超える方法を考えるよりも、受験がいずれなくなるという未来を考えることです。
受験があるのは、受け入れる生徒に定員があるからです。
生徒に定員があるのは、限られた場所に、限られた机と椅子があり、限られた先生が勉強を教える仕組みになっているからです。
オンラインで勉強を行い、オンラインの友達どうしの自由な選択で一緒に学ぶクラスメイトを選ぶようになれば、受け入れる生徒の数を受験で選抜する必要はなくなります。
だから、今、受験に合わせて勉強している子供たちは、いずれ受験がなくなることを見越して、自分にとって大事な勉強に力を入れていくことです。
受験に合わせた勉強ではなく、自分自身の向上のために勉強するということです。
将来、世の中に出たときにどういう実力をつけていくかということを考えて勉強していくのです。
それには、幅広い教養も含まれます。
しかし、それは受験のための教養ではなく、自分の将来の人生のための教養です。
(つづく)
■■未来教育宣言(その2)――記憶力で知識を再現する勉強ではなく、思考力と創造力を使う勉強へ
現在の教育の問題の第二は、知識を記憶し再現するための教育が中心になっていることです。
その理由は、知識の記憶と再現は、答えがひとつしかないので採点がしやすいからです。
また、昔は、さまざまな知識を記憶しておくことが、生活する上でも勉強する上でも役に立ちました。
しかし、今は、ものの考え方と、そのために必要な知識の探し方を知っていれば、ほとんどのことは間に合います。
もちろん、身体化された知識は、ある程度は必要です。
それは、基本的な日本語力、計算力、数学力、そして、理科や社会の分野のさまざまな科学的知識です。
話は少し変わりますが、そういう知識を記憶する力をつけるのに役立つのは、小学校低学年からの暗唱です。
ところで、現在の学校教育で行われている知識の勉強は、子供たちにとって必要な知識の範囲を超えて、成績の差をつけるために行われているのです。
では、どうしたらいいかというと、テストには、教科書も参考書も辞書も電卓も、すべて持ち込み可で行うようにすればいいのです。
子供たちが社会に出てから何かを学ぼうとするときは、すべて持ち込み可で利用できます。
学校の中でだけ、子供たちが何も持たない原始人であるかのようにテストが行われているのです。
そもそも、記憶力で差をつけようとするところに、大きな問題があります。
記憶で差をつける勉強をさせられているので、子供たちの勉強も、一夜漬けのような記憶に頼った勉強になります。
今の勉強では、成績は、かけた時間に比例します。
しかし、かけた時間に比例するような勉強の内容そのものに問題があるのです。
本当に評価する価値があるのは、記憶力ではなく思考力です。
私(森川林)の教えている算数数学のクラスでは、子供たちに質問するときに、よくこう言います。
「この問題はどうやって解くの? 答えまでは言わなくてもいいから、考え方を言ってね」
問題の解き方さえわかれば、あとの答えを出すことは誰でもできるのです。
また、子供たちに解けない問題があったときは、こちらから教えることはせずに、こう言います。
「次の週までに、先生に説明できるように考えてきてね」
(つづく)
■■未来教育宣言(その3)――思考力、創造力を育てる、作文の勉強と国語の勉強
記憶力ではなく思考力を育てることが、今後の教育の重点になります。
しかし、今の子供たちは、記憶の勉強に適応しているせいか、考える勉強を負担に感じることがあります。
考えるよりも、作業的に行える勉強の方を好む面があるのです。
だから、私は、できるだけ思考力や想像力を使うようなかたちで勉強を行うように工夫しています。
思考力、創造力を使う勉強の代表は、作文の勉強です。
作文は、自分なりに考えていかなければ書けません。
だから、作文の勉強をするときには、精神的なエネルギーが必要です。
ほかの勉強の多くは、記憶を再現する勉強ですから、やろうと思えばすぐに始められます。
作文だけは、やろうと思い始めること自体が大変なのです。
これが、作文の通信教育で、提出ができなくなる大きな原因です。
言葉の森のオンラインクラスでは、同じクラスの4人から5人の全員が一斉に作文を書き始めます。
だから、全員、作文の提出ができます。
作文を書くエネルギーを出すためには、みんなと一緒に一斉に始めるという共通の場が必要なのです。
しかも、その人数は4~5人という互いの顔と名前のわかる少人数であることが必要です。
さて、言葉の森の保護者で、低学年から子供に作文の勉強をさせる人の多くは、こう考えていると思います。
「学校で教わる勉強は、誰でもできる。それを更に上乗せするような勉強ではなく、もっと子供が自由に考えるような勉強をさせたい」と。
だから、低学年で作文の勉強を始めた子は、中学生や高校生になっても作文の勉強を続ける子が多いのです。
思考力、創造力を使う勉強は、作文以外の教科でも考えられます。
私が教えている国語読解クラスでは、問題集の問題文を読んで、その問題文をもとに五七五七七の短歌を作るという勉強をしています。
今度から、短歌だけではなく、その問題文の150字要約と、自分なりの感想や意見も書くという勉強にしたいと思っています。
これまでに子供たちが作った短歌の例です。
米とみそ 互いの欠点 隠し合う 2つがあれば 完全食だ(小6)
ミツバチは 身体の中に 時計がね 確かにあるよ 間違いなしだ(小6)
日本語の 間(ま)という言葉 意味豊富 空間的や 心理的(中3)
文理の別 若者たちの 無知を助長 教養のない 抜け殻を生み出す(高1)
予定表は 白紙のほうがいいけれど 白紙だと 不安になるのが 人間というもの(中2)
短歌を作るには、うまく言葉を選ぶための語彙力が必要になります。
その語彙力を育てるものは、多様な読書です。
国語読解クラスでは、これまでは、読解問題とその問題の解説と、問題集読書のチェックをしていました。
しかし、こういう答えのある勉強では、考える力のある子にとってはものたりないと思います。
短歌、要約、意見という勉強なら、思考力と想像力を生かせます。
更に、ある人の意見に対して、ほかの人が質問や感想を言えば、ディスカッションをすることもできるのです。
(つづく)
■■未来教育宣言(その4)――算数数学、英語も、思考力と創造力を必要とする勉強で
これまでの勉強の多くは、覚える勉強でした。
テストに出る範囲をしっかり覚えれば、いい点数が取れたのです。
数学などは、考える勉強だと言う人もいますが、これも解法を覚える勉強でいい点数が取れるようになります。
覚える勉強で、いい点数が取れれば、確かに最初は勉強が面白くなります。
しかし、考える力のある子は、次第にそういう勉強に物足りなさを感じるようになるのです。
では、どういう勉強が面白い勉強かというと、それは考える勉強、作る勉強です。
私(森川林)の教えている算数数学クラスと総合学力クラスで、子供たちにオリジナルな問題を作ってもらうことにしました。
何の見本もなしに作るのは難しいので、自分がそれまでに解いた問題集の問題の中から、難しかった問題を参考にして作るといいと思います。
これは、考える勉強だから時間がかかります。
しかし、時間のかかった分だけ、その問題の理解が深まります。
また、それぞれの生徒の実力に応じて、多様な問題が作られます。
答えのある勉強は、家庭学習で毎日やっていくことができます。
しかし、それだけでなく、自分らしい思考力と創造力を生かす勉強もする必要があります。
これが、思考力、創造力を使う算数数学の勉強です。
【子供たちが作った算数数学の自作問題の例】
■問
長さが12センチの針金を2本に折りそれぞれ正方形を作ったところ2個の正方形の面積の和は8cm2になった。この時大きい方の正方形の一片の長さを求めなさい。(中2)
□答え
大きい方の正方形の一片の長さをxcmとする
大きい正方形を作るときに使う針金の長さは4xcmあるから、小さい方の正方形を作るときに使う針金の長さは12-4xcmであり
小さい方の正方形の一
片の長さは12-4x/4=3-Xである
x>0かつ3-x>0かつxーxであるから
3/2<x<3・(3) 定義域を定める!!!
二個の正方形の面積の輪について
x^2+(3-x)^2=8 x^2+(9-6x+x^2)=8
2x^2-6x+1=0
2x^2+2(ー3)x+1=0
解の公式2 ー(ー3)±√(ー3)^2ー2×1/2=3±√7/2・・・(4)
(3)(4)より大きい方の正方形の一片の長さは3+√7/2cm
■問
6人の生徒が1ヶ月間に読んだ本の冊数を少ない順に並べると、下のようになった。6人の生徒が1ヶ月間に読んだ本の冊数の平均値と中央値が等しいとき、aの値を求めてください。(中3)
1,3,5,a,10,12
□答え
a=8
解法
※上記のことから、5~10の値になるだろうと予想をしながら問題を解く。
1、6人の読んだ本の冊数の平均を表す。→31+a(1)
2、6人の読んだ本の冊数の中央値を表す。→6(全員)÷2(半分)=3(真ん中)
割りきれるので、3、4番目の本の冊数を割る2して表す。→5+a/2(2)
3、(1)と(2)を等式にして解く。
4、答えが分かる。
■問
6秒で、9999m走る人がいます。
この人は、分速何mですか。(小6)
□答え
6秒=6/60=1/10
9999÷1/10=9999×10/1=99990/1
=99990
A 分速99990m
思考力、創造力を必要とする勉強は、英語でもできます。
総合学力クラスの英語の授業では、英文の暗唱をしています。
しかし、この英文の暗唱も、本当は、自分の好きな英文を暗唱してもらうといいのです。
例えば、リンカーンの演説やキング牧師の演説は、YouTubeでも聴くことができます。
どうせ暗唱するのなら、自分が感動できる文章を暗唱する方がいいからです。
小学456年生のころは、耳の感覚が中学生のころよりもいいので、CDなどで聴いた音声のとおりそっくりに暗唱することができます。
英語の文法的な学習は、中学生になってから進めることにして、小学生時代はまず音声を中心に学習するのがいいのです。
英語の授業では、暗唱のほかに、自由英作文を作ってもらっています。
どうせ作るなら、なるべく面白い文を作ろうということでやっています。
【これまでの生徒が作った自由英作文の例】
コップの中に山の形をした電車が落ちています。
A mountain-shaped train has fallen into the cup.
チョコレートが溶けてココアになりました。
The chocolate melted and turned into cocoa.
自販機の下に落ちていた1円玉を拾う
Pick up the 1 yen coin that fell under the vending machine
熱が37度しかないにもかかわらず、兄は早退しました
Even though the fever was only 37 degrees, my brother left early
犬が白目を向いて寝ている。
The dog is sleeping with his eyes rolled up.
小さい「ぁ」ってなんて言うの?
How do you say small "a"?
算数数学の自作問題にしても、英語の自由英作文にしても、答えのある勉強ではありません。
それぞれの生徒の関心と実力に応じて、自由に取り組むことができます。
それは、その勉強が、思考力と創造力を必要とする勉強だからです。
人間の頭脳は、自分が主体的に参加したときほど活性化します。
人の話を聞くだけなら、うたたねをしながら聞くこともできます。
しかし、自分が何かを作ったり発表したりするとなると、全身で参加しなければなりません。
こういう思考力、創造力を必要とする勉強がこれから必要な勉強になってくるのです。
(つづく)
- ● 作文 (235字) マリモ Akiyuho 2024年09月22日 10時53分
16444 森のアンケートより
作文は今まで書いたことがなかったので、「こういう感じで書くといいですよ」という見本があって、とてもわかりやすいです。ありがとうございます。
作文は、いきなり原稿用紙に書こうとすると書けませんが、前もって準備することが大切なのだと思いました。でも、学校の授業で作文を書かないといけない時はいきなり書かされると思うのですが、その時はどうしたら良いのでしょうか?
課題を確認するページがいつもどこだったかわからなくなります。大きく表示して頂けると助かります。宜しくお願い致します。
- ● 2024年9月保護者懇談会資料 (2000字) 森川林 nane 2024年09月22日 07時15分
16440 森の掲示板より
●受験作文コースの勉強の仕方で重要なこと
通常の作文の勉強では、ご家庭では、子供の書いた作文を見て、いいところを褒めるだけがいいのですが、受験作文の場合は違います。
お母さんとお父さんが子供さんと一緒に、書き上げた作文を推敲します。
そして、もっといい実例はなかったか、感想をもっと深く書くにはどうするか、ということを検討します。
検討の結果、家庭で作文に赤ペンを入れ、推敲した作文を子供が毎日読めるようにします。
受験のときは、親が関わることが大事です。
子供も、受験のときは、そういう親の関わりを嫌がりません。
●読書のすすめ
中学生、高校生になると、本を読まなくなる子が増えます。
それは、小学生時代に物語文の本しか読まなかったために、中学生や高校生になっても読書というと物語文の本を考えてしまうからです。
物語文の本は、娯楽の本ですから、勉強が忙しくなると、自然に後回しになります。
しかし、説明文の本の面白さを知らないので、そのまま読書をしなくなってしまうのです。
対策としては、小学校高学年からは、物語文のほかに説明文の本を読む習慣をつけることです。
●いい本の選び方
全国学校図書館協議会のページに、例年の読書感想文の課題図書の一覧が載っています。
課題図書の今年の本ではなく、過去の本を見てみます。
https://www.j-sla.or.jp/contest/youngr/pastbook/612015.html
課題図書になっている本は、それなりに面白い本が多いです。
その本の署名をアマゾンで検索すると、多くが1円から数十円の中古品になって売られています。
中古品の本の送料は250円ですから、比較的手軽に良書を手に入れることができます。
近くにブックオフなどがあれば、そこで、過去の課題図書になったことのある本を選ぶこともできます。
子供には、良書をすすめることが大事です。
子供の好きな選択に任せていると、怖い本とか気持ち悪い本とかが中心になることがあります。
こういう商業主義で作られた本は、ほどほどにしておくことが大事です。
いずれ学校図書館協議会の本は全部リスト化して、スマホで検索できるようにしたいと思っています。
(GPTsを使うと、そういうことができるようなので)
●授業に遅刻、欠席する場合は連絡を
ほとんどの人が、遅刻や欠席の連絡を入れてくれます。
また、たまにどうしても事前の連絡ができず、あとから連絡を入れてくれる人もいます。
こういう連絡さえあれば問題ありません。
しかし、子供によっては、いつも漠然と数分の遅刻する子がいるようです。
日本の社会では、遅刻は信用をなくすいちばんの原因になります。
家庭でのしつけとして、遅刻や欠席をするときは必ず連絡を入れるということを子供さんに伝えておいてください。
●作文の準備をきっかけとして親子の対話を進める
小学3年生から、題名課題と感想文課題になります。
あらかじめ書く課題が決まっていますから、これを利用して親子の対話を進めることができます。
土日の家族のだんらんの時間に、次の週の作文の課題を子供に聞き、その課題について、お父さんやお母さんが自分の子供のころの体験談を話してあげるのです。
小学校中学年のころに、この親子の対話の習慣ができると、子供が小学校高学年になってもこの対話の習慣を続けることができます。
中学生になると、子供も反抗期になるので、対話はあまりできなくなりますから、小学校高学年のころの対話は貴重な機会になります。
この対話によって、子供の語彙力、思考力、題材力が育ちます。
作文の準備を生かして、親子の対話を進めていってください。
●子供の片付けと掃除の習慣作り
夏休みの宿題などで、早めに仕上げてしまう子と、ぎりぎりまで後回しをする子がいます。
私(森川林)は、ぎりぎりまで後回しにする子でした(笑)。
後回しにする子は、最後に爆発的な集中力で仕上げる力があることが多いのですが、社会生活では、いろいろ困ることが出てきます。
やらなければならないことは早めに済ませる習慣を子供のうちからつけておくと、生涯役に立つ習慣になります。
そのための方法としておすすめできるのは、掃除や片付けの習慣です。
「賢い子のそうじ力」
https://www.amazon.co.jp/dp/4534061072/
どこか、一か所でもいいので、毎日きれいに掃除をし片付けることを義務化しておくと、生活全体が早めに片付くようになります。
中学生高校生の定期テスト対策は、普通の子がテストの1週間前から勉強するところを、2週間前から始めることです。
掃除や片づけの習慣をつけておくと、こういう先取りの勉強が自然にできるようになります。
こういう習慣づくりは、小学生のできるだけ小さい時期から始めるといいと思います。
- ● 色々な練習ができます (104字) ありんこ aonahi 2024年09月21日 13時09分
16438 森のアンケートより
本の紹介で発表の練習ができます。
学校でおすすめの本を紹介する機会があった時にすごく役にたちました。
作文の予習シートで調べ学習も出来ます。ダジャレ作りも楽しいです。
作文以外にも色々な練習が出来て助かっています。
- ● Re: 色々な練習ができます (180字) 森川林 nane 2024年09月21日 16時46分
16439 森のアンケートより
ありがとうございます。
読書紹介が、学校で役に立ってよかったですね。
予習シートに埋めるために、調べ学習もできるというのは、よく勉強していてえらいです。
今の時期は、親子の対話が弾む時期ですから、これからも作文の準備でいろいろな話をしていかれるといいと思います。
お母さんやお父さんとの話は、子供の語彙力も思考力も育てます。
これからも、がんばってください。
- ● 意見要望 (105字) あおれす aoresu 2024年09月21日 00時50分
16436 森のアンケートより
作文への指導、本の紹介等、素晴らしいシステムでいつも楽しく参加させて頂いております。
ただ、オンラインのシステムの方は、なかなか複雑でなかなか慣れません。
システム改修などの機会がありましたら宜しくお願い致します。
- ● Re: 意見要望 (245字) 森川林 nane 2024年09月21日 03時59分
16437 森のアンケートより
ありがとうございます。
言葉の森のやっていることは新しいことばかりです。
従来の教育のような宿題のプリントを出したり市販のテストをやったりということではなく、独自に開発した教材で勉強する仕組みを作っています。
そのため、いろいろわかりにくいところがありますが、保護者の方がやっていただくことは、
・読書の記録
・予習の発表
・作文の送信
・欠席の連絡
・振替の連絡
などで、やり方がわかればすぐできるものです。
最初のうち、わかりにくくければお電話でご相談ください。
すぐにやり方に慣れると思います。
- ● 無題 (333字) どきんちゃん akayuri 2024年09月20日 12時39分
16432 森のアンケートより
お世話になっております。
娘は年中からお世話になっております。
私自身、子供の時に作文の書き方を学んでいなかったので、当初どのように子どもと話し合えばいいかもわからず四苦八苦しておりました。試行錯誤を繰り返し、作文準備のためインタビューにようやく慣れてきたところです。作文を始めて、なるべくありきたりな言葉は使わないようにしよう!と2人で決めて、今は類語辞典を自分でもみるようになりましたし、語彙力もかなり上がったと思います。
まだまだこれからですが、今後とも宜しくお願い致します。
最後になりましたが、サイトのことについて一点だけお願いがあります。
先生からの連絡を見逃すことが多いので着信として、未読何件など、ぱっとみて分かる機能があれば助かります。
宜しくお願い致します。
- ● Re: 無題 (214字) 森川林 nane 2024年09月20日 15時01分
16433 森のアンケートより
ありがとうございます。
子供の作文では、お母さんが自分の体験談をいろいろ話してあげることがいちばん効果があります。
お母さんの話を聞いて、子供は自然に語彙力と題材力を育てていきます。
こういう対話の勉強は、小学6年生まで続けられます。
中学生になると、反抗期になるので(笑)、対話はだんだんむずかしくなります。
今のうちにたっぷり話をしていかれるといいと思います。
個別連絡の未読については、今後わかりやすくしたいと思います。
- ● 言葉の森新聞2024年9月3週号 通算第1819号 (3250字) 言葉の森事務局 jun 2024年09月20日 12時00分
16431 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2024年9月3週号 通算第1819号
文責 中根克明(森川林)
■■新学期の教材を発送しました(作文クラス)
9月19日(木)に新学期の作文の教材を発送しました。
国内の生徒で24日になっても届かない場合はご連絡ください。
■■子供を作文好きにさせる方法、作文嫌いにさせる方法
主に、小学生の子供の作文の勉強についての話です。
子供を作文好きにさせる方法の第一は準備です。
事前に課題を見て、お母さんやお父さんが自分の体験談から似た話をしてあげることです。
大事なことは、子供から作文を引き出すことではなく、お母さんやお父さんが自分の体験を楽しく話してあげることです。
その対話によって、子供の語彙力が伸び、題材力が広がります。
作文好きにさせる第二の方法は、読書です。
小学生のうちは、勉強よりも読書優先です。
勉強は、その勉強の成績を上げるだけですが、読書は頭自体をよくします。
だから、勉強だけをして読書をしない子は、学年が上がるにつれて成績が下がります。
勉強よりも読書を優先している子は、学年が上がるにつれて成績が上がります。
この読書の大切さは、中学生、高校生でも同様です。
子供を作文好きにさせる第三の方法は、書いたあとの作文を褒めるだけにすることです。
褒めるのは、何に対してもいいのです。
書いたこと自体を褒めるのでもいいのです。
褒めていれば、作文の勉強は長続きします。
長く続けた勉強は、必ず上達するのです。
次に、作文嫌いにさせる方法です。
それは、書いたあとに、アドバイスをすることです。
「もっとこんなふうに書いたらいい」というようなアドバイスは、たとえ善意から出たものであっても、子供の意欲を低下させます。
熱心なお母さんの中には、自分が作文に赤ペンを入れて、よりよい表現に書き直してあげる人もいます。
書くことに自信があるお母さんほど、そういうことをしがちです。
その結果、子供は一応素直にお母さんのアドバイスを聞きますが、心の中では不満を蓄積させていきます。
作文を書くということは、勉強の中でもかなり苦労することです。
そのいろいろな苦労の部分を見てくれず、たまたま自分が不十分な表現をしたり、まちがった表記をしたりしたところだけを指摘されるのですから、不満を感じるのは当然です。
そういう子の作文の勉強は、長続きしません。
長続きしないということは、結局上達しないということです。
子供に対していろいろな指摘をするお母さんは、どんなことに対しても、先に欠点が見えるのです。
他人に対しても、社会に対しても、先に欠点を見てしまうのです。
親のものの見方は、子供にも受け継がれます。
楽しい人生を歩むためには、ものごとの明るい面を見ることです。
子供の作文は、いつもいいところだけを見てあげるといいのです。
■■プログラミングの勉強の新しい展開、そして、いろいろな勉強もAIを利用したものになる
なぜプログラミングの勉強が大事かというと、それは、自分らしい人生を送るうえで、プログラミングの技術が強力なツールになるからです。
もし、人間が、会社などのある組織に入り、そこで自分に与えられた役割の仕事をするだけであるなら、プログラミングの能力は特に必要ありません。
しかし、自分が新しい何かを思いついて始めようとするとき、その思いつきが新しいものであればあるほど、賛同してくれる人はいません。
自分らしいことを始めるときは、誰でもたったひとりで始めなければならないのです。
上司も、同僚も、部下も、参考にする人もいないし、読むべき本もほとんどありません。
そういう中で、何かを始めるとき、自分の中で使える最も役に立つものがプログラミングの技術なのです。
しかし、それはプログラミングを仕事の手段にするということではありません。
プログラミングの仕事というのは、たぶん過酷なものです。
自分のしたいことではなく、ほかの人がしてほしいことをプログラミングするだけですから、心理的に消耗することが多いのです。
プログラミングを学習する意義は、プログラミングを仕事としてすることではなく、自分の本当にやりたいことをプログラミングの助けを借りてやることなのです。
しかし、世の中は、AI技術の進展によって大きく変わりました。
学校教育は、いつでも遅れがちなので、今は「情報」という教科を勉強し、それが大学入試にも出る時代になっています。
しかし、プログラミングを中心にした「情報」という授業は、もう時代遅れになっています。
江戸時代の終わりのころには、多くの人が馬術や剣術の練習をしていました。
今でも馬術や剣術の練習自体はなくなっていません。
それらは、オリンピックの競技にもなっています。
しかし、生活の中心ではなくなってしまったのです。
では、自分らしい人生を送るためのツールであったプログラミングは、これからどうなるかというと、それはChatGPTなどのAIを使える技術として変化していくのです。
子供たちが学ぶAI技術は、まだ成熟してはいません。
AIは、主にビジネスの用途として使われています。
しかし、それはやがて教育の場に降りてきます。
その活用の仕方は、AIに教えてもらうという受け身のやり方ではありません。
AIを知的な友達として、自分自身が主体的に何かをする際のツールとして活用することなのです。
このAI利用の方向に、プログラミングの学習もあります。
ChatGPTに、どういうことをしたいのか指示すれば、そのプログラムを作ってくれます。
そのプログラムを使うときに、ある程度のプログラミングの知識が必要になることもあります。
しかし、大事なのは、プログラムを読むことや書くことではなく、そのプログラムを使って自分のしたいことをすることなのです。
言葉の森には、現在、いろいろなクラスがあります。
それらのクラスで、それぞれにAIが使えます。
例えば、作文クラスでは、データ実例を探すときにChatGPTを使うことができます。
また、自分の書いた作文を批評してもらうこともできます。
国語読解クラスでは、自分向けの読解問題や記述問題を作って、自分の答えを評価してもらうこともできます。
算数数学や英語も同じです。
自分の苦手な分野の似た問題を作ってもらい、その答えを評価してもらうことができます。
ChatGPTの得意分野は、外国語です。
単語でも、文法でも、ヒアリングでも、スピーキングでも、AIはほぼ万能です。
数学は、LLM(大規模言語モデル)の苦手な分野と言われていました。
しかし、ChatGPTの新しいバージョンは、数学の問題も順を追って考えることができるので、数学が苦手だったAIは過去のものになりつつあります。
もっとよく活用できるのは、創造発表とプログラミングの分野です。
創造発表クラスは、自分の興味関心に基づいて、自由に研究し発表するクラスです。
しかし、子供たちの学習レベルが高くないと、かつてのゆとり教育と同じような学習になってしまいます。
自分の研究内容に知的な刺激を与えてくれるツールとしてAIを使うことが大事です。
AIに教えてもらうのではなく、自分のしたいことをAIとの対話によって深めることに使うのです。
プログラミングクラスでは、GPTsが使えます。
GPTsとは、GPTを特定の目的に合わせてカスタマイズできる機能です。
CPTsに、自分の使いたいデータを入れたり、自分なりのGPTを作ったり、それをプログラミングとして出力したりすることができます。
言葉の森の勉強の目的は、思考力、創造力、共感力を育てることです。
それは、旧来の、記憶の詰め込み、宿題の強制、テストによる競争と対極にある新しい学習の方向です。
その新しい学習に、今後ChatGPTをはじめとするAIテクノロジーを使っていきたいと思います。
- ● 無題 (229字) ミラン akemira 2024年09月19日 21時37分
16429 森のアンケートより
ホームページが分かりづらいため、慣れるまで苦労しています。
山、川、里、みたいな言い換えが、言葉を扱う塾らしいとも言えますが、正直普通にして欲しいです。
全体的に使いづらいと思います。
また、振替の仕方など、事前に説明か、分かりやすいマニュアルがあると良いと思います。
課題の進めかたも分かりにくい為、初めはすんなり授業に参加できませんでした。
これから、受験用小論文になります。
志望校の小論文テーマからネット検索でこちらがヒットしました。
ご指導よろしくお願いします。
- ● Re: 無題 (247字) 森川林 nane 2024年09月20日 05時01分
16430 森のアンケートより
わかりにくいのは、慣れていないからです。
そういうときは、いつでもお電話又は個別れんらくで聞いてください。
マニュアルは「学習の手引」というものが一応ありますが、ページ数が多く読まない人が多いため、今は送っていません。
そのうち、ChatGPTで答えられるページを作る予定です。
受験作文は、内容よりも、時間内に必要な字数を書き上げることが大事です。
内容は、まともに書いてあればいいと考えておいてください。
字数はぴったりに書いているので、実力は十分にあると思います。
がんばってください。
- ● データ実例はChatGPTで (130字) 森川林 nane 2024年09月18日 03時16分
16424 森川林日記より
課題フォルダに入っている「データ集」「ことわざ集」「ダジャレ集」などは、今後ChatGPTにカバーしてもらうようにする。
しかし、大事なのは引用することではなく加工すること。
ことわざも、引用するだけなら陳腐になる。
加工するから、個性のある光る表現になる。
- ● AIを使いこなす技術 (217字) 森川林 nane 2024年09月18日 03時04分
16422 森川林日記より
プログラミングはなぜ必要かと言えば、新しいことを始めるとき、個性的なことであればあるほど、たったひとりで始めることになる。
そのときに、プログラミングの技術があれば、強力な仲間ができる。
プログラミングは、プログラミングのために学ぶのではなく、人生を切り開くために学ぶものだ。
しかし、ここに来て、ChatGPTのように、プログラミングを作れるAI技術が生まれた。
これから学ぶのは、プログラミングではなく、AIを使いこなす技術だ。
- ● Re: 色々なことができるようになっています (169字) 森川林 nane 2024年09月18日 03時09分
16423 森のアンケートより
ありがとうございます。
生徒どうしが交流できることが、少人数クラスのいいところです。
先生が生徒に教えるだけでは、受け身の勉強になりますが、生徒が自分から読書紹介をしたり、発言をしたり、質問や感想を述べたりすると主体的な勉強になります。
主体的な勉強をしている時間で、頭脳が活性化して頭がよくなるのです。
これからもがんばってください。
- ● 作文クラスについて(海外からの受講) (478字) けいた aeketa 2024年09月17日 01時53分
16412 森のアンケートより
受講を始めて半年になります。子どもなりに、楽しく、意欲的に参加できており、ご担当の先生には感謝の気持ちでいっぱいです。作文クラスがなかったら、日本語の読書・作文はまったくしなかったと思うので(親が言うだけではしません…)、本当にありがたいです。
海外からの受講という観点で、希望を述べさせていただきます。
〇学年について
海外在住だと、日々、現地語が伸びていく一方で、学年相当の日本語力を育てていくのは、至難の業です。だからこそ、作文クラスに参加しているのですが、本来の学年の課題ではなく、一学年下げるなどできるとありがたいです。プレッシャーをかけすぎずに、日本語力を伸ばしていって欲しいと思うためです(音読教材も、該当学年のものだと、難しすぎてチャレンジできていません)。
〇振り替えについて
時差の関係で、参加できる曜日・時間帯が限られてしまい、振り替えできる選択肢があまりありません。こちらの祝日や、学校が休みになるタイミングで振り替えできるとありがたく、1ヶ月ではなく、3カ月くらいの幅で振り替えられるとありがたいです。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。
- ● Re: 作文クラスについて(海外からの受講) (435字) 森川林 nane 2024年09月17日 04時27分
16414 森のアンケートより
ありがとうございます。
子供の成長は、周りにいる友達との交流に大きく影響されます。
小学1、2年生までは、家庭での保護者との関係が重要ですが、小学3年生以降は、親や先生よりも友達との関係が重要になります。
そのため、海外で暮らしていると、日本語の環境が乏しくなります。
対策としては、遊びの中で日本語に接する時間を増やすことです。
アニメやゲームなどを利用していくのもいいと思います。
音読は、難しい教材でも、易しい教材でも、どちらも続けるのは難しいです。
それは退屈するからです。
音読よりも続けやすく効果があるのは暗唱です。
ただ、1、2年生だとスムーズに初められますが、3年生ぐらいから始めるためには工夫が必要です。
振替については、確かに海外の方が振り返られる時間帯のクラスが少ないという問題があります。
ただ、学期が変わると、教材も変わってしまうため、振替の期間を長くするのは難しいです。
将来は、海外の方が参加できるクラスを増やしていきたいと思っています。
- ● ホームページのこと (132字) ちやこ aotiho 2024年09月16日 20時00分
16411 森のアンケートより
ホームページがとてもわかりにくいです。
・1ページの中に情報が多すぎる。読む気がしない。
・項目の名前が独特のものが多く、とてもわかりづらい。間違えて違う項目に投稿してしまうことが多々ある。
先生のこだわりはとても感じますが、誰もがわかりやすいホームページを希望します。
- ● Re: ホームページのこと (227字) 森川林 nane 2024年09月17日 02時03分
16413 森のアンケートより
ありがとうございます。
これは、よく指摘されるところです。
言葉の森は、学習塾の中でいちばん初めにホームページを立ち上げた経緯があり、そのころのページとの連係が残っているため複雑になっています。
いずれ、もっとわかりやすいページにする予定です。
当面、生徒さんの学習に必要なのは、オンラインクラス一覧表とその中のリンクだけと言ってもいいですから、そこだけを見ていただけるといいと思います。
それ以外の不明な点は、電話又は個別れんらく板でお聞きください。
- ● いつも大変お世話になっております。 (317字) とやちな toyatina 2024年09月16日 10時34分
16410 森のアンケートより
言葉の森の学習方法は、息子に合っていたと実感しています。
まったく作文が書けない状態から、「1200字書いて、一番になるぞ!」と言うほど変化したことに、私も本人も驚いています。
息子は、森リンピックを毎日のようにチェックし、上位の作文に目を通しては「同じ年なのにすごいなぁ」と感心しています。
日常生活の中でも「この体験は作文にかけるね」と意識が変わってきました。
作文のネタ探しのため、親子の対話も増えました。ある中等教育学校の校長先生が、「中学受検で大事なのは、日頃の親子の対話です。それは、作文を読んだらすぐにわかります」と仰っていたこと思い出しました。
我が家は、中学受検の土台に「言葉の森」が大変役立っています。
ありがとうございます。
- ● Re: いつも大変お世話になっております。 (292字) 森川林 nane 2024年09月18日 13時23分
16425 森のアンケートより
ありがとうございます。
お返事送れてすみませんでした。
小学5年生のころから、勉強に対しても、ほかのことに対しても、向上心がわく時期になるようです。
特に、男の子は、目標があると燃えるので、これからもがんばっていってください。
字数グラフを見ると、確かに日に日に上昇していました。
えらいですね。
小学5、6年生は、親子の対話が弾む時期ですので、作文の予習として、お母さんやお父さんの似た話を取材するということが語彙力を伸ばします。
中学生になると、みんな反抗期に入るせいか、親子の対話がなくなってしまいますので、今のうちにたっぷりいろいろな話をしていってくださるといいと思います。