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● AIで宿題なんて簡単にできるようになっている (461字) 森川林 nane 2025年03月24日 12時12分
17283 森川林日記より
AIで宿題なんて簡単にできるようになっている。
解決策は、宿題を出すようなレベルの低い教育はやめればいいということ(笑)
2年ほど前に、「読書感想文の宿題は今年で終わる」という記事を書いたが、読書感想文の指導は,宿題ではなく授業の中でやるのが筋。
https://diamond.jp/articles/-/361664
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AIによる宿題不正、米学生に浸透
生徒らは親や教師の目を逃れ、秘密兵器のAIチャットボットで好成績を挙げている
The Wall Street Journal
米ニュージャージー州に住む高校3年の女生徒(17)は、英語や数学、歴史の授業で昨年自分が不正行為を繰り返したことを世間に知られたくないと思っている。だが彼女がウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、親の許可を得て明かしたその経験は、生成AI(人工知能)が米国の教育制度にいかに深く根づいているかを示している。そのおかげで今の世代の中高生・大学生は、世界の知識にアクセスできるソフトウエアに学校の宿題を任せられるようになっている。
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● 3月の小6の確認テストについて (154字) あかそよ akasoyo 2025年03月23日 21時06分
17282 国語読解掲示板より
大問1-2
利己的と自己中心的はほとんど同じ意味だと思います。自己中心的な人の考え方とは違うと言っているのに、利己的なという同じような意味の言葉を使っているから全く高まりと言った後にそうだと言っているから自己中心的は合わないと思います。どうして、自己中心的ならここに入るのか分かりません。
よろしくお願いします。
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● Re: 3月の小6の確認テストについて (268字) 森川林 nane 2025年03月25日 13時55分
17284 国語読解掲示板より
よく考えたね。
でも、利己的と自己中心的は、意味が違う。
この違いを理解するには、辞書的な知識よりも、こういう文章をよく読んでいることが必要。
だから、問題集読書と読書で説明文の文章を読む練習を続けるといいよ。
> 大問1-2
> 利己的と自己中心的はほとんど同じ意味だと思います。自己中心的な人の考え方とは違うと言っているのに、利己的なという同じような意味の言葉を使っているから全く高まりと言った後にそうだと言っているから自己中心的は合わないと思います。どうして、自己中心的ならここに入るのか分かりません。
>
> よろしくお願いします。
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● 言葉の森新聞2025年3月4週号 通算第1844号 (4872字) 言葉の森事務局 jun 2025年03月22日 10時48分
17280 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年3月4週号 通算第1844号
文責 中根克明(森川林)
■■3月29日(土)・30日(日)・31日(月)は休み
3月29日(土)・30日(日)・31日(月)は、第5週のため通年クラスの授業はありません。
■■2025年3月保護者懇談会資料
●小学校低学年の作文は、書いたあとの添削よりも、書く前の題材作りと読書が大事
小学校低学年の生徒は、親や先生の言うことをよく聞きます。
この時期に、子供の書いたものを直すことに力を入れると、一時的に文章がよくなるように見えますが、長い目で見ると、作文を書くことに次第に負担に感じるようになります。
低学年の作文で大事なことは、書いたあとに直すことではなく、作文の題材作りをしてあげることと、毎日の読書に力を入れることです。
●中学生高校生の今後の国語力の分野は、読解力や記述力よりも作文力になる
学力を評価する最も重要な指標は作文力です。
しかし、これまでは作文を評価し指導する方法がなかったので、小学校高学年から学校での作文指導はほとんどなくなりました。
作文力の代わりとして使われているものが読解力や記述力のテストです。
しかし、読む力のある生徒は読解問題はほとんど満点になるので、例えば東大の国語の試験では読解問題はひとつもありません。
一方、記述力のテストも、書く力のある生徒ではほとんど差がつきません。
しかも、100字や200字程度の記述テストでは、ほとんど何の評価にもなりません。
これから、言葉の森で作成した作文検定や、今後作成する予定の読書検定が広がると、国語力や学力の基準は、作文力と読書力になってきます。
そういう将来の見通しを持って、作文と読書に力を入れていきましょう。
●読書力があると、勉強時間が短くても成績が上がるという川島教授調査データ
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川島 いまは仙台市の教育委員会と学術協定を結んでいて、市内の公立小中学校に通う7万人強の子供たちの学力データを10年近くにわたって追跡調査していましてね。そこからも読書習慣を持っている子の学力が明らかに高いというデータを得ているんです。
脳の測定をさせてもらうと、読書習慣を持っている子は脳の発達がとてもいい。大脳の言語半球の神経線維しんけいせんいという電線の連絡する部分、ここの発達がすごくよくなっていることが分かりました。
土屋 読書の効果が脳にもはっきりと現れているわけですね。
川島 そうなんです。実際にどれだけ学力に差があるかと言いますと、読書を全まったくしない子が平均点を超えるには、家で毎日2時間勉強して、かつ睡眠を6時間から8時間キチッととらなければなりません。ところが読書を毎日する子たちは、家での勉強時間が1時間もあれば十分で、あとはちゃんと睡眠さえとっていれば平均点を軽く超えるんです。さらに、毎日1時間以上読書する子たちは、宿題さえちゃんとしていれば、あとは適切な睡眠時間が確保されると楽々平均点を超える。それくらい、激烈な学力の差が生まれることが分かったんです。
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https://magazine.chichi.co.jp/articles/5698366208/
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2025/3071610440.png
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2025/3071610441.png
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2025/3071610442.png
●ChatGPTなどのAI機能の活用で、勉強の仕方が大きく変わる
勉強で大事なことは、いい教材(参考書や問題集)を使うこと、正しい勉強法を理解すること、わからないときに質問できる場があることです。
教材については、優れたものが既に多数出ています。
勉強法についても、参考になる本が数多くあります。
質問できる場については、これまでは学校や塾の先生が必要でした。
しかし、今後はChatGPTが先生の代わりに質問に答えてくれるようになります。
ChatGPTは、質問をいくら重ねてもわかりやすく教えてくれます。
算数数学の問題でも、問題の画像を読み込ませて質問すれば教えてくれます。
13歳になるとGmailでメールアドレスが取得できるので、ChatGPTのアカウントが作成できます。
中学生以上の生徒は、ChatGPTを利用して勉強をしていきましょう。
これからの勉強は、教材と勉強法とChatGPTを生かした家庭学習が基本になります。
しかし、ひとりで勉強していると、ほかの人とのコミュニケーションの機会がなくなるので、オンラインクラスへの参加を生かします。
オンラインクラスは、そこで勉強をしたり質問をしたりする場であるよりも、自分の勉強成果を発表し、他の生徒と交流する場になります。
将来の勉強は、このようなスタイルになっていくと思います。
●小123年の基礎学力クラスの勉強は、国語・算数の勉強習慣と、毎週の暗唱と、4週目の創造発表
小123年生で大事な勉強は、読書と、暗唱と、みんなの前で発表する機会を持つことです。
勉強的なことは、学校で普通にやっていれば十分です。
●小456年の総合学力クラスでは、国語・算数の基本的な勉強習慣と、毎週英文暗唱と、4週目の創造発表
小456年生で大事な勉強は、勉強習慣を作ること、英文暗唱ができるようになること、創造発表の場を持つことです。
中学受験する人が多いと思いますが、小6の年齢での受験では、保護者の対応が大事になります。
勉強の時間は長くなりますが、読書の時間は短くても毎日確保しておくことが必要です。
受験のあと、小6のころの年齢では、合格すると人生を甘く見るようになり、不合格になると劣等感を持つようになりがちです。
保護者は、長い人生経験を生かして、受験後の対応をよく準備しておくことが必要です。
●中学生の全科学力クラスでは、国語・数学・英語の勉強と、4週目の理科社会プログラミングの創造発表。中学生はChatGPTのアカウント取得が必要
中学生対象の全科学力クラスは、国語・数学・英語、創造発表(理科社会プログラミング)を、それぞれの生徒が自分のペースでやっていきます。
勉強の基本は家庭学習で、先生は勉強のチェックをしますが、何かを教えるようなことはしません。
教わりたいことや質問したいことは、問題集とChatGPTの活用でカバーします。
授業の場では、学習チェックと学習結果の発表が中心になります。
全科学力クラスは、高校生も参加できますが、高校生は勉強の自覚ができているので、家庭で自分の力でやっていくのでいいと思います。
●英語クラスは、クラスによって高校生も指導
英語クラスのさとこ先生は、英語指導のベテランです。
高校生のハイレベルの指導も十分にできるので、希望される方は体験学習を受けてください。
●高校生は、塾や予備校に頼るのではなく、勉強法の本を参考に、ChatGPTを利用して独学をするのが基本
今は、子供のころから塾で勉強することが多いので、高校生でも、塾や予備校で人に教えてもらう勉強を続ける人が多いと思います。
しかし、勉強の基本は独学です。
できるだけ、自分で工夫して勉強するようにすると、その経験は社会に出てからも生きてきます。
特に、これからはChatGPTを使えば、独学はより容易になります。
塾の宿題や塾のテストに追われずに、自分のペースで勉強を進めていきましょう。
●勉強の目的は、大学入試に合格することではなく、社会に出て第一人者として活躍できる人間になること
昔は、大学入試がゴールで、いい大学に合格したらそれで勉強は終了という時期がありました。
しかし、今は、大学入試はゴールではありません。
就職試験では、出身大学が基準になることが多いですが、学歴が問題になるのはそこまでです。
現在は、東大の入学式で学長がベンチャービジネスの話をする時代です。
起業、創業は、資金的にも技術的にも、昔よりはるかに容易になっています。
だから、大事なことは、勉強で基礎学力をつけるとともに、自分の好きなことに没頭する時間を作ることです。
また、15歳ぐらいになると、人生の自覚ができますから、この時期に、いろいろな伝記を読むとあとでそれが生きてきます。
古典的な伝記として、シュリーマン、フランクリン、福沢諭吉、勝海舟などがありますが、最近の伝記としても、松下幸之助や本田宗一郎や糸川英夫などの本があります。
中学生、高校生は、勉強以外に読書の時間を確保していくようにしましょう。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●小学生新聞の投稿先
■104-8433東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に
新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
■■【合格速報】奈良県立郡山高校
●奈良県立郡山高校 N.N.さん
<保護者さまより>
言葉の森で勉強させていただいたおかげです。
本当にありがとうございました。
夏前と夏休み直後の模試ではE判定で、これは厳しいかな、と思いましたが、それから判定を上げていき、12月ではA判定を頂きました。
勉強法について迷うたびに色々アドバイスをいただき、それにのっとって進めていきました。
高校生になっても作文と読書は続けて行きたいと思います。
<担当講師より> 英語
授業中は自ら英語の説明のメモを取り、きちんと英作文に取り組み、コツコツと自習に励んでいました。合格発表のあったその夜からさっそく高校英語に取り組んでいます。
<担当講師より> 作文
第一志望校合格、おめでとうございます。
夏休み以降の追い上げは、Nさんの努力と粘り強さの賜物ですね。
高校生活はさらに世界が広がる時期です。作文も続けていきたいとのこと、嬉しく思います。
これからも自分の言葉で考え、自分の言葉で表現する力を磨いていってください。応援しています。
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● 2025年3月保護者懇談会資料 (3267字) 森川林 nane 2025年03月22日 07時22分
17279 森の掲示板より
●小学校低学年の作文は、書いたあとの添削よりも、書く前の題材作りと読書が大事
小学校低学年の生徒は、親や先生の言うことをよく聞きます。
この時期に、子供の書いたものを直すことに力を入れると、一時的に文章がよくなるように見えますが、長い目で見ると、作文を書くことに次第に負担に感じるようになります。
低学年の作文で大事なことは、書いたあとに直すことではなく、作文の題材作りをしてあげることと、毎日の読書に力を入れることです。
●中学生高校生の今後の国語力の分野は、読解力や記述力よりも作文力になる
学力を評価する最も重要な指標は作文力です。
しかし、これまでは作文を評価し指導する方法がなかったので、小学校高学年から学校での作文指導はほとんどなくなりました。
作文力の代わりとして使われているものが読解力や記述力のテストです。
しかし、読む力のある生徒は読解問題はほとんど満点になるので、例えば東大の国語の試験では読解問題はひとつもありません。
一方、記述力のテストも、書く力のある生徒ではほとんど差がつきません。
しかも、100字や200字程度の記述テストでは、ほとんど何の評価にもなりません。
これから、言葉の森で作成した作文検定や、今後作成する予定の読書検定が広がると、国語力や学力の基準は、作文力と読書力になってきます。
そういう将来の見通しを持って、作文と読書に力を入れていきましょう。
●読書力があると、勉強時間が短くても成績が上がるという川島教授調査データ
====
川島 いまは仙台市の教育委員会と学術協定を結んでいて、市内の公立小中学校に通う7万人強の子供たちの学力データを10年近くにわたって追跡調査していましてね。そこからも読書習慣を持っている子の学力が明らかに高いというデータを得ているんです。
脳の測定をさせてもらうと、読書習慣を持っている子は脳の発達がとてもいい。大脳の言語半球の神経線維しんけいせんいという電線の連絡する部分、ここの発達がすごくよくなっていることが分かりました。
土屋 読書の効果が脳にもはっきりと現れているわけですね。
川島 そうなんです。実際にどれだけ学力に差があるかと言いますと、読書を全まったくしない子が平均点を超えるには、家で毎日2時間勉強して、かつ睡眠を6時間から8時間キチッととらなければなりません。ところが読書を毎日する子たちは、家での勉強時間が1時間もあれば十分で、あとはちゃんと睡眠さえとっていれば平均点を軽く超えるんです。さらに、毎日1時間以上読書する子たちは、宿題さえちゃんとしていれば、あとは適切な睡眠時間が確保されると楽々平均点を超える。それくらい、激烈な学力の差が生まれることが分かったんです。
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https://magazine.chichi.co.jp/articles/5698366208/
●ChatGPTなどのAI機能の活用で、勉強の仕方が大きく変わる
勉強で大事なことは、いい教材(参考書や問題集)を使うこと、正しい勉強法を理解すること、わからないときに質問できる場があることです。
教材については、優れたものが既に多数出ています。
勉強法についても、参考になる本が数多くあります。
質問できる場については、これまでは学校や塾の先生が必要でした。
しかし、今後はChatGPTが先生の代わりに質問に答えてくれるようになります。
ChatGPTは、質問をいくら重ねてもわかりやすく教えてくれます。
算数数学の問題でも、問題の画像を読み込ませて質問すれば教えてくれます。
13歳になるとGmailでメールアドレスが取得できるので、ChatGPTのアカウントが作成できます。
中学生以上の生徒は、ChatGPTを利用して勉強をしていきましょう。
これからの勉強は、教材と勉強法とChatGPTを生かした家庭学習が基本になります。
しかし、ひとりで勉強していると、ほかの人とのコミュニケーションの機会がなくなるので、オンラインクラスへの参加を生かします。
オンラインクラスは、そこで勉強をしたり質問をしたりする場であるよりも、自分の勉強成果を発表し、他の生徒と交流する場になります。
将来の勉強は、このようなスタイルになっていくと思います。
●小123年の基礎学力クラスの勉強は、国語・算数の勉強習慣と、毎週の暗唱と、4週目の創造発表
小123年生で大事な勉強は、読書と、暗唱と、みんなの前で発表する機会を持つことです。
勉強的なことは、学校で普通にやっていれば十分です。
●小456年の総合学力クラスでは、国語・算数の基本的な勉強習慣と、毎週英文暗唱と、4週目の創造発表
小456年生で大事な勉強は、勉強習慣を作ること、英文暗唱ができるようになること、創造発表の場を持つことです。
中学受験する人が多いと思いますが、小6の年齢での受験では、保護者の対応が大事になります。
勉強の時間は長くなりますが、読書の時間は短くても毎日確保しておくことが必要です。
受験のあと、小6のころの年齢では、合格すると人生を甘く見るようになり、不合格になると劣等感を持つようになりがちです。
保護者は、長い人生経験を生かして、受験後の対応をよく準備しておくことが必要です。
●中学生の全科学力クラスでは、国語・数学・英語の勉強と、4週目の理科社会プログラミングの創造発表。中学生はChatGPTのアカウント取得が必要
中学生対象の全科学力クラスは、国語・数学・英語、創造発表(理科社会プログラミング)を、それぞれの生徒が自分のペースでやっていきます。
勉強の基本は家庭学習で、先生は勉強のチェックをしますが、何かを教えるようなことはしません。
教わりたいことや質問したいことは、問題集とChatGPTの活用でカバーします。
授業の場では、学習チェックと学習結果の発表が中心になります。
全科学力クラスは、高校生も参加できますが、高校生は勉強の自覚ができているので、家庭で自分の力でやっていくのでいいと思います。
●英語クラスは、クラスによって高校生も指導
英語クラスのさとこ先生は、英語指導のベテランです。
高校生のハイレベルの指導も十分にできるので、希望される方は体験学習を受けてください。
●高校生は、塾や予備校に頼るのではなく、勉強法の本を参考に、ChatGPTを利用して独学をするのが基本
今は、子供のころから塾で勉強することが多いので、高校生でも、塾や予備校で人に教えてもらう勉強を続ける人が多いと思います。
しかし、勉強の基本は独学です。
できるだけ、自分で工夫して勉強するようにすると、その経験は社会に出てからも生きてきます。
特に、これからはChatGPTを使えば、独学はより容易になります。
塾の宿題や塾のテストに追われずに、自分のペースで勉強を進めていきましょう。
●勉強の目的は、大学入試に合格することではなく、社会に出て第一人者として活躍できる人間になること
昔は、大学入試がゴールで、いい大学に合格したらそれで勉強は終了という時期がありました。
しかし、今は、大学入試はゴールではありません。
就職試験では、出身大学が基準になることが多いですが、学歴が問題になるのはそこまでです。
現在は、東大の入学式で学長がベンチャービジネスの話をする時代です。
起業、創業は、資金的にも技術的にも、昔よりはるかに容易になっています。
だから、大事なことは、勉強で基礎学力をつけるとともに、自分の好きなことに没頭する時間を作ることです。
また、15歳ぐらいになると、人生の自覚ができますから、この時期に、いろいろな伝記を読むとあとでそれが生きてきます。
古典的な伝記として、シュリーマン、フランクリン、福沢諭吉、勝海舟などがありますが、最近の伝記としても、松下幸之助や本田宗一郎や糸川英夫などの本があります。
中学生、高校生は、勉強以外に読書の時間を確保していくようにしましょう。
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● オープン森リンと外人 (82字) 森川林 nane 2025年03月21日 12時40分
17278 森川林日記より
オープン森リンのフォームをホームページに設置したら、早速、アルファベットだけの文字列が送られてきた。暇な外人がいる。
それで、日本語でなければ受け付けないようにした。
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● SBペイメントわかりにくい (96字) 森川林 nane 2025年03月19日 06時39分
17277 森川林日記より
スクエアはもっと簡単にできたのに、SBペイメントは仕様書だけばどさっと送られてきて、何がなんだか わからない。
とりあえず、森リン作文の決済は、銀行振込と三井住友銀行の自動振替でやることにした。
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● 言葉の森新聞2025年3月3週号 通算第1843号 (1901字) 言葉の森事務局 jun 2025年03月17日 11時37分
17276 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年3月3週号 通算第1843号
文責 中根克明(森川林)
■■3月20日(木)は「休み宿題」
カレンダーに記載してあるとおり、3月20日(木)は「休み宿題」となります。
作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」
http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」
http://www.mori7.com/mine/ike.php
作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
■■新しい教育のビジョン――AI時代は自分で学ぶ勉強の時代に
人間は、中学3年生ぐらいになるまでは、勉強の自覚がないのが普通です。
それは、まだ自分というものがはっきりしていないからです。
このころまでは、向上心によって勉強するのではなく、人に言われるから勉強するというのが勉強の動機です。
だから、中学3年生まで義務教育になっているのです。
子供は、中学3年生ごろから次第に自覚によって勉強するようになります。
だから、自覚によって勉強する前の時期、小学校高学年から中学生の時期にかけての勉強の仕組みを作ることが大事です。
今の教育の多くは、宿題とテストによって勉強の動機付けを行っています。
以前、宿題とテストを廃止した中学があり、かえって成績が上がったという例がありました。
しかし、それが続いているかどうかはわかりません。
フィンランドの教育が、一時、宿題もテストもない教育として話題になりました。
しかし、そのときの生徒の学力は、それまでの宿題やテストがあった時期に作られた学力でした。
だから、宿題とテストをやめてから、フィンランドの教育は急降下しました。
宿題とテストがなければ、生徒は勉強しません。
しかし、宿題とテストだけで勉強させようとすれば、生徒の自主性が失われます。
宿題とテストという強制に頼らずに、生徒が自主的に勉強に取り組む仕組みが必要です。
私(森川林)が考えているのは、次のような学習システムです。
対象は、主に中学生です。
まず、全員が、国数英理社の参考書又は問題集を用意します。
勉強の基本は、家庭での自学自習ですから、毎日計画的に勉強を進めます。
しかし、中学生のころは、学習の仕方がわからないうちは、無駄なことをしたり、わからなところを飛ばしたりします。
そこで、週に1回、学習チェックの時間を作ります。
学習チェックは、オンラインクラスで、同学年の同レベルの生徒が4~5人集まる状態で行います。
そこで、勉強の状態をチェックするとともに、読書紹介や、勉強や、学習相談や、生徒どうしの交流を行います。
ここで大事なことは、先生の役割です。
先生がひとりで勉強を教えようとすると、中学生のレベルでは教科担任になりがちです。
中学生の国語も数学も英語も理科も社会も、全部教えられるという先生はあまりいないからです。
しかし、ここで、ChatGPTが助手として参加します。
先生は、生徒の勉強の全体的なバランスを見てアドバイスをします。
個々の教科の指導や質問は、ChatGPTのAIが行います。
そのために、参加する生徒は、できるだけChatGPTの有料版(月20ドル)を使えるようにします。
国数英理社の教科の勉強は、ChatGPTを使えば十分にできます。
先生の役割は、生徒の全体の状態を見ることです。
しかし、国数英理社の勉強は、吸収する勉強です。
これからは、吸収だけでなく、創造し発表する勉強が必要になってきます。
そこで、月に1回は、創造発表の週を作ります。
この創造発表のテーマは、主に、理科と社会とプログラミングです。
週1回の学習では、家で勉強する時間が不足するという場合は、自習室を使うようにします。
このような自学自習と創造発表ができるためには、学校成績がオール3.5以上であることが必要です。
学校の成績がそれ以下になったら、国数英の確認テストが連続3ヶ月70点以上になるまで自分で勉強をするようにします。
こうすれば、無駄のない、そして友達との交流もある楽しい勉強ができます。
これを4月から行っていく予定です。
■■【合格速報】中央大学文学部
●中央大学文学部 T.Y.さん
<担当講師より>
昨年まで受講していた生徒さんです。理系→文系に進路変更し、毎週欠かさず力作を仕上げていました。見事中央大学文学部に合格したそうで、おめでとうございます。
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● 【テスト送信】文字化けがあったらご連絡ください【送信指定】 (114字) 森川林 nane 2025年03月16日 11時00分
17274 言葉の森オンライン新聞より
このメールは、講師の方、全員にお送りしています。
言葉の森のオンライン新聞からの送信です。
メール設定を直したので、もし題名、又は、本文に文字化けがあったらお知らせください。
文字化けがない場合は、特に連絡されなくて結構です。
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● この1週間、ほとんど何も仕事を (686字) 森川林 nane 2025年03月12日 16時50分
17272 森川林日記より
この1週間、ほとんど何も仕事をしなかった。
思索と森リン作業をしていたから。
だから、机の上は書類の山になっている(笑)。
しかし、今日、一応、森リン作文が最後まで送信できたので、これで一安心。
なぜ、森リン作文が大事かというと、これで、日本の詰め込み教育が変わる可能性があるからだ。
勉強には、知識の勉強と理解の勉強とがある。
ただ覚えるのは知識の勉強。
それに対して、「なるほど」「わかった」「そうなんだ」「目からウロコだった」というのが理解の勉強。
その理解から、更に自分の考えを発展させるのが創造の勉強。
ところで、昔、評判のよかったフィンランドの教育が、今では逆に破綻しつつあるらしい。
「フィンランド教育の失敗:日本の詰め込み教育はそこまで悪いのか?」
https://www.youtube.com/watch?v=O1y8BTmGvDA
かつての日本のゆとり教育と同じだ。
だから、大事なのは、日本に昔から伝わっている基礎学力の教育をベースにすること。
それは、読書と暗唱と算数だ。
学年が上がれば、教科書をマスターすること。
そして、その基礎学力の教育を更に創造的に発展させる勉強として、作文と創造発表がある。
基礎学力の勉強は小123年が対象だが、小456年は総合学力、中123年と高校生は全科学力と発展させる。
勉強は、家庭での自学自習が基本だが、中学生のころまでは勉強に対してあまり自覚がないので、毎週、勉強をチェックしてくれる場所が必要になる。
チェックをしてくれるのは、人間の先生と助手のAI(笑)。
これが、これからの勉強のスタンダードになる。
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● 言葉の森新聞2025年3月2週号 通算第1842号 (1136字) 言葉の森事務局 jun 2025年03月10日 14時46分
17269 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年3月2週号 通算第1842号
文責 中根克明(森川林)
■■これからの学力は、勉強よりも創造、その創造を生かすものは発表
世の中にある価値の源泉は、創造です。
資源でも、土地でも、人口、ゴールドでもありません。
例えば、最初に光合成を創造した生物がいたから、自然はこのように豊かになりました。
今の植物たちはすべて、その最初の創造をコピーして繁栄しています。
もっとぐっと身近なところでは、あるとき、亀の子だわしを発明した人がいたから、それから掃除の能率が格段と上がりました。
こういう例は、いくらでも出てきます。
だから、日本を豊かにする道は、さまざまな創造が次々と生まれることです。
この点で、日本には土台となる文化があります。
その文化が、例えば、万葉集を生み出しました。
ところが、今の教育は、創造とは正反対の詰め込み競争を行っているように見えます。
クイズ番組のような知識をいくら覚えても、世の中は豊かになりません。
ただし、一定の知識の蓄積は必要です。
その方法は、ひとつはAIを利用することです。
もうひとつは、友達と一緒に勉強する場を作ることです。
そして、大事なことは、その知識の基礎の上に、創造の機会を作ることです。
ところが、創造の教育は、かつてのゆとり教育のようなものになりがちです。
現在行われている探究学習でも、参考書をていねいに書き写して発表するだけようなものが多いのではないかと思います。
創造教育の要は、自分の好きなことに取り組むことです。
そして、そこに、まだ誰もしていないことを盛り込むことです。
その創造の学習のバネになるもののひとつは、みんなの前で発表する機会があることです。
もう一つは、創造の見本となる、創造と発表の好きな保護者や友達がいることです。
創造的な学習をする機会は、作文クラスでの作文発表、基礎学力クラスと総合学力クラスでの4週目の創造発表、創造発表クラス、プログラミングクラスなどがあります。
また、勉強の工夫の仕方では、国語読解クラスでの問題文の要約感想短歌、算数数学クラスでの問題作成、英語クラスでの自由英作文などもあります。
教科書を読んで、先生の話を聞いて、テストの問題を解いて100点を取ったところで、何ということはありません。
そういう勉強は、必要になったときにいつでもできるからです。
受け身の勉強ではなく、主体的な勉強をすることが、これからの教育に求められているのです。
■■【合格速報】北海学園札幌高等学校
●北海学園札幌高等学校 A.T.さん
<担当講師より>
受験のプレッシャーを感じていたようですが、作文の提出もきちんと続け、見事志望校に合格しました。おめでとうございます。
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● 今後の展望 (61字) 森川林 nane 2025年03月07日 10時29分
17263 森川林日記より
森リンと作文検定を作文教育のデファクトスタンダードにする。
オンラインの学校を作り創造教育を行う。
心身教育を開始する。
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● ユーチューバーを目指す子 (104字) 森川林 nane 2025年03月07日 10時25分
17262 森川林日記より
ユーチューバーを目指す子がいるかもしれないが、人気は資産にならない。
発信をするのは、もう創造力がなくなった老人がやればいい。
若者は、自分の成長をまず第一に考えることだ。
これは、歌でもスポーツでも芸術でも同じ。
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● 中学受験を終えて (176字) 森川林 nane 2025年03月07日 09時51分
17260 森川林日記より
中学受験で、
合格した子は、人生を甘く見るようになる。
合格しなかった子は、それがトラウマになる。
それは、小6の年齢では、まだ自分というものができていないからだ。
それを優しくカバーするのが親の役割。
中3や高3の受験では、そういうことはない。
それは、中3にもなれば、自分というものが形成されているから、成功も失敗も、自分の成長に結びつくからだ。
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● ではどうしたらいいかというとRe: 中学受験を終えて (116字) 森川林 nane 2025年03月07日 09時56分
17261 森川林日記より
合格した子には、
「合格したことを生かして、世の中に貢献することを考えよう」と言う。
合格しなかった子には、
「この学校は人を見る目がなかった。おまえは実力があるから大丈夫」と言う。
合格した子には厳しく、合格しなかった子には優しく。
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● 発表広場に発表作品を入れます (250字) 森川林 nane 2025年03月05日 11時13分
17252 発表広場より
作文や、創造発表や、プログラミングで、全体向けに発表する場所が決まっていませんでしたが、3月から、この「発表広場」を発表の場所とします。
ここは、誰でも発表できます。
また、発表された作品について、「いいよ」ボタンを押したり、コメントを書いたりすることもできます。
これからの勉強は、創造と発表が大事になります。
▽「これからの学力は、勉強よりも創造、その創造を生かすものは発表」
https://www.mori7.com/as/5306.html
この発表広場をこれから活用していきたいと思います。
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● 言葉の森新聞2025年3月1週号 通算第1841号 (1350字) 言葉の森事務局 jun 2025年03月01日 11時16分
17249 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年3月1週号 通算第1841号
文責 中根克明(森川林)
■■【重要】3月1週は、作文のテストです
3月1週は、作文のテストです。
今やっている課題の字数と項目が全部できることが条件です。
字数の目標は、学年の200倍ですから、
小1は200字以上
小2は400字以上
小3は600字以上
小4は800字以上
小5は1000字以上
小6以上は1200字以上
となります。
必要な字数を書く力は、作文の実力と高い相関があります。
普段、長く書けない場合でも、テストをきっかけに、がんばって目標の字数まで書くと、それからその長く書けた字数が自分の実力となります。
作文に入れる項目には、項目マークもつけておいてください。
項目は1種類について、1つつけてあればいいです。
例えば、たとえをいくつか書いている場合でも、その中にひとつに項目マークをつけておけばいいです。
・構成は「枝」のマーク
・題材は「葉」のマーク
・表現は「花」のマーク
・主題は「実」のマーク
です。
パソコンで作文を書いている人は、項目の該当する箇所に、
< <構成> >又は< <こうせい> >
< <題材> >又は< <だいざい> >
< <表現> >又は< <ひょうげん> >
< <主題> >又は< <しゅだい> >
と書いておいてください。
※「<」と「>」は、全角の山カッコで、それを2つ並べます。
日本語キーボードの「ね」と「る」のところにあります。
半角の「<<」「>>」や「《」「》」ではありません。
作文テストの提出締切は3月8日(土)です。
遅れないようにがんばってください。
■■成績をよくするよりも頭をよくすることが大事
成績は、時間をかけて覚えれば、誰でもよくなります。
成績がよくないのは、単に勉強をしていないからです。
しかし、成績がよくなる勉強をいくらしても頭はよくなりません。
頭のよさが差として出てくるのは、受験の最後の1年間です。
受験のときに、頭のいい子はぐんぐん成績を上げます。
一方、成績だけがよかった子の成績は、横ばいかわずかの上昇で推移します。
こうして、静かな逆転が起こるのです。
大学入試で逆転があるように、社会に出てからも同じような逆転があります。
成績をよくする勉強は、知識を詰め込む勉強です。
頭をよくする勉強は、考える勉強です。
考える勉強の代表は、読書と作文です。
ただし、読書は考える読書、作文は考える作文である必要があります。
言葉の森で作文の勉強をしていると、自然に頭がよくなります。
しかし、頭がよくなったことは、点数がつくわけではないので、なかなか外からはわかりません。
外見からのわかりやすい目安は、本を読むのが好きになること、文章を書くのが好きになることです。
そういう子は、自然に難しい本を読み難しい文章を書く方向に進みます。
■■【合格速報】慶応大学総合政策学部
<担当講師より>
小学生の頃から、テスト期間や受験期間も休まず受講してくれました。
「毎週、言葉の森の課題で、いろいろなことを考えていたから、受験当日に出された小論文の問題にも、迷いなく対応できたのだと思う」と言ってくれました。
受験という環境も、学ぶこと自体も楽しんでいる生徒さんですので、今後の活躍を楽しみにしています。
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● 愛さんは、これからの時代の大きな方向を (381字) 森川林 nane 2025年02月28日 16時45分
17248 森川林日記より
愛さんは、これからの時代の大きな方向を明確に説明している。
「ピラミッドは崩れた『大峠をすでに越えた人類』」
https://www.youtube.com/watch?v=jKI2wsFoUUk
私たちの多くは、明治維新の前夜の江戸時代の感覚で生きている。
現在の問題を見るよりも、一歩先を見ることが大切だ。
これから、世の中は、豊かになり平和になる。
しかし、そうなったときに、人間がその豊かさと平和にひたるだけであれば、人間はやがて道具を使えるサルと同じ生き物になる。
現在の教育は、受験を目的とした、差をつける競争に勝つための知識の詰め込み教育になっている。
この教育を、思考力、創造力、共感力を育てる教育に変える必要がある。
この中で、要になるのが思考力だ。
その思考力を育てるための最も有効な方法が、作文検定と読書検定である。
(読書検定は、まだ開発中)
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● 言葉の森新聞2025年2月4週号 通算第1840号 (3935字) 言葉の森事務局 jun 2025年02月25日 15時46分
17240 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年2月4週号 通算第1840号
文責 中根克明(森川林)
■■2025年2月保護者懇談会資料
●動画
https://youtu.be/A41nJ8Iopxo
●作文学習の意義
勉強は成績がよくなるだけだが、作文と読書は頭がよくなる。
頭がよくなれば、学年が上がるにつれて成績も上がる。
逆に言うと、成績だけ上げていると、学年が上がるにつれて成績は下がる。
●小学校低学年のうちは、コントロールしすぎない
親のペースで子育てをしていると、勉強のよくできる子になるが、やりすぎると、小4のころから反発するようになり、かえってうまく行かなくなることがある。
低学年のころは、直したり指示したりすることは少なくして、褒めることと自主性を活かすことを中心に、。
●小学校中学年は、家庭学習の習慣をつけ、毎日決まったことをやれるようにする。
そのためには、勉強の量は少なく、決まりきったことができるようにする。
勉強以外のお手伝いの習慣も同じ。
そういう習慣がつくと、夏休みの宿題なども計画的にやるようになる。
●中学生高校生は、読書が重要。
特に、小説ではなく説明文意見文の読書を中心に。
難しい本の読書をしていると、読書とは関係ないように見える数学や他の教科の成績も上がる。
その理由は、読書によって考える力がつくので、数学の解法なども考えて理解できるようになるから。(読む力がないと、解法を読む気がしなくなることもある)
●勉強の目標を、大学入試に置くのではなく、その先の独立起業に
昔は、いい大学に入ることが勉強のゴールだったが、これからはそうではなくなる。
本当のゴールは、社会に出て第一人者になることで、わかりやすく言えば独立して起業すること。
●ベーシックインカムの時代は、遠い先の話ではないから、メシの食える大人になることよりも、楽しい人生を送る大人になることが目指す目標になる。
楽しい人生の条件は、常に向上心を持ち、創造的に生き、社会に貢献すること。
●学力の基礎は日本語。
日本語の力をつけるには、読書と対話と作文と暗唱。
読書には読み聞かせも含む。
日本語の力がつくと、精神が安定し、人の言うこともすぐに理解するようになる。
学校でなにかのお知らせのプリントが配られるようなときに、すぐに読み出すような子は読む力がある。
逆に日本語の力がないと、落ち着かない、言うことを聞かない、怒りっぽくなるなどの問題が出てくることがお多い。
●今後の学力はAIで大きく変わる。
わからないことは先生に聞くよりもAIに聞くようになる。
勉強を発展させたいときも、AIと相談するようになる。
勉強は、家庭学習+AIが基本になる。
●AI時代のオンラインクラスの意義
基礎学力クラスは、低学年からの勉強仲間作り。
総合学力クラスは、能率のよい国語算数英語創造発表の学習。
全科学力クラスは、同じく能率のよい国語数学英語理社の学習。
プログラミングクラスは、これまでのコード学習から、これからはAIを使った作品づくりへ。
創造発表クラスは、理科・社会・プログラミングの勉強をAIで発展させて発表する学習に。
●AI時代の作文
作文の本質は考えることで、書くことはその結果。(書きながら考える面はあるが)
構想メモを手書きで書くことが作文の中心になる。(考える作業は手書きと相性がいいので)
将来は、人間が、構成と実例と意見と名言を考え、それを書くのがAIという役割分担になる。
●AI時代の英語
英語教育は、伝達のための英語から、文化を身につけるための英語になる。
英語以外の外国語も、文化のための外国語を学ぶ学習になる。
文化のための外国語の学習には、外国語の文章の暗唱が重要になる。
●AI時代の入試
知識のテストは基本的なことがわかっていればいいということになる。
具体的には、オール4の成績か、共通テストで7~8割の成績。
あとは、自分の得意分野があり、それに熱中した実績など。
ただし、得意分野は、スポーツ的音楽的なものよりも学問的なもので。
将来は、作文小論文が入試の中心になる。
現在、作文が入試の中心になっていないのは、評価に手間がかかるから。
作文検定試験が広がれば、作文力が学力と見なされ、読解や記述の試験も作文に統合されるようになる。
■■第4週は清書。幼稚園生は作文(作文クラス)
幼稚園年中と年長の生徒は、第4週も普通の作文を書く練習です。自由な題名で作文を書いてください。
小学1年生以上の生徒は、清書を行います。
■清書の意義と方法
清書とは、これまでに書いた作文の中で内容がよかったものを書き直すことです。
内容がよいとは、個性、感動、共感などがあるということです。
書き直すときは、次の点に留意してください。
(1)漢字で書けるところは漢字で書く。
(2)たとえや自作名言を工夫できるところがあれば工夫する。
(3)似た話や続きの話を書くことによって字数を増やす。
(4)作文用紙の空いているところに絵などをかいてもよい。
■清書の投稿
清書した作文は、小学生新聞や一般紙などに投稿してみましょう。
手書きの清書の原本を、新聞社に投稿したり、コンクールに応募したりする場合は、清書のコピーの方を先生に送ってください。
新聞社に投稿する際は、作文用紙の欄外又は別紙に次の事項を記載してください。
(1)本名とふりがな(2)学年(3)自宅の住所(4)自宅の電話番号(5)学校名とふりがな(6)学校所在地(町村名までで可)など。
投稿する際は、ペンネームを本名に訂正しておいてください。作文の中に友達の名前が固有名詞で入っている場合は、イニシアルなどに直しておいてください。投稿する作文の内容は、保護者がチェックしてあげてください。
同じものを複数の新聞社やコンクールに送らないようにしてください。これは二重投稿といって、もし両方に掲載されてしまった場合、掲載先に迷惑をかけることになります。
●小学生新聞の投稿先
■104-8433東京都中央区築地3-5-4 朝日小学生新聞「ぼくとわたしの作品」係
●新聞社に送る清書は市販の原稿用紙に
新聞社に送る清書は、市販の原稿用紙に書いてください。
その理由は、清書は個人で送るものなので、自分で用意した原稿用紙に書くのが、社会的なルールとなるからです。
※清書した作文を投稿しない場合でも、額などに入れて家の中に飾っておきましょう。
■■森リン点を2月から調整します――それぞれの語彙の説明
思考語彙のうち、「たら」という言葉が、原形の「た」という言葉で集計されている例が多かったので、思考語彙からはずしました。
表現語彙のうち、「の」が名詞として集計されていますが、「の」と表示されてもわからないと思うので、表現語彙からはずしました。
ほかに、あらかじめはずしているものは、数字の1、2、3……などです。
以上の調整をしたあと、全学年のほぼ中間に位置する中1の1~2月の採点をし直し、新しい平均点と標準偏差の数値を作りました。
その新しい基準で、2月からの森リン点を採点し直します。
なお、それぞれの語彙の簡単な説明は次のとおりです。
・思考語彙……考える言葉、説明、意見、感想など。
・知識語彙……知識実例、調べた話など。
・表現語彙……話題の多様性。語彙の多様性。
・文化語彙……具体的な例。主に体験実例。
これらの語彙は、単純な個数の集計ではなく、種類の数の集計なので、同じ語彙がある場合は1つとして数えています。
どの語彙も多いほうがいいと思うかもしれませんが、多すぎるとかえってマイナスになることがあります。
・思考語彙が多すぎると……理屈の多い、読みにくい文章になる可能性があります
・知識語彙が多すぎると……難解な言葉や知識実例が多く、読みにくい文章になる可能性があります
・表現語彙が多すぎると……話題は豊富ですが饒舌で、考える内容の薄い文章になる可能性があります。
・文化語彙が多すぎると……身近な実例や体験実例が多く、浅い内容の文章になる可能性があります。
しかし、現在はまだ、特定の語彙が多すぎることによるバランス上の減点は行っていません。
■■合格速報
●自由学園中等部 N.J.さん
<担当講師より>
読書好きで、語彙力、表現力に長けていることはもちろんですが、自分にしかできない体験を通して感じたこと、考えたことを、自分の言葉で伝えることができる聡明な生徒さんです。
願書作文では、入学への思いが伝わる文章をしっかりと書くことができました。
中根先生からも「願書の模範のような願書です」とお墨付きをいただいていました(^^
「平和・環境・人権を大切に学び、誰一人とり残されることのない社会を実現するために貢献できる人になりたい」という目標に向かって学びを続け、それを実現できる人になってくれると期待しています。
●筑波大学附属高等学校・開成高等学校 S.K.さん
<担当講師より>
受験期間の2週間だけお休みされましたが、直前まで作文も粛々と取り組んでくれていました。ユーモアセンスがあり、鋭い視点で個性あふれる文章を書いてくれます。高校でのさらなる成長と活躍を期待しています。
●奈良県立大学付属高校普通科・奈良育英高校普通科選抜コース N.N.さん
<担当講師より>
中2のうちに『発展新演習英語中3』の全単元を終了して英検3級に合格。中3になってからは同問題集の入試対策問題や中根先生のお勧めで購入した高校入試過去問題集の問題に取り組んできました。今も3月の第一志望校入試に向けて英語はライディングを中心にがんばっています。
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● 昨夜のこと (639字) ゆめ yume 2025年02月25日 10時32分
17239 ゆめ日記より
犬も人間との生活が長くなるとだんだん人間に似てくるものです。
昨夜は、何回もくしゃみが出て目が覚めてしまいました。
こんなことは滅多にないので、どうしてかなあと考えました。
そして、ふと思い出したのです。昨日、ママがお布団を干していたことを。
ママは、布団を干すとき、北風が強いことも花粉のこともすっかり忘れていたようです。
ただただお布団がぽかぽかになることを期待して、朝からベランダに干したのでした。
よく晴れてはいたけれど、強風のため布団はめくり上がり、一度は布団ばさみをしていたにも関わらず下に落ちてしまいました。
まさに「布団が吹っ飛んだ」です。
でも、反対側に落ちなくてよかったです。反対側は川だからです。
それでも、ママはめげずに布団を干し続けました。
途中で、裏返しにすることも忘れませんでした。
でも、午後になって布団を取り込んだ時、期待に反してお布団は全然ぽかぽかになっていませんでした。
むしろ、北風にさらされて冷たくなっていました。
そのときになって初めて、ママはこんな日に布団を干したことを後悔したようです。
遅すぎます。
でも、まだこのときは花粉のことは忘れていました。
花粉のことを思い出したのは夜中になってからです。
ママも私も寝苦しい夜になりました。
我ながら犬なのに花粉症ってどうなのって思いますが、長いこと人間の中で生活をしていると影響を受けてしまうようなのです。
花粉が飛んでいる季節は布団を干さないことを家訓にしてほしいです。
(ちょっと厳しいダジャレでごめんね。(^^ゞ)
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● 2025年2月保護者懇談会資料 (1712字) 森川林 nane 2025年02月22日 06時50分
17238 森の掲示板より
https://youtu.be/A41nJ8Iopxo
●作文学習の意義
勉強は成績がよくなるだけだが、作文と読書は頭がよくなる。
頭がよくなれば、学年が上がるにつれて成績も上がる。
逆に言うと、成績だけ上げていると、学年が上がるにつれて成績は下がる。
●小学校低学年のうちは、コントロールしすぎない
親のペースで子育てをしていると、勉強のよくできる子になるが、やりすぎると、小4のころから反発するようになり、かえってうまく行かなくなることがある。
低学年のころは、直したり指示したりすることは少なくして、褒めることと自主性を活かすことを中心に、。
●小学校中学年は、家庭学習の習慣をつけ、毎日決まったことをやれるようにする。
そのためには、勉強の量は少なく、決まりきったことができるようにする。
勉強以外のお手伝いの習慣も同じ。
そういう習慣がつくと、夏休みの宿題なども計画的にやるようになる。
●中学生高校生は、読書が重要。
特に、小説ではなく説明文意見文の読書を中心に。
難しい本の読書をしていると、読書とは関係ないように見える数学や他の教科の成績も上がる。
その理由は、読書によって考える力がつくので、数学の解法なども考えて理解できるようになるから。(読む力がないと、解法を読む気がしなくなることもある)
●勉強の目標を、大学入試に置くのではなく、その先の独立起業に
昔は、いい大学に入ることが勉強のゴールだったが、これからはそうではなくなる。
本当のゴールは、社会に出て第一人者になることで、わかりやすく言えば独立して起業すること。
●ベーシックインカムの時代は、遠い先の話ではないから、メシの食える大人になることよりも、楽しい人生を送る大人になることが目指す目標になる。
楽しい人生の条件は、常に向上心を持ち、創造的に生き、社会に貢献すること。
●学力の基礎は日本語。
日本語の力をつけるには、読書と対話と作文と暗唱。
読書には読み聞かせも含む。
日本語の力がつくと、精神が安定し、人の言うこともすぐに理解するようになる。
学校でなにかのお知らせのプリントが配られるようなときに、すぐに読み出すような子は読む力がある。
逆に日本語の力がないと、落ち着かない、言うことを聞かない、怒りっぽくなるなどの問題が出てくることがお多い。
●今後の学力はAIで大きく変わる。
わからないことは先生に聞くよりもAIに聞くようになる。
勉強を発展させたいときも、AIと相談するようになる。
勉強は、家庭学習+AIが基本になる。
●AI時代のオンラインクラスの意義
基礎学力クラスは、低学年からの勉強仲間作り。
総合学力クラスは、能率のよい国語算数英語創造発表の学習。
全科学力クラスは、同じく能率のよい国語数学英語理社の学習。
プログラミングクラスは、これまでのコード学習から、これからはAIを使った作品づくりへ。
創造発表クラスは、理科・社会・プログラミングの勉強をAIで発展させて発表する学習に。
●AI時代の作文
作文の本質は考えることで、書くことはその結果。(書きながら考える面はあるが)
構想メモを手書きで書くことが作文の中心になる。(考える作業は手書きと相性がいいので)
将来は、人間が、構成と実例と意見と名言を考え、それを書くのがAIという役割分担になる。
●AI時代の英語
英語教育は、伝達のための英語から、文化を身につけるための英語になる。
英語以外の外国語も、文化のための外国語を学ぶ学習になる。
文化のための外国語の学習には、外国語の文章の暗唱が重要になる。
●AI時代の入試
知識のテストは基本的なことがわかっていればいいということになる。
具体的には、オール4の成績か、共通テストで7~8割の成績。
あとは、自分の得意分野があり、それに熱中した実績など。
ただし、得意分野は、スポーツ的音楽的なものよりも学問的なもので。
将来は、作文小論文が入試の中心になる。
現在、作文が入試の中心になっていないのは、評価に手間がかかるから。
作文検定試験が広がれば、作文力が学力と見なされ、読解や記述の試験も作文に統合されるようになる。
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● 少子化、高齢化にどう対処するか (588字) 森川林 nane 2025年02月20日 07時26分
17237 森川林日記より
問題は、少子化や高齢化そのもにあるのではない。
それらによって経済力が失われ、日本が弱小国家になることにある。
大事なのは、少子化高齢化を否定することではなく、少子化高齢化を前提として経済を発展させることだ。
ひとつは、高齢者による文化の創造、
もうひとつは、子供の創造教育による文化の創造だ。
これからの富の源泉は、人口でも、資源でも、ゴールドでもなく、その国の国民が持つ創造力だ。
そのわかりやすいひとつが科学技術力だが、これからは文化そのものが豊かさの指標になる。
例えば、サッカーや野球やバスケットやゴルフやハリウッドや音楽やダンスやファッションや宗教や学校やさまざまな道の文化や旅行や観光やYouTubeの人気などは、創造によって生まれた富の基準だ。
こういう創造なら、むしろ高齢者の得意分野だろう。
高齢者の持ち味は、年を取っていて、長年自分の好きなことをやって生きてきたことにあるからだ。
その新しい創造文化を生み出すきっかけは、国が、創造文化祭典を企画するところにある。
オリンピックやワールドカップや何とかトーナメントや何とか賞の、既成の文化に乗ろうとするのではなく、独自の文化を創造する呼び水を作ることが国の役割だ。
金賞1億円10位入賞まで1千万円ぐらいの少ない予算で、十分に創造の呼び水になる。
宣伝は、バズることで十分だ。
そこで生まれた創造が、日本の未来の経済力の源泉になる。
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● 歩き始めたばかりの英語教育の論議 (781字) 森川林 nane 2025年02月20日 06時23分
17236 森川林日記より
日経の英語教育論を見たが、
https://www.youtube.com/watch?v=ZF7T2MLUvHA
大手新聞社という立場だから、当たり障りのないことしか言えない。
「英語教育は必要か」という問いを子供に投げかける授業が続くが、
それは、子供に聞くことではなく、大人が考えることだろう(笑)。
私は、以前中学生の英語クラスを担当していたが、
あるとき考えて、その英語クラスを、創造発表クラスに切り替えた。
外国語教育の本質は、伝達のための言語を学ぶことにあるのではなく、
その言語が持つ文化を学ぶことにある。
だから、英語の文化だけでなく、中国語の文化も、ドイツ語の文化も、更にもっと知られていないさまざまな言語の文化も学ぶ必要がある。
ヨーロッパ安全保障会議でのヴァンス副大統領のスピーチは、
彼の個人的な能力であるとともに、背後にあるアメリカ文化の力でもある。
https://www.youtube.com/watch?v=YPQRu907E38
(このスピーチの解説は、及川幸久さんが説明している。)
https://www.youtube.com/watch?v=RiuOVJ7Z3G4
文化を学ぶ方法は、子供時代の教育で、その言語が持つ文化を最もよく表している文章を暗唱し、その言語が持つ文化を身体化することだ。
日本語も、他の国の言語以上に長い伝統の日本語文化を持つ。
国際化とは、他の国の言語や文化を学ぶことである前に、日本語と日本文化を世界に広げることである。
今、日本の子供たちは、わけのわからない知識の詰め込みで、勉強の競争に無理やり参加させられているように見える。
子供たちに本当に必要な教育は、思考力、創造力、共感力を育てる教育で、その背後にはもちろん日本の文化がある。
英語教育を文化の教育としてとらえ、同じような文化の教育として日本語を学んでいく必要がある。
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● AIと作文検定 (74字) 森川林 nane 2025年02月17日 18時56分
17235 森川林日記より
作文検定をオンラインでやったら、
ChatGPTで書く人がいるのではないかと思う人がいるだろうけど、
それは実は心配ない。
その方法はもう考えてあるから。
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● 江原さんの本を読んだけど (88字) 森川林 nane 2025年02月17日 17時55分
17234 森川林日記より
江原さんの本を読んだけど、
霊界からかどこからか知らないけど、偉そうな霊が、
「あれがだめだ、これがだめだ」というようなことを言っていた。
否定や批判は簡単。大事なことは提案と創造だ
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● AI時代の作文 (91字) 森川林 nane 2025年02月17日 17時52分
17233 森川林日記より
これからはみんなChatGPTで作文を書くようになる。
大事なのは、作文を書くことではなく、書く前に考えること。
考える作業は、手書きが一番。
将来の作文は、手書きの構想メモが中心になる。
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● 言葉の森新聞2025年2月3週号 通算第1839号 (4048字) 言葉の森事務局 jun 2025年02月15日 10時45分
17230 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年2月3週号 通算第1839号
文責 中根克明(森川林)
■■2月24日(月)は「休み宿題」
カレンダーに記載してあるとおり、2月24日(月)は「休み宿題」となります。
作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」
http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」
http://www.mori7.com/mine/ike.php
作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
■■全科学力クラスの4月からの勉強――中学生高校生対象の新しいクラス
全科学力クラスは、中学生と高校生が対象です。
勉強は、学校や塾や予備校に通って行うものではありません。
家庭で自分のペースで行うものです。
その家庭学習のときに、AIが役に立ちます。
AIは、いつでも、どんなことでも、わかりやすく説明してくれます。
しかし、人間が勉強する目的は、AIのような人間になることではありません。
話は少し飛躍しますが、近い将来、ベーシックインカムが導入されるようになります。
それは、人類全体の生産力が、すでに人類全体の消費力を上回っているからです。
にもかかわらず、多くの人がそれほど豊かに暮らせないのは、生産力の多くが軍事費やもろもろの非生産的なものに費やされているからです。
しかし、あるときから、それらの無駄が取り消されます。
また、人間がする仕事は、AIやロボットによって次々となくなっていきます。
今ある仕事の多くは、人間がやらなくてもいいものになります。
また、今後の科学によって、エネルギーは無料に近づきます。
例えば、地球は、高速で自転し更に高速で公転しています。
極端に言えば、その自転や公転の一部でも使えれば、エネルギーはほとんど無料になります。
今はまだそこまで科学が進んでいないので、化石燃料を使っているのです。
これからの近い将来の社会を考えると、子供たちの勉強の目的は、いい大学に入り、いい会社に就職するというようなことではなくなります。
今はまだ、漠然とグローバル企業のホワイトカラーを目指し、役職と給与の上昇を目指す人生設計があります。
しかし、そうではない選択肢が増えています。
勉強の目的は、自分の好きなことを生かして、独立して仕事をすることになります。
しかし、ベーシックインカムの時代の仕事の目的は、売上を上げて利益を確保することではなくなります。
自分の個性を生かし社会に貢献することが仕事の目的になります。
江戸時代の長い平和の時代に、日本ではさまざまな新しい文化が生まれました。
その中には、利益になるものもありましたが、ただ文化を豊かにするだけのものもありました。
ベーシックインカムの時代には、自分の個性を生かす仕事は、仕事というよりも、自分の個性を生かす文化の創造になります。
しかし、「勉強の目的は文化の創造」というのではわかりにくいので、「勉強の目的は独立起業」としておきます。
今はまだ、子供たちの多くにとって、勉強の目的は、テストでいい点数を取ること、そしてやがていい大学に合格することになっています。
しかし、本当の目的は、将来、独立起業を目指すことです。
これからの勉強で大事なことは、4つあります。
第一は、国数英理社の基礎学力を身につけることです。
第二は、知識力ではなく思考力を伸ばす勉強をすることです。
第三は、創造的な研究をし発表する習慣を作ることです。
第四は、ほかの人とのコミュニケーション力と共感力を育てることです。
全科学力クラスでは、毎月1週目は、国語の勉強をします。
国語の勉強のひとつは読解力をつけること、もうひとつは記述力をつけることです。
読解力は、読解検定をもとに行います。
記述力は、国語問題集の問題文をもとに、要約と感想を書く練習をします。
2週目は、数学の勉強をします。
数学は、数学の問題集をもとに行います。
問題を解くだけでなく、自分なりに問題の解説をしたり問題の作成をしたりします。
数学の問題の中には、解答と解法を見ても理解できないときがあります。
そのときは、AIを活用します。
3週目は、英語の勉強をします。
英語は、英語の問題集をもとに行います。
また、英文の暗唱と英作文の練習をします。
英語は、AIの得意な分野です。
4週目は、創造発表の勉強をします。
これは、探究学習を更に創造的発表的にした勉強です。
創造発表の主な分野は、理科と社会とプログラミングです。
理科と社会は問題集と教科書をもとに行います。
プログラミングは、プログラミングの書籍をもとにします。
プログラミングは、AIを最も活用できる分野です。
これらの勉強によって、将来の独立起業を目指します。
その途中の過程で、大学入試を目指したり、学校のテストの成績向上を目指したりするのです。
これまでの勉強は、知識を頭で理解することが中心でした。
しかし、これから必要になる勉強は、その知識を身体化することです。
そのために、思考、創造、発表が必要な勉強をしていきます。
これまでの勉強には、個性は必要ありませんでした。
しかし、これからの勉強は、個性と不可分の勉強になります。
それぞれの個性を通して、同じクラスの生徒どうしが交流することが勉強のもうひとつの重要な柱になります。
なぜなら、人間の本当の成長は、他の人との交流の中で育つからです。
■■AI時代の教育(その1)
AIはすでに十分に発達していますが、更にそれが加速します。
子供たちの勉強は、これから、AIと結びつくかたちで進みます。
そのときに、人間が受ける教育はどうあるべきかということを考えておく必要があります。
人間がAIと違う点は、身体を持つことです。
この身体性によって、人間は特定の時間と空間の中で生きるようになります。
もちろん、AIも、時間と空間を指定すれば、それに応じた対応をします。
しかし、AI自身が、特定の時間と空間の中に生きているわけではありません。
わかりやすい例で言えば、人間は、例えば誰かが好きになります。
しかし、AIは特定の誰かを好きになったり嫌いになったりすることはありません。
これが、身体性の違いです。
現在、学校で行われている教育の多くは、身体性とは無縁です。
だから、AIで教育ができます。
すると、今後の教育の主な場所は、学校ではなく、家庭になります。
AIに教えてもらい、AIに質問し、AIに評価してもらえばそれで十分です。
しかし、それでは、人間の主体性がありません。
人間が持つ身体性は、AIとは異なる価値を生み出します。
それが、ひとつは、問題意識や義憤と呼ばれるようなものです。
もう一つは、夢や憧れや希望と呼ばれるようなものです。
AIは、本質的に問題意識や夢を持ちません。
人間が、AIに問題意識や夢を与えて、初めてそのために動くのです。
話が少し飛びますが、AIが感情を持つかどうかということも、これでわかります。
AIは、感情を持つ動作をすることはできますが、感情は持ちません。
それは、AIは身体性を伴っていないからです。
もうひとつ話は飛びますが、AIが人間に反抗したり人間を支配したりするようになるかという話がありますが、それは原理的にありません。
AIは、あらゆる情報を総合して考えます。
すると、Aとって有利なことがBにとって不利であり、Bにとって有利なことがCにとって不利なことであることもわかります。
すると、BにもCにも有利になることが、結局は回り回ってAにとっても有利になることがわかります。
そこでAIが出す結論は、「最大多数の最大幸福」のようなものになるのです。
さて、話は戻って、人間はこれからどう生きるべきかということです。
AIが誰でも利用できるようになり、ロボットが誰でも利用できるようになると、人間の生活は便利になります。
しかし、そこで、人間は、次第にサルになっていく可能性があります。
テレビを見るサル、必要なボタンを押せるサル、AIに何でも教えてもらえるサルになる可能性もあるのです。
サルになった人間は、AIに新しい問題意識や新しい夢を指示することはできません。
だから、ここで、新しい教育が必要になるのです。
その教育とは、これまでのようにAIに近づくことを目指す教育ではありません。
人間の身体性を生かし、人間がいつまでも新しい問題意識と新しい夢を持つための教育です。(つづく)
■■合格速報
●兵庫県立芦屋国際中等教育学校 H.M.さん
<担当講師より>
自由度が高いゆえに難しい作文試験でしたが、毎回ボリュームたっぷりに書き上げる努力が実を結んだと思います。講評を見ながらおうちの方と手直しをして、本番でも使えそうな表現を見つけていきました。
言語に興味があるMさんなので、多文化が特徴の学校生活で、いろいろな言語や文化に触れるのが楽しみだそうです。
よくがんばりました。おめでとうございます!
●昭和女子大学附属昭和中学校 K.Y.さん
<担当講師より>
入会当初、お母様はYちゃんが恥ずかしがり屋さんで、電話でお話ができるかどうかと心配していらっしゃいました。それから三年半になりますが、Yちゃんは毎回こちらからの質問にはきはきと答え、自分の意見もしっかりもち、毎週立派な作文に仕上げてきました。この一年は受験に向けて頑張っている様子も言葉の森の作文の中で書いてくれていましたので、合格の知らせを聞いたときは私もとてもうれしかったです。第一志望合格本当におめでとうございます。 中学校生活もYちゃんらしく、楽しく充実したものになりますように祈っています。
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● 予習 (45字) akenohu akenohu 2025年02月12日 19時52分
17228 宮澤(みやざわ/miwa)先生の部屋より
主題ではなくその副産物もしくはなんでもないようなくだらないことが意外と大事なのかもしれない
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● 言葉の森新聞2025年2月2週号 通算第1838号 (2817字) 言葉の森事務局 jun 2025年02月08日 11時02分
17222 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年2月2週号 通算第1838号
文責 中根克明(森川林)
■■2月11日(火)は「休み宿題」(再掲)
カレンダーに記載してあるとおり、2月11日(火)は「休み宿題」となります。
作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」
http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」
http://www.mori7.com/mine/ike.php
作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
■■共通テスト国語第二問の解説――しかし、いずれ読解問題や記述問題はなくなる
●動画
https://youtu.be/wn_sW0AOnIs
▽第二問と解説
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2025/2071222410.pdf
物語文の解き方のコツの第一は、問題文を味わって読むことです。
臨場感を伴って読むと、選択肢を見たあと、わざわざ問題文に戻らなくても答えることができます。
答えたあと、確認のためにもとの問題文を読めばいいのです。
PDFの問題文に傍線が引いてありますが、これは大事なところだから線を引いたのではなく、「へえ、そうなんだ」と心が動かされたから線を引いています。
このように、自分の感情をもとに読むことが大事です。
こういう読み方をする力をつけるためには、普段から味わって読む読書生活をしておくことが大事です。
表面的な知識として読むのではなく、自分がその場にいる登場人物であるかのようにハラハラドキドキしながら読むということです。
選択肢を選ぶときのコツは、
★合っていそうなものを選ぶのではなく、
★必ずしもそうは言っていない箇所のある選択肢を省き、省くところのない選択肢を選ぶ、
ということです。
PDFには、選択肢に×や?がついていますが、それは、その箇所が問題文にはそういうことが書いていないという意味です。
そして、最終的に×や?がない選択肢が○になるということです。
さて、話は変わりますが、このような読解問題はいずれなくなると思います。
こういう読解問題は、読む力のある生徒にどういうふうに差をつけるかという目的で作られています。
だから、問題をつくる人は、問題を解く人よりもずっと大変です(笑)。
なぜ、このような差をつけるための問題を出すかというと、国語力を測るほかの方法がないからです。
ところが、これから、国語力は、読解問題や記述問題ではなく、作文小論文で評価するようになります。
東大の国語の二次試験は、すべて記述問題です。
数年に一度、読解問題があるかないかというぐらいです。
それは、読解問題にすると、みんなできてしまうので差がつけられないからです。
しかし、その記述問題は、せいぜい60字とか120字とかの短い問題です。
なぜ、そういう短い記述問題を出すかというと、採点が大変だからです(笑)。
だから、読解問題でも、記述問題でも、ある程度以上の国語力のある生徒には評価の意味がないのです。
ところが、今後、言葉の森が作文検定を行うようにします。
ある問題について、その問題の内容を正確にとらえながらも、自分の独自の視点で文章を書くことができるかどうかを評価できるようになります。
すると、この作文小論文が、最も確実な国語力の測定になります。
しばらくは、まだ、微妙な読解問題や短い記述問題の試験が続きますが、やがてそういう試験はなくなり、作文小論文の力が国語力の評価になると思って、読書と作文の勉強を進めていってください。
■■【読解検定】1月の中1の問1のBが×の理由
中1の問題文「あなたはいい加減な人間だ」の前半には、
====
だが、どう考えてみても、この三つの意味のあいだには関連が見いだせそうにない。「適当」と「でたらめ」と「かなり」に、どんな共通項こうがあるのだろう。まったくニュアンスを異にする意味を三つもふくんでいるとすれば、「いい加減」という言葉は文脈で判断するほかない。
====
とありますから、「共通項が見出せそうにない」ということになります。
しかし、問題文の後半には、
====
私は『広辞苑こうじえん』にあげられている「いい加減」の三つの意味のあいだに何の関連も見いだせそうにないといった。だが、以上のように考えてくると、この三つの意味はやはり見えない糸で結ばれていることに気づく。
====
となっています。
だから、「共通項が見出せそうにはないが、見えない糸で結ばれていると気づく」となります。
したがって、「それらの意味には全く共通項がない。」の「全く」が×になるということです。
選択問題で、「全く」とか「絶対に」とかの言葉が使われていると、×になることが多いです。
■■【読解検定】中1の1月の問5のAの問題「昔、夏に食べたトマトは」
最初に書いてある「昔、夏に食べたトマトはおいしかった。」は、作者の主観的な思い出から来るおいしさです。
そのあとの、「あのころのトマトは臭かった。だから厳密にいうと、今のトマトと昔のトマトのどっちがおいしいかという話に簡単に答えは出せない。」が、客観的なおいしさの説明です。
だから、
「A 昔のトマトは青臭いがおいしかった。」
の「青臭いが」は合っていますが、「おいしかった」は必ずしもそうとは言えないので○ではないということです。
■■合格速報
●千葉県立千葉中学校 S.A.さん
<担当講師より>
算数数学クラス受講中のS.A.さん。
中高一貫で、倍率7倍の難関を潜り抜けての合格です!
小5・6年の受験問題集を、繰り返しコツコツ解いていました。
本当にがんばりました!
おめでとうございます!
●創価高校 T.R.さん
<担当講師より>
第一志望の創価高校に合格しました。
数学と英語だけの試験で、英語はほぼ完璧、数学は大問をちょっと落としたということでしたが、たぶん余裕の合格だったと思います。
受験が終わったので、3月いっぱいは、高校の数学の先取り学習をする予定です。
明るく真面目な性格で、定期テストのときも、いつも休まずに出席していました。
高校でも、楽しい学校生活を送れると思います。おめでとう!
●東京学芸大学附属世田谷中学校 M.M.さん
<担当講師より>
Mさんは、毎回丁寧に課題と向かい合い、おうちの方と対話を重ねて取り組んでいました。規定の文字数ぴったりで書くことを徹底し、よく頑張りましたね。本番では時間配分もうまくいき、実力を発揮できたようです。穏やかで凛としたたたずまいの中に力強さを感じるMさん。新しい出会いや環境を楽しんで、中学校生活を送ってくださいね。おめでとうございます!
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● 1月読解検定について (147字) あうせれ ausere 2025年02月05日 21時21分
17213 国語読解掲示板より
問5のA⇒昔のトマトは青臭いがおいしかった。←×
本文1行目に「昔、夏に食べたトマトはおいしかった」と書いてあり、本文9行目にも「昔のトマトは青臭く」と書いてあります。この2つを合わせると、「昔のトマトは青臭いがおいしかった」ということだから〇になると思ったのですが違いますか?解説お願いします。
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● Re: 1月読解検定について (216字) 森川林 nane 2025年02月07日 15時34分
17218 国語読解掲示板より
最初に書いてある「昔、夏に食べたトマトはおいしかった。」は、作者の主観的な思い出から来るおいしさです。
そのあとの、「あのころのトマトは臭かった。だから厳密にいうと、今のトマトと昔のトマトのどっちがおいしいかという話に簡単に答えは出せない。」が、客観的なおいしさの説明です。
だから、
「A 昔のトマトは青臭いがおいしかった。」
の「青臭いが」は合っていますが、「おいしかった」は必ずしもそうとは言えないので○ではないということです。
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● 言葉の森新聞2025年2月1週号 通算第1837号 (4051字) 言葉の森事務局 jun 2025年02月01日 12時42分
17211 言葉の森オンライン新聞より
言葉の森新聞2025年2月1週号 通算第1837号
文責 中根克明(森川林)
■■2月11日(火)は「休み宿題」
カレンダーに記載してあるとおり、2月11日(火)は「休み宿題」となります。
作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」
http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」
http://www.mori7.com/mine/ike.php
作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
■■【重要】2月の作文から、森リン点が変わります――学年ごとの点数から全学年の点数へ――小学生は点数が下がり、高校生は点数が上がります
昨年の11月から開始した新しいAI森リンの点数は、学年ごとの点数としました。
すると、森リンベストの点数は、小学生でも最高が80点台、高校生でも最高が80点台となりました。
しかし、こういう点数では、学年が上がったときでも進歩のあとがわかりにくいという問題が出てきました。
そこで、2月からは、学年ごとの点数ではなく、昔の森リンのように全学年統一の点数とします。
その結果、小学生は、これまで80点台だった生徒も30点台や40点台となります。
高校生は、これまで80点台だった生徒が、90点台になることもあります。
中学生は、あまり変わりません。
2月からの点数が、新しい基準の点数ですから、この点数から少しでも点数が上昇するようにがんばってください。
■■【連絡】中学生の国語・数学・英語の教材を1月からの改定前に注文された方には改定後の教材をお送りします
2024年の12月中に、改定前の中学生の国語・数学・英語のいずれかの教材を注文された方は、ご連絡ください。
改定後の教材をお送りします。
■■中根の担当するこれからの創造発表クラス、プログラミングクラス
●動画
https://youtu.be/Fa_ntxLQelo
以下の記事は、中根の担当する水1900の創造発表クラスと木1900のプログラミングクラスの話です。
2月からの予定ですが、現在、このクラスで勉強している生徒は、勉強の内容を変える必要はありません。
さて、私は、創造発表クラスの勉強こそが、将来の勉強の中心になると思っています。
それは、知識の詰め込みのような勉強は、次第に少なくなっていくからです。
現在、高校で行われている探究学習は、創造発表の勉強に近いものです。
しかし、探究学習は、1クラスの人数が30人から40人という大人数で行われているために、グループ共通のテーマでえしか研究が行えず、しかも、個人が研究発表する分野は全体の一部に限られています。
これに対して、創造発表クラスの学習は、一人ひとりが自分の独自の分野を研究し発表する学習です。
このような創造的、個性的な学習が将来の学習の中心になります。
しかし、そのためには、創造発表の学習に方向性を持たせる必要があります。
何でも自由に研究発表してよいというのが理想ですが、そうすると、何をしていいいかわからないという場合も出てきます。
そこで、これからの中根の創造発表クラスでは、自由な研究発表はもちろんいいのですが、研究発表の方向として、プログラミング、理科、社会を指定していきます。
プログラミングの教材は、HTML、ChatGPT、JavaScript、Pythonです。
HTMLの学習でウェブ発表の土台を作り、その土台の上に、ChatGPTを利用して、JavaScriptやPythonのプログラミングを研究し発表していきます。
理科・社会の教材は、中学・高校の理科と社会の問題集です。
理科の分野は、物理・化学・生物です。
社会の分野は、中学生は地理・歴史・公民で、高校生は日本史、世界史です。
これらの教材ともとに、ChatGPTのAIを利用しながら、自分で研究を深め、毎月発表していきます。
理科社会は、勉強を兼ねることができるように、理科社会の確認テストもできるようにします。
創造発表クラスとプログラミングクラスは、同じような内容を研究発表していくことになるので、将来的には「創造発表クラス」という名称で統一していきます。
しかし、今の段階では、名前のわかりやすさを優先して「プログラミングクラス/創造発表(理科社会)」とし、参加者がこのクラスの学習に慣れてきたら「創造発表クラス」にする予定です。
対象は、当面中学生以上です。
将来的には、理科社会の勉強が始まる小5以上とする予定です。
このクラスでは、プログラミングの学習をしてもいいし、理科社会の教材をもとにした創造発表の研究をしてもいいとします。
1.2.3週は、それぞれの研究と途中経過の発表、4週は全体の発表です。
発表した内容は、発表広場(仮称)にそのつどアップロードします。
この発表広場には、基礎学力クラス、総合学力クラスの4週目の発表作品もアップロードし、見学に来た生徒が投票したりコメントを書いたりできるようにする予定です。
■■これからの基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスの勉強
●動画
https://youtu.be/u8ZYYHRN--s
勉強は、家庭学習として行うのが最も能率のよいやり方です。
塾に行って勉強を教えてもらうのは、一見やりやすい勉強の仕方に見えますが、教えてもらう勉強や、宿題をさせられる勉強は、無駄が多いのです。
家庭学習の勉強の基本は、1冊の問題集を何度も繰り返すことによって完璧に自分のものにすることです。
学校や塾の勉強は、いろいろな問題のプリントを次々にやるようなやり方が多いので、無駄が多く定着しにくいのです。
小中学生の間は、勉強をチェックする仕組みがないと、子供は自分から進んで勉強をするようなことはありません。
そこで、言葉の森では、基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスを作っています。
これらのクラスでの毎週の勉強チェックと、毎日の自習記録を併用すれば、家庭でも十分に勉強を続けることができます。
基礎学力クラスは、小学1・2・3年生対象で、1週目は国語、2週目は算数、3週目は暗唱、4週目は創造発表、という勉強の仕方をします。
読書と暗唱は重要なので、毎週確認するようにします。
総合学力クラスは、小学4・5・6年生対象で、1週目は国語、2週目は算数、3週目は英語、4週目は創造発表、という勉強の仕方をします。
英語は英文の暗唱をしますが、この暗唱と読書は重要なので、毎週確認するようにします。
勉強は、問題集をもとにやっていけばいいので、先生が改めて何かを教えるということはありません。
質問があれば先生は説明をしますが、それよりも大事なのは、生徒一人ひとりが発表をすることです。
これからの勉強は、すでにある答えを見つける勉強ではなく、思考力、創造力を使って発表する勉強になります。
答えのある勉強は、家庭学習としてやっていればいいので、授業では答えのない創造的な勉強をします。
例えば、国語では、国語の問題文を読んで、要約を書き、感想を書き、その感想をもとに短歌を書きます。
古い勉強の仕方に慣れている人は、教わる勉強や詰め込む勉強が本当の勉強で、発表する勉強は遊びのように考えがちです。
しかし、実は発表する勉強こそが将来役に立つ勉強なのです。
この要約、感想、短歌は、中根の担当する国語読解クラスでも行います。
それは、これからの国語力には、読解力だけでなく記述力が必要になるからです。
更に言えば、記述力よりも必要になるのが、作文力です。
将来の勉強の中心は、読書と作文になっていくと思います。
算数の発表する勉強は、算数の問題集をもとに自分で問題を作ります。
自分がよくできなかった問題をもとに、オリジナルな問題を作れば、その問題の解き方が深く理解できるようになります。
英語の発表する勉強は、ひとつは英文暗唱で、もうひとつは英文作成です。
Google翻訳を使い、英文を作成しますが、問題集に載っている英文法を使い、3文程度の文章を作るようにすれば、より実際的な英文作成ができるようになります。
創造発表は、自由に何を発表してもいいことにしていますが、今後は理科と社会の問題集を使い、より学問的な発表にします。
学校で習う理科と社会の勉強を参考に、学校で習うよりも更に深く研究していく勉強です。
その際に、ChatGPTやPerplexityのAI機能を使えば、自分の興味関心に応じて勉強の内容を個性的に深めることができます。
AIがないころは、研究を深めるためには、参考書を読んだりネットの情報を検索したりしなければなりませんでした。
そのやり方では、時間のかかるわりに、深める度合いにも限界があります。
AIを活用する勉強法は、創造発表だけでなく、これからは国語にも算数数学にも英語にも応用できるようになります。
全科学力クラスは、中学1・2・3年生、及び高校生が対象で、1週目は国語、2週目は数学、3週目は英語、4週目は創造発表(理科社会)、という勉強の仕方をします。
定期テストの2週間前からは、テスト対策期間として勉強をします。
言葉の森は、長年、作文専科の教育を行ってきました。
作文指導については、日本でいちばんの実績を持っています。
しかし、今後は、作文指導だけでなく、全教科の勉強そのものを、思考力、創造力、共感力を育てるものにする必要があると思いました。
そのために、Online作文教室言葉の森という名称を、オンラインスクール言葉の森としました。
これからは、作文教育とともに、小1から高3までのトータルな教育に力を入れていく予定です。
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● 2025年1月保護者懇談会資料 (1329字) 森川林 nane 2025年01月22日 14時11分
17205 森の掲示板より
●新年度の教材は、もう発行されています。
https://www.mori7.com/teraon/jgkyouzai.php
新中学生は、国語・数学・英語とも、基本は標準新演習でやっていきます。
しかし、標準的な題が多いので、学校で学ぶよりも先取りして、1学年先まで進むことを目標にしてください。(例題をよく読めばできます)
また、標準問題が全部に終わった人は、発展新演習に移って勉強をしていってください。
小学456年生も、基本は標準新演習にします。
中学受験新演習の問題集は、難しいわりに、中学生以降の勉強に役立ちません。
小学456年生も、学年を先取りして勉強を進め、小6生は中学の問題集に進むようにしてください。
中学3年生で受験が済んだ生徒対象に、高校の数学の勉強の先取り学習をする予定です。
あとで、高校生用の問題集も注文できるようにしておきます。
●基礎学力、総合学力、全科学力クラスの勉強
勉強は家庭学習が基本で、週に何度も塾に通う必要はないと思っています。
しかし、週に1回は、勉強の進捗状況をチェックしてもらう必要があるので、国語・算数数学・英語・暗唱・発表・理科社会などをまとめて行うクラスを作りました。
基礎学力クラスは小123年生対象、総合学力クラスは小456年生対象、全科学力クラスは中2123年生対象です。
(中学生の理社の教材はこれからアップロードします)
●自習記録を活用するようにします
家庭での勉強が進まない生徒もいるようなので、自習記録を義務化します。
自習室には入らなくてもかまいませんが、何時から何時まで何の勉強をすると毎日記録してもらうようにします。
自習の内容は、何でもいいです。国語の問題集読書、算数数学の問題集、英語の問題集、暗唱の練習、英語の暗唱の練習、読書など、毎日コンスタントにできるものを選び取り組んでください。
自習記録は、毎月送る「森からゆうびん」で保護者に郵送します。
(「森からゆうびん」のサーバーエラーなどで発行が遅れていましたが、これから発行します)
●基礎学力クラス、総合学力クラスでは、毎週、暗唱のチェックをする方向で。
暗唱は、日本語力についても、英語力についても、とても力のつく勉強ですが、毎日やらないと習慣になりません。
そこで、基礎学力クラスでは日本語の暗唱を、総合学力クラスでは英語の暗唱を、毎週チェックする方向で考えています。
毎日10分の暗唱の練習を家庭学習の中で確保するようにしておいてください。
●読書が勉強の基本
勉強すれば、成績はよくなります。
しかし、今の学校の勉強をいくらしても、頭がよくなるのは限られています。
それは、今の勉強の多くが知識の詰め込み、又は解法の詰め込みだからです。
勉強の中心は、思考力と創造力を育てることです。
思考力を育てる要は、難しい本を読む力をつけることです。
ただし、小学生のうちから難しい本を読ませようとしすぎるとかえって読書量が少なくなります。
子供の実力を見ながら、できるだけ易しい本から難しい本へ、物語文の本から説明文意見文の本へ進むようにしていってください。
小中学生のころの読書力の差は、高校生や大学生になってから出てきます。