元の記事:読解検定9月説明会資料 (651字)
森川林(nane)
2020/09/26 17:51:24 11357 5 読解検定9月説明会資料
・学力とは何か。
昔は、知識>思考。
今は、知識<思考。
特にAI化の進展で、知識の重要性は低下し、思考の重要性が増している。
・思考とは何か。
日本人は日本語の力。
日本語の力は、普段の日常会話ではわからないが、抽象的な話題になると大きな差が出る。
(例)小6や中1で、理由を考えようとしても、実例しか出てこない子が多い。
身近な生活作文は上手に書けるが、意見文になると途端に書けなくなる。
易しい文章の読解の点数はよいが、難しい文章になると読解の点数が下がる。
・対策は何か。
難しい本や文章を読むこと。
小学生の場合は、説明文、ノンフィクション、又は、親の読書と共有。
中高生は、ちくまプリマ―新書、岩波ジュニア新書などが手に入れやすい。
ただし、易しい楽しい本の多読も並行することが大事。多読ができなくなったら本末転倒。
本当は、高3の18歳から20歳ぐらいまでが最も思考力が伸びる時期。
そのために、中学生、高校生の間も読書の習慣を続ける。
そのために、小学校高学年で、受験生の間も細々とでも読書の習慣を続ける。
・現実に。
小中学生は、勉強の時間を増やすよりも、読書の時間を増やす方が、勉強の成績が上がるという調査がある。(東北大の川嶋教授の大規模な調査)
受験生で、今さら読書などという場合は、問題集読書で1冊を5回繰り返すことを目標に。
記述の対策も、解答を繰り返し読むという「読む勉強法」で。なぜなら、解く勉強法は5倍から10倍の時間がかかるので密度が薄くなる。