元の記事:語彙力のある文とそうでない文の例 (415字)
森川林(nane)
2023/05/21 12:23:06 14762 5 1.とても楽しかったです。またやってみたいと思いました。
2.とても楽しくてまるで……のようでした。今度は……をやってみたいと思いました。
1に比べて、2は、ただ字数が長くなっているだけではありません。
「……」の部分で語彙の種類が増えています。
3.とても、とっても、すごーく、これまででいちばん楽しかったです。また、ぜったいにやってみたいと心から強く思いました。(のように書く子も時どきいます)
3は、字数は長くなっていても、個性的な語彙の種類は増えていません。
語彙の種類の多さが、読み手には、読みごたえとして感じられます。
この語彙の種類はどこから来るかというと、ひとつは読書から、もうひとつは対話からです。
同年代の友達と話をしていても、あまり語彙の種類は増えません。
お父さんやお母さんと話をすることで、子供の語彙は増えてきます。
そのためには、お父さんお母さんが、子供と話すときに、意識的に考える語彙を使うといいのです。