小6の5月の読解検定の問3 (640字)
森川林(nane)
2023/06/19 10:17:39 14925
問3のA
× 善太と三平は、仲のいい兄弟だった
国語の問題は、推測で答えるのではなく、問題文に書いてあることだけを基準にして答えます。
つまり、客観的な証拠が必要ということです。
問題文には、兄弟だとわかる記述がないので×ということです。
このことを理解するだけでも、高学年の国語の成績は上がります。
× 柿の木の下にぬいであったのは、三平のお母さんの下駄だった
問題文の最初に、「げんかんに子どものくると女の下駄がぬいであった」と書いてあるので、三平のお母さん(女)の下駄はまだ玄関にあることがわかります。
だから、ぬいであったのは善太のお母さんの下駄です。
問7のA
○ 値切る買い方では、要領のよいのはトクをし、要領の悪いのは損をする
これは、問題文に、「もちろん、ドジだと高く買わされる。要領のよいのがトクをする。同じものを買うのに、高く買うのもあれば、安く買うのもいる。まったく、「不平等」だった。」と書いてあるので、○です。
問題文中に、「店との相性もあるもので、気に入りの店だと安く買えたりする。なじみがいもあった。ドジが固定するものでもないし、ある店ではドジでも、別の店では要領よくナジミになったりもした。」という文もありますが、これは例外的なこととして書かれているので、基本は、「値切る買い方では、要領のよいのはトクをし、要領の悪いのは損をする」です。
ところで、値切る文化というのは、世界の標準のようですが、日本の関東地方では、値切る人はあまりいないようです。(私見)