笑えるぶんぶんドリム (850字)
森川林(nane)
2024/07/15 10:03:17 16235
昔、ぶんぶんドリムが、「作文の提出率80%」と書いていたので、言葉の森が「提出率ほぼ100%」と書いたら、じきにその宣伝を引っ込めた。
また、あるとき、ぶんぶんドリムが「31年の実績」と書いていたので、言葉の森が「43年の実績」と書いたら、それもすぐに引っ込めた。
また、あるとき、「1年8ヶ月の継続期間」のようなことを書いていたが、そのあと、言葉の森の「小1から高3まで続ける生徒もいる」を見たのだろう。それは一瞬で引っ込めた。
よっぽど言葉の森を毎日ウォッチしているのだろう。
今は、客観的に自慢するものがないので、「満足度○%」などというどうでも言えるもので宣伝をしている。
本当は、「入選○名」とか「合格○名」とかいう具体的な実績を出せればいいと思うが、そういうものは出せないのだろう。
言葉の森は、毎週必ず数名の生徒が、全国レベルのコンクールに入選しているし、毎年数十名の生徒が志望校に合格している。それも、かなりいいところが多い。
ただ、そういうことは、本来の教育の目的でないからわざわざ言っていないだけだ。
そのかわり、ぶんぶんドリムは、宣伝だけは力を入れていて、毎週2回又はそれ以上、朝日小学生新聞に1面の3分の1ぐらい、時には1面の全面の広告を出している。そういう頻度で大きな広告を出しているところは、まずほかにはない。
ぶんぶんドリムのもうひとつの自慢は、監修者が齋藤孝ということで、あちこちに顔を出している。
みんな、中身は知らないかもしれないが、著書の「こども文章力」や「こども読解力」は、全く中身がないし、理論もない。
コピーと思いつきだけで書いたような本だ。
これらの本を読んで、作文が書けるようになったり、読解ができるようになったりする子はまずいない。
それよりも、途中で読まなくなると思う。
著者のほかの本もよく見ると、コピーや受け売りで書かれたものが多い。
オリジナルな自分の考えがないのだろう。
勘違いしている人も多いと思うので、ちょっと厳しいことを言ってみた。