元の記事:7月保護者懇談会資料 (2528字)
森川林(nane)
2024/07/22 10:43:24 16250 5
https://youtu.be/UI1vWI7xQDs
●7月の「森からゆうびん」で学習グラフなどをおくりました
4月から、生徒の学習状況がわかるように学習グラフをつけた「森からゆうびん」を発行しています。
6月は、いったん休んでしまいましたが、7月は先日発送しましたので、もう届いていると思います。
より詳しい情報は、ウェブのページでごらんいただけます。
https://www.mori7.com/gs/
・作文については、字数がほんの少しずつでもいいので、伸びていることが勉強が進んでいる目安になります。
目標は、学年の100倍から200倍が標準です。
例えば、小学4年生であれば400字から800字書くことです。
・森リン点については、小6以上は、
86点56点以上取れればよくできています。
・読解検定については、平均点の60点以上になっていることが目標です。
読解検定は、言葉の森の生徒であれば誰でも受けられるので、機会があれば受検してみてください。(通常550円、国語読解、基礎学力、総合学力クラスの生徒は330円。国語読解、基礎学力、総合学力クラスの生徒はウェブでテストをするだけであれば無料)
読解検定は、大学入試の共通テストと同じ性格の問題ですから、読解検定で高得点が取れれば、大学入試の共通テストでも高得点が取れます。
ただし、読解力をつけるためには、問題の分析以前に、問題集読書をしっかりやって難しい文章を読む力をつけておくことが大事です。
●受験生は、過去問の結果をもとに重点的な学習を
夏休みは、自分で決めた重点科目に集中して取り組むことのできる時期です。
受験生は、すでに過去問をやり終えていると思いますが、もしまだ過去問をやっていないようであれば、夏休みの最初に必ず過去問を仕上げてください。
塾や予備校の先生は、過去問をやれなどということは言いません。
生徒が早めに過去問に取り組むと、一律の授業ができなくなるからです。
過去問は、家庭の責任でやっておくことが大事です。
●作文力はますます重要になる
総合選抜入試が一般化してくると、学力だけでなく、作文力が必要になります。
作文力はすぐにはつきませんから、毎週の練習で書き慣れておくことが大事です。
中学生以上の人は、毎週1200字以上の作文を書くことを目標にしてください。
●中学生以降の作文は、ChatGPTを利用して
13歳になると、Gメールのアカウントが取得できます。
メールアドレスがあると、ChatGPTのアカウントも取得できます。
作文を書くときに、社会実例を増やす必要がある場合など、ChatGPTを使えば、具体的な実例を見つけることができます。
言葉の森の教材には、データ集や名言集やことわざ集がついていますが、これはChatGPTなどの生成AIがなかった時代の名残の教材です。
これからは、自分でいろいろな実例や表現を見つけるようにしてください。
●国語読解の勉強は、読書、問題集読書、読検解説で十分に実力がつく
国語の勉強というと、問題集を解くような勉強を考えがちですが、問題集をいくら解いても力はつきません。
それは、勉強が、「当たった、外れた」というレベルで終始するからです。
国語の問題は、理詰めに解いて満点を取ることを目標にすることです。
そして、理詰めに解く以前の学力として、文章を読む力をつけることが大切です。
したがって、
1.中学生の読書は説明文を中心に毎日50ページを目標に。
小学生は、物語文でいいですが、文章がしっかり書いてある本をやはり50ページ以上を目標に。
2.問題集読書で問題文を毎日1~2編音読し、1冊の問題集を最後まで読んだらまた最初から読み直し、5回読むようにしてください。
3.読解検定の問題の正解を理詰めに分析する練習をしてください。
先日、あるクラスの生徒の話を載せました。
「国語読解クラスで成績急上昇の中学3年生。1年間でみるみる上達。」
https://www.mori7.com/as/5126.html
決められたことをしっかりやれば、誰でも実力がつきます。
これは、算数数学、英語でも同じです。
●創造発表は、これからの学力。
中根が担当している創造発表クラスは、小6から中3までの生徒がいますが、生徒の発表や質問感想を聞いていると、みんな個性的によく考えていると感心します。
学校での勉強は、答えが決まっている勉強なので、答えができるようになったらそれで終わりです。
しかし、本当の勉強は、自分の興味あることを深めていくものです。
こういう個性的な勉強が、これからの総合選抜(旧AO入試)時代の勉強になります。
「創造発表クラスの授業風景(小6と中学生)」
https://www.mori7.com/as/5111.html
●小学4年生までの本当の学力は読書力
小4までの勉強は、やれば誰でもできる基本的な勉強です。
この段階での成績の差は、本質的な差ではありません。
成績よりも重要なのは、読書の力です。
この読書力は、目に見えないように見えますが、読書力があれば、学年が上がるにつれて成績も上がります。
小学1、2年生で、自分から進んで本を読もうとしない場合は、お母さんが読み聞かせをしてください。
耳から入る読書が、目で読む読書の土台になります。
●小学1、2年生は、毎日の暗唱の習慣を
暗唱のよくできる子は、学年が上がるにつれて成績がよくなります。
小学1、2年生は、暗唱力が最もつく時期です。
小学校低学年の時期に、毎日の学習習慣として、朝ご飯の前の暗唱練習を決めておくといいと思います。
小学生時代に暗唱力がついた生徒は、中学生になって英語の教科書の暗唱も楽にできるようになります。
暗唱力は、記憶力だけでなく、読解力、表現力、思考力も伸ばします。
▼暗唱検定で5級の合格をした子が増えています。
https://www.mori7.com/askt/
●これから、個別れんらくなどで、保護者の皆様とのコミュニケーションに力を入れていきます。
保護者の方も、何かありましたら、お気軽に担当の講師や事務局にご連絡ください。