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言葉の森オンライン新聞
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元の記事:
言葉の森新聞2024年8月2週号 通算第1814号 (4131字) 言葉の森事務局(jun) 2024/08/09 11:13:17 16280   5     

言葉の森新聞2024年8月2週号 通算第1814号
文責 中根克明(森川林)


■■8月11日(日)・12日(月)は「休み宿題」

 カレンダーに記載してあるとおり、8月11日(日)・12日(月)は「休み宿題」となります。
 作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」http://www.mori7.com/mine/ike.php
 作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。


■■国語読解、算数数学、英語、基礎学力、総合学力、全科学力クラスの生徒は、毎月の確認テストに取り組みましょう

 確認テストを受けられる期間は、毎月、1日から末日までです。
 いつでも受けられるので、国語読解、算数数学、英語、基礎学力、総合学力、全科学力クラスの生徒は、必ず毎月の確認テストを受けてください。


 「確認テストの使い方」のページを更新しました。
https://www.mori7.com/kt/tukaikata.php

 大事なところを再掲します。

■確認テストの取り組み方

 確認テストの取り組みについて説明します。

1.確認テストを受けられる期間は、毎月1日から末日までです。

2.国語読解クラスの生徒は、毎月、国語の確認テストを受けてください。
算数数学クラスの生徒は、毎月、算数数学の確認テストを受けてください。
英語クラスの生徒は、毎月、英語の確認テストを受けてください。
基礎学力クラスの生徒は、毎月、国語と算数の確認テストを受けてください。
総合学力クラスの生徒は、毎月、国語と算数と英語の確認テストを受けてください。
全科学力クラスの生徒は、毎月、国語と英語と英語の確認テストを受けてください。
確認テストで、実力と弱点がわかるので、今後の学習と指導に生かせます。

3.自分の学年の問題に取り組むのが基本ですが、苦手な人は前の学年で、得意な人は後の学年で取り組むようにしてもいいです。
その場合、使う問題集もその学年に合わせて勉強するようにしてください。

4.解答は、できるだけテキスト入力で送信してください。

5.テキスト入力が難しい場合は、確認テストのページから画像でアップロードすることもできます。

6.確認テストの採点は、事務局で行います。

7.点数が確定すると、正解が見られるようになります。

8.正解を見ても、正解の理由が理解できない場合は、確認テストの掲示板で質問をしてください。
https://www.mori7.com/ope/index.php?k=kt

9.オンラインクラス一覧表の自分の名前の横にある学年をクリックすると、自分の確認テストのページに飛びます。

10.なお、確認テストの結果を見ると、生徒の実力がわかるので、言葉の森では、全国学力テストなどの取り組みは行いません。
全国レベルの実力を知りたい場合は、「小学生 模試」「中学生 模試」「高校生 模試」などと検索して、それぞれの模試に参加してください。

11.中学生の数学、英語は、まだ学校でその単元を習っていない場合もあると思います。
問題集は、自分で先に進めるので、学校の進度とは関係なく先の勉強をするようにしてください。

12.中学生は、学校の定期テストは全教科80点以上を目指して勉強をしてください。

13.中学生の勉強時間の目安は、平日1.5時間、土日2.5時間です。
定期テストの2週間前からは、平日3.5時間、土日6~8時間を基準にしてください。

14.家庭での勉強時間を確保するために、自習室を利用することができます。


■■ハイコミュニケーションの強化による学習の充実を

 ●動画 https://youtu.be/m9D_4gB0xvQ

 言葉の森は、この8月から、保護者の皆さまへのコミュニケーションの強化により、子供たちの学習を充実させることにしました。

 これを、頻度の高いコミュニケーションを行うということで、ハイコミュニケーションという名称で呼びます。


 言葉の森の指導の特徴は、1クラスの人数が5人以内なので子供たちの勉強や生活の様子がよくわかることと、講師が担任制で固定していることです。

 しかし、これまでは、この特徴を生かすための保護者の皆様と講師とのコミュニケーションが必ずしも十分ではありませんでした。

 講師は、子供たちの指導には熱心であっても、それを十分に保護者の皆様にお伝えしていなかったように思います。


 言葉の森は、この5月から、「森からゆうびん」というA4葉書で、生徒の学習グラフの一部を郵送することにしました。
 海外の方には、オンライン通信でお送りしています。

 学習グラフの詳細は、ウェブでごらんいただくことができます。
https://www.mori7.com/gs/

 この学習グラフをもとに、講師から保護者の皆様への個別れんらくを随時行うことにしました。


 言葉の森の勉強は、他の学習塾との勉強とは、性格が異なります。
 学習塾では、子供たちの成績を上げて志望校に合格させることが目的ですから、合格させたらそれで指導は終わりです。

 言葉の森の勉強の目的は、成績や合格の先に、子供たちがよりよい人間として成長し、将来社会に貢献できる人間として育っていくことです。

 将来は、オンラインクラスで一緒に学んだ生徒どうしが、大学生になっても社会人になっても交流できる同窓会のような機会を作っていく予定です。

 また、子供たちが大きくなっても、昔教えてもらった先生に、いつでも相談に来られる体制を作っていく予定です。


 そのためには、子供たちの学習の中心は、毎週の授業ではなく、毎日の家庭学習にする必要があります。
 週に1回の授業でどれだけ勉強するかではなく、週に1回の授業をきっかけに、毎日の家庭学習を定期的に行っていくことが学習の中身になります。

 しかし、そのためには、講師と保護者の間で、日常的な連係が必要になります。
 連係を進める手段としては、保護者懇談会、発表室連絡、個人面談などもありますが、最も使いやすいものは個別れんらくです。

 そこで、今後、講師から保護者の皆様へ、必要に応じて生徒の学習状況をできるだけ頻繁に報告するようにします。


 ただし、講師からの連絡に、保護者の皆様が、そのつどお返事を書くのは負担を感じることもあると思いますので、講師からの連絡に対するお返事は特に必要ありません。
 お返事を書いていただくとしても、「わかりました」とか「了解しました」とかいう文面だけで結構です。

 また、メールのやりとりでは不十分になりそうなことについては、随時個人面談をご希望いたただければ、授業のあと10分程度の時間で個人面談をいたします。

 オンラインクラスの方は、ご希望の日時のクラスにある「面談」の文字をクリックすれば、面談の希望を送信することができます。

 作文個別の方は、個別れんらくで講師に直接面談の希望日時をご連絡ください。


■■その子を、今の生徒の姿ではなく、社会人になったときの姿を通して見る

 子供たちには、いろいろな個性があり、長所があり、また短所があります。
 成績がいいときもあるし、悪いときもあります。
 うまく行くことも、失敗することもあります。

 身近に子供たちを見ていると、つい今のその姿しか見えません。
 そのため、教育に携わる人の多くは、子供たちを成績という面からだけ見てしまいがちです。
 よくできる子、あまりできない子、というような一面からだけの評価です。

 しかし、子供たちは成長します。

 お父さん、お母さん方も、次のような経験があると思います。
 小学校や中学校のころ、こんな子だった子が、社会に出たらいつのまにかあんな子になっていた、ということです。
 「こんな」や「あんな」には、いろいろな言葉が入ります。

 小学校、中学校、高校のころには予想もできなかったような成長を、どの子も遂げるのです。

 だから、私は子供たちを見るときは、その子の今の姿ではなく、その先にある姿、つまり、社会人になったらどういう活躍をするのだろうという目で見ています。
 すると、どの子も、文字どおり予測を超えた無限の可能性があるのです。

 そう考えると、おのずから子育ての重点がわかってきます。
 目の前のテストの成績は、もちろん大切ですが、それよりも大切なのは、子供たちが人間として成長することです。

 受験勉強に邁進しているときは、こういうことは頭ではわかっても、心から納得するところまでは行きません。
 しかし、時がたつと、心から納得するときが来ます。


 ごく身近な話で言えば、中学生、高校生はあまり本を読みません。
 言葉の森のオンラインクラスでは、毎週の読書紹介があり、中高生には説明文読書を勧めていることもあり、それなりにみんな本を読んでいますが、全体に日本の中学生高校生の読書量は多くありません。

 定期テストの2週間前や、中3生高3生の受検期間中は、読書はいったん休んでもかまいません。
 もちろん、そういう時期でも、折に触れて読書をする子はいますが、とりあえず読書より勉強でいいのです。


 しかし、テスト勉強と読書を比べた場合、ひとまとめに言うことはできませんが、テスト勉強はあとに残りません。
 しかし、読書は、あとに残ります。

 例えば、中学生の数学の因数分解は、頭脳のパズルというぐらいの意味しかありません。
 面白い因数分解の問題はたくさんありますが、それらができたとしても、社会人になったとき何かに役立つということはありません。
 二次方程式の解を求めたいなら、解の公式にあてはめれば十分だからです。
 また、解の公式も、理屈がわかれば、暗記しなくても自分で作ることができます。


 中学生、高校生のみなさんは、また、そのお父さんやお母さんは、目の前のいろいろな課題に流されず、人間として成長することが大事だという原則を持ち続けていってくださるといいと思います。



上の記事に対するコメント▼



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