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言葉の森オンライン新聞
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言葉の森新聞2025年1月3週号 通算第1835号 (4091字) 言葉の森事務局(jun) 2025/01/15 16:33:35 17201   2     

言葉の森新聞2025年1月3週号 通算第1835号
文責 中根克明(森川林)


■■【連絡】中学生の教材、注文できます

 中学1・2・3生の改訂版の教材が届きました。

▽標準的な教材
標準新演習 国語、数学、英語

▽発展的な教材
発展新演習 国語、数学、英語

 どちらを選んでもいいですが、おすすめは、標準新演習を完璧に(数学はできな問題が1問もなくなるまで、国語と英語は5回繰り返し読んで)、できれば1年間先取りの学習をしていきましょう。
 そのうえで、余裕があるなら、発展新演習も、同じく完璧に仕上げて、1年間先取りするように勉強していきましょう。

 勉強は、家庭での自学自習が基本です。
 このあと、「森からゆうびん」をお送りしますが、自習記録の欄があります。
 自習記録は、自習室には必ずしも入らなくて構いませんから、毎日の記録をつけて勉強していきましょう。

 また、確認テストは、今後、誰でも受けられるようにします。
 毎月1回の確認テストで、自分の学力の位置を把握していきましょう。

 後日、「森からゆうびん」を送ります。


■■新しい未来の教育――言葉の森で行う勉強の展望

●動画 https://youtu.be/QrsJ4cDr5-M

●受験のための勉強から、社会に出てから活躍する実力をつけるための勉強へ

 昔は、いい学校に入ることが、いい仕事につくことにつながり、いい仕事につくことがいい生活につながっていました。
 しかし、今は、そうではありません。いい仕事というゴール自体が、年々変化しています。
 受験のゴールは一見魅力的に見えますが、本当のゴールは社会に出てから活躍することです。
 勉強の目的は、そのための実力をつけることです。

●大事なのは、競争に熱中することではなく、思考力と創造力を育てること

 スポーツでも、音楽でも、勉強でも、競争があれば誰もが熱中します。
 特に、小中学生のころは、競争に熱中する時期です。
 また、社会全体が、競争を必要以上に持ち上げる傾向があります。
 しかし、大事なことは、競争の熱中から一歩距離を置き、自分の本当の実力となる思考力、創造力を育てることなのです。

●思考力を育てるのは読書と対話、創造力を育てるのは作文と創造発表

 思考力を育てるのは、学校の勉強ではなく、読書、特に難しい説明文意見文の読書を続け、必要に応じて対話をすることです。
 創造力を育てるのも、学校の勉強ではなく、作文を考えながら書き、自分の興味のある分野で研究や調査や実験や発表をする創造発表の時間を作ることです。

●小学生時代の生活の基本は、読書と暗唱と作文と対話と友達とお手伝い

 小学生、特に低中学年のころは、生活と勉強の方向を決める大事な時期です。
 この時期には、既成の宿題やテストや学校の成績に追われるのではなく、読書と暗唱と作文と対話と友達作りと毎日のお手伝いの習慣をつけることです。
 それが、あとからの勉強と生活の基礎になるのです。

●勉強の中心となる場所は、学校でも塾でもなく家庭

 学校や塾での授業は、みんなが同じことを一斉に学びます。
 だから、できる子は退屈し、できない子は途中からわからなくなります。
 家庭で自分のペースでやる勉強であれば、無駄のない勉強ができます。
 勉強の中心は、家庭なのです。

●ChatGPTなどのAIを活用すれば、先生がいなくても勉強は進められる

 これまでは、わからないところがあれば、先生に教えてもらいました。
 これからは、ChatGPTなどのAIを活用すれば、先生以上に詳しく教えてくれます。
 先生に質問をすると、同じことを何度も聞けないとか、あまり初歩的なことは聞けないとかいう遠慮が出てきます。
 AIであれば、そういう制約はありません。

●言葉の森のオンラインクラスでは、毎回の読書紹介と一人一言の時間がある

 これからの勉強では、読書と対話の力が必要になります。
 毎回の読書紹介で、誰でも本を読む習慣ができ、読書のレベルも向上します。
 みんなの前で発表する時間があると、人前で話をすることに慣れます。
 この読書力とコミュニケーション力が、これからの学力になるのです。

●これから必要になる勉強は、国数英理社よりも、創造発表とプログラミング

 これまでの学校の勉強は、答えのある勉強でした。
 教えてもらって答えが合うようになればそれで勉強は完成でした。
 これからの勉強は、答えのない勉強です。
 創造発表やプログラミングで、自分にしかできない勉強をするのが未来の勉強です。

●国数英は、人に教わるよりも、AIを使って自分でやるのが最も能率がよい

 国語、算数数学、英語などの勉強は、AIに教わることのできる勉強です。
 人に教えてもらうよりも、AIに教えてもらう方が、より深く理解できます。
 わからないところがあれば、わかるまでさかのぼって教えてもらうことができます。
 これからの勉強は、AIを活用する勉強になるのです。

●小中学生の勉強は、進捗度をチェックする仕組みがあれば、家庭でできる

 小中学生のころは、子供がひとりで勉強すると、無駄な遠回りをすることがあります。
 そこで必要になるのが、勉強の進捗状況をチェックする仕組みです。
 自習の記録、自習室の利用、確認テスト、問題集をもとにした質問などがあれば、家庭での勉強も軌道に乗るのです。

●中学、高校、大学の受験はゴールではなく、本当のゴールは社会に出てから

 受験に合格することは、子供にとっては大きな夢です。
 しかし、合格はゴールではなく、社会に出て活躍することが本当のゴールです。
 勉強の目的は、自分自身を向上させることで、その結果のひとつとして受験があるのです。

●オンライン少人数クラスの教育は、対話と交流のある未来の教育

 オンラインの少人数クラスであれば、同年齢同進度の生徒が、少人数で交流しながら勉強することができます。
 人間の勉強は、単に知識を身につけるだけでなく、友達との交流の中で身につける必要があります。
 友達と一緒に学ぶことで、勉強以外の要素生まれそれが人間を育てるのです。

●小学1年生から始められて、高校3年生まで続けられる勉強が本当の勉強

 小学校低学年の勉強が、低学年の間だけで終わるのではもったいないことです。
 高校生の勉強が、高校生になってから始めるのであれば根の浅い勉強になります。
 作文の勉強を、小学1年生から高校3年生まで一貫したカリキュラムで勉強すれば、それが本当の文章力の実力になるのです。


■■能率のよい勉強は、基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスを使って、自分のペースで勉強すること

 勉強の基本は、家庭学習です。
 しかし、今の子供たちは、学校や塾や予備校に頼ることが多すぎます。

 塾によっては、生徒が通う学校のテストの過去問を用意してテスト対策をしてくれるところもあります。
 そういう工夫を考えた塾はえらいと思いますが(笑)、そのお膳立てに乗ってしまうことには大きな問題があります。
 それは、子供たちが、勉強の主体が自分だということを忘れて、上から言われたままに行動する姿勢を身につけてしまうことです。

 近年、会社で、優秀な大学を卒業した新入社員に指示待ち型の人が意外に多いと聞いたことがあります。
 現代の世の中は複雑になっているので、いったん指示を待つということは大切ですが、いつまでも指示を待つだけであったら、自分の役割はないことになります。

 勉強は、自分の計画したことをひとりでやっていくのがいちばん能率がよく、また、時間をかければかけるほど、自分らしい勉強の仕方が身についていきます。

 ただし、中学生のころまでは、まだ勉強に対する自覚がないので、ある程度の枠組みは必要です。
 そこで、言葉の森が今やっているのは、基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスで、週に1回ひとつの教科の進捗状況をチェックするという勉強の仕方です。

 基礎学力クラスは、小学123年生対象で、国語、算数、暗唱、発表を1ヶ月でやっていきます。
 総合学力クラスは、小学456年生対象で、国語、算数、英語、発表を1ヶ月でやっていきます。
 全科学力クラスは、これからスタートしますが、中学123年生対象で、国語、数学、英語、理科社会を1ヶ月でやっていきます。

 基礎学力クラスや総合学力クラスに参加している生徒は、優秀な子が多いです。
 しかし、家庭学習の習慣という点では、まだ不十分な生徒も多いので、今後は、自習記録をつけるかたちで、家庭学習を強化していく予定です。
 自習記録は、自習室に参加しなくてもつけられるので、これからは自習記録を徹底させていきたいと思っています。

 こういうやり方で、自分のペースで勉強すれば、毎日余裕のある生活ができます。
 塾の宿題やテストに追われるのではなく、自分のペースで勉強を進めていけばいいからです。

 私(森川林)が、このような勉強方法がよいと考えているのは、私のうちの子供2人が、塾にも予備校にも行かず、余裕のある中学高校生活を送り、大学に進学したからです。
 大学生の友達からは、「よく塾に行かないで勉強できたね」と驚かれたそうですが、それだけ今の世の中は、塾通いが一般化しているのです。

 塾の宿題やテストに追われなければ、生活時間に余裕が出てきます。
 その余裕のある時間に、学校の勉強とは離れた、読書、創造発表、プログラミング、自分の趣味などに取り組んでいけばいいのです。


■■AI作文評価システム「森リン」の、学校や学習塾や予備校でのご利用について

 学校、学習塾、予備校などで、AI作文評価システム「森リン」の利用を希望される方は、お電話でお問い合わせください。電話045-353-9061(朝7:00~夕17:00)

 利用料は、生徒1人につき月額300円で、月に何度でも利用できます。
 送信された作文1編ごとに、語彙力による評価と、AIによる講評が表示され、データベースに蓄積されます。

 言葉の森の生徒以外の方がテスト送信できる体験ページを現在作成中です。



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