少子化、高齢化にどう対処するか (586字)
森川林(nane)
2025/02/20 07:26:26 17237
問題は、少子化や高齢化そのもにあるのではない。
それらによって経済力が失われ、日本が弱小国家になることにある。
大事なのは、少子化高齢化を否定することではなく、少子化高齢化を前提として経済を発展させることだ。
ひとつは、高齢者による文化の創造、
もうひとつは、子供の創造教育による文化の創造だ。
これからの富の源泉は、人口でも、資源でも、ゴールドでもなく、その国の国民が持つ創造力だ。
そのわかりやすいひとつが科学技術力だが、これからは文化そのものが豊かさの指標になる。
例えば、サッカーや野球やバスケットやゴルフやハリウッドや音楽やダンスやファッションや宗教や学校やさまざまな道の文化や旅行や観光やYouTubeの人気などは、創造によって生まれた富の基準だ。
こういう創造なら、むしろ高齢者の得意分野だろう。
高齢者の持ち味は、年を取っていて、長年自分の好きなことをやって生きてきたことにあるからだ。
その新しい創造文化を生み出すきっかけは、国が、創造文化祭典を企画するところにある。
オリンピックやワールドカップや何とかトーナメントや何とか賞の、既成の文化に乗ろうとするのではなく、独自の文化を創造する呼び水を作ることが国の役割だ。
金賞1億円10位入賞1千万円ぐらいの少ない予算で、十分に創造の呼び水になる。
宣伝は、バズることで十分だ。
そこで生まれた創造が、日本の未来の経済力の源泉になる。