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オープンの川


昨夜のこと (639字) ゆめ(yume) 2025/02/25 10:32:18 17239

犬も人間との生活が長くなるとだんだん人間に似てくるものです。

昨夜は、何回もくしゃみが出て目が覚めてしまいました。
こんなことは滅多にないので、どうしてかなあと考えました。
そして、ふと思い出したのです。昨日、ママがお布団を干していたことを。

ママは、布団を干すとき、北風が強いことも花粉のこともすっかり忘れていたようです。
ただただお布団がぽかぽかになることを期待して、朝からベランダに干したのでした。
よく晴れてはいたけれど、強風のため布団はめくり上がり、一度は布団ばさみをしていたにも関わらず下に落ちてしまいました。
まさに「布団が吹っ飛んだ」です。
でも、反対側に落ちなくてよかったです。反対側は川だからです。
それでも、ママはめげずに布団を干し続けました。
途中で、裏返しにすることも忘れませんでした。
でも、午後になって布団を取り込んだ時、期待に反してお布団は全然ぽかぽかになっていませんでした。
むしろ、北風にさらされて冷たくなっていました。
そのときになって初めて、ママはこんな日に布団を干したことを後悔したようです。
遅すぎます。

でも、まだこのときは花粉のことは忘れていました。
花粉のことを思い出したのは夜中になってからです。
ママも私も寝苦しい夜になりました。
我ながら犬なのに花粉症ってどうなのって思いますが、長いこと人間の中で生活をしていると影響を受けてしまうようなのです。
花粉が飛んでいる季節は布団を干さないことを家訓にしてほしいです。
(ちょっと厳しいダジャレでごめんね。(^^ゞ)



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