元の記事:受験コースの作文に関する相談受付中 (971字)
森川林()
2013/08/28 04:35:33 2 13 受験作文小論文がスタートしました。
受験コースの勉強の目的は「合格」です。
受験コースではないこれまでの作文の勉強の目的は、文章力を向上させることでしたから、いいところを褒める指導が中心でした。
しかし、受験コースの目的は合格ですから、欠点を直すことが中心になります。
問題のレベルに対してその生徒の実力が伴わない場合は、合格の可能性が低いということもきちんと伝えます。
しかし、作文試験の場合は、いろいろな逆転技があります。こういう作文の技術的なノウハウは、言葉の森の指導が日本一だと思います。
ですから、実力がまだなくても希望を失わずにがんばって取り組んでください。
受験コースで最も大事なことは、事前の準備です。
課題の長文を毎日音読して内容を頭に入れ、それをもとに週に1回お父さんやお母さんとその課題に関する対話をしておいてください。
その場合、お父さんやお母さんは、「そんな似た話なんてない」「自分で考えなさい」「ネットで調べなさい」「先生に聞きなさい」という他人任せの対応はせずに、お父さんやお母さんの体験談をもとにじっくり話をするようにしてください。
お父さんやお母さん自身の体験談を話してあげることが大事です。
親子の対話を続けるコツは、相手の言ったことを批判しないことです。
対話を発展させるためには、相手の言ったことに批判したり反論したりするのではなく、相手の言ったことに賛同してそこに自分の似た例を付け加えることです。
また、子供の説明がどんなに下手でも、決して注意せずに、いつも温かく見守ってあげてください。
そして、できれば時々ダジャレなどを言いながら、話が脱線してもいいと考えて、楽しく話をするようにしてください。
子供が課題の説明を口頭ですることによって、作文を書く際の語彙力が増えます。「表現力」
お父さんやお母さんの似た例を聞くことによって、試験の本番で書く際の実例のストックが増えます。「題材力」
また、お父さんやお母さんと話すことによって意見や感想が深まります。「主題力」
あとは、言葉の森の先生の指導で「構成力」と「表記力」をつけていきます。
また、「字数」と「スピード」は、本人の努力にかかっています。
具体的な勉強の仕方、課題ごとの似た例のヒントなど、この受験作文小論文で何でも相談してください。