元の記事:夏期講習の方法 (1462字)
森川林(nane)
2013/05/28 07:50:51 6220
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みなさん、こんにちは。中根です。
森林プロジェクトのみなさんの中に、近所のカルチャーセンターなどから夏期講習をお願いしたいという話が来る人も多いと思います。
そこで、夏期講習の方法について説明します。
1、夏休みの読書感想文のニーズは高い。
2、しかし、全く書けない子に指導の仕方だけで書かせるのは難しい。
3、感想文のニーズで来た子は、その後続ける見込みが少ない(笑)。つまり、その場限りということが多いです。
4、また、小4以下は感想文を書かせること自体にあまり意味がない。
小5以上なら感想文の勉強の意味があるので、その小5の準備段階として教えるのはいいのですが、低中学年の子に感想文を上手に書くことを目標として教えるのは無意味(だと思います)。
5、小6で受験の作文のために来る子には別に教えた方がよい。
と、やや後ろ向きの話になったところで。(^^ゞ
夏期講習は次のようにやっていくといいと思います。(予定は2日間)
あらかじめ、参加者の電話か携帯メールか住所を聞いておくといいです。
1、1000字から2000字程度の物語的な長文をいくつか用意する。(言葉の森の小3以上の感想文課題の長文のような感じです)
2、1日目は、感想文の書き方を説明する。
できれば、保護者も一緒に聞いてくれるのがいいのですが、同伴できない人のことも考えて、書き方を説明したプリントを用意する。
次の記事をそのままプリントしてもいいと思います。
https://www.mori7.com/kansou.php
https://www.mori7.com/as/1314.html
https://www.mori7.com/as/537.html
https://www.mori7.com/as/539.html
3、宿題として、家庭で似た例を考えてくる。その際、お父さんやお母さんにも似た例を取材するようにする。
この似た例が見つかれば、感想文は簡単に書けるからです。
4、2日目は、その場で感想文を書かせる。
ただし、時間制限をして、途中で終了時間を何度か言う。
時間内に書き終えられない子は、途中で終了させて持ち帰るようにする。
5、書き終えたものは、シールか何かを貼ってあげ、デジカメで写真に撮る。
ひとりひとりの作文を見ている時間はとれないので、ざっと斜め読みして、褒めて、シールを貼って、写真を撮るという感じです。
人数が少なかったら、ひとりずつ前に出て読ませても面白いです。
嫌がる子がいたら、先生が読んであげてもいいです。
ただし、そのときのコメントで決して否定的なことは言わずにそれぞれの文章のいいところだけを褒めてあげること。
6、先生が家に帰ったら、デジカメに撮った作文の画像をパソコンで見て、ひとりずつ簡単なコメントを書いてメールで送るか、ハガキや手紙で送るか、あるいは電話で話してあげる。
※この春に春期講習で、小3~小4を対象にした作文感想文の書き方を撮影したDVDがあります。
https://www.mori7.com/kousyuu/
希望者には分けてあげたいのですが、このDVDは参加者には有料で買ってもらったので、森林プロジェクトの講師には特別料金で販売します。
○小2~小4の作文感想文……3000円→これが使えると思います。
○小5~小6の公立中高一貫校受験作文……3000円
○中学生の高校入試作文……3000円
(いずれも各1時間程度)
2枚まとめて注文される場合は4000円、3枚まとめて注文される場合は5000円とします。