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オープンの川


自分らしい振る舞い (879字) KEKEMATO() 2014/04/27 10:10:26 6888

一流ホテルの、いかにも「一流でござい」というロビーに、たいていこうした男女の群がたむろしているのは、そうでないとどうしていいかわからない客がいると考え、ホテル側があらかじめそれ専門の「仕出し屋」頼んで用意しておく場合が多いからである。ホテルのロビーでは「ボーイにむこうからやって来させる」のでなければならない。それが一流ホテルのロビーを利用する、一流な客のやり方なのだ。そこで、次の日からこれを試みることになるのだが、簡単なようでこれがなかなか出来ない。
自分らしさは大切だ。私は、どんなときでも見栄を張ったりせず自分らしくいるようにしている。他人がどう思っても、自分の考えと意志で行動する。もちろん、場所などによって考えは変わると思うが、わざわざ人と同じように振る舞うことは絶対にしない。また、自分の行動は、他人にどう思われるかわからない。例えば、私がクラスで韓国語を話すとクラスメートは、『面白い』『すごい』と思う人と、『なぜ日本語じゃないのかな』と思う人と様々いるようだ。でも、これのおかげで自分のキャラが確立できた。最初から人に合わせるのではなく、自分らしくいることが大切だ。
しかし、その場に合った振る舞いをすることも大切だ。これは、私の祖父のお葬式で感じた。地味だと思いながらも皆、洋服を白と黒のモノトーンで統一し、髪型も派手にせず参列していた。そんな中、私の幼なじみの男の子は髪の毛を明るいブラウンに染めていた。彼は事情があってそのようなことをしたと後から知って納得したが、何も知らなかったときは本当に驚いた。やはり、TPOに合わせて行動することは少し難しいかもしれないが、大切なのだと思う。
確かに、自分らしさもその場応じた振る舞いをすることもどちらも大切だ。しかし、共通して言えることは、そこに周りの人に対する思いやりがあるかどうかである。『家とは、外から見るためのものではなく、中に住むためのものである』という名言もあるように、人にとって心地よい状態が大事なのである。私は、人の迷惑にならないようにしつつ、自分らしさを忘れずに行動したい。



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