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オープンの川


祝い酒 ~白酒~(きっこさん2014年03月02日からの転記) (554字) 森川林() 2014/06/14 06:37:27 6978

 明日は桃の節句、ひな祭りですね。季節の変わり目、節句の行事では「お清め」や「お祓(はら)い」のためにお酒を飲む風習がありますが、最近ではその祝い酒の風習も薄れつつあるようです。元々は中国の風習で、桃の花を清酒に浸した「桃花酒(とうかしゅ)」が由来のようですが、江戸時代に庶民にひな祭りが広がるにつれて白酒を飲む風習が広まったそうです。

 白酒と聞いてどういうものか、甘酒とは違うのかなど、実は知らない人も多いのではないでしょうか。白酒とは、みりんをベースに蒸したもち米、米麹(こうじ)を入れて数ヶ月寝かせ、できたもろみを石臼で細かくひいて作るそうです。アルコール分は7パーセントといいますから、甘酒(アルコール分1パーセント未満)とは全然違う訳ですね。普段からお酒を飲む習慣がなかった当時の女性に、白酒はひな祭りに飲める甘いお酒として広まりました。当時の女性が、現代の女性の飲みっぷりを見たらさぞかし驚かれることでしょう(^_^;)ちなみに、にごり酒は搾る前の日本酒を粗い布でこして作ったお酒で、こちらも白酒とは違います。

 お子さんは白酒の代わりに「カ○ピス」などの乳酸飲料や甘酒でお祝いするのもいいかもしれません。和食がユネスコの無形文化遺産に登録された今、伝統的な食文化も大切にしていきたいですね。



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