夏休みは是非、親子で川や海へ行き、魚などの生き物を観察してみましょう!
<川で観察しよう>
家の近所の川や、帰省した時、自然豊かな所へ出かけた時など、流れのゆるやかな川があったら、川の中のようすを観察してみましょう。魚などの生き物がいるかもしれませんよ。
・川岸の草の根もとを網ですくってみましょう。モツゴ、アブラハヤ、フナ類などがとれます。
子ども:「あ、アブラハヤ! はやくつかまえろ~。」
・石を転がすと、石の下や砂にかくれていた虫を食べるために魚がよってきます。
・大きな石のかげには、ウグイやカワムツなどがいます。淵は流れはゆるやかですが、深いので近づかないようにしましょう。
ウグイ:「う~、ぐいぐい網がくるなぁ…。」
・ドジョウやハゼなどのあまり動かない魚を見つけたら、のぞきメガネで観察してみましょう。魚の姿がはっきりと見えるはずです。
「ど~じょう、見てくださ~い。」と姿を見せてくれるかな?
◎観察グッズを作ってみよう◎
『水中のぞきメガネ』
①大きな空き缶の上下のふたを切り取ります。(ふちをペンチでつぶすと安全です。)
②片方の開いている方に、ラップを2~3枚ぴったりと重ねます。
③ラップにしわがよらないように、引っぱりながら2~3本の輪ゴムでしっかりとめます。
④はみ出しているラップは切って整えます。ラップの方を下にして使います。
『魚とりのしかけ(びんどう)』
①1.5~2リットルサイズのペットボトルの上部をキッチンバサミなどで切り取ります。
②底と胴にそれぞれ10個ぐらいの穴を開けます。(水抜きのため)
③石などのおもりを入れてから、切り取ったペットボトルの上部を内側に向けておしこみ、ビニールテープでしっかり固定します。
※びんどうにはするめなどの小さく切ったにおいの強いえさを入れておきます。水の中に沈め、周りの石で安定させておきます。すると、えさのにおいが出て、魚が入ってきます。口を大きくすれば、ザリガニなどをつかまえることもできます。
<タイドプールで観察しよう>
海には潮の満ち引きがあります。潮が引くと岩と岩の間に海水が残ったタイドプール(潮だまり)ができます。その中には魚など様々な海の生き物たちがいます。是非、観察してみたいですね!
・石をひっくり返してみましょう。ダイナンギンポなどの魚がいます。
・海藻が生えていたら、網で探ってみましょう。メジナの幼魚などがつかまります。
・足や手で砂をかきまぜてみましょう。隠れていた小さなエビや魚の子どもが出てきます。これらを食べようと、ハゼ類やベラ類が集まってきます。
・シュノーケルをつければ、顔を水につけたままでじっくりと魚を観察できます。